JPS5937849B2 - 複合コンデンサ - Google Patents
複合コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5937849B2 JPS5937849B2 JP54068410A JP6841079A JPS5937849B2 JP S5937849 B2 JPS5937849 B2 JP S5937849B2 JP 54068410 A JP54068410 A JP 54068410A JP 6841079 A JP6841079 A JP 6841079A JP S5937849 B2 JPS5937849 B2 JP S5937849B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- electrode lead
- contact layer
- film
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、金属化フィルム、誘電体フィルムを大直径の
ドラムまたは板上に巻付けられたコンデンサ母体の両端
に電極引出し接触層を設け、コンデンサ母体を巻心方向
あるいは接線方向に切断分割されて得る積層タイプのコ
ンデンサにおいて、積層コンデンサの電極引出し接触層
の一方が完全に分割されるような切込みをフィルム層に
対して平行方向に入れることで、任意の複合コンデンサ
を簡単に得るものである。
ドラムまたは板上に巻付けられたコンデンサ母体の両端
に電極引出し接触層を設け、コンデンサ母体を巻心方向
あるいは接線方向に切断分割されて得る積層タイプのコ
ンデンサにおいて、積層コンデンサの電極引出し接触層
の一方が完全に分割されるような切込みをフィルム層に
対して平行方向に入れることで、任意の複合コンデンサ
を簡単に得るものである。
またこの発明によると、−個体にて多数容量の直列接続
ができ高耐電圧のコンデンサとしても使用可能となり、
抵抗、インダタンスなどを接続することで複雑な回路の
ブロック化も簡単に製造することも可能である。
ができ高耐電圧のコンデンサとしても使用可能となり、
抵抗、インダタンスなどを接続することで複雑な回路の
ブロック化も簡単に製造することも可能である。
従来、積層コンデンサの複合化は個々切断された積層コ
ンデンサを金属リード線で結合したり、積層コンデンサ
の一方の電極引出し接触部から他の電極引出し接触部に
向って少なくとも反対極性の金属化フィルムが切断され
るまでフィルム層に対して垂直方向に切込みを入れるこ
とで積層コンデンサを複合化するという報告が見られた
。
ンデンサを金属リード線で結合したり、積層コンデンサ
の一方の電極引出し接触部から他の電極引出し接触部に
向って少なくとも反対極性の金属化フィルムが切断され
るまでフィルム層に対して垂直方向に切込みを入れるこ
とで積層コンデンサを複合化するという報告が見られた
。
しかしながら作業上非常に煩雑であり、しかも反対極性
の金属化フィルムが重なり合う範囲までのびる切込みを
入れなければならず、切込み時の機械的衝撃などで一方
の電極引出し接触層を破損したり、使用時の振動にてク
ラックが生じ損失値などを悪化させていた。
の金属化フィルムが重なり合う範囲までのびる切込みを
入れなければならず、切込み時の機械的衝撃などで一方
の電極引出し接触層を破損したり、使用時の振動にてク
ラックが生じ損失値などを悪化させていた。
また、積層コンデンサは方形状の金属化フィルムと誘電
体フィルムが一枚一枚の両端にある電極引出し接触層に
結合された微少容量の集合体となっているため、コンデ
ンサ内部の自己回復放電あるいは切断部の沿面放電に際
して発生する衝激電流によって金属化フィルムと電極引
出し接触層の結合部が損傷し容量減少や損失の増大を招
くことがある。
体フィルムが一枚一枚の両端にある電極引出し接触層に
結合された微少容量の集合体となっているため、コンデ
ンサ内部の自己回復放電あるいは切断部の沿面放電に際
して発生する衝激電流によって金属化フィルムと電極引
出し接触層の結合部が損傷し容量減少や損失の増大を招
くことがある。
その損傷割合は電極引出し接触層と金属化フィルムの結
合割合により変化する。
合割合により変化する。
つまり積層コンデンサの電極引出し接触層辺幅と側面切
断部幅の比によって異なり、側面切断幅に対して電極引
出し接触層辺幅が小さくなる程、結合部損傷が大きい。
断部幅の比によって異なり、側面切断幅に対して電極引
出し接触層辺幅が小さくなる程、結合部損傷が大きい。
このため一定の金属化フィルム幅に対して電極引出し接
触層辺幅を小さくするには限度があり、上記にある従来
例の複合化では大容量の組合せ、多数個のコンデンサの
複合化は非常に困難であり実用的と言えなかった。
触層辺幅を小さくするには限度があり、上記にある従来
例の複合化では大容量の組合せ、多数個のコンデンサの
複合化は非常に困難であり実用的と言えなかった。
かかる欠点を合理的に解決した本発明は積層コンデンサ
のフィルム層に平行方向に切込みを入れるため、側面切
断部辺幅と電極引出し接触層辺幅の比を変えることなく
複合容量が作れ、金属化フィルムと電極引出し接触層の
結合部面積も大きく取れるようになり衝撃電流に耐えう
る設計を可能にした。
のフィルム層に平行方向に切込みを入れるため、側面切
断部辺幅と電極引出し接触層辺幅の比を変えることなく
複合容量が作れ、金属化フィルムと電極引出し接触層の
結合部面積も大きく取れるようになり衝撃電流に耐えう
る設計を可能にした。
また、コンデンサを分割する切込みも、一方の電極引出
し接触層をすくなくとも完全に切断する深さまで入れれ
ば隣接するコンデンサの絶縁はれ、しかも複数個のコン
デンサを固持するフィルム層幅も大きく取れるため機械
的振動の影響も少ない。
し接触層をすくなくとも完全に切断する深さまで入れれ
ば隣接するコンデンサの絶縁はれ、しかも複数個のコン
デンサを固持するフィルム層幅も大きく取れるため機械
的振動の影響も少ない。
次に図示実施例にてこの発明を詳述する。
第1図に示す実施例は金属化フィルム、誘電体フィルム
を交互に径の大きなドラムに異極が接することなく巻付
けられたものに金属噴射法によって電極引出し用の金属
接触層を両フィルム端に施したコンデンサ母体を巻軸方
向に切断して得られた積層コンデンサ1の電極引出し接
触層3の一方にフィルム層に対して平行方向に切込み2
を入れることで、範囲Aで示されるコンデンサと範囲B
で示されるコンデンサを範囲Cの電極引出し接触層3で
結合された複合コンデンサである。
を交互に径の大きなドラムに異極が接することなく巻付
けられたものに金属噴射法によって電極引出し用の金属
接触層を両フィルム端に施したコンデンサ母体を巻軸方
向に切断して得られた積層コンデンサ1の電極引出し接
触層3の一方にフィルム層に対して平行方向に切込み2
を入れることで、範囲Aで示されるコンデンサと範囲B
で示されるコンデンサを範囲Cの電極引出し接触層3で
結合された複合コンデンサである。
この時切込み2は範囲A、Bの電極引出し接触層3を完
全に分断されるまでの深さは最低必要である。
全に分断されるまでの深さは最低必要である。
また、この切断面は切断時の熱によりフィルムが融解し
一様にフィルムの絶縁薄膜が形成されておりこれが異極
間の絶縁破壊を防止している。
一様にフィルムの絶縁薄膜が形成されておりこれが異極
間の絶縁破壊を防止している。
第2図は第1図の断面図であり、誘電体フィルム4とそ
の金属化フィルム5を交互に積層されたものを切込み2
でコンデンサを2分したものを示すもので範囲Aを範囲
Bの電極引出し接触層3どうしの絶縁は切込み2とその
切込み幅間のフィルム層によってなされているため、絶
縁の高さの希望に応じ切込み20幅を変化させればよく
、さらに高絶縁が欲しい時は切込み部2に絶縁物を挿入
すればよい。
の金属化フィルム5を交互に積層されたものを切込み2
でコンデンサを2分したものを示すもので範囲Aを範囲
Bの電極引出し接触層3どうしの絶縁は切込み2とその
切込み幅間のフィルム層によってなされているため、絶
縁の高さの希望に応じ切込み20幅を変化させればよく
、さらに高絶縁が欲しい時は切込み部2に絶縁物を挿入
すればよい。
第3図は第1図の回路図を示すもので端子6〜7間で使
用する時は2段直列コンデンサとなり、端子8〜6間、
端子8〜7間で使用するならば2並列コンデンサとなる
。
用する時は2段直列コンデンサとなり、端子8〜6間、
端子8〜7間で使用するならば2並列コンデンサとなる
。
第4図は積層コンデンサ1の電極引出し接触層30両端
から交互に切込み2を入れることで第5図に示すような
端子11〜9,11〜10.10〜12間でコンデンサ
になり、3段直列コンデンサあるいは2段直列コンデン
サと1段コンデンサの並列コンデンサにもなる。
から交互に切込み2を入れることで第5図に示すような
端子11〜9,11〜10.10〜12間でコンデンサ
になり、3段直列コンデンサあるいは2段直列コンデン
サと1段コンデンサの並列コンデンサにもなる。
−個体素子で高耐圧のコンデンサになったり、使用電圧
帯の異なるコンデンサにもできる。
帯の異なるコンデンサにもできる。
また進相用などで使用される△結線は端子9と、端子1
2を結線すればよく、Y結線も一方方向の接触層から切
込みを2つ入れる事で容易にできる。
2を結線すればよく、Y結線も一方方向の接触層から切
込みを2つ入れる事で容易にできる。
このように上記に示す回路は例示のみであり、この発明
は多くの応用、実施例があることは明らかである。
は多くの応用、実施例があることは明らかである。
以上のように本発明は種々の利点をもち、工業的価値の
大なるものである。
大なるものである。
図面は本発明の複合コンデンサの実施例を示し、第1図
は2個複合コンデンサの外観を示す斜視図、第2図は同
断面図、第3図は同回路図、第4図は3個複合コンデン
サの実施例を示す斜視図、第5図は同回路図である。 1・・・・・・積層コンデンサ、2・・・・・・切込み
、3・・・・・・電極引出し接触層、4・・・・・・誘
電体フィルム、5・・・・・・金属化フィルム、6〜1
2・・・・・・端子。
は2個複合コンデンサの外観を示す斜視図、第2図は同
断面図、第3図は同回路図、第4図は3個複合コンデン
サの実施例を示す斜視図、第5図は同回路図である。 1・・・・・・積層コンデンサ、2・・・・・・切込み
、3・・・・・・電極引出し接触層、4・・・・・・誘
電体フィルム、5・・・・・・金属化フィルム、6〜1
2・・・・・・端子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両端面にそれぞれ電極引出し接触層が形成された金
属化フィルムの積層体からなるコンデンサに一方の電極
引出し接触層が完全に分割されるまで金属化フィルム層
に対して水平方向に切込みを設けた複合コンデンサ。 2 両端面の電極引出し接触層に交互に切込みが設けら
れている特許請求の範囲第1項記載の複合−コンデンサ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54068410A JPS5937849B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 複合コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54068410A JPS5937849B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 複合コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55160416A JPS55160416A (en) | 1980-12-13 |
JPS5937849B2 true JPS5937849B2 (ja) | 1984-09-12 |
Family
ID=13372870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54068410A Expired JPS5937849B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 複合コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937849B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6194332U (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-18 | ||
JPS6437820A (en) * | 1987-08-03 | 1989-02-08 | Shinei Denshi Kk | Laminated film capacitor and manufacture thereof |
JPH0363922U (ja) * | 1989-10-27 | 1991-06-21 |
-
1979
- 1979-05-31 JP JP54068410A patent/JPS5937849B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55160416A (en) | 1980-12-13 |
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