JPS5937147Y2 - ポツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は注湯管を介して熱湯を外部へ供給するポットの
改良に関し、特にポットの転倒時に熱湯が洩れ出ないよ
うに前記注湯管内に配設される逆止弁を容易に外部へ取
り出せるようにしたポットを提供するものである。

以下に実施例を図面に基づいて説明する。

１は上面を開口せる円筒形状のポット本体で、内部に有
底筒状の金属製でなる貯溜容器２を配設し且つ該貯溜容
器２の上周縁と前記ポット本体１の上周縁を一側に下嘴
部３を有する環状の蓋受部材４にて相互固定している。

前記貯溜容器２の外周底部には帯状の発熱体５を巻装し
且つ上面開口部には透孔６を穿設せる覆板７を取り付け
ている。

前記ポット本体１０両側上部に回動自在な一字形状の取
手８を取り付けるとともに前記取手８の取付部と垂直方
向に蝶番受台９を取り付けている。

１０は逆お椀形状の蓋体で、−側に前記下嘴部３と合致
せる上嘴部１１を形成し、該上嘴部１１と反対側に前記
蝶番受台９と回動関係をなす蝶番１２を形成している。

又、前記蓋体１０は裏板１３で保持されるエアーポンプ
１４を内装し且つ該エアーポンプ１４は上下動可能な円
筒形状の抑圧体１５で圧縮され、前記裏板１３に穿設さ
れた空気孔１６及び前記透孔６を通じて前記貯溜容器２
内に空気を圧送するものである。

１７は抑圧部１７ａを外部に露呈する如く前記蓋体１０
内に内蔵されるロック杆で、前記エアーポット本体１に
形成した係合部（図示せず）に掛止して、前記蓋体１０
を前記蓋受部材４上に合致係合させるものである。

前記蓋受部材４に形成せる下嘴部３には上下を開設せる
収納室１８と先端下方に膨出形成した案内筒１９を有し
且つ該案内ｍ１９の下端には開口２０を形設し、前記収
納室１８には逆止弁２１と４枚の羽根片２２ａで形成せ
る受部材２２とで構成する逆止弁装置Ｓを収納している
。

２３は前記収納室１８の下部開口と前記貯溜容器２とを
連通せる内部注湯管である。

２４は断面を口字形状となした外部注湯管で、一端に一
対の取付片２５゜２５を形成し、他端に縦方向の間隔子
２６．２６を形成している。

そして、前記外部注湯管２４の出口部を前記案内筒１９
に挿入し、間隔子２６がこの案内筒１９内壁に当接する
ように成し且つ前記外部注湯管２４の先端が前記案内筒
１９内に位置するようになして、前記取付片２５，２５
をネジ３０，３０にて蓋受部材７に取り付ける。

本考案は以上の如く構成したものであるから、蓋体を開
放した後に外部注湯管のみを取り外すだけで、極めて容
易に逆止弁を外部へ取り出すことができ、逆止弁及び収
納室の掃除が簡単に行なえる効果を奏している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ポットの要部破断側面図、第２図は第１
図の要部拡大断面図、第３図は第２図の分解斜視図であ
る。 １・・・ポット本体、４・・・蓋受部材、１８・・・収
納室、２１・・・逆止弁、２３・・・内部注湯管、２４
・・・外部注湯管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 貯溜容器を内装せるポット本体と、該ポット本体上周縁
   に配設せる蓋受部材と、逆止弁を収納し且つ前記蓋受部
   材に形成せる収納室と、一端を前記貯溜容器に連通し他
   端を前記収納室底部に連通せる内部注湯管と、一端を外
   部に臨み他端を前記収納室に着脱自在に取り付ける外部
   注湯管とから構成したことを特徴とするポット。