JPS5936865Y2

JPS5936865Y2 - ジヤツク

Info

Publication number: JPS5936865Y2
Application number: JP11312379U
Authority: JP
Inventors: 正積桑原
Original assignee: 星電器製造株式会社
Priority date: 1979-08-16
Filing date: 1979-08-16
Publication date: 1984-10-11
Also published as: JPS5631473U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、プリント基板等に装着するジャックに関する
。

従来、例えばラジオ等の框体の側面等に直接固定して使
用するいわゆるリード配線用のジャックとして第１図に
示すようなものがある。

すなわち図中１は後面部を開口する絶縁材製の箱形ボデ
ィで、その内部にジャック接片２及び３を挿入し、ジャ
ック接片２及び３に穿設した係合孔２ａ及び３８を上記
ボディ１の内壁部に一体に突設した係合凸部４疎１び５
に係合させて固定すると共に、上記ジャック接片２及び
３のリード端子２、及び３ｂを上記ボディ１の後面開口
部から外部に突出させている。

また前記ボディ１の前面壁１８にプラグ挿入用スリーブ
６を、その前面壁に設けた貫通孔７を介して貫通し、そ
の貫通端を前記ボディ１の１側面に設けたスリット孔８
を介して挿入するアース端子９にかしめ、ボディ１に一
体に固定するようにしている。

ところで、このようなジャックをプリント基板装着用の
ジャックとして転用するようにすれば新たに部品の設計
、製造をする必要がなく、共通部品として製造コストを
大巾に低減することが可能である。

しかしながら、前述のジャックをそのままプリント基板
に装着する場合、リード端子２ｂ及び、３ｂのみでプリ
ント基板に固定されるため、プラグの挿脱時に作用する
押圧力及び引抜き力に十分耐えることができず、またア
ース端子９をプリント基板に接続するためのリード線を
新たに設ける必要があった。

捷た、プリント基板に装着する各部品は、通常プリント
基板上に予め仮止めをしておき、別工程で半田付をして
、固定するようにしている。

しかし前述のジャックの場合、リード端子２ｂ及び３ｂ
のみでは仮止めができず、ジャックを固定するための工
程を格別に設ける必要がある等の問題点を有していた。

本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、従来のリー
ド配線用のジャックをプリント基板装着用のジャックに
転用するものであって、共通部品を使用し、大巾なコス
トダウンを図ると共に、プラグの挿脱に際しても十分な
強度を維持できるジャックを提供することを目的とする
ものである。

以下本考案の実施例を第２図〜第４図を参照し具体的に
説明する。

尚、本実施例は第１図に示す従来のリード配線用のジャ
ックを第２図に示す枠体１０で抱持するようにしたもの
であり、既に説明した個所には同一番号を付し説明を省
略する。

上記枠体１０は薄手の金属板を横断面コ字形に成形し、
その各辺をボディ１の外周面に密接させてボディ１を抱
持すると共に、上記枠体１０の上級部中央に突設した折
曲片１１を上記ボディ１の一側部に設けたスリット孔８
を介してボディ１内に挿入し、その折曲片１１の先端部
に設けた嵌合孔１１ａに、上記ボディ１の前面壁１ａに
設けた貫通孔７を介して貫通させたプラグ挿入用のスリ
ーブ１２の貫通端を嵌挿し、この貫通端をかしめて、折
曲片１１をスリーブ１２と共にボディ１に一体に固定し
ている。

筐た、上記枠体１０の対峙する２辺の下縁部に、４つの
位置決め用突起１３ａ、１３ｂ、１３ｃ。

１３ｄ及び一対の相対向するアース側端子兼仮止め用脚
１４ａ＊１４ｂを突設し、前記ボディ１の後端部側
より突出させている。

上記位置決め用突起１３．ｔ１３ｂ１１３ｃ＃１３、は
プリント基板に装着した場合に、その先端部をプリント
基板に当接させ、ボディ１のプリント基板に対する高さ
を決定するようにしている。

また相対向する一対の位置決め用突起１３ａ、１３ｃの
１側部を内側に曲折してストッパ１５．１５を設け、こ
のストッパ１５，１５の一側部を前記ボディ１の後端部
に係合し、このストッパ１５゜１５によってボディ０を
支持するようにしている。

また、上記アース側端子兼仮止め用脚１４ａ。

１４ｂはその先端部をく字形に成形し、仮止め時のプリ
ント基板からの脱落を防止すると共に、その巾を異なら
せプリント基板に挿入する際のジャック接片２及び３の
リード端子２ｂ及び３．の逆挿入を防止するようにして
いる。

このような構成によればプリント基板に装着する場合は
、まず、アース側端子兼仮止め用脚１４ａ。

１４ｂ及びリード端子２ｂ＊３ｂをプリン１基板上
に穿設した各孔に、位置決め用突起１３ａ、１３ｂ１３
ｃ＊１３ａがプリント基板に当接する位置★で挿
入し、仮止めを行なう。

なお、アース側端子兼仮止め用脚１４ａ−１４ｂの先端
部をく字形に成形しているためプリント基板から容易に
脱落することはない。

次に、アース側端子兼仮止め用脚１４ａｓ１４ｂ
及びリード端子２ｂ、３ｂをそれぞれ半田付げによって
プリント基板に固定する。

したがって従来のリード配線用のジャックを枠体１０で
抱持することによってプリント基板装着用のジャックと
して使用することができ、高価な金型な必要とするボデ
ィ１をはじめ、ジャック接片２及び３スリーブ１２等
ジャックを構成しているほとんどの部品を共通部品とし
てそのまま流用することができ、大巾なコストダウンを
図れるものである。

また、ジャックのプリント基板に対する高さは枠体１０
に突設した位置決め用突起１３，１３ｂ。

１３ｃ＊１３１０寸法によって決するため、この位
置決め用突起１３＠ｓ１３１）ｔ１３ｃ
ｔ１３（１０寸法を使用する機器に合せて設定した
枠体１０を製作するだけで、あらゆる機器に対し使用可
能である。

筐た、ジャックはアース側端子兼仮止め用脚１４Ｂ
＊１４１）及びリード端子２６＊３ｂによってプ
リント基板に固定されるため、プラグの挿脱時に作用す
る押圧力及び引抜き力に対し十分な強度を維持し、特に
押圧力に対しては、位置決め用突起１３ａ及び１３ｃに
設けたストッパ１５．１５がボディ１を支持するため、
ボディ１がプリント基板から離間した状態にあってもそ
の押圧力に十分耐えることができる。

更に、枠体１０はアース端子を兼ねこの枠体１０に突設
したアース側端子兼仮止め用脚１４１１４、をプリント
基板に半田付して固定するようにしているため、格別に
アース用のリード線を設げる必要もない。

また、アース側端子兼仮止め用脚１４ａ及び、１４ｂの
巾を異ならせているため、この両脚１４ａ及び１４ｂを
挿入するプリント基板側の挿入孔の孔径を上記両脚１４
ａ及び１４ｂに合せて異ならせておけばリード端子２．
及び３ｂの逆挿入を防止できるものである。

尚、本実施例中の位置決め用突起１３．．１３ｃに設げ
たストッパ１５．１５をアース側端子兼仮止め用脚１４
１．１４ｂに設けるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリード配線用のジャックを示す断面図、
第２図は本考案の実施例中の枠体を示す斜視図、第３図
及び第４図は本考案の実施例を示す断面図及び斜視図で
ある。１・・・ボディ、１ａ・・・前面壁、２，３・・・ジャ
ック接片、８・・・スリット孔、Ｉ・・・貫通孔、１０
・・・枠体、１１・・・折曲片、１２・・・スリーブ、
１３ａｓ１３ｂｓ１３ｃ、１３ｄ・・・位置決め用突起
、１４ａｓ１４ｂ・・・アース側端子兼仮止め用脚、１
５・・・ストッパ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

内部に後面開口部から外部に突出する端子を有するジャ
ック接片を保持した絶縁材製の箱形ボディと、上記ボデ
ィを抱持し、上縁部に突設した折曲片を上記ボディ内に
その一側面に設けたスリット孔を介して挿入する横断面
コ字形の枠体と、上記ボディの前面壁に、この前面壁に
設けた貫通孔を介して貫通し、その貫通端を上記折曲片
にかしめて固定するプラグ挿入用スリーブと、上記枠体
の対峙する辺の下縁部に突設した複数個の位置決め用突
起及び相対向する一対の端子兼仮止め用脚と、上記位置
決め用突起もしくは上記端子兼仮止め用脚の一倶１部を
曲折し、前記ボディの後端部に係合するストッパとを具
備してなることを特徴とするジャック。