JPS5936457Y2 - 複合構造の耐熱マイカ板 - Google Patents

複合構造の耐熱マイカ板

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JPS5936457Y2
JPS5936457Y2 JP10570780U JP10570780U JPS5936457Y2 JP S5936457 Y2 JPS5936457 Y2 JP S5936457Y2 JP 10570780 U JP10570780 U JP 10570780U JP 10570780 U JP10570780 U JP 10570780U JP S5936457 Y2 JPS5936457 Y2 JP S5936457Y2
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JP
Japan
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mica
heat
resistant
composite structure
peelable
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JP10570780U
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English (en)
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JPS5729328U (ja
Inventor
昭三 古川
次男 牧
Original Assignee
株式会社岡部マイカ工業所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は優れた曲げ加工特性を持つ耐熱マイカ板に関す
る。
従来、マイカ片をシリコン樹脂で結合させた耐熱マイカ
板には、はがしマイカ片(例えば、厚さ0.02〜0.
03 mm、大きさ35X40mm)またはクラッシュ
マイカを水ゼット等により砕剥したマイカ鱗片(20〜
200メツシユ)を使用し、これらを積層してシリコン
樹脂で結合させた耐熱マイカ板がある。
これらの耐熱マイカ板を例えばバンドヒーターの抵抗体
の支持あ−よび絶縁体として曲げて使用する場合、板の
曲げ外側面に引張り応力、内側面に圧縮応力が生ずる。
はがしマイカを使用した耐熱マイカ板においては、これ
らの引張り応力および圧縮応力が加わっても、はがしマ
イカの骨間性およびシリコン樹脂のせん断破壊のため、
応力が緩和され、亀裂、しわ、折れ等が最小限に防止し
得られ、絶縁体としての機能を維持できる。
しかしながら、この耐熱マイカ板は均一厚さに製造する
ことが困難であり、厚さが不均一であるため、薄いと絶
縁性の劣るところが部分的に生じ、厚くする必要がある
その結果曲げ加工がしにくくなる欠点が生ずる。
また、はがしマイカ片を接着結合させるシリコン樹脂の
硬化処理に際し、その際生成する水、ガスがマイカ間の
重なりが大きいため発散しにくく、内部に残留する。
そのため、通電時に発煙し、ガスの発生を起こす欠点が
ある。
微細マイカ鱗片を使用した耐熱マイカ板ば、微細マイカ
鱗片の表面積ははがしマイカ片に較べて非常に小さく、
比表面積ははるかに大きくなっている。
そのため接着剤が強固に接着するのではがしマイカ鱗片
の持つ骨間性が阻害される。
その結果曲げ加工に際し、前記応力により外側面に亀裂
、内側面にしわまたは折れを生じ、絶縁不良となる欠点
を有する。
本考案は従来の耐熱マイカ板の欠点をなくした優れた曲
げ特性を有するマイカ板を提供するにある。
本考案の複合構造の耐熱マイカ板を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案の複合構造の耐熱マイカ板の実施態様を
示す側面図、第2図は微細マイカ鱗片を接着剤で結合さ
せた集成マイカ層の断面図である。
図面にむいて、1は微細マイカ鱗片3を抄紙機等により
抄造して、該骨間面が平行且つ近接した集成マイカ箔と
し、これに耐熱性接着剤4(以下接着剤と称する)を含
浸させて硬化させた集成マイカ(集成マイカ層と称する
)前記のほか、抄造に際し、接着剤4を抄造液に混合し
、必要に応じ、補強材として繊維を混合して抄造した後
硬化したものでもよい。
2は、はがしマイカを手または機械的に積層して、これ
に接着剤4を含浸させた後硬化させたもの(はがしマイ
カ層と称する)。
第1図は外側に集成マイカ層を配し、その中間にはがし
マイカ層を介在させた場合である。
図面には示さないが、集成マイカ層とはがしマイカ層と
を四層あるいは五層と積層したものでも差支えない。
ただし、厚さが曲げ可能な程度であることが必要である
耐熱性接着剤としては、例えばシリコン樹脂、無機質接
着剤例えば燐酸および硼酸ならびにA、l、 Ca t
B a t Z n t Mgの燐酸塩オたは硼酸塩
の混合物が挙げられる。
しかしこれに限定されるものではなく、耐熱性の接着剤
であればよい0 本考案の複合構造の耐熱マイカ板は、硬化板を接着して
もよいが、未硬化の集成マイカ層、未硬化はがしマイカ
層を積層して熱プレスすることにより容易に製造し得ら
れる。
また、未硬化集成マイカ層の中間に接着剤を含有しない
はがしマイカ積層を介在させ、熱プレスすることにより
、集成マイカ層中の接着剤をはがしマイカ積層中に移行
させると共に硬化させることによっても製造し得られる
本考案の複合構造の耐熱マイカ板は、集成マイカ層とは
がしマイカ層が積層構造で横取されているため、各層は
薄くすることができ、しかもはがしマイカ層の襞間特性
とにより曲げにより亀裂。
しわ、折れ等が生じにりく、たとえ集成マイカ層に亀裂
が生ずることがあっても、はがしマイカ層により電気特
性は安定である。
すた、はがしマイカ層も薄くてすむため、この欠点であ
った通電時における発煙、ガスの発生も殆んどなく、接
着剤の中央部捷での含浸が容易で、機械的強度も大きく
なる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耐熱マイカ板の実施態様を示す側面図
、第2図は集成マイカ層の断面図である。 1・・・集成マイカ層、2・・・はがしマイカ層、3・
・・微細マイカ鱗片、4・・・耐熱性接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 微細マイカ鱗片を該骨間面が平行且つ近接して、シ
    リコン樹脂、無機質接着剤等の耐熱性接着剤で結合され
    た集成マイカ層と、耐熱性接着剤で結合されたはがしマ
    イカ層とを積層してなる複合構造の耐熱マイカ板。 2 集成マイカ層を両側に配し、その中間にはがしマイ
    カ層を介在させた実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    複合構造の耐熱マイカ板。
JP10570780U 1980-07-28 1980-07-28 複合構造の耐熱マイカ板 Expired JPS5936457Y2 (ja)

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JPS5729328U JPS5729328U (ja) 1982-02-16
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