JPS5936405B2 - 変圧器鉄心の締付方法 - Google Patents
変圧器鉄心の締付方法Info
- Publication number
- JPS5936405B2 JPS5936405B2 JP54012915A JP1291579A JPS5936405B2 JP S5936405 B2 JPS5936405 B2 JP S5936405B2 JP 54012915 A JP54012915 A JP 54012915A JP 1291579 A JP1291579 A JP 1291579A JP S5936405 B2 JPS5936405 B2 JP S5936405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- transformer
- tightening
- core
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、変圧器鉄心の締付方法に関するものである
。
。
およそ、変圧器鉄心を十分締付けることは、短絡時にコ
イルに発生した強大な機械力に対し鉄心がずれないよう
にするためにぜひ必要である。
イルに発生した強大な機械力に対し鉄心がずれないよう
にするためにぜひ必要である。
そこでまず、この種の従来の締付方法を第１図、第２図
に示すと、外鉄形変圧器の鉄心の締付けは、鉄心積み完
了後、上部タンク１を下部タンク２の上に被せ、これら
の接合部フランジ１ａ、２ａの端部をＣ形クランプ８を
用いて全周にわたつて締付けることにより、上部タンク
内側に設けた鉄心押え３とフランジ２ａとの間に鉄心押
え板４及び鉄心５を挾んで締付けた上、上下タンクのフ
ランジ１ａ、２ａ間を溶接Ｔして油をとめるとともに鉄
心締付圧力を保持していた。なお、６は溶接Ｔを行うと
きの内部保護用のガスケット、１２はコイルグループで
ある。以上のように上下タンクのフランジをタンク全周
にわたつてＣ形クランプを用いていちいち締付けるよう
にしたものであるが、この方法では多くのクランプを要
するとともに、非常に手間が掛り、極めて作業性の悪い
ものであつた。
に示すと、外鉄形変圧器の鉄心の締付けは、鉄心積み完
了後、上部タンク１を下部タンク２の上に被せ、これら
の接合部フランジ１ａ、２ａの端部をＣ形クランプ８を
用いて全周にわたつて締付けることにより、上部タンク
内側に設けた鉄心押え３とフランジ２ａとの間に鉄心押
え板４及び鉄心５を挾んで締付けた上、上下タンクのフ
ランジ１ａ、２ａ間を溶接Ｔして油をとめるとともに鉄
心締付圧力を保持していた。なお、６は溶接Ｔを行うと
きの内部保護用のガスケット、１２はコイルグループで
ある。以上のように上下タンクのフランジをタンク全周
にわたつてＣ形クランプを用いていちいち締付けるよう
にしたものであるが、この方法では多くのクランプを要
するとともに、非常に手間が掛り、極めて作業性の悪い
ものであつた。
この発明は以上のような欠点を除去するためになされた
もので、簡単な方法で十分な締付力を容易に得ることが
でき、ひいては短絡時の電磁力による鉄心すれを防止し
得る鉄心の締付方法を提供せんとするものである。
もので、簡単な方法で十分な締付力を容易に得ることが
でき、ひいては短絡時の電磁力による鉄心すれを防止し
得る鉄心の締付方法を提供せんとするものである。
以下この発明の一実施例を第３図、第４図に基づいて説
明する。
明する。
なお、図中１〜５は上記第１図のものと同一部品を示す
ので、説明を省略する。１４は変圧器タンクを真空に引
くための真空ポンプ、１３は真空ポンプ用バルブ、９，
１０は上下タンク１，２にそれぞれ設けられた補強材、
１１は上下タンクを真空で締付けた後にその締付力を保
持するための接続板である。
ので、説明を省略する。１４は変圧器タンクを真空に引
くための真空ポンプ、１３は真空ポンプ用バルブ、９，
１０は上下タンク１，２にそれぞれ設けられた補強材、
１１は上下タンクを真空で締付けた後にその締付力を保
持するための接続板である。
なお、６は溶接７を行うときの内部保護と接合部にバネ
作用をもたすために挿入するガスケツトである。次に、
上記構成における組立て態様を順を追つて説明する。
作用をもたすために挿入するガスケツトである。次に、
上記構成における組立て態様を順を追つて説明する。
まず、鉄心５の組立てを完了後、下部タンク２の上に上
部タンク１を被せ、接合部フランジ１ａ，２ａ面を溶接
Ｔする。このとき鉄心押え３より鉄心５にカロわる締付
力は上部タンク１の自重分のみでよく、接合部を特に従
来のごときＣ形クランプ８で締付ける必要はない。次に
真空ポンプ１４を運転して、タンク内部を真空にする。
そうすると、タンク面には第３図に矢印で示すように大
気圧に相当する力が働く。またこのとき、上下タンク接
合部には第４図矢印で示すような方向に力が働くが、接
合部にはガスケツト６が挿入してあるため、そのバネ作
用を介して上部タンク１と下部タンク２が締付けられる
。従つて、鉄心５には鉄心押え３、鉄心押え板４を介し
て強力な締付力が働く。この状態に保持しておいて、上
部タンクの補強材９と下部タンクの補強材１０を接続板
１１により溶接１５する。従つて、その後はたとえタン
クの真空を破つても、上下タンクはこの接続板１１によ
つてがつちり保持されたままになっているので、締付力
は十分に保持される。なお、締付力の調整は真空度によ
り任意の圧力に設定することができる。以上のようにこ
の発明によれば、タンクを多数のＣ形クランプで締付け
る作業が省略できるので、従来に比し作業性が著しく向
上し、また鉄心の締付圧力も真空度を自由に変えること
により任意の値に保つことができるなど、すぐれた効果
を奏する。
部タンク１を被せ、接合部フランジ１ａ，２ａ面を溶接
Ｔする。このとき鉄心押え３より鉄心５にカロわる締付
力は上部タンク１の自重分のみでよく、接合部を特に従
来のごときＣ形クランプ８で締付ける必要はない。次に
真空ポンプ１４を運転して、タンク内部を真空にする。
そうすると、タンク面には第３図に矢印で示すように大
気圧に相当する力が働く。またこのとき、上下タンク接
合部には第４図矢印で示すような方向に力が働くが、接
合部にはガスケツト６が挿入してあるため、そのバネ作
用を介して上部タンク１と下部タンク２が締付けられる
。従つて、鉄心５には鉄心押え３、鉄心押え板４を介し
て強力な締付力が働く。この状態に保持しておいて、上
部タンクの補強材９と下部タンクの補強材１０を接続板
１１により溶接１５する。従つて、その後はたとえタン
クの真空を破つても、上下タンクはこの接続板１１によ
つてがつちり保持されたままになっているので、締付力
は十分に保持される。なお、締付力の調整は真空度によ
り任意の圧力に設定することができる。以上のようにこ
の発明によれば、タンクを多数のＣ形クランプで締付け
る作業が省略できるので、従来に比し作業性が著しく向
上し、また鉄心の締付圧力も真空度を自由に変えること
により任意の値に保つことができるなど、すぐれた効果
を奏する。
第１図は従来の鉄心の締付方法を示す外鉄形変圧器の断
面図、第２図は第１図中の部で示された部分の詳細図、
第３図は本発明の一実施例を示す断面図、第４図は第３
図の部で示された部分の詳細図である。 図中、１は上部タンク、２は下部タンク、１ａ２ａはフ
ランジ、３は鉄心押え、４は鉄心押え板、５は鉄心、６
はガスケツト、Ｔは溶接部、９，１０は補強材、１１は
接続板、１３はバルブ、１４は真空ポンプ、１５は溶接
部である。
面図、第２図は第１図中の部で示された部分の詳細図、
第３図は本発明の一実施例を示す断面図、第４図は第３
図の部で示された部分の詳細図である。 図中、１は上部タンク、２は下部タンク、１ａ２ａはフ
ランジ、３は鉄心押え、４は鉄心押え板、５は鉄心、６
はガスケツト、Ｔは溶接部、９，１０は補強材、１１は
接続板、１３はバルブ、１４は真空ポンプ、１５は溶接
部である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 変圧器タンクを構成する上下タンクをそれぞれのフ
ランジ面で接合し、かつこれらフランジ部を互いに締付
けることにより、内部の鉄心を締付けるようにしたもの
において、変圧器タンクを接合状態に組立てて後、この
タンク内を真空にし、該タンクに外部から加わる大気圧
を利用して鉄心を締付けるようにしたことを特徴とする
変圧器鉄心の締付方法。 ２ 変圧器タンクを構成する上下タンクをそれぞれのフ
ランジ面で接合し、かつこれらフランジ部を互いに締付
けることにより、内部の鉄心を締付けるようにしたもの
において、変圧器タンクを接合状態に組立てて後、この
タンク内を真空にし、次いで上下タンクの外部にそれぞ
れ設けられた補強材間に接続板をわたしてこれらを互い
に結合するようにしたことを特徴とする変圧器鉄心の締
付方法。 ３ 補強材と接続板を溶接により結合するようにした特
許請求の範囲第２項記載の変圧器鉄心の締付方法。 ４ 接合フランジ間にガスケットを挿入した特許請求の
範囲第２項または第３項に記載の変圧器鉄心の締付方法
。 ５ 一方のタンクのフランジと他方のタンクの内側に設
けた鉄心押えとの間に鉄心を挾んだ状態で締付けるよう
にした特許請求の範囲第２項乃至第４項のうち何れか１
項に記載の変圧器鉄心の締付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54012915A JPS5936405B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 変圧器鉄心の締付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54012915A JPS5936405B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 変圧器鉄心の締付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55105307A JPS55105307A (en) | 1980-08-12 |
| JPS5936405B2 true JPS5936405B2 (ja) | 1984-09-04 |
Family
ID=11818633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54012915A Expired JPS5936405B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 変圧器鉄心の締付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936405B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6458270A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-06 | Ibiden Co Ltd | Carbon arc treatment device equipped with fall safety apparatus |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012062990A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Toshiba Corp | フランジ接合部補強装置、フランジ接合部補強装置を備えた油入電気機器および油入電気機器のフランジ接合部補強方法 |
| EP3764377A1 (en) * | 2019-07-09 | 2021-01-13 | ABB Schweiz AG | Tank for a liquid-filled shell transformer or shell reactor |
-
1979
- 1979-02-06 JP JP54012915A patent/JPS5936405B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6458270A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-06 | Ibiden Co Ltd | Carbon arc treatment device equipped with fall safety apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55105307A (en) | 1980-08-12 |
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