JPS5936194Y2 - 調理器

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【考案の詳細な説明】本考案は調理器に関するもので、その目的とするところ
は熱板の支持強度を増大せしめるとともに部品点数の削
減をはかり、組立て性の良い商品を提供しようとしたも
のである。

以下本案の構成を図示実施例にて説明すると、１は熱板
で、下面にシーズヒータ２をろう付して一体に取りつけ
ている。

３は左ハンドル、４は右ハンドルで、前記左ハンドル３
には金属より成る脚５を２個取りつけである。

又右ハンドル４には左ハンドル３と同一の脚５と、自動
温度調節器６の差込み口部を形成しているガイド７をと
りつけて成り、左ハンドル３にとりつけた２つの脚５と
右ハンドル４にとりつけたガイド７と脚５とで脚部を構
成している。

尚この左右ハンドル３，４は前記熱板１の左右に位置す
るよう熱板１の下側にろう付加上された取付足８にそれ
ぞれスペーサＡ９、スペーサＢＩＯを介して後述する遮
熱板１９及び本体脚１１とともにネジ２６にて取りつけ
られる。

１２は熱板１の両側部に位置するガードで、ハンドル端
面１３に形成した取付穴１４に挿入される凸部１５を両
端に有し、左右ハンドル３，４により挾持され取りつけ
られている。

１６はスペーサＡ９の周囲にあけられた通気口であり、
このスペーサＡ９は熱板１の底面と脚５との間に位置し
ており、スペーサＡ９が中央位置に正しく取りつくよう
脚５には複数個の突部１７を設けている。

１８は本体脚１１の下側に押し込まれたゴム足である。

１９は熱板１の底面を被う遮熱板、２３は遮熱板１９の
底面の両側部に形成した複数個の吸気口、２４は蓋、２
５は蓋２４の開閉用の把手である。

本案は以上の構成からなり、第２図に示す状態において
、自動温度調節器６を差し込み希望の温度にセットして
通電し調理する。

調理中は熱板１が高温となるが、周囲に設けたガード１
２及びハンドル３，４を熱硬化性樹脂がら構成している
ので安全であり、また下面には遮熱板１９が設けられ、
左右のハンドル３，４よりほぼ連続した形で底面を被っ
ているので、ハンドル３，４の下側がらも指等が熱板１
に触れることがないものである。

さらにハンドル３，４の下方の遮熱板１９には複数個の
吸気口２３を設けているので、鉄部における空気の対流
が良く、遮熱板１９の側部の温度は比較的低く抑えるこ
とができ、遮熱板１９に指が触れても火傷等の心配がな
くなる。

ハンドル３，５の取り付けは金属製の脚５と自動温度調
節器６の差込ロガイドとで遮熱板１９に取り付け、この
遮熱板１９にスペーサＡ９、スペーサＢＩＯを介して熱
板１を支持させるように構成しているので、強度的にも
かなり強いものが得られ、かつ部品点数も少なくて済む
ので組立て性も良いという利点を有する。

本案は以上の構成であるから、強度的にも強く組立て性
の良い商品を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案になる調理器の断面図、第２図は蓋、本
体、自動温度調節器の斜視図、第３図は熱板をはずした
要部分解斜視図である。１は熱板、２はシーズヒータ、３は左ハンドル、４は右
ハンドル、５は脚、６は自動温度調節器、７はガイド、
８は取付足、９はスペーサＡ、１０はスペーサＢである
。

【実用新案登録請求の範囲】