JPS6131732Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はホツトプレートに関するものであ
り、熱板の周囲をプラスチツクにて被い火傷防止
を目的とした安全性の向上に関するものである。

以下この考案の一実施例を図にしたがつて説明
すると、１は熱板でアルミ板よりなり、下面にシ
ーズヒータ２をろう付して一体にとりつけてい
る。３は熱板１の両側にとりつけられたハンドル
で、スペーサー４を介してとりつけられている。
５はガードで、熱板１の周囲及び底面を被つてな
り、底面には複数個の吸気口６を形成している。
このガードの上面両側には前記ハンドル３を載置
する載置部７と底面には前記ハンドル３の足８と
合致する孔部９とネジ２４の逃がし穴１０が形設
されている。

この逃がし穴の口縁は下側に突出する筒状の環
状壁１１を形成している。１２はガード５にとり
つけられているカバーで、熱板１の下側に一体に
形成されたシーズヒータ２の口元部を被つてい
る。１３はハンドル３側面の一部を切り欠きここ
に合致する形状の着脱つまみで、支え金具１４に
より支持されとりつけられている。

この着脱つまみは熱板１をガード５上に載置し
た時、内側に押し込むことによりガード５に一体
に形成された係合片１５に係合し本体とガード５
が固定できるようになつている。１６は前記シー
ズヒータ２の口元部の周囲を被つているガイド
で、本体側にとりつけられている。これは本体と
ガード５を分離した時にヒータ口元部の端子１７
が障害物に当たつて変形しないよう保護してい
る。

シーズヒータ２の口元部はパツキング１８及び
端子１７の順にて構成され、端子１７をかしめて
シーズヒータ２に固定している。更に端子１７の
先端には絶縁カバー１９がとりつけられている。
２０は熱板１の上面を塞ぐ蓋で、両側に把手２１
を装備し、この把手には通気口２２が形成されて
いる。２３は自動温度調節器で、前記シーズヒー
タ２の端子１７に着脱自在に装備されている。

上記構成において、第１図に示す自動温度調節
器２３は本体に差し込み希望の温度にセツトして
通電し調理する。調理中は熱板１が高温となるが
本体の周囲、底面をガード５が被つているので安
全である。

調理後は本体より自動温度調節器２３を抜き、
左右のハンドル３に装備した着脱つまみ１３を外
側に摺動すると本体とガード５の固定は解除さ
れ、分離することができる。分離された本体及び
ガード５は水洗いできる。清掃後、ガード５の内
部に自動温度調節器２３をセツトし収納できる。
この上に前記本体を載せて着脱つまみ１３を内側
に摺動させて本体とガード５を固定する。

特に本案に示すものは円形の熱板１の周囲及び
底面を被うガード５が着脱でき、又調理中の火傷
防止の点が特徴である。熱板１にスペーサー４を
介して左右ハンドル３をとりつけるネジ２４は約
140℃に達し、上記した安全性を保つ為にはこの
ネジの周囲にガード５が当たらず、しかもネジ２
４を空冷すると同時に外側より指が触れてはいけ
ないことはいうまでもない。

本案はこのネジ部の周囲のガード５に逃がし穴
１０を形設すると共に、この逃がし穴より下側に
突出する筒状の環状壁１１を形成しており、指を
ガード５の下側に入れても当接することのないよ
うにしているので、安全性の点で大きな効果を発
揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すホツトプレー
トの縦断面図、第２図は本体と自動温度調節器の
斜視図、第３図は蓋、本体、ガードを分離した状
態の斜視図、第４図はハンドルに着脱つまみ及び
スペーサーを介して熱板にとりつける斜視図、第
５図はシーズヒータ口元部の断面図である。 １は熱板、２はシーズヒータ、３はハンドル、
４はスペーサー、５はガード、１０は逃がし穴、
１１は環状壁、２４はネジである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 裏面に一体にシーズヒータを設けた円形の熱板
   と、上記熱板の左右にスペーサーを介してネジに
   よりとりつけられたハンドルと、このハンドルを
   除く周囲と底面とを被うガードとを備え、前記ハ
   ンドル取付用ネジの下側に対向した前記ガードに
   は逃がし穴を形設するとともにこの逃がし穴の口
   縁に下方に突出する筒状の環状壁を形成したこと
   を特徴とするホツトプレート。