JPS5936160A - 被覆したタルク及びその製法 - Google Patents

被覆したタルク及びその製法

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JPS5936160A
JPS5936160A JP14548882A JP14548882A JPS5936160A JP S5936160 A JPS5936160 A JP S5936160A JP 14548882 A JP14548882 A JP 14548882A JP 14548882 A JP14548882 A JP 14548882A JP S5936160 A JPS5936160 A JP S5936160A
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JP
Japan
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talc
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water
particles
aqueous solution
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JP14548882A
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Fukuji Suzuki
福二 鈴木
Muneo Tanaka
田中 宗男
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒子の表面を1種又は2種以上の金属水和酸化
物で被覆したタルク及びその製法に関する。本発明の被
覆されたタルクは、分散性の改善された、また着色加工
された優れた顔料特性を有するタルク顔料である。
タルクは化学的には含水ケイ酸マダイ・シウムであって
式Mgts 5c40 to (OH) 2で表わされ
る。
タルクは通常、微細な結晶の緻密腕又は葉状粗品の集合
塊をなして天然に産出する。良質のものは白色であるが
、不純物を含むものは灰色や淡緑色を呈する。滑らかな
感触に富むので滑石といわれる。わが国では緻密塊状の
滑石を石筆に用いたところから石筆石とも呼斤 ばれ、まだ、外国では鱗は状、粉状のものを石鹸に配合
したので石鹸石と呼ばれている。
タルク鉱石は広く世界各地に産出し、わが国でも産出す
るが、国内産は鉄などの不純物を多く含み白色度に劣る
。中国、韓国、ソ連のものが高品質である。鉱床から採
掘した原鉱は、機械的に粉砕し分級して目的とする粒度
分布、白色度などを整える。
タルクは代表的な体質顔料であり、多方面で使用され、
製紙用の充填剤として多量に用いられるほか、窯業原料
、ゴム、合成樹脂の充填剤として、寸だ絶縁材料として
使用される。医薬品及び化粧品の分野でも体質顔料とし
て広く用いられている。
従来、タルクの加工については、タルクを界面活性剤貧
有水溶液に分散させだ液に塩化第二鉄水溶液を加え、欠
いで苛性ソーダによりpHを9.5にし攪拌した後、水
洗、乾燥してタルクの着色加工粉末を得る方法が知られ
ている(特開昭54−86633号公報参照)。まだ、
酸化チタンとタルクを混合し焼成して白色の体質顔料を
得る方法も知られている(特公昭53−13491号公
報参照)。しかし、これらの方法によると、タルクの着
色粉末は得られるもののタルク粒子の一個一個の表面を
有効に被覆することができず、得られた製品は分散性や
色調等の顔料特性が不満足なものであった。
本発明者らは、タルクの粒子表向を漸動に被覆する技術
について研究した結果、タルクを、メタノール等の有機
溶媒を含有した水溶液に分散させ、この分散液に硫酸チ
タニル等の水溶性加水分解性金属化合物を添加すると、
タルク粒子の一個一個の表面を金属水和酸化物で首尾よ
く被覆できることを見出しだ。
すなわち、本発明は、タルクを有機溶媒含有水溶液に分
散させだ液に1種又は2種以上の水溶性加水分解性金属
化合物を混合し、タルク粒子の表面に金属水和酸化物の
沈殿を生せしめ被覆してなる粒子の表面を1種又は2種
以上の金属水和酸化物で被覆したタルりであり、また、
この被覆しだタルクを大気中又は還元雰囲気中で200
〜1000℃の範囲で熱処理しでなるものである。
さらに、本発明は、タルクを有機溶媒含有水溶面に分散
させ、この分散液に1種又は2種以上の水溶性加水分解
性金属化合物を混合い次いで酸又はアルカリを加えてp
itを調整しタルク粒子の表面に金属水和酸化物の沈殿
も生せしめ被覆することを特徴とする粒子の表面を1棟
又は2種以上の金属水和酸化物で被覆したタルクの製法
である。
タルクは、同じ粘土鉱物系体質顔料に属する雲母、カオ
リン等と異なり、粒子表面が疎水性であるため粒子が水
にぬれにくく水中に分散しにくいから、水分散系でタル
クの粒子表面に金属水利酸化物を被侘することは一般に
は困難視されていた。それだけに本発明によりタルク粒
子の被覆の目的が達成できたことは予想外のことであっ
た。
本発明のものは、タルク粒子表面の疎水性が改善された
分散性の良好な体質顔料であり、また、使用する水“溶
性金属化合物の神類により黒、赤、黄、緑、′青、橙等
の所望の色彩に着色加工された分散性の良好な着色顔料
である。本発明の被覆したタルクは、粒子の一個一個の
表面がカーに被覆されており、光学的効果により鮮明な
色彩と深みのある色調を与える。本発明のものは、混合
顔料とする場合基材がタルクであり凝集力が弱いだめ、
混合顔料製造工程において通常行われる強力な粉砕工程
を必ずしも必要とせず、粉砕工程を省略した場合でも混
合顔料に良好な色調を力えることができる。
まだ、一般に混合顔料の製造工程では顔料粉砕機例えば
アトマイザ−、ノ・ンマーミ)し、ボールミル、ジェッ
トミル等による粉砕混合が行われ、この場合従来の混合
顔料では粉砕により色調変化を起すことがあるが、本発
明の被覆したタルクはそのような色調変化を起すことが
ない。
次に、本発明について詳述する。
本発明で使用されるタルクは、体質顔料用の市販品でよ
く粒子径も特に制限がない。タルクの便用量がタルクの
粒子径によって異なることは、後に述べる。
本発明では、まず、かかるタルクを有機溶媒含有水溶液
中に分散させる。この場合、タルクをぬらして該水溶液
に分散させるのに必要な水溶液濃度、つまり水溶液にお
ける有機溶媒の必要含有量は、有機溶媒の種類によって
異なる。本発明で使用される有機溶媒は水6]溶性のも
ので、例えば1価又は多価のアルコール類、ケトン類、
エーテル類、エステル類に属するものが挙けられる。
有機溶媒の各具体例について、水溶液の必要最小限の濃
度、つまり有機溶媒の必要最小限の含有量を示すと次の
とおりである。
メタノール              20  容量
%エタノール             15n−プロ
ノぐノール           10iso  −ノ
ロノやノール          1住n−ブタノール
            5sec  −ブタノール 
          5iso−ブタノール     
      5tert−ブタノール10 エチレングリコール         40プロピレン
グリコール        35グリセリン     
      45ブチレングリコール        
 45ノエチレングリコール        30アセ
トン              10メチルエチルケ
トン          5ノアセトンアルコール  
      10テトラヒドロフラン        
 10ギ酸メチル              5酢酸
メチル             5グリコールカルボ
ナート       30タルクを水溶液中に分散させ
るためには、有機溶媒はそれぞれここに示しだ量以上水
溶−液中に含廟させることが肝要である。
前記のように有機溶媒含有水溶液は、有機溶媒の種類に
よりタルク粒子の表面をぬらし液中に分散させるのに必
要な濃度が異なるが、これは有機溶媒の極性の違いによ
り粒子表面のぬれ性に違いを生ずるためと推察される。
かかる有機溶媒含有水溶液にタルクを分散させるに当っ
ては、過量のタルクを使用すると粒子表面がぬれず有効
な分散が達成できないので、適量のメルクを使用しなけ
ればならない。この場合、許容最大分散量は原料タルク
の粒子径によって異なり、その関係を示すと−F表のと
おりである。
第1表 水溶液中のタルクの分散量は、タルクの粒子径に応じて
第1表に示す許容最大分散量以静 下にすることが肝要である。この分散量をぎえると、タ
ルク粒子の表面が水溶液で充分にぬれないだめ被覆が有
効に行われず、水溶性加水分解性金属化合物の沈殿粒子
で被覆されない部分を生ずる。
本発明で使用される水溶性加水分解性金属化合物は、タ
ルクの粒子表面に金属水利酸化物を被覆させるものであ
ればよく、次のものを例示することができる。
硫酸チタン、硫酸チタニル、四塩化チタン、三塩化チタ
ン、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミ
ニウム、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸第一鉄、
硫酸第二鉄、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄、燐
酸第一鉄、燐酸第二鉄、塩化コバルト、硝酸コノクル)
、燐酸コバルト、fa酸コパルl−等(7) 無機基、
並ひに、酢酸コバルト、ギ酸コバルト、/ユウ酸コバル
ト等の有機塩、及びケイ酸すトリウム等のり゛イ酸塩な
ど。これらを1種又は2種以上使用することができる。
水溶性加水分解性金属化合物は、タルク分散液に固体の
一1寸、又は水溶液若しくは有機溶媒含有水溶液として
混合してよいが、液の形で混合するのが好ましい。
タルクに被覆させる水和酸化物の量は広い範囲で変化さ
せることができ、通常タルクに対して酸化物として0.
05〜50重fi: %である。
0.05 重量%±満の場合はメルクの粒子表面が均一
に被覆されないだめ被覆効果が現われず、また50重量
係を超える場合はタルクの触感性が極瑞に悪くなる。
被覆の操作は、通常パンチ法で行われるが、タルクを含
んだ分散液を連続的に流しこれに金属化合物水溶液を加
えるごとき連続法で行ってもよい。
タルクを含む分散液に被擦試薬である水溶性加水分解性
金属化合物を添加し、所望の金属水利酸化物の沈殿を生
せしめる。
被覆試薬すなわち水溶性加水分解性金属化合物は1種又
は2種以上使用されるが、例えば2種使用する場合タル
ク分散液にはじめにチタン化合物等を加え加熱して沈殿
を生ぜしめ、次いで他の鉄化合物等を加え加熱して沈殿
を生せしめるか、又はタルク分散液に同時にこれら2種
の化合物を加え加熱して沈殿を生せしめてもよい。
被覆終了後、常法に従って顔料をp過、洗浄、乾燥して
製品を得る。製品はそのままで顔料として使用できるが
、種々の異なった色彩や使用感を得させるだめに、製品
を史に大気中又は還元雰囲気中で200〜1000℃の
温度範囲で熱処理することができる。過度に高温で処理
するとタルク顔料が脱水され触感性が悪くなる。好せし
い処理温度は900℃以下である。加熱時間は通常0.
5〜20時間である。
さらに、本発明は被覆したタルクの製法であって下記要
旨のものである。
タルクを有機溶媒含有水a液に分散させ、この分散液に
1種又は2棟以上の水溶性加水分解性金属化合物を混合
し、次いで酸又はアルカリを加えてpHを調整し、タル
ク粒子の表面に金属水和酸化物の沈殿を生せしめ被覆す
ることを特徴とする粒子の表面を1棟又は2棹以上の金
属水利酸化物で被覆したメルクの製法。
本発明の製法において、被覆試薬である水溶性加水分解
性金属化合物の徐加によりpl+が酸性になったときは
沈殿を起させるだめにアルカリを加え、また、逆に液の
pl+がアルカリ  性になったときは沈殿を起させる
だめに酸を加える。通常は被覆試薬を添加する前文id
(及び)後に液を沸とう温度に加熱し沈殿を生ぜしめる
次に、本発明を実施例により説明する。例中で部とある
は重量部を表わす。
実施例1 メタノールの40容量係水溶液loo 部に原料のタル
ク(平均粒子径5.0μm)20部を加えて充分に攪拌
し均一に分散させた。得られた分散液に濃度40重搦チ
の硫酸チタニル水溶液28部を加えて、攪拌しながら加
熱し6時間沸とうさせた。放冷後、沖過、水洗し100
℃で乾燥して、水利チタン酸化物で被覆されたタルク顔
料24部を得た。
この製品タルク顔料の粒子の表面状態は第1図の走査型
電子顕微鏡写真に示すとおりである。これによれは、製
品メルク顔料の粒子−個一個の表面が微粒子状のもので
充分に被覆されている状態を観察することができる。
従来品である原料タルク(未処理)の同じ写真1l−1
第2図に示すとおりである。寸だ、製品タルク顔料のX
線回折図(Cu −Kd線)は第3図に示すとおりであ
り、これによれば回υr角(ブラック角2θ)25° 
付近にブロードのピークが認められ、これはアナターゼ
弗酸化チタン[’;o、、)の最強−一りの(101)
に相当し、製品タルク顔料の表面に被覆しているものが
酸化チタンであることがわかる。
従来品である原料タルクのX線回折図は第4図に示すと
おりである。
実施例2〜8 タルク(平均粒子径3.0μm)を原料として、下記第
2表に示すとおり、水溶性有機溶媒の種類、その水溶液
濃度、タルク使用量、加水分解性金属化合物の種類、加
水分解時のpHと温度を変えたほかは、実施例1と同様
にして@属水和酸化物で被覆されたタルク顔料を得だ。
実施例9 タルク(平均粒径7.0μm)20部をエタノールの3
0容量襲水溶液100 部に加え充分攪拌して均一に分
散させた液に、濃度40重量:%の硫酸チタニル水溶液
を14部加えて、攪拌しながら加熱し2時間別とうさせ
た。放冷し液温か80℃になってから濃度14@量%の
硫酸第1鉄水溶液を53部加えた。次いで濃度16重重
量%苛性ソーダ水溶液を滴下し液のpHを11とし、8
0℃で攪拌しながら96時間放置した。放冷後、濾過、
水洗し1(10℃で乾燥して黒色の粉末24部を得た。
このもののX線回折図は第5図に下すとおりてあり、こ
こでは、タルク、アナターゼ型酸化チタン及び黒酸化鉄
(Fn304 )の回折線が認められ、生成粉末が黒色
を呈している理由が黒酸化鉄のためであることがわかる
。壕だ、この黒色粉末の走査型電子顕微鏡写真(提示し
ていない)によると、タルク17子の表面が酸化チタン
と黒酸化鉄で被覆されている状態を観察することができ
た。
実施例10 前記実施例9と同様にして黒色の粉末を作った後、この
ものを大気中8 U 0℃で焼成し赤色の粉末を得た。
得られた赤色粉末のX線回折図は第6図に示すとおりで
あり、ここではタルり、アナターゼ型酸化′fタン、光
酸化#((χ−/;″Q203)の回折線が認められる
。これは800℃焼成により黒酸化鉄がr−F’tb2
03  を経て赤酸化鉄に変化したことによる。まだ、
この赤色粉末の走査型電子顕微鏡写真(提示していない
)によると、メルク粒子の表面が酸化チタンと赤酸化鉄
で被覆されている状態を観察することかでき/こ。
実施例11 前記実施例9と同様にして、硫酸チタニル水溶液を加え
2時間別とうする1での操作を行った。液を室温まで放
冷しだ後、濃度14重重量%硫酸第1鉄水溶液53部を
加え、次いで濃度16重重量%苛性ソーダ水溶液を滴下
し、液のpHを6とし、室温で攪拌しながら96時間放
置した。濾過、水洗し残渣を100℃で乾燥1〜で黄色
の粉末24部を得だ。
得られた黄色粉末のX線回折図は第7図に示すとおりで
あり、ここではタルク、アナターゼ8!I酸化チタン、
黄酸化鉄(α−pxoou)の回折線が認められた。捷
た、この黄色粉末の走査型電子顕微鏡写真(提示してい
ない)によると、タルク粒子の表面が酸化チタンと黄酸
化鉄で被覆されている状態を観察することができた。
実施例12 タルク(平均粒子径5,0μm)20部をエタノール2
0容量係水溶液100 部に加え充分攪拌し均一に分散
させだ液に、濃度40重重量%硫酸チタニル水溶液14
部を加えて、攪拌しながら加熱して2時間別とうさせた
放冷後、濃度28重重量%硫酸コバルト水溶液7部を加
えた。@度16重量%の苛性ソーダ水溶液を滴下し液の
pHを8とし、室温で攪拌しながら4時間放置した。そ
の後、と過、水洗して残渣を100℃で乾燥した。乾燥
粉末を850℃にて3時間焼成したところ緑色の粉末2
3部を得だ。このものはコバルトチタネートで被〜され
たタルつてある。
実施例13 タルク(平均粒子径30μm)40部をメタノール30
谷量易水溶液800 部に加え充分攪拌し均一に分散さ
せた液に、濃度13.5重量%の塩化アルミニウム水溶
液100  部、及び濃度16.5 重量%の塩化コバ
ルト水溶液36.5 部を加えた。混合液に16重重量
%苛性ソーダ水溶液を滴下し、液のpHを9としだ後、
室温で攪拌しながら2時間放置した。その後、濾過、水
洗して残渣を80℃で乾燥した。乾燥粉末を800℃で
4時間焼成し、青色の粉末52部を得た。このものはコ
パル]・了ルミイ・−トで被覆されたタルクである。
以上の実施例1〜13て得られた製品のうち代表的なも
のを選んで下記の顔料混合物を作り、これについて顔料
性能を試験した。比較のだめ、従来品からなる下記顔料
混合物を作って同じ試験を行った。
〔本発明顔料混合物〕
実用例1の製品         80  重量係実施
例9の製品          028実施例10の製
品         5.64実施例11の製品   
     14.08〔従来顔料混合物〕 タルク(浅田製粉社)       88  重量%酸
化チタンp−25(デグザ社)10 マビコブラツク(チタン工業社)   (1,028マ
ピコレツド(チタン工業社)    0.564アマオ
ークル(尼崎製打所)     ]、、408各顔料混
合物を2 K9秤量し、それぞれヘン7・エルミキザー
で充分混合し、混合粉末を5馬力のアトマイザ−にて1
0回粉砕した。混。
金粉末と10回までの各粉砕粉末について分散性試験、
色分れ・色縞試険、及び色調試験を行った。試験方法と
試験結果は法のとおりであった。
■ 分散性試験 混合粉末又は各回粉砕粉末1.57をそれぞれ共栓目盛
セ150rn1.入り試験管に入れ、これに水を50−
加えてポリ]・ロンにて30秒間分散させた。分散後、
試験前立てにて静置し1時間後の分散状態を肉眼で観察
した。
水の代りに流動パラフィンを同情使用して、同様な操作
と観察を行った。
結果は下記表に示すとおりであった。
第  3  表 (注)◎印:極めて良好に均一分散している。
0印:均一に分散している。
×印:試験管壁面に顔料が付着し、分散状態が不良であ
る。
第3表の結果によれば、本発明顔料混合物1、従来顔料
混合物に比し、水中又は流動・ξjフィン中の分散性が
優れていることがわかつ0 」) 色分れ・色縞試験 混合粉末又は各回粉砕粉末67をそれぞれC動パラフィ
ン4グに加え、小型3本ローラーを用いて充分に混練し
た。得られたスラリーを直径3 an %深さ3胴のア
ルミ容器に流し7Δみ表面の状態を肉眼で観察した。
結果は下記表に示すとおりであった。
第  4  表 (注) ○印:表面が均一な状態になっており色縞は認
められない。
×印:表面が不均一な状態になってお り白色の色縞が認められる。
第4表の結果によれば、本発明顔料混合物は従来顔料混
合物と異なり色縞の発生がなく顔料特性が優れでいるこ
とがわかる。
■ 色調試験 各回粉砕粉末について、それぞれ〃シーアナライザー6
0フ 型(日立製作所)を用いて粉末セル法で測色し、
混合粉末色を標準として各回粉砕粉末の色差を求めた。
結果d、下記表に示すとおりであった。
第  5  表 第5表の結果によれば、本発明顔料混合物の場合、単に
ヘンシェル混合機によって混合した粉末を標準としたと
きの色差がアトマイザ−での粉砕回数によって余り増加
せず、しかも10回粉砕したものの色差が1.10 と
極めて小さく、′シたがって粉砕力により色調に殆んど
変化を生じないことがわかる。これに反し、従来顔料混
合物の場合には粉砕回数とともに色差が犬きくなり、粉
砕力により色調の変化が激しいことがわかる。
以上の各試験結果から明らかなように、本発明の製品で
ある金属水利酸化物で被覆しだタルクは、粉砕化しても
良好な分散性を保ち、色縞を生せず、色調変化を起さず
、優れた顔料特性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた製品である水和チタン酸化
物で被覆したタルクの走査型電子顕微鏡写真(6,00
0倍)であり、第2図は従来品である実施例1の原料タ
ルクの走査型電子−顕微鏡写真(10,旧)0倍)であ
る3、第3図は実施例1の製品タルクのX線回折図(C
u −Kα線)であり、第4図は従来品である実施例の
原料タルクのX綜目1ノi図(同)である9、 第5図は実施例9で得られた部第11 ’Fメタノ化物
と黒酸化鉄で被覆したタルクのX線回折図(同)である
。第6図は実施例1(]て得らhた水和チタン酸化物と
赤酸化鉄で被覆したタルクのX線回折図(同)である。 第7図は実施例11で得られた水オ[1チタン酸化物J
ゲ1酸化鉄で被覆り、たタルクのX線回折図(同)であ
る、1 特許出願人 株式会社 資生堂 代理人 弁理士  土  居  三  部組  1  
図 手続補正書(方式) 昭和57年12月2511 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 特願昭57−145488号 3、補正をする者 °11イ′1との関係  特許出願人 II所   東京都中央区銀座七丁目5番5号−462
−・ 第   1   図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  タルクを有機溶媒含有水溶液に分散させた液
    に1種又は2種以上の水溶性加水分解性金属化合物を混
    合し、タルク粒子の表面に金属水和酸化物の沈殿を生せ
    しめ被覆してなる、粒子の表面を1棟又は2種以」二の
    金属水和酸化物で被覆したタルク。
  2. (2)有機溶媒が水口Y溶性のアルコール類、ケ]・ン
    類、エーテル類、エステル類である特許請求の範囲(1
    )のタルク。
  3. (3)水溶性加水分解性金属化合物がチタン、アルミニ
    ウム、セリウム、亜鉛、鉄、コハル]・又はケイ素の化
    合物である特許請求の範囲(1)のタルク。
  4. (4)  被覆したタルクを乾燥後大気中又は還元雰囲
    気中で200〜1000℃の範囲で熱処理してなる特許
    請求の範囲(1)のタルク。
  5. (5)  タルクを有機溶媒含有水溶液に分散させ、こ
    の分散液に1種又は2種以上の水溶性加水分解性金属化
    合物を混合し、次いで酸又はアルカリを加えてpHを調
    整しタルク粒子の表面° に金属水和酸化物の沈殿を生
    せしめ被覆することを特徴とする粒子の表面を1種又は
    2棟以上の金属水和酸化物で被覆したタルクの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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