JPS5936011B2 - ポリエステル混繊糸の製造方法 - Google Patents
ポリエステル混繊糸の製造方法Info
- Publication number
- JPS5936011B2 JPS5936011B2 JP5379976A JP5379976A JPS5936011B2 JP S5936011 B2 JPS5936011 B2 JP S5936011B2 JP 5379976 A JP5379976 A JP 5379976A JP 5379976 A JP5379976 A JP 5379976A JP S5936011 B2 JPS5936011 B2 JP S5936011B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- shrinkage
- polyester
- heated
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高収縮性ポリエステル未延伸糸と低収縮性ポリ
エステル未延伸糸とからなる収縮率差混繊糸を延伸する
に際し、輪状フライメント(ループ状のクルミ)が発生
しない収縮率差混繊糸の製造方法に関する。
エステル未延伸糸とからなる収縮率差混繊糸を延伸する
に際し、輪状フライメント(ループ状のクルミ)が発生
しない収縮率差混繊糸の製造方法に関する。
従来収縮率差混繊糸が風合、嵩高性、光沢、ドレープ性
などlこ富んだ織物を提供することは知られており、一
般lこ次の方法で製造される。
などlこ富んだ織物を提供することは知られており、一
般lこ次の方法で製造される。
すなわち、■高収縮性ポリエステル未延伸糸と低収縮性
ポリエステル未延伸糸を各々別の紡糸機で紡糸し、延伸
する前に合糸混繊して、シ延伸糸で延伸する方法、■高
収縮性ポリエステルと低収縮性ポリエステルの2種類の
ポリエステルを複合紡糸設備を用いて紡糸し、紡糸工程
でポリエステル混繊未延伸糸を得て、これを延伸する方
法などである。
ポリエステル未延伸糸を各々別の紡糸機で紡糸し、延伸
する前に合糸混繊して、シ延伸糸で延伸する方法、■高
収縮性ポリエステルと低収縮性ポリエステルの2種類の
ポリエステルを複合紡糸設備を用いて紡糸し、紡糸工程
でポリエステル混繊未延伸糸を得て、これを延伸する方
法などである。
しかし、前記した従来の方法では合糸延伸後の混繊糸中
、高収縮性側の糸と低収縮性側の糸との収縮率、瞬間回
復率、などの物性差1こ起因して低収縮性側の糸が輪状
フィラメントになりやすく、混繊糸を製造する工程、お
よび該混繊糸を製織する工程1こおいて障害となる。
、高収縮性側の糸と低収縮性側の糸との収縮率、瞬間回
復率、などの物性差1こ起因して低収縮性側の糸が輪状
フィラメントになりやすく、混繊糸を製造する工程、お
よび該混繊糸を製織する工程1こおいて障害となる。
前記した収縮率差混繊糸1こおける輪状フィラメントの
発生を防ぐ試みが、特公昭42− 15815や特公昭50−29048によってなされて
いる。
発生を防ぐ試みが、特公昭42− 15815や特公昭50−29048によってなされて
いる。
しかして、該発明の特徴とするところは、収縮率差のあ
る混繊未延伸糸を延伸糸を延伸したのち、弛緩率1〜1
5%の範囲で弛緩熱処理することにある。
る混繊未延伸糸を延伸糸を延伸したのち、弛緩率1〜1
5%の範囲で弛緩熱処理することにある。
しかし、最近は延伸工程での高速化が進み1000m/
分以上の延伸速度が採用されようとしている。
分以上の延伸速度が採用されようとしている。
このような高速で延伸したのち、1〜15%の高弛緩率
で弛緩率処理己た場合は、弛緩領域で糸の張力h3低下
し、糸の走行が不安定1こなり、糸切れが生じやすく操
業性が低下する欠点b5ある。
で弛緩率処理己た場合は、弛緩領域で糸の張力h3低下
し、糸の走行が不安定1こなり、糸切れが生じやすく操
業性が低下する欠点b5ある。
本発明者らはこれら従来技術の欠点を解決し、輪状フィ
ラメントが発生しない収縮率差ポリエステル混繊糸の製
造方法の提供を目的として鋭意検討した結果、弛緩率が
1%未満の範囲であっても表面を梨地加工した加熱ロー
ルを使って熱処理し、弛緩領域で弛緩処理することによ
り輪状フィラメントの発生を防止できることを見出し、
本発明に到達したものである。
ラメントが発生しない収縮率差ポリエステル混繊糸の製
造方法の提供を目的として鋭意検討した結果、弛緩率が
1%未満の範囲であっても表面を梨地加工した加熱ロー
ルを使って熱処理し、弛緩領域で弛緩処理することによ
り輪状フィラメントの発生を防止できることを見出し、
本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は高収縮性ポリエステル未延伸糸と低
収縮性ポリエステル未延伸糸とからなる混繊糸を加熱延
伸ロールを用いて延伸したのち、Sl・−82≧4.0
を満足するように加熱梨地ロールを用いて(延伸時の最
高温度+30℃)以上の温度で熱処理し、ついで弛緩率
0%以上1%未満の弛緩領域を通過させ周囲温度まで冷
却して巻取ることを特徴とするポリエステル混繊糸の製
造方法である。
収縮性ポリエステル未延伸糸とからなる混繊糸を加熱延
伸ロールを用いて延伸したのち、Sl・−82≧4.0
を満足するように加熱梨地ロールを用いて(延伸時の最
高温度+30℃)以上の温度で熱処理し、ついで弛緩率
0%以上1%未満の弛緩領域を通過させ周囲温度まで冷
却して巻取ることを特徴とするポリエステル混繊糸の製
造方法である。
ただし、S、は混繊糸の熱処理後の高収縮性側のポリエ
ステル糸約50crrLに2mIjI/dの荷重を吊し
て糸長11を測定した。
ステル糸約50crrLに2mIjI/dの荷重を吊し
て糸長11を測定した。
2■/dの荷重下200°Cの空気中で15分間乾熱処
理しを出したのち、2rn9/dの荷重下で糸長e2を
測定して次式により求めた乾熱収縮率である。
理しを出したのち、2rn9/dの荷重下で糸長e2を
測定して次式により求めた乾熱収縮率である。
また、S2は混繊糸の熱処理後の低収縮性側のポリエス
テル糸tこついてSlと同じ方法で測定した乾熱収縮率
である。
テル糸tこついてSlと同じ方法で測定した乾熱収縮率
である。
本発明を図をもって説明する。
第1図は本発明の一実施態様を示す概略図である。
1,1′はそれぞれ、高収縮性、低収縮性のポリエステ
ル未延伸糸、2は供給ロール、3は加熱延伸ロール、4
は加熱梨地ロール、5は弛緩処理ロール、6は巻取装置
である。
ル未延伸糸、2は供給ロール、3は加熱延伸ロール、4
は加熱梨地ロール、5は弛緩処理ロール、6は巻取装置
である。
高収縮性のポリエステル未延伸糸1と低収縮性のポリエ
ステル未延伸糸1′を解舒しガイド7で合糸し、供給ロ
ール2と加熱延伸ロール3の間で所定倍率の延伸を施し
、加熱梨地ロール4で熱処理した後、加熱梨地ロール4
と弛緩処理ロール5の弛緩領域で弛緩し、巻取装置6で
パーン8に巻上げる。
ステル未延伸糸1′を解舒しガイド7で合糸し、供給ロ
ール2と加熱延伸ロール3の間で所定倍率の延伸を施し
、加熱梨地ロール4で熱処理した後、加熱梨地ロール4
と弛緩処理ロール5の弛緩領域で弛緩し、巻取装置6で
パーン8に巻上げる。
本発明の特異点は、延伸後の収縮率差を有するポリエス
テル混繊糸を梨地加工したロール1こより特定の温度範
囲で熱処理を行なったのち、弛緩率0%以上1%未満の
弛緩領域を通過させることである。
テル混繊糸を梨地加工したロール1こより特定の温度範
囲で熱処理を行なったのち、弛緩率0%以上1%未満の
弛緩領域を通過させることである。
延伸後の熱処理は加熱梨地ロールを使用する必要があり
、鏡面ロールであってはならない。
、鏡面ロールであってはならない。
鏡面ロールでは熱処理効果05小さい。
弛緩領域で0%未満の弛緩率を採用した場合輪状フィラ
メントh′5消滅せず本発明の目的は達成できない。
メントh′5消滅せず本発明の目的は達成できない。
弛緩率は0%以上1%未満とする必要がある。
弛緩率が0%未満(ストレッチサイド)では輪状フィラ
メントが消滅せず、また1%以上では弛緩領域における
糸張力h5低下して糸の走行が不安定となり、糸切れが
多く操業1fjHf)s低下すると共に品質面での問題
b5生じるので好ましくない。
メントが消滅せず、また1%以上では弛緩領域における
糸張力h5低下して糸の走行が不安定となり、糸切れが
多く操業1fjHf)s低下すると共に品質面での問題
b5生じるので好ましくない。
なお、弛緩率は弛緩領域前の糸条走行速度(第1図にお
いては加熱梨地ロールの周速度)V1弛緩領域後の糸条
走行速度(第1図においては弛緩処理ロールの周速度)
■としたとき で示す値である。
いては加熱梨地ロールの周速度)V1弛緩領域後の糸条
走行速度(第1図においては弛緩処理ロールの周速度)
■としたとき で示す値である。
加熱梨地ロールの温度1)5上昇するのtこ伴って弛緩
領域における糸は張力b5増大し走行な安定するが、潜
在収縮率差を示す(SiS2)は逆に低下する。
領域における糸は張力b5増大し走行な安定するが、潜
在収縮率差を示す(SiS2)は逆に低下する。
したがって、加熱梨地ロールの温度の上限は、前記収縮
率差(St 82)≧4.0を満足する範囲となる温
度に設定する必要1)5ある。
率差(St 82)≧4.0を満足する範囲となる温
度に設定する必要1)5ある。
これを満足できない場合は潜在収縮率差が小さいため、
収縮率差混繊糸としての特徴h5発揮できない。
収縮率差混繊糸としての特徴h5発揮できない。
また、加熱梨地ロールの温度の下限は(延伸時の最高温
度+30°C)が必要であり、該温度未満では輪状フィ
ラメントか消滅しないばかりか、弛緩領域での糸張力b
5低いために走行1)S不安定であって糸切れの発生h
5多くなる。
度+30°C)が必要であり、該温度未満では輪状フィ
ラメントか消滅しないばかりか、弛緩領域での糸張力b
5低いために走行1)S不安定であって糸切れの発生h
5多くなる。
本発明では収縮率差を有するポリエステル未延伸糸から
なる混繊糸を得る方法としては、高収縮性、低収縮性の
糸を同一口金から同時1こ紡糸する方法のほか、第1図
のようfこ別々の口金から紡糸した高収縮性、低収縮性
糸を延伸する前1こ混繊する方法も採用できる。
なる混繊糸を得る方法としては、高収縮性、低収縮性の
糸を同一口金から同時1こ紡糸する方法のほか、第1図
のようfこ別々の口金から紡糸した高収縮性、低収縮性
糸を延伸する前1こ混繊する方法も採用できる。
収縮率差を有するポリエステル未延伸糸からなる混繊糸
を延伸するに際しては、加熱ピンによる延伸よりも加熱
延伸ロールlこよる延伸が適している。
を延伸するに際しては、加熱ピンによる延伸よりも加熱
延伸ロールlこよる延伸が適している。
すなわち、ピン延伸tこおいてはピン上1こ捲回された
未延伸糸は、加熱1こよる温度上昇と捲回されている糸
道1こ沿った摩擦fこよる張力上昇との兼ね合い1こよ
る延伸開始温度張力に達したとところでネッキングが生
じ延伸される。
未延伸糸は、加熱1こよる温度上昇と捲回されている糸
道1こ沿った摩擦fこよる張力上昇との兼ね合い1こよ
る延伸開始温度張力に達したとところでネッキングが生
じ延伸される。
しかし、高収縮性未延伸糸と低収縮性未延伸糸とでは延
伸点h5必ずしも一致せず、該未延伸糸の間で互いに干
渉し、延伸点がずれていわゆるダイフレックを生じたり
、単糸切れを誘発する。
伸点h5必ずしも一致せず、該未延伸糸の間で互いに干
渉し、延伸点がずれていわゆるダイフレックを生じたり
、単糸切れを誘発する。
したがって、ピン延伸では外部より延伸点を積極的lこ
固定するものではなく、収縮率差を有する混繊未延伸糸
を延伸ピンで延伸することは好ましくない。
固定するものではなく、収縮率差を有する混繊未延伸糸
を延伸ピンで延伸することは好ましくない。
これに対し加熱延伸ロールで延伸する場合1こは、前記
した延伸ピンを用いたときの問題は発生せず、延伸点が
固定された均一な延伸が可能となる。
した延伸ピンを用いたときの問題は発生せず、延伸点が
固定された均一な延伸が可能となる。
本発明の高収縮性ポリエステル未延伸糸を構成するポリ
エステルは、15モル%以下の共重合成分を含む共重合
ポリエチレンテレフタレートが最も好適である。
エステルは、15モル%以下の共重合成分を含む共重合
ポリエチレンテレフタレートが最も好適である。
そして、共重合成分としてはシュー酸、セバシン酸など
の脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、フタル酸などの
芳香族ジカルボン酸、■、2シクロブタンジカルボン酸
などの脂環をもつジカルボン酸、その他、炭素、水素、
および酸素以外の元素を含むジカルボン酸でもよい。
の脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、フタル酸などの
芳香族ジカルボン酸、■、2シクロブタンジカルボン酸
などの脂環をもつジカルボン酸、その他、炭素、水素、
および酸素以外の元素を含むジカルボン酸でもよい。
あるいは、炭素数2〜10のグリコールエステル、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコールなどのグリコール成分でもよい。
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコールなどのグリコール成分でもよい。
なお、得られる混繊糸lこ嵩高性、ドレープ性などの優
れた効果を発揮させるため1こは、前記共重合量は5モ
ル%以上とすることが好ましい。
れた効果を発揮させるため1こは、前記共重合量は5モ
ル%以上とすることが好ましい。
また、共重合量b515モル%を越えると低収縮性ポリ
エステル未延伸糸との合糸混繊延伸性b3不良1こなる
ので共重合量は15モル%以下とするのb5好ましい。
エステル未延伸糸との合糸混繊延伸性b3不良1こなる
ので共重合量は15モル%以下とするのb5好ましい。
一方、低収縮性ポリエステル未延伸糸を構成するポリエ
ステルは、主構成単位がポリエチレンテレツクレートで
ある通常のポリエステルであり、共重合体はなるべく含
有しないことが望ましいl)5、収縮率に影響を与えず
、本発明の目的が達せられる範囲で共重合成分を含有し
ていてもよい。
ステルは、主構成単位がポリエチレンテレツクレートで
ある通常のポリエステルであり、共重合体はなるべく含
有しないことが望ましいl)5、収縮率に影響を与えず
、本発明の目的が達せられる範囲で共重合成分を含有し
ていてもよい。
なお、高収縮性、低収縮性ポリエステル未延伸糸の断面
形状は円形、非円形何れでもよく、絹様光沢効果を発揮
させるため1こは非円形断面糸を用いるのがよい。
形状は円形、非円形何れでもよく、絹様光沢効果を発揮
させるため1こは非円形断面糸を用いるのがよい。
本発明により輪状フィラメントが発生せず、操業性よく
ポリエステル混繊糸を得ることが可能で、得られた混繊
糸は風合、嵩高性、ドレープに富んだ編織物用として有
用である。
ポリエステル混繊糸を得ることが可能で、得られた混繊
糸は風合、嵩高性、ドレープに富んだ編織物用として有
用である。
以下実施例1こよって本発明を具体的1こ説明するが、
該実施例1こよって本発明が限定されるものでないこと
はいうまでもない。
該実施例1こよって本発明が限定されるものでないこと
はいうまでもない。
実施例 1
低収縮性ポリエチレンテレフタレート未延伸糸L29d
L8fii(平均゛重合度102)と、イソフタル
酸をエチレンテレフタレート単位当り、7.5モル%を
共重合した高収縮性ポリエチレンテレフタレート系未延
伸糸129d−18fil(平均重合度108)を別々
1こ紡糸した。
L8fii(平均゛重合度102)と、イソフタル
酸をエチレンテレフタレート単位当り、7.5モル%を
共重合した高収縮性ポリエチレンテレフタレート系未延
伸糸129d−18fil(平均重合度108)を別々
1こ紡糸した。
これらの2種の未延伸糸を合糸混繊したのち、表面温度
を90℃に加熱した加熱延伸ロールを用いて、延伸速度
1.200m/分で3.44倍に延伸し、引続いて表面
温度を150℃に加熱した加熱梨地ロールを使って熱処
理を行なった。
を90℃に加熱した加熱延伸ロールを用いて、延伸速度
1.200m/分で3.44倍に延伸し、引続いて表面
温度を150℃に加熱した加熱梨地ロールを使って熱処
理を行なった。
ついで弛緩率−0,5゜0 、0.5 、1.0 、2
.0%の各弛緩領域を通過せしめたのち、室温まで冷却
して巻取った。
.0%の各弛緩領域を通過せしめたのち、室温まで冷却
して巻取った。
なお、比較のため加熱梨地ロールの代りに加熱した鏡面
ロールを用いて同様fこ熱処理を行なった。
ロールを用いて同様fこ熱処理を行なった。
延伸時の糸切れ発生状況、得られた収縮率差混繊糸の潜
在収縮性を示す(SI S2)の値および輪状フィラ
メントの発生程度は第1表のと゛おりであった。
在収縮性を示す(SI S2)の値および輪状フィラ
メントの発生程度は第1表のと゛おりであった。
注 糸切れ:糸条108rrL当りの糸切れ回数輪状フ
ィラメント:2.25kg巻パーン表面で観察される3
〜10CrILの輪状フィラメント(たるみ)の個数 第1表1こおいて、At、5,6〜10は本発明の効果
を明確1こするための比較例である。
ィラメント:2.25kg巻パーン表面で観察される3
〜10CrILの輪状フィラメント(たるみ)の個数 第1表1こおいて、At、5,6〜10は本発明の効果
を明確1こするための比較例である。
弛緩率の増大fこ伴ない好ましくない輪状フィラメント
は減少するが、糸切れは増加する傾向が認められる。
は減少するが、糸切れは増加する傾向が認められる。
加熱鏡面ロール使いでは輪状フィラメントおよび糸切れ
が発生しない領域は認められないのFこ対し、加熱梨地
ロール使いでは弛緩率0〜1%未満の範囲で輪状フィラ
メントの発生hLI’j(、また糸切れもなく良好であ
った。
が発生しない領域は認められないのFこ対し、加熱梨地
ロール使いでは弛緩率0〜1%未満の範囲で輪状フィラ
メントの発生hLI’j(、また糸切れもなく良好であ
った。
実施例 2
実施例1と同じ低収縮性ポリエチレンテレフタレート未
延伸糸129d〜l 8 filと、イソフタル酸共重
合高収縮性ポリエチレンテレフタレート系未延伸糸12
9d−18filを合糸混繊したのち表面温度を90℃
に加熱した加熱延伸ロールを用いて延伸速度1.200
rrL/分で3.44倍に延伸した。
延伸糸129d〜l 8 filと、イソフタル酸共重
合高収縮性ポリエチレンテレフタレート系未延伸糸12
9d−18filを合糸混繊したのち表面温度を90℃
に加熱した加熱延伸ロールを用いて延伸速度1.200
rrL/分で3.44倍に延伸した。
延伸についで表面温度too、tto。120.130
,1’40,150,160゜170℃に加熱した加熱
梨地ロールで熱処理し、さらに弛緩率0.5%の弛緩領
域を通過させたのち、室温まで冷却し巻増っな。
,1’40,150,160゜170℃に加熱した加熱
梨地ロールで熱処理し、さらに弛緩率0.5%の弛緩領
域を通過させたのち、室温まで冷却し巻増っな。
延伸時の糸切れ発生状況、得られた収縮率差混繊糸の潜
在収縮率差を示す(st 82)の値および輪状フィ
ラメントの発生程度は第2表のとおりであった。
在収縮率差を示す(st 82)の値および輪状フィ
ラメントの発生程度は第2表のとおりであった。
O糸切れ:糸条L08m当りの糸切れ回数輪状フィラメ
ント:2.25kg巻パーン表面で観察される3〜1゜
ぼの輪状フィラメント(たるみ)の個数 第2表1こおいてAll、12は本発明の効果を明確に
するための比較例である。
ント:2.25kg巻パーン表面で観察される3〜1゜
ぼの輪状フィラメント(たるみ)の個数 第2表1こおいてAll、12は本発明の効果を明確に
するための比較例である。
加熱梨地ロール温度の上昇に伴って、糸切れ、輪状フィ
ラメントとも1こ減少するが、(延伸時最高温度+30
℃)以下である実験Allおよび12の場合は、糸切れ
が目立ち輪状フィラメントの発生b5認められる。
ラメントとも1こ減少するが、(延伸時最高温度+30
℃)以下である実験Allおよび12の場合は、糸切れ
が目立ち輪状フィラメントの発生b5認められる。
実施例 3
低収縮性ポリエチレンテレフタレート未延伸糸85d−
12fil(平均重合度102)と、イソフタル酸をエ
チレンテレフタレート当り7.5モル%を共重合した高
収縮性ポリエチレンテレフタレート系未延伸糸85d−
12fil(平均重合度108)を各々紡糸した。
12fil(平均重合度102)と、イソフタル酸をエ
チレンテレフタレート当り7.5モル%を共重合した高
収縮性ポリエチレンテレフタレート系未延伸糸85d−
12fil(平均重合度108)を各々紡糸した。
ついで、140錘の延伸機を用いて前記2種の未延伸糸
を合糸混繊したのち、表面温度を90℃に加熱した加熱
延伸ロールを用いて延伸速度1.1.50ffl/分で
3.39倍1こ延伸し、引続いて表面温度を150℃]
こ加熱した加熱梨地ロールを使って熱処理を行なった。
を合糸混繊したのち、表面温度を90℃に加熱した加熱
延伸ロールを用いて延伸速度1.1.50ffl/分で
3.39倍1こ延伸し、引続いて表面温度を150℃]
こ加熱した加熱梨地ロールを使って熱処理を行なった。
さらに続いて弛緩率0.5%の弛緩領域を通過させたの
ち、室温まで冷却して巻増った。
ち、室温まで冷却して巻増った。
糸切れ回数は2回/108mと低く良好な操業性を示し
た。
た。
また、巻上げたパーンの表面1こも輪状フィラメントは
全く認められず、得られた混繊糸は次1こ示すとおりの
各種収縮特性および糸特性を有し、収縮率差混繊糸とし
て十分な品質を有するものであった。
全く認められず、得られた混繊糸は次1こ示すとおりの
各種収縮特性および糸特性を有し、収縮率差混繊糸とし
て十分な品質を有するものであった。
白 乾熱収縮率は200℃で15分処理したもの1こつ
いて測定した値である。
いて測定した値である。
第1図は本発明の一実施態様を示す概略図である。
1:高収縮性ポリエステル未延伸糸、1′:低収縮性ポ
リエステル未延伸糸、2:供給ロール、3:加熱延伸ロ
ール、4:加熱梨地ロール、5:弛1緩処理ロール、6
:巻取装置
リエステル未延伸糸、2:供給ロール、3:加熱延伸ロ
ール、4:加熱梨地ロール、5:弛1緩処理ロール、6
:巻取装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高収縮性ポリエステル未延伸糸と低収縮性ポリエス
テル未延伸糸とからなる混綿糸を加熱延伸ロールを用い
て延伸したのち、 S、−S2≧4.0を満足するよう
tこ加熱梨地ロールを用いて(延伸時の最高温度+30
℃)以上の温度で熱処理し、ついで弛弛緩率0%以上1
%未満の弛弛領域を通過させ周囲温度まで冷却して巻取
ることを特徴とするポリエステル混繊糸の製造方法。 〔ただし、Slは混繊糸の熱処理後の高収縮性側のポリ
エステル糸を2〜/d荷重下200℃で測定した乾熱収
縮率%を示し、S2は混繊糸の熱処理後の低収縮性側の
ポリエステル糸を2に9/d荷重下200℃で測定した
乾熱収縮率%を示す。 〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5379976A JPS5936011B2 (ja) | 1976-05-13 | 1976-05-13 | ポリエステル混繊糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5379976A JPS5936011B2 (ja) | 1976-05-13 | 1976-05-13 | ポリエステル混繊糸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52140624A JPS52140624A (en) | 1977-11-24 |
JPS5936011B2 true JPS5936011B2 (ja) | 1984-08-31 |
Family
ID=12952853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5379976A Expired JPS5936011B2 (ja) | 1976-05-13 | 1976-05-13 | ポリエステル混繊糸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936011B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61122929A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テ−プレコ−ダ− |
JPS62298902A (ja) * | 1986-06-18 | 1987-12-26 | Teac Co | 音声信号用ダビング装置 |
JPH0550042B2 (ja) * | 1984-11-19 | 1993-07-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54151643A (en) * | 1978-05-22 | 1979-11-29 | Teijin Ltd | Polyester blended yarn |
JPS588150A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-18 | 東レ株式会社 | インタ−レ−ス糸の製造方法 |
JPS61124638A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-12 | 株式会社クラレ | 特殊混繊糸とその製造法 |
JP2551015B2 (ja) * | 1987-08-07 | 1996-11-06 | 東レ株式会社 | 特殊嵩高糸の製造方法 |
-
1976
- 1976-05-13 JP JP5379976A patent/JPS5936011B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61122929A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テ−プレコ−ダ− |
JPH0550042B2 (ja) * | 1984-11-19 | 1993-07-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPS62298902A (ja) * | 1986-06-18 | 1987-12-26 | Teac Co | 音声信号用ダビング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52140624A (en) | 1977-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5936011B2 (ja) | ポリエステル混繊糸の製造方法 | |
JPS584089B2 (ja) | ポリエステルセンイノ セイゾウホウホウ | |
JPS6125802B2 (ja) | ||
JP3264334B2 (ja) | 高収縮応力ポリエステル繊維の製造方法 | |
US4103480A (en) | Method for producing textured filament yarns with improved yarn qualities from preorientated polyamide 6 | |
JP3244150B2 (ja) | ポリエステル杢調太細糸の製造方法 | |
US4287713A (en) | Process for low-torque textured yarn | |
JPS5818445B2 (ja) | ポリエステル繊維の製造法 | |
JPS5812372B2 (ja) | トリロ−バルポリエステルカリヨリカコウシノ セイゾウホウ | |
JPH0433895B2 (ja) | ||
JPH10251913A (ja) | 合成繊維の直接紡糸延伸方法 | |
KR950000718B1 (ko) | 폴리에스터 이수축혼섬사의 제조방법 | |
JP2005154962A (ja) | ポリエステル仮撚加工糸及びその製造方法 | |
JPS6245326B2 (ja) | ||
JPH0735606B2 (ja) | ポリエステル熱収縮差混繊糸の製造方法 | |
JPS6347803B2 (ja) | ||
JPS61146836A (ja) | ポリエステルシツクアンドシン糸の製造法 | |
JPS5818455B2 (ja) | テキスチヤ−ドヤ−ンの製造法 | |
JPH0247325A (ja) | 異収縮ポリエステル混繊糸の製造方法 | |
JP4059681B2 (ja) | ポリトリメチレンテレフタレート前配向糸の製造方法 | |
JPS59216942A (ja) | ポリエステル異繊度混繊糸の製法 | |
JP2737999B2 (ja) | 織編物用ポリエステル複合糸条 | |
JPS6215652B2 (ja) | ||
JPS59125904A (ja) | 分繊用ポリエステルマルチフイラメントの製造法 | |
JPS62231015A (ja) | 特殊延伸糸およびその製法 |