JPS5935745A - 空調制御における季節判定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ビル内等の空調制御を行なう場合の基準とな
る季節モードの判定方法に関する。

ビルの空調制御において、快適性を損なわず、省エネル
ギを図るため、各種の省エネルギ制御が実施されている
。これらの制御の内で、外気温度すなわち季節により、
その基準の値あるいはノくターンを切換える場合がある
。例えば、学内温度の設定では、夏は２８℃、冬は１８
′ｃ％春秋の中間期で２２℃、また、パルプ操作では、
夏は冷水、冬は温水への切換え等がある。この季節ノ（
ターンを切換える方式において、暦日（カレンダ）にて
行なう方式がある。夏、冬と明確にわかる期間、すなわ
ち、７，８．９月、１２，１．２月においては、暦日判
定のみで十分であるが、これら以外の月、いわゆる中間
期においては、外気条件により冬モード、夏モードの日
がある。例えば、３月でも、特に寒い日は冬モードでの
運転が必要となり、また、１０月でも暑い日は夏モード
での運転が必要となる。この中間期において季節モード
を適切に切換えることは、快適性の確保さらには省エネ
ルギー効果として非常に有効である。

従来、この季節モードの切換えは、暦日による切換え、
および、中間期では、昨日の外気温度の平均値で判定を
行なっていた。この方式では、長期的な外気温度の変化
での季節判定としては問題ないが、春先など前日から当
日への急激な気候変化あるいは日中での気候変化には追
従できず、適切な季節モードの判定を誤り、省エネルギ
および快適性の面で問題があった。

本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的は、空調制御における季節モードの切換え、特
に中間期における季節モード判定において、当日の気候
が急変しても適切なモード判定が可能な季節判定方法を
提供することにある。

この発明に係る季節判定方法は、特に春秋の中間期にお
ける判定方法であって、 ■　空調開始時には、現在の外気温度と前日の同時刻の
外気温度とを比較し、急激な変化がない場合には、前日
の季節モードと同一にし、差が非常圧ある場合には、当
日の外気温度により季節判定を行なう。これは三寒四温
と呼ばれるように、少なくとも２〜３日は、同一気候が
続くという予測と、逆に急変する場合の対応を可能とし
ている。

■　さらに、同日の日中の外気条件の変化に対応するた
め、当日の外気状況を把握し、空調機運転時間内の外気
平均温度時刻に当日の外気温度を判定し、前記空調機起
動時の季節モードの補正を行なうようにしたものである
。

以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
。最近のビル空調制御においては、マイクロコンピュー
タを採用し、各種の省力、省エネルギ制御を行なってお
り、本発明においてもマイクロコンピュータを活用する
ことになる。

第１図に示すのは、本発明に係る季節判定方法全実施す
るためのシステムであり、１はデータの処理を行なうマ
イクロコンピュータ、２は空調機の運転状況および室内
外の温湿度等プロセスの運営状況を監視するカラーディ
スプレイ、３はマンマシン用のオペレータコンソール、
４は室温等のデータを記録するタイプライタ、５はプロ
セスと入出力を行なうプロセス入出力装置である。

中央から事務所等の室温を遠方設定する場合には、手動
と自動があるが、手動の場合には、カラーディスプレイ
２により状況を把握しながら、オペレータコンソール３
によりオペレータが設定し、［Ｊの場合にはマイクロコ
ンピュータ１中のソフト処理にエリ設定される。この設
定値はプロセス入出力装置５によりプロセスへ出力され
る。一方、前記設定および季節−）換えの条件となる外
気温度、室内温湿度のデータは、逆にプロセス入出力装
置５より入力され、マイクロコンピュータ１に取込まれ
る。

第２図に示すのは、マイクロコンピュータ１における季
節モード判定と温度設定のフローチャートであり、第３
図は、関東地区の月毎の平均温度の分布データ例（但し
、平均温度は９時から１７時までの平均値）を示したも
のである。

第２図において、オペレータコンソール３による手動６
については省略し、自動７について説明する。

まず、暦日判定８により季節の判定を行なう。

すなわち、７，８．９月は夏Ｓ、１２，１．２月は冬Ｗ
１これら以外は中間期Ｍとし、それぞれ、夏モードＳＭ
（室温設定２８　’ｃ　）　、冬モードＷＭ（室温設定
１８　’ｃ　）　、中間期モードＭＭＣ室温設定２２　
’ｃ　）で運転することになる。

しかしながら、中間期Ｍにおいては、前述した当日の気
候変化があるため、季節モードの選択を行なうことにな
る。本実施例においては、空調開始時に季節モードの決
定を行なうとともに、午前１０時と正午の空調機運転時
間内の外気平均温度時刻に、前記季節モードの補正を行
なう。

ここで、空調機運転時間内の外気平均温度時刻を、午前
１０時と正午にとっているのは、次の理由による。すな
わち、一般の事務所ビルの場合、就業時間が９時から１
７時あるいは１８時となっており、この時間内の平均気
温と午前１０時の気温がほぼ等しいことと、午前９時か
ら１２時までの平均気温が一日の平均とはｎ同じである
という気象データに基いて決定されたものであり、１゜
時と正午の判定で一日の気温予測が可能であるからであ
る。

以上のような中間期Ｍにおいて、第２図に示すように、
空調開始時（ａ）、午前１０時（ｂ）、正午（Ｃ）の時
刻判定９を行ない、 （ａ）　　空調開始時には、前日の同時刻の外気温度と
現在の外気温度の差の判定１０を行ない、この差がγ℃
（例えば、急激な変化と感じる５℃とする。）以内であ
れば、前日のモードＭｏのままとする。

温度差がγ℃以上の時は、現在の大気温度Ｔ１の判定１
１を行ない、このＴ１が、平年同時刻の３月の平均温度
α１　’ｃより以下であったら冬モードＷＭ、６月の平
均温度β１　’ｃ以上で夏モードＳＭ。

α１　でとβＩでの間で中間期モードＭＭとする。

ここで、切換の温度基準を３月および６月の平均温度に
した理由は、第３図に示すような気候変化と人間の季節
感とを考醸して決定した。（但し本例は関東地区の例） （１））午前１０時においては、この時刻の外気温度Ｔ
２の判定１２を行ない、平年の３月および６月の就業時
間（９時から１７時までの）の平均温度α２．β２と比
較し、（ａ）と同様の季節モードの切換えを行なう。（
本例では、α２＝１１℃、β２＝２１℃としている。） （Ｃ）　　正午においては、９時から１２時までの平均
温度Ｔ＋＋の計算１３および判定１４を行ない、伸）。

Φ）と同様の季節モードの切換えを行なう。（ここで、
α３＝α３、β３＝β、としている。）以上により季節
モードの判定ができるとそれに対応した室内温度の設定
を行なう。すなわち、夏モードでは室温２８℃、冬モー
ドでは１８℃、中間期では２２′Ｃと設定値が出力され
る。なお、夏モード時、室温を２８℃に設定した場合、
外気温がそれ以下であれば、外気による冷房制御が可能
であり、この季節判定により総合的な省エネルギ制御が
可能である。

前述のとおり、この発明によれば、特に気候の変化の激
しい中間期の判定を、簡単な処理、すなわち、前日との
外気温度の比較、さらには当日の外気状況を起動時およ
び平均外気温度時刻で補正することにより的確な季節モ
ードの判定が可能であり、省エネルギおよび快適性の向
上を図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の判定方法を実施するためのシステムを
示す構成図、第２図は季節判定処理のフローチャート、
第３図は平均温度の分布と各設定値の関係を示すグラフ
である。 １・・・マイクロコンピュータ、２・・・カラーディス
プレイ、３・・・オペレータコンソール、４・・・タイ
プラ茅　１　図 ／ 不２図 茅３　目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、夏、冬、中間期の三つの季節モードの判定を行なう
   空調制御における季節判定方法であって、暦日による夏
   、冬、中間期の大別を行なうとともに、中間期の暦日期
   間において、当日の空調開始時に、この時の外気温度と
   前日同時刻の外気温度とを比較し、その差が、設定値以
   内であれば、前日の季節モードのまま運転し、前記差が
   、前記設定値以上であれば、前記空調開始時の外気温度
   により、夏、冬、中間期のモード判定を行ない、さらに
   、空調機運転時間内の外気平均温度時刻に、当日の外気
   温度を判定し、起動時の季節モード判定を補正すること
   を特徴とする空調制御における季節判定方法。