JPS5935580B2 - 果実、野菜類の処理法 - Google Patents

果実、野菜類の処理法

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JPS5935580B2
JPS5935580B2 JP55081122A JP8112280A JPS5935580B2 JP S5935580 B2 JPS5935580 B2 JP S5935580B2 JP 55081122 A JP55081122 A JP 55081122A JP 8112280 A JP8112280 A JP 8112280A JP S5935580 B2 JPS5935580 B2 JP S5935580B2
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JP
Japan
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vegetables
enzyme
fruits
liquid
molecular weight
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Expired
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JP55081122A
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English (en)
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JPS578751A (en
Inventor
好男 青山
雅裕 戸田
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は果実あるいは野菜の処理法に関する。
さらに詳記すると、本発明は、果実又は野菜類を破砕し
、必要があれば裏ごしにかげ、この破砕物を植物組織崩
壊酵素により処理した後、必要により裏ごしにかけ分画
分子量約12万から20万の限外濾過膜法によりフレー
バに富んだ清澄液と濃縮液を同時に得ることを特徴とす
る、果実・野菜類の処理法、ならびに果実又は野菜類を
破砕し、必要があれば裏ごしにかけ、この破砕物を植物
組織崩壊酵素により処理した後、必要により裏ごしにか
け分画分子量約12万から20万の限外濾過膜法により
フレーバに富んだ清澄液と濃縮液を同時に得、ついで、
この清澄液を更に別の分画分子量約1万から5万の限外
濾過膜に通して、酵素をこの工程の濃縮液に回収するこ
とを特徴とする、果実・野菜類の処理法に関する。
従来、モモ果実の飲料としてはネクターや混濁ジュース
、あるいは各種野菜ジュースがあるが、清澄ジュースは
なかった。
その原因としては、清澄化の方法として用いられるr過
板や濾過助剤によっては、清澄化の高いジュースが効率
良く生産されなかったためと考えられる。
本発明者は、限外濾過装置を使って、清澄化ジュースの
製造を試みたが、生産効率は悪く、原料を植物組織崩壊
酵素で前処理した後、限外濾過に供すると、その効率は
数倍も増大することを見出した。
本発明方法により達成される効果は次の通りである。
(+)従来の果汁の清澄化方法に比し、生産効率が高い
これは酵素処理によって原料の破砕物のペクチンやセル
ロースやヘミセルロース等が分解されて、限外濾過の透
過速度が太き(なるためと考えられる。
未処理原料と比べた場合、酵素処理物の沢過速度は約6
倍である。
(11)ジュースとペーストの両者を同時に製造するた
めに、廃棄物の量が極めて少ない。
例えばモモの場合、原料の約80%を清澄液として、約
15%をペーストとして回収することができ、廃棄物量
は約5%と非常に少ない。
曲)本発明方法によって、酸味の強い独特のフレーバを
有する清澄ジュースとペーストを得ることができる。
酸味は酵素処理によって植物組織が分解されて、酸が液
部に遊離して(るためと考えられる。
使用する限外沢過膜の分画分子量に応じて、酵素処理液
中の種々の分子量の物質は種々の割合で透過液と濃縮液
に分配される。
大きな分画分子量の膜では、殆んどのフレーバ成分は透
過液に移行し、濃縮液には極く僅しか残らない。
小さな分画分子量の膜を使用した場合には、フレーバ成
分の一部を濃縮液に残すことができる。
分画分子量が約15万の膜を使用した場合が、フレーバ
成分は両分画に適切な割合で分配される。
0■)加熱による濃縮と異なり、水沫においては処理液
の受ける加熱履歴は少ない。
その結果、生成物のフレーバや色調はすぐれている。
(v)酵素処理温度は常温に近< (20−35℃)、
限外沢過はポンプ駆動による加圧であるために、必要エ
ネルギー量は少なくて済む。
第1図により本発明を説明する。
85〜95℃で破砕した原料と植物組織崩壊酵素をホッ
パーAから注入する。
酵素処理槽Bにて、温度20〜35℃、攪拌回転数10
0〜400rpm、反応時間0.5〜1.0時間酵素処
理する。
次に酵素を失活させるために80〜120℃、数分間加
熱する(D)。
その処理液を限外沢過装置Fに供する。
透過液はGから、ペースト部分はEより得る。
酵素は高価なので、回収して繰り返えして使うことが可
能である。
その態様は第2図である。酵素処理液を加熱せず(加熱
殺菌機りを通さない)、酵素を活性状態のまぬ限外沢過
処理を行なう。
最初に、酵素が十分に通過し得る膜(酵素の分子量より
はるかに大きい分子量を分画分子量、例えば約5万とす
る膜)で酵素処理液を限外沢過するF−1oその際、酵
素処理液中の大部分の酵素は濾過膜を通過して、透過液
中に集まる。
次にこの透過液を、酵素阻止膜(酵素の分子量より小さ
い分子量を分画分子量、例えば約1万とする膜)で限外
沢遇するF−2゜この濃縮された酵素液Hはフィードバ
ックして再利用することができる。
実験例 モモ破砕物を酵素処理した後で限外沢過した場合と、酵
素処理しないで限外沢過した場合の透過速度の比較を行
なった。
酵素処理条件 処理量:1.5kg 酵素添加量:0.1%(対原料比) 温度:30℃ 攪拌回転数:400rpm 酵素失活 85℃/3分 限外沢過 逆浸透/限外沢過試験器RO−3膜:ウルト
ラフィルターUK−10、UK−50、UK−200 膜面積45.3c4 使用圧カニ4kg/ctrl 処理量:200mA’ 上表の結果から分るように、酵素処理区の透過速度は未
処理区に比し改善されている。
さらに本発明を実施例により説明する。
実施例 1 原料のクレモピーチ140に!9に市販のペクチナーゼ
(オリエンチーム3B)140rを添加して、32℃、
攪拌回転数25 Orpmで1時間反応させた。
フィニッシャ−(スクリーンの網目、0.5 mm)に
より核などの未分解物を除去した後、プレート式殺菌機
によって加熱(97℃/約20秒)し、酵素を失活させ
た。
得られた酵素処理液130kgの内、57.5kgを限
外沢過した。
使用した限外沢過装置はUS−B2(バイオエンジニア
リング社製)、限外沢過膜はPS−150(ポリスルコ
オン製、分画分子量15万)、有効面積0.2 mであ
る。
ポンプによる加圧は約1.0 kg/cat、温度25
〜35℃である。
約3.5時間で透過液47kgと濃1★縮液8kgを得
た。
この透過液(サンプルA)20kgに砂糖7821を加
えて、100%清澄ジュースを調合した(サンプルB)
透過液12kgに水12kg、砂糖1528f?、クエ
ン酸240グを加えて、50%清澄ジュースを調合した
(サンプルC)。
濃縮液(サンプルD)3kgに砂糖2kgを加え充分攪
拌して更に加熱、ペーストを調製した(サンプルE)。
濃縮液3kgに80%砂糖水0.8 kgを加えて充分
攪拌、加熱してペーストを調製した(サンプルF)。
これらのピーチ清澄ジュースおよびピーチペーストの分
析結果を表2、表3に示した。
実施例 2 原料の市販トマトピユーレ145kgに市販ペクチナー
ゼ(近畿ヤクルト社製、マセロチーム)145グを添加
して、45℃、攪拌回転数2501”pmで1時間反応
させた。
反応終了後、115℃/20秒加熱して酵素を失活させ
た。
得られた酵素★★処理液124kgの内、54k19!
を限外沢過した。
限外沢過の条件は実施例1の方法に従った。
(但し、分画分子量は12万である約2時間で透過液3
1ゆと濃縮液23kgを得た。
透過速度は17110.2m、hrである。
分析結果は第4表に示す。実施例 3 限外濾過膜の分画分子量20万を使用する以外☆戯ま、
実施例2の操作を繰り返えした。
分析結果は第5表に示す。
実施例 4 実施例1の方法により製造した清澄ジュースを市販のプ
ラム系炭酸飲料について、官能検査をした。
その結果は下表の通りであった。実施例 5 実施例2の条件と同様にして得た第1次の透過液を用い
て更に分画分子量1万の限外濾過膜で濾過して濃縮液と
透過液を得た。
透過液12kgから1kgの濃縮液を得た。
この透過液中の酵素を調べたところ次表の通りであった
酵素活性についての説明 通常市販酵素は種々の活性を有している。
ペクチナーゼ系酵素の場合にはペクチナーゼ活性とセル
ラーゼ活性が主体である。
これらの活性は次のような方法で測定された。
ペクチナーゼ・・・・・曲■ペクチンの分解による粘度
低下 セルラーゼ・・・曲・曲■セルロースの分解処よる還元
糖生成 〃 ・・・・・・・・・・・・■濾紙の崩壊度
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置を示し、第2図は
酵素の回収工程を包含する、本発明を実施するための装
置を示す。 A・・・・・・原料、酵素注入口、B・・・・・・酵素
処理槽、C・・・・・・フィニッシャ−1D・・・・・
・加熱殺菌機、E・・・・・・濃縮槽、E−1・・・・
・・第1次濃縮槽、E−2・・・・・・第2次濃縮槽、
F・・・・・・限外f過板、F−1・・・・・・限外濾
過機その1、F−2・・・・・・限外濾過機その2、O
・・・・・・ポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 果実又は野菜類を破砕し、必要があれば裏ごしにか
    け、この破砕物を植物組織崩解酵素により処理した後、
    必要により裏ごしにかげ分画分子量約12万から20万
    の限外濾過膜法によりフレーバに富んだ清澄液と濃縮液
    を同時に得ることを特徴とする、果実・野菜類の処理法
    っ 2 果実又は野菜類を破砕し、必要があれば裏ごしにか
    げ、この破砕物を植物組織崩解酵素により処理した後、
    必要により裏ごしにかけ分画分子量約12万から20万
    の限外濾過膜法によりフレーバに富んだ清澄液と濃縮液
    を同時に得、ついで、この清澄液を更に別の分画分子量
    約1万から5万の限外濾過膜に通して、酵素をこの工程
    の濃縮液に回収することを特徴とする、果実・野菜類の
    処理法。 3 果実・野菜類をモモ、イチビ、トマト、梅、ニンジ
    ンから選択する、特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の方法。
JP55081122A 1980-06-16 1980-06-16 果実、野菜類の処理法 Expired JPS5935580B2 (ja)

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JPH0272850A (ja) * 1988-09-06 1990-03-13 Ehime Pref Gov Seika Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai キウイフルーツ透明果汁の製造法
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