JPS593532Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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Publication number
JPS593532Y2
JPS593532Y2 JP1980065980U JP6598080U JPS593532Y2 JP S593532 Y2 JPS593532 Y2 JP S593532Y2 JP 1980065980 U JP1980065980 U JP 1980065980U JP 6598080 U JP6598080 U JP 6598080U JP S593532 Y2 JPS593532 Y2 JP S593532Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
resin
adjustment shaft
insulating substrate
variable resistor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980065980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56167511U (ja
Inventor
弘宣 小門
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP1980065980U priority Critical patent/JPS593532Y2/ja
Publication of JPS56167511U publication Critical patent/JPS56167511U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可変抵抗器たとえばテレビジョン受像機にお
けるフォーカス電圧の調整用等に用いられる高圧用の可
変抵抗器の構成に関するものであり、高品質のものを低
コストに得ることのできる可変抵抗器を提供しようとす
るものである。
高圧用の可変抵抗器にあっては、ケースに調整軸を取り
付けてそのケース内に接触孔を収納し、接触子と接触す
る抵抗体を設けた絶縁基板をケースの開口部に取り付け
、その絶縁基板とケースの上面に樹脂を充填するように
なされている。
ところが従来のこの種の可変抵抗器においては次のよう
な問題があった。
第1には、ケースに抵抗基板を接着して取り付けるとき
に、その接着樹脂をケースと絶縁基板との接着面の全面
にわたって塗布しておく必要があった。
その理由は、接着後に充填樹脂を注入して硬化炉に入れ
たときに可変抵抗部のケース中の空気圧が外圧よりも著
しく上昇し、接着面に一部でもすき間があると、この部
分から空気が洩れて充填樹脂中にボイドを発生する原因
となるからである。
第2には、全面で接着する場合の接着剤として熱変形温
度(HDT)が室温以下の可撓性樹脂を使わなければ、
温度衝撃で絶縁基板にストレスがかかりヒビ割れ等を生
じるおそれがあった。
第3に、その接着前は、接着後に熱硬化形の充填樹脂を
注入して硬化するためにおのずと熱硬化形の樹脂を必要
とし、その硬化に 100〜150℃の高温と30〜60分の長時間を要し
てエネルギーを多量に消費してしまうものであった。
第4に、それらの対策としてケースに空気孔を設け、充
填樹脂注型後に空気孔を室温硬化樹脂等で封入するよう
にするとコストアップとなり、また工程自動化の妨げに
なっていた。
そこで、本考案はかかる従来の問題点を解決した可変抵
抗器を提供することを目的とするもので、以下、本考案
の一実施例を図面を参照しつつ説明する。
図において、1はポリブチルテレフタレート樹脂やノリ
ル樹脂等の絶縁樹脂により成形したケースで、その底面
に調整軸挿入用の透孔2を形威し、かつ上面を開口した
形状とし、内面には途中まで位置決め用のリブ3を形成
している。
その透孔2には調整軸4を挿入する。
このとき、調整軸4の側面に細い凹溝5を形成しておく
等して、ケース1との間に空気流通用の隙間を生じるよ
うにする。
6はこの調整軸4の先端に取り付けた青銅製等の接触子
である。
一方、7はこのケース1の上面開口部分を覆うように設
けたセラミック板あるいは合成樹脂板等の絶縁基板で、
その下面には接触子6と圧接する抵抗体8を蒸着や塗布
により設け、また、電極9を銀ペイントの塗布等により
設けておく。
抵抗体8のうち直線部分は固定抵抗として用い、円弧状
の部分を可変抵抗用として用いる。
さらに、電極9にかしめたり溶接あるいは半田付は等し
た端子10を引き出しておく。
そして、この絶縁基板7はケース1のリブ3上に載せる
ようにし、接触子6のバネ圧に抗するようにクリップ等
でケース1に圧接させておいて、その周縁の複数個所で
それぞれ部分的に短時間硬化形(100〜150℃、数
分間熱硬化形)のエポキシ樹脂や変性アクリレート樹脂
あるいは紫外線硬化形樹脂等の樹脂11により接着する
このようにして絶縁基板ニアを固定してから、その上面
とケース1の上面との間に充填樹脂1またとえばエポキ
シ樹脂等の可撓性樹脂を注入し、真空脱泡し、熱硬化さ
せて充填するようにしている。
このように、本考案の可変抵抗器においてはケースと調
整軸との間に隙間を設けてそこから空気がケースの内部
に流通するようにしたので、絶縁基板の上面に充填樹脂
を充填し真空脱泡したり加熱硬化させるときにケースの
内部の空気圧が大幅に変化してもその内部と外部との間
で空気が調整軸の部分の隙間を介して自由に出入し、絶
縁基板とケースとの間の部分から充填樹脂の方に出てく
ることがなくなる。
従って、この絶縁基板を部分的にケースに接着しておく
だけでも充填樹脂にボイド等が生じるおそれがなくなり
、高品質のものを得ることができるものである。
さらに、絶縁基板をケースに全面接着しなくても部分的
に接着するだけでよいために接着剤の使用量やその硬化
に要するエネルギーの使用量を大幅に削減することがで
き、製造コストを著しく低減することができるものであ
る。
さらにまた、従来のようにケースの空気孔を塞ぐ必要も
ないため、この点でも低コスト化の効果が大きいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における可変抵抗器の断面図
、第2図はその平面図、第3図は同可変抵抗器に用いる
絶縁基板の平面図、第4図は同可変抵抗器に用いるつま
みの正面図である。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・透孔、3・・・
・・・リブ、4・・・・・・調整軸、5・・・・・・凹
溝、6・・・・・・接触子、7・・・・・・絶縁基板、
8・・・・・・抵抗体、9・・・・・・電極、10・・
・・・・端子、11・・・・・・樹脂、12・・・・・
・充填樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面に調整軸挿入用の透孔を有しかつ上面が開口された
    ケースと、上記ケースとの間に空気流通用の隙間を有す
    るように上記透孔に挿入された調整軸と、この調整軸に
    取り付けられた接触子と、下面に上記接触子と接触する
    抵抗体が設けられ上記ケースの開口部分を覆うように配
    設されてかつ上記ケースに複数個所でそれぞれ部分的に
    接着された絶縁基板と、上記絶縁基板の上面と上記ケー
    スの上面との間に充填された樹脂とを備えてなる可変抵
    抗器。
JP1980065980U 1980-05-13 1980-05-13 可変抵抗器 Expired JPS593532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980065980U JPS593532Y2 (ja) 1980-05-13 1980-05-13 可変抵抗器

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JP1980065980U JPS593532Y2 (ja) 1980-05-13 1980-05-13 可変抵抗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56167511U JPS56167511U (ja) 1981-12-11
JPS593532Y2 true JPS593532Y2 (ja) 1984-01-31

Family

ID=29660088

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JP1980065980U Expired JPS593532Y2 (ja) 1980-05-13 1980-05-13 可変抵抗器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547780U (ja) * 1978-09-25 1980-03-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547780U (ja) * 1978-09-25 1980-03-28

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JPS56167511U (ja) 1981-12-11

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