JPS5935284B2 - 厚板圧延方法 - Google Patents

厚板圧延方法

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Publication number
JPS5935284B2
JPS5935284B2 JP15279978A JP15279978A JPS5935284B2 JP S5935284 B2 JPS5935284 B2 JP S5935284B2 JP 15279978 A JP15279978 A JP 15279978A JP 15279978 A JP15279978 A JP 15279978A JP S5935284 B2 JPS5935284 B2 JP S5935284B2
Authority
JP
Japan
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rolled material
rolling
pass
thick plate
shape
Prior art date
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Expired
Application number
JP15279978A
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English (en)
Other versions
JPS5577905A (en
Inventor
一哉 坪田
治明 柳沢
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、厚板圧延方法に係わり、特に圧延材の平面形
状を制御する厚板圧延方法に関する。
厚板圧延時の鋼板の平面形状は、スラブサイズと圧延サ
イズとの相互の関係によって微妙に変化する。
たとえば、一般的な現象として、圧延材の申出比が約1
.5以下の場合には、圧延材の中形状はつづみ形になり
、また申出比が約1.5を越えると圧延材の中形状はた
いこ状になる。
圧延材がこるような形状を呈することによる歩止りロス
は1乃至3%にも達し、このような圧延材の平面形状を
改善することによって、圧延時における大巾な歩止り向
上が期待できる。
従来、圧延材の歩止り向上を図るためには、逆クラウン
ロール法、圧延時にロール間隙を変更する圧下修正圧延
方法等が提案されている。
しかしながらこれら従来の圧延方法には次のような欠点
があるとされていた。
(1) 前記逆クラウンロール法では、圧延材のエツ
ジ部の形状制御が困難である。
(2)ロール間隙を変更する圧下修正圧延方法では圧延
機の改造が必要となるか回転数ダウンにより圧延効率が
低下する。
本発明は、前記従来の圧延方法の欠点を排除するために
なされたもので、良好な平面形状を呈する鋼板を得る厚
板圧延方法を提供することを目的とする。
本発明は、圧延材を成形パス、幅出しパスおよび厚み出
しパスの各圧延工程に順に導(厚板圧延方法において、
圧延パス時の圧延材幅方向両端部から一定部分に局部的
に油を塗布し、ロールと圧延材との摩擦係数を変化させ
、厚板圧延時に発生するトップ、ボトム、エツジ部のク
ロップの減少を図ることを特徴とする。
以下添付図面に従って本発明に係わる厚板圧延方法の好
ましい実施例を詳説する。
厚板圧延における平面形状の変化は、第1図に示す矩形
状の圧延材1が、第2図に示すように各辺が湾曲した形
状の圧延材1のように変化する。
ここで、圧延材1の微小部分であるA、 B点の材料
移転について考察すると、A点は圧延材1の長手方向と
巾方向端面が自由端のために長手方向のみならず巾方向
にもメタルフローは生じる。
一方B点では、長手方向の端面のみが自由端であるため
長手方向のみメタルフローが生ずる。
この結果圧延後の圧延材1の形状は第2図に示すように
、左右の辺が極端に張り出し、これが厚板でのクロップ
の原因となる。
以上のことから、厚板の平面形状は、A点の巾方向変形
量によってほぼ決定され、この巾方向変形量が大きいと
クロップまたは巾出し時のエツジロスが太き(なり、歩
止りが悪(なる。
この巾方向の変形に関する因子としては、■圧下量、圧
下率、■変形抵抗、■鋼板の厚み方向温度分布、■圧延
材とロールとの摩擦係数の差等があることが実験の結果
判明した。
これら因子のうち■の圧延材とロールとの摩擦係数は、
局部局に油を注油しながら圧延することによって太き(
変化する。
本発明に係わる実施例では、この圧延材に局部的に油を
注油しながら圧延する圧延方法を利用する。
すなわち、材質5S41のスラブ(215X1200X
3251朋)を圧延材としくスラブ温度1150°C)
、幅出し比2.9として、成形パス、幅出しパス、およ
び厚み出しパスかよなる厚板圧延工程に通した。
成形パスと幅出しパスはパス回数を4パスとし、成形パ
スから幅出しパスへの移行時に水平面内で90度可回転
せる。
そして、幅出しパスでの第1パス時において、パス方向
の両側に位置する圧延材幅方向の両端部分(トップおよ
びボトムエンド)に油を塗布する。
油はキュードール6020 (商品名)を用い、ミル
の真近に備えた複数個のスプレー装置により上下面の任
意幅方向位置に噴射塗布できるようにしている。
油の塗布範囲は両端部からの幅をω、パス方向に沿う長
さをlとした場合、 ω×1−15×600朋の範囲に
亘ってそのパス方向中央部に3〜41?/771”の油
を噴射塗布する。
この塗布範囲は、油塗布を行わないで成形4パスを行う
とクロップが25u程度生じることに鑑み、厚み出しパ
スでのクリップ増大化を防ぐために、ωX /=15
X600羽に亘って塗布することとしたのである。
その後、幅出しパスの終了後、再び90度転回し、厚み
出しパスの第1パス時において、パス方向中央部の両端
部(サイドエンドつの一定幅範囲。
×l二150X2500闘に亘って、やはり7〜101
/m”の油を同様に噴射塗布する。
これは、幅出し比が2.9と太きいため、圧延材自体の
サイドエンドが膨らんだたいこ形状になることが予想さ
れるので、上記範囲で中央部に塗布した。
その後は通常のパスを合計6パス行って、圧延サイズ9
00X3523X25668Mの製品を得た。
この場合注意すべきことは、局部油圧延が重要であって
、ロールと圧延材1との接触部全体に油が塗布されると
、圧延材1の巾方向の中心からの距離の差による摩擦係
数の差が生じないために形状の改善は見られない。
第3図においてクロップの生ずる端部から150乃至2
50羽程変節部分に局部的に塗布すると、A点は油延延
によりロールからの拘束が減少して材料の流れが第3図
上矢印の方向に起こり、特に長手方向によ(伸びる。
また0点は、巾方向に広がる。
この結果、従来第3図上実線で示す形状であった圧延材
1は、本発明に係わる厚板圧延方法の実施例によれば第
3図上破線で示すような形状に拡がり、長手方向、巾方
向においてクロップの原因となる突起部が減少する。
本発明に係わる実施例を利用すれば、従来の圧延方法と
比べ約2.0乃至3.0係の圧延材の歩止りの向上が期
待できる。
上記実施例の如き油圧延を製品幅を異ならせて行った結
果を第4図に示す。
この図は、幅出し比(=圧延幅/スラブ幅)に対する歩
留り差(油圧段による歩留り一升油圧延による歩留り)
を表わしたものである。
図から明らかなように、歩留りは0.2〜2.8%向上
する。
本発明に係わる実施例では申出比によって巾の形状がつ
づみ形状からたいこ形状に変化する場合、またはクロッ
プ形状の改善に対してもロールの巾方向の油塗布位置を
変えることによって達成することができる。
この場合の油塗布領域はパス方向中央部でな(、中央部
を除いたパス方向前後部とすればよい。
以上説明したように本発明に係わる厚板圧延方法によれ
ば、圧延材の巾方向側両端部から一定部分に局部的に油
を塗布することによって、圧延材の平面形状を改善し圧
延材の歩止りが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧延する前の圧延材の形状を示す平面図、第2
図は従来の方法による圧延後の圧延材の形状を示す平面
図、第3図は本発明に係わる厚板圧延方法を示すための
圧延材の平面図、第4図は歩止り差を示す実験結果を示
す図である。 1・・・圧延材、A、 B、 C・・・圧延材の微
小部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧延材を成形パス、幅出しパスおよび厚み出しパス
    の各圧延工程に順に導(厚板圧延方法において、圧延パ
    ス時の圧延材幅方向両端部から一定部分に局部的に油を
    塗布することを特徴とする厚板圧延方法。
JP15279978A 1978-12-08 1978-12-08 厚板圧延方法 Expired JPS5935284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15279978A JPS5935284B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 厚板圧延方法

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JP15279978A JPS5935284B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 厚板圧延方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5577905A JPS5577905A (en) 1980-06-12
JPS5935284B2 true JPS5935284B2 (ja) 1984-08-28

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ID=15548396

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