JPS5934715Y2 - 引戸下部における気密機構 - Google Patents

引戸下部における気密機構

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Publication number
JPS5934715Y2
JPS5934715Y2 JP3263678U JP3263678U JPS5934715Y2 JP S5934715 Y2 JPS5934715 Y2 JP S5934715Y2 JP 3263678 U JP3263678 U JP 3263678U JP 3263678 U JP3263678 U JP 3263678U JP S5934715 Y2 JPS5934715 Y2 JP S5934715Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
attached
sliding
airtight
fastening member
Prior art date
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Expired
Application number
JP3263678U
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English (en)
Other versions
JPS54138339U (ja
Inventor
収正 斎藤
Original Assignee
日本軽金属株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本軽金属株式会社 filed Critical 日本軽金属株式会社
Priority to JP3263678U priority Critical patent/JPS5934715Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は引き戸下部における気密機構の考案に係り、引
き戸の召合わせ縦框下部において好lしい2重の水密構
造を形成し、しかも構造が簡易で引き戸の開閉が軽快で
あり、耐用性に優れた水密機構を提供しようとするもの
である。
引き戸はレール上を走行するものであることよりして開
き戸における如く開閉操作のためのスペースを内外側の
何れにも必要としない利点があり、しカンも今日におけ
る戸車や戸滑り材その他の建具走行技術の発展普及は引
き戸操作の平滑性を充分に確保せしめている等の実情か
らして建具の主流をなし、住宅又は事業所の如きに広く
採用されている。
ところがこのような引き戸において或程上記のような有
利さが認められるとしてもその建てつけ状態にむける気
密性を必ずしも確保し難い不利があり、このことは特に
引き違い戸における内外の引き戸重合部分において著し
く、この故に例えば風圧を伴った降雨時の如きにおいて
敷居部分から単に空気が吹き込むだけでなしに敷居上に
溜った雨水が室内に吹込むことが多い。
このため特に外壁部に用いられる引き戸式建具に関して
はその敷居部分での排水に特段の工夫を必要とすること
は周知の通りであり、しかもなト雨を伴った台風時等に
おいてそれなりの雨水の吹込みを避は得ないし、又強風
時においては砂埃が室内に吹込むことが多い。
このため上記のような引き戸の召合わせ縦框部分にシー
ル材を用いることについても一部に提案されているが水
密性にむいて必ずしも充分でなく、又引き戸開閉時にお
ける摩擦抵抗が犬で円滑な開閉を妨げ、更には耐用性に
劣るなどの不利がある。
本考案は上記したような従来のものの不利欠点を解消し
て好渣しい2重シール関係を形成し、しかも引き戸のス
ライド操作に影響を与えることが少くて軽快な開閉をな
すことができ、耐用性の優れた機構を得ることに成功し
た。
即ち本考案によるものの具体的な実施態様を添附図面に
示すものについて説明すると、この図示のものは本考案
が引き違い式に内外の引き戸を走行させるようにしたも
のに適用された態様を示し、第1,2図に示すように引
き戸設定部を規定する窓枠は縦枠21゜21とそれらの
間を連結する下枠22釦よび上枠23によって構成され
たものであり、斯かる下枠22は第1図に示されるよう
に適当な段差を採ってレール部24.24を平行に形成
し、これに対応して上枠23にもレール部24.24が
平行に形成されている。
これらのレール部24,24と24.24間に嵌装され
て走行されるのが外側と内側の引き戸10aと10bで
あり、これらの引き戸10a、10bは框枠1内にバッ
キング3を介して硝子板のような透光板2を嵌装し、又
その下框にはそれぞれ前記レール部24の外側面に接す
るタイト材20を延設したものであるが、第2図に示す
ようにその6合わせ縦框部の内側に支持部14を対設し
てC形溝部4を形成し、このC形溝部4における端部に
第3図以下に示すような合成樹脂質又はゴム質の気密ピ
ース5a、5bが装着されている。
即ち気密ピース5aは外側引き戸10aに装着され、又
気密ピース5bは内側引き戸10bに装着されるもので
あって、これらの各ピース5a、5bは比較的厚肉に形
成された挿入部6と突出部7とを有することは第3,4
図と第5.6図に夫々示し、又第8,9図においても別
に斜面図を以て示す通りであり、しかも前記タイト材2
0の端部は第2図をも参照して明かなようにこれらの気
密ピース5a、5bに接合されている。
然してこのような各ピース5a、5bにむける挿入部6
には既述したようなレール部24を受入れる凹入部16
が下向きに形成されているが、斯かる凹入部16及び該
挿入部6と突出部7の各下辺部ならびに突出部7の突出
側辺8にそって一連の比較的薄層状に形成された接摺舌
片部9が形成されていて、該接摺舌片部9の凹入部16
に相当した部分はレール部24に接摺し、それより突出
部7の下辺部に相当した部分は別に上記した下枠22上
に設けられた止着部材15に接摺し、しかもこの突出部
7に釦ける突出側辺8にそって形成された部分は対向す
る引き戸10b及び10aの6合せ縦框部に14る下部
側面に接摺するように戒っている。
又斯かる気密ピース5a、5bの上部には第4図に併せ
て示すようなインサート板12が組込1れ、該インサー
ト板12には螺孔11が設けられていて止子13によっ
てC形溝部4の外側から固定するように戊っている。
上記した止着部材15については別に第7図に示す通り
であって、同様に合成樹脂又はゴムで成形され、その下
枠22の上面に即応して適当に傾斜した底面15aを有
し、又その外側引き戸10aを走行させるレール部24
に接合すべき部分に突部17を形成して該レール部24
に対して係着せしめられ、しかもこの部分の上方に薄層
の舌片部19を形成し、又その上面には同じく薄層状を
なした複数個の係接片18が気密ピース5bの接摺或に
釦いて平行に設けられ、気密ピース5aの接摺域は単に
平坦な接合面15bとされたものであって、更には上記
係接片18間はこの平坦面15b側で開放され、このよ
うな止着部材15は上記したような両引き戸10a、1
0bの閉止位置たる6合わせ部にトける両レール部24
.24間に一体のものとして取付けられることは第1図
お・よび第2図に示す通りである。
上記したような本考案によるときは各引き戸の6合わせ
部縦框に止着された各気密ピースと該引き戸を走行させ
るレール部間に一体として形成された止着部材とによっ
て第2図に示すように好ましい2重の水密状態を形成す
ることができるものであり、即ち前記気密ピースは縦框
断面積の4分の1以下のような扁平状のもので、それが
各6合わせ縦框の外側端面部分にむいて取付けられたも
のであるから吹込もうとする雨水などに対して2重のシ
ール構造が形成され、第1シール部でシール減圧された
ものが更に第2シール部でシールされることにより有効
なシール機能が得られ、又止着部材には内側引き戸の気
密ピース部分に関して複数個の係接片が設けられたもの
であることからして該部分に釦いて風圧を伴った雨水の
流入又は風(それに伴う粉塵)の吹込みを有効に阻止す
るシール構造を形成することができるものであり、又タ
イト材20によって引き戸下框とレールとの間からの吹
込みを阻止しそれらのシール構造が一連に連続して形成
されるから適切なシール構造を形成するものであり、し
かも上記した引き戸の閉止位置以外の走行時に釦いては
止着部材15との間に係止ないし接合するものが何もな
いから全般的な引き戸走行を阻害するようなことが殆ん
どなく、軽易に開閉でき、閉止位置において止着部材の
係接片の如きに対する係接が図られることからそれなり
の抵抗作用が示されるとしても引き戸の走行は一般的に
はこの閉止位置において停止することを前提とした走行
作用たることよりしてむしろ好ましいものであり、上記
のように引き戸の走行全般としては軽易であるから気密
ピース釦よび止着部材の何れに督いても摩耗が少くて耐
用性の高い機構として得られ、又前記止着部材の外側引
き戸に相当した部分は単なる平坦面で上記係接片間がこ
の平坦面部分に開放されているので上述のように配設さ
れた係接片間からの排水が良好で、このことからも室内
側への雨水侵入の可能性が少いなどの作用効果を有して
おり、実用上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであって、第1図は
本考案による気密機構を有する引き違い式引き戸の設置
状態を中間省略して示した縦断面図、第2図は同じくそ
の中間省略した横断面図、第3図はその外側引き戸にお
ける気密ピース取付状態の部分的横断面図、第4図はそ
の縦断面図でインサート板の斜面図をも併せて示し、第
5図はその内側引き戸にむける気密ピース取付状態の部
分的横断面図、第6図はその縦断面図、第7図は止着部
材の斜面図、第8図はその内側引き戸用気密ピースの斜
面図、第9図はその外側引き戸用気密ヒースの斜面図で
ある。 然してこれらの図面において、1は框枠、4はC形溝部
、5a、5bは気密ピース、6はその挿入部、7はその
突出部、8は突出部側辺、9は薄層状舌片部、10aは
外側引き戸、10bは内側引き戸、13は止子、15は
止着部材、15bはその平坦な接合面、16は凹入部、
18は係接片、20はタイト材、22は下枠、24はそ
のレール部を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓下枠に内側引き戸と外側引き戸とを走行させるための
    平行した内外側レール部を並設し、上記した内外側引き
    戸にはそれぞれその下框に前記レール部の外側面に接す
    るタイト材を長手方向に延設した引き違い式引き戸にお
    いて、前記内外側引き戸の各召合わせ縦框の外側端面に
    おける下端部にそれぞれ扁平状気密ピースを取付け、前
    記下枠における平行した内外側レール部の召合わせ位置
    にそれら内外側レール間にわたって一体とされた止着部
    材を取付け、該止着部材の内側レール部側には前記内側
    引き戸の召合わせ縦框下端に取付けられた気密ピースに
    対する複数個の係接片を配設すると共に前記止着部材の
    外側レール部側には上記外側引き戸の召合わせ縦框下端
    に取付けられた気密ピースに対する平坦な接合面を形成
    し、上記係接片間をこの接合面に開放したことを特徴と
    した引戸下部における気密機構。
JP3263678U 1978-03-16 1978-03-16 引戸下部における気密機構 Expired JPS5934715Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3263678U JPS5934715Y2 (ja) 1978-03-16 1978-03-16 引戸下部における気密機構

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JP3263678U JPS5934715Y2 (ja) 1978-03-16 1978-03-16 引戸下部における気密機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54138339U JPS54138339U (ja) 1979-09-26
JPS5934715Y2 true JPS5934715Y2 (ja) 1984-09-26

Family

ID=28886501

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JP3263678U Expired JPS5934715Y2 (ja) 1978-03-16 1978-03-16 引戸下部における気密機構

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0115833Y2 (ja) * 1981-04-10 1989-05-11
JPS58100997U (ja) * 1981-12-29 1983-07-09 立山アルミニウム工業株式会社 引違い障子の召合せ部水密装置
JPH0634549Y2 (ja) * 1986-03-22 1994-09-07 不二サッシ株式会社 沫き止め装置
JPH0414635Y2 (ja) * 1987-01-14 1992-04-02

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JPS54138339U (ja) 1979-09-26

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