JPS5933650B2 - 焼結鉱冷却装置 - Google Patents
焼結鉱冷却装置Info
- Publication number
- JPS5933650B2 JPS5933650B2 JP10260081A JP10260081A JPS5933650B2 JP S5933650 B2 JPS5933650 B2 JP S5933650B2 JP 10260081 A JP10260081 A JP 10260081A JP 10260081 A JP10260081 A JP 10260081A JP S5933650 B2 JPS5933650 B2 JP S5933650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered ore
- hood
- cooling
- air
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は焼結鉱冷却装置に関する。
従来の焼結鉱冷却装置の一例を第1図に基づいて説明す
る。
る。
1は2つの回転体13,14間に巻回された焼結鉱3の
搬送装置、2は焼結鉱3の供給装置、4は上記搬送装置
1の下方に配設された冷却空気供給用風箱、5,6は該
風箱4内に冷却空気を送り込む送風機、7は搬送装置1
の上方に配設された排出空気回収フードであって、上流
側7aと下流側7bとに分けられている。
搬送装置、2は焼結鉱3の供給装置、4は上記搬送装置
1の下方に配設された冷却空気供給用風箱、5,6は該
風箱4内に冷却空気を送り込む送風機、7は搬送装置1
の上方に配設された排出空気回収フードであって、上流
側7aと下流側7bとに分けられている。
9は除塵機、10は排熱回収用熱交換器、11は排気フ
ァン、12は煙突である。
ァン、12は煙突である。
上記構成において、焼結鉱3は供給装置2により搬送装
置1上に供給され、矢印Aで示すごとく、搬送装置1上
を移動する。
置1上に供給され、矢印Aで示すごとく、搬送装置1上
を移動する。
移動途中において風箱4に対し送風機5,6により送り
込まれた冷却空気が焼結鉱3内を通過して上方に流れ、
該焼結鉱3と熱交換が行なわれる。
込まれた冷却空気が焼結鉱3内を通過して上方に流れ、
該焼結鉱3と熱交換が行なわれる。
熱交換により温度が上昇した排出空気はフード7に集め
られるが、該フード7は上流側7aと下流側7bとに仕
切壁にて区切られており、高温の焼結鉱3と熱交換を行
なった高温排出空気は上流側フード7aに集められ、低
温の焼結鉱3と熱交換を行なった低温排出空気は下流側
フード7bに集められる。
られるが、該フード7は上流側7aと下流側7bとに仕
切壁にて区切られており、高温の焼結鉱3と熱交換を行
なった高温排出空気は上流側フード7aに集められ、低
温の焼結鉱3と熱交換を行なった低温排出空気は下流側
フード7bに集められる。
上流側フード7aに集められた高温排出空気は、排熱回
収を行なうに十分なる温度を有しており、除塵機9を介
して排熱回収用熱交換器10を経て、排気ファン11に
よって煙突12より排気される。
収を行なうに十分なる温度を有しており、除塵機9を介
して排熱回収用熱交換器10を経て、排気ファン11に
よって煙突12より排気される。
一方、下流側フード7bに集められた低温排出空気は排
熱回収を行なうに十分なる温度を有していないため、そ
のまま煙突12より排気される。
熱回収を行なうに十分なる温度を有していないため、そ
のまま煙突12より排気される。
上記のような従来の冷却装置において、送風機5および
6にて送り込む冷却空気量は、焼結鉱3の塊の大きさ、
焼結鉱3の入口温度、焼結鉱3の搬送装置1上での厚さ
などにより、冷却時間との関連で冷却効果が最適となる
よう決定されている。
6にて送り込む冷却空気量は、焼結鉱3の塊の大きさ、
焼結鉱3の入口温度、焼結鉱3の搬送装置1上での厚さ
などにより、冷却時間との関連で冷却効果が最適となる
よう決定されている。
かかる冷却空気の送風状態において、通常、風箱4は搬
送装置1に対して共通になっており、また搬送装置1上
の焼結鉱3の厚さはほぼ一定であり、その空気通過時の
差圧は焼結鉱3の層のどの部分をとってもほぼ同じとな
っている。
送装置1に対して共通になっており、また搬送装置1上
の焼結鉱3の厚さはほぼ一定であり、その空気通過時の
差圧は焼結鉱3の層のどの部分をとってもほぼ同じとな
っている。
また排出空気温度は第3図に示されるABCD(曲線β
)のようになる。
)のようになる。
即ち冷却当初において最大値(A点)を示し、次第に温
度は低下して排出端で最小値(D点)となる。
度は低下して排出端で最小値(D点)となる。
この間において、所定の平均排出空気温度以上になるま
での点B(即ち冷却時間にして(11))までの排出空
気を排熱回収する方法がとられている。
での点B(即ち冷却時間にして(11))までの排出空
気を排熱回収する方法がとられている。
この場合排出空気の保有する熱量変化を第5図に示す。
この図においてABDLKOでかこまれた面積に相当す
る熱量が、全排出空気の保有する熱量であり、またAB
KOでかこまれた面積に相当する熱量が上流側フード7
a内に入る高温側排出空気の保有する熱量である。
る熱量が、全排出空気の保有する熱量であり、またAB
KOでかこまれた面積に相当する熱量が上流側フード7
a内に入る高温側排出空気の保有する熱量である。
第3図および第5図において(11)および(12)は
冷却時間を意味するが、その値は上流側フード7aと下
流側フード7bとにおける長さに相当し、その対応を第
1図の(11)、(A2)で示す。
冷却時間を意味するが、その値は上流側フード7aと下
流側フード7bとにおける長さに相当し、その対応を第
1図の(11)、(A2)で示す。
いま上記のような冷却において、焼結鉱3層の上下の差
圧を仮に小に設定すると、焼結鉱3層の空気通過量は差
圧の減少に伴ない小となる。
圧を仮に小に設定すると、焼結鉱3層の空気通過量は差
圧の減少に伴ない小となる。
この場合、冷却空気と焼結鉱3の熱交換において、冷却
空気の焼結鉱3に対する接触時間が増加し、且つ冷却風
量が減するため、冷却当初の冷却空気の排気温度は第3
図に示される曲線αのE点のようになり、また、その冷
却の進行につれてF、Gの如く降下していく。
空気の焼結鉱3に対する接触時間が増加し、且つ冷却風
量が減するため、冷却当初の冷却空気の排気温度は第3
図に示される曲線αのE点のようになり、また、その冷
却の進行につれてF、Gの如く降下していく。
ところが前述したように単位時間当りの空気通過量が小
であるため排気空気の単位時間当りの保有熱量は第5図
EFGの如くなり、冷却当初においても従来例と比較し
て小となり、徐々に降下して排出端でGの点となる。
であるため排気空気の単位時間当りの保有熱量は第5図
EFGの如くなり、冷却当初においても従来例と比較し
て小となり、徐々に降下して排出端でGの点となる。
この場合、従来例と比較しての冷却機構を考えると、ま
ず焼結鉱3と冷却空気の熱交換は焼結鉱3の塊の内部で
の熱伝導と焼結鉱3表面での熱伝達により行なわれるが
、この場合、冷却空気を多量与えると焼結鉱3表面は急
冷されるが、内部はまだ冷却されていないという状態に
なり、結果として焼結鉱3の保有する熱量が十分排気空
気に熱交換されないということになる。
ず焼結鉱3と冷却空気の熱交換は焼結鉱3の塊の内部で
の熱伝導と焼結鉱3表面での熱伝達により行なわれるが
、この場合、冷却空気を多量与えると焼結鉱3表面は急
冷されるが、内部はまだ冷却されていないという状態に
なり、結果として焼結鉱3の保有する熱量が十分排気空
気に熱交換されないということになる。
従って焼結鉱3・内部での熱伝導と焼結鉱3表面よりの
熱伝達が効果的に行なわれるためには、単位時間当りの
空気通過量を小さくしてゆっくりと冷却させる事が好ま
しい。
熱伝達が効果的に行なわれるためには、単位時間当りの
空気通過量を小さくしてゆっくりと冷却させる事が好ま
しい。
また、焼結鉱3は前述の如く搬送装置1上をある厚さを
もって移動していくが、その際、層内を下から上に冷却
空気が通過する場合も、その接触時間を増加してやる程
、冷却空気の排気温度は高くなる。
もって移動していくが、その際、層内を下から上に冷却
空気が通過する場合も、その接触時間を増加してやる程
、冷却空気の排気温度は高くなる。
この点から冷却空気が焼結鉱3と接触する時間が長い程
、冷却空気の排気温度が上昇することがわかる。
、冷却空気の排気温度が上昇することがわかる。
しかしながら第4図、および第6図で判明する通り、冷
却空気の単位時間当りの風量を少なくした場合、冷却時
間は増加し、その結果として冷却設備が大きくなる。
却空気の単位時間当りの風量を少なくした場合、冷却時
間は増加し、その結果として冷却設備が大きくなる。
ここで例えば、前記のように焼結鉱通過空気の差圧を小
にして、結果として冷却風量を小にした場合には、排出
空気温度は、第3図の曲線αの如くになり、従来例の高
温排気部(11)に相当するのが(13)となり、低温
排気部(12)に相当する部分が(14)となる。
にして、結果として冷却風量を小にした場合には、排出
空気温度は、第3図の曲線αの如くになり、従来例の高
温排気部(11)に相当するのが(13)となり、低温
排気部(12)に相当する部分が(14)となる。
ここでE点はA点より温度が高く、また、高温部での平
均排出空気温度を同じとすると、F点での温度(tl)
はB点での温度(t2)より低くなる。
均排出空気温度を同じとすると、F点での温度(tl)
はB点での温度(t2)より低くなる。
かかる状態での排出空気の保有熱量を考えると、前述し
た如く、熱交換の良好さにより平均排気温度が同じとし
た場合、従来例の高温部排気の保有熱量、即ち、第5図
のABKOでかこまれた面積に比較し、EFMOでかこ
まれた面積に相当する保有熱量の方が犬となる。
た如く、熱交換の良好さにより平均排気温度が同じとし
た場合、従来例の高温部排気の保有熱量、即ち、第5図
のABKOでかこまれた面積に比較し、EFMOでかこ
まれた面積に相当する保有熱量の方が犬となる。
従って単位時間当りの空気通過量を小さくしてやる程、
排気の保有熱量は良好となる。
排気の保有熱量は良好となる。
しかしながら焼結鉱層の通過空気による差圧を小とする
ことは単位時間当りの空気通過量を小さくすることにな
り、既に述べた如く、冷却に要する時間を犬にすること
であり、結果として冷却装置を非常に大きくする必要が
ある。
ことは単位時間当りの空気通過量を小さくすることにな
り、既に述べた如く、冷却に要する時間を犬にすること
であり、結果として冷却装置を非常に大きくする必要が
ある。
即ち従来例が(11)+(22)であるのに対し、(1
3)+(#4)となる。
3)+(#4)となる。
そこで本発明はかかる問題点を解消した焼結鉱冷却装置
を提供するものである。
を提供するものである。
以下、本発明の一実施例を第2図に基づいて説明する。
すなわち風箱4内を、フード7に対応させて上流側4a
と下流側4bとに分け、送風機5の冷却装置単位面積当
りの送風量を送風機6のそれよりも小に設定し、これに
よって上流側風箱4aと上流側フード7aとの間におけ
る焼結鉱3層の上下の差圧を、下流側風箱4bと下流側
フード7bとの間における焼結鉱3層の上下の差圧より
も小に設定したものである。
と下流側4bとに分け、送風機5の冷却装置単位面積当
りの送風量を送風機6のそれよりも小に設定し、これに
よって上流側風箱4aと上流側フード7aとの間におけ
る焼結鉱3層の上下の差圧を、下流側風箱4bと下流側
フード7bとの間における焼結鉱3層の上下の差圧より
も小に設定したものである。
上記構成において、第3図に示すごとく上流側フードI
a内に回収された高温排出空気の温度は曲線αのE−F
上を移動する。
a内に回収された高温排出空気の温度は曲線αのE−F
上を移動する。
また下流側フードIb内に回収された低温排出空気は曲
線βのC〜D上を移動する。
線βのC〜D上を移動する。
その結果、排出空気温度は第4図のようになる。
また排出空気の単位時間当たりの保有熱量は第6図のよ
うになる。
うになる。
そして冷却装置の大きさは(73)+(#5)となり、
第1図に示す従来例の(11)+(12)に比較し、そ
れ程大きくならない。
第1図に示す従来例の(11)+(12)に比較し、そ
れ程大きくならない。
以上述べたごとく本発明の焼結鉱冷却装置によれば、風
箱内を、フードに対応させて上流側と下流側とに分け、
その上流側風箱と上流側フードとの間における焼結鉱層
の上下の差圧を、下流側風箱と下流側フードとの間にお
ける焼結鉱層の上下の差圧よりも小に設定しであるから
、上流側フード内に回収される排出空気の温度を従来に
比べて高温にすることができ、これによって冷却装置全
体をほとんど大きくすることなく、排熱回収率を向上さ
せることができるものである。
箱内を、フードに対応させて上流側と下流側とに分け、
その上流側風箱と上流側フードとの間における焼結鉱層
の上下の差圧を、下流側風箱と下流側フードとの間にお
ける焼結鉱層の上下の差圧よりも小に設定しであるから
、上流側フード内に回収される排出空気の温度を従来に
比べて高温にすることができ、これによって冷却装置全
体をほとんど大きくすることなく、排熱回収率を向上さ
せることができるものである。
第1図は従来例を示す概略説明図、第2図は本発明の一
実施例を示す概略説明図、第3図および第4図は排出空
気温度と冷却時間との関係を示すグラフ、第5図および
第6図は排出空気の単位時間当たりの保有熱量と冷却時
間との関係を示すグラフである。 1・・・・・・搬送装置、3・・・・・・焼結鉱、4・
・・・・・風箱、4a・・・・・・上流側風箱、4b・
・・・・・下流側風箱、5゜6・・・・・・送風機、7
・・・・・・フード、7a・・・・・・上流側フード、
7b・・・・・・下流側フード、10・・・・・・熱交
換器。
実施例を示す概略説明図、第3図および第4図は排出空
気温度と冷却時間との関係を示すグラフ、第5図および
第6図は排出空気の単位時間当たりの保有熱量と冷却時
間との関係を示すグラフである。 1・・・・・・搬送装置、3・・・・・・焼結鉱、4・
・・・・・風箱、4a・・・・・・上流側風箱、4b・
・・・・・下流側風箱、5゜6・・・・・・送風機、7
・・・・・・フード、7a・・・・・・上流側フード、
7b・・・・・・下流側フード、10・・・・・・熱交
換器。
Claims (1)
- 1 焼結鉱搬送経路の下方に冷却空気供給用風箱を配設
し、上記焼結鉱搬送経路の上方に排出空気回収フードを
設け、該フード内を上流側と下流側とに分け、その上流
側フード内の排気空気より排熱回収するように構成した
焼結鉱冷却装置において、上記風箱内を、フードに対応
させて上流側と下流側とに分け、その上流側風箱と上流
側フードとの間における焼結鉱層の上下の差圧を、下流
側風箱と下流側フードとの間における焼結鉱層の上下の
差圧よりも小に設定したことを特徴とする焼結鉱冷却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10260081A JPS5933650B2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 焼結鉱冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10260081A JPS5933650B2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 焼結鉱冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS583934A JPS583934A (ja) | 1983-01-10 |
JPS5933650B2 true JPS5933650B2 (ja) | 1984-08-17 |
Family
ID=14331723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10260081A Expired JPS5933650B2 (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 焼結鉱冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933650B2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-30 JP JP10260081A patent/JPS5933650B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS583934A (ja) | 1983-01-10 |
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