JPS607813Y2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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Publication number
JPS607813Y2
JPS607813Y2 JP3043280U JP3043280U JPS607813Y2 JP S607813 Y2 JPS607813 Y2 JP S607813Y2 JP 3043280 U JP3043280 U JP 3043280U JP 3043280 U JP3043280 U JP 3043280U JP S607813 Y2 JPS607813 Y2 JP S607813Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling chamber
ducts
blow
cooled
Prior art date
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Expired
Application number
JP3043280U
Other languages
English (en)
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JPS56133371U (ja
Inventor
錠二 伊藤
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP3043280U priority Critical patent/JPS607813Y2/ja
Publication of JPS56133371U publication Critical patent/JPS56133371U/ja
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Publication of JPS607813Y2 publication Critical patent/JPS607813Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、被冷却物、たとえば、塗装工程を終えたワ
ークを移行させながら、その被冷却物を冷却する冷却装
置に関するものである。
従来の冷却装置は、トンネル状をなしかつその中を被冷
却物が移行し得る冷却室に吹出しダクトおよび吸込みダ
クトが各−基設けられ、吹出しダクトから冷却室内全域
に外気を吸入して、その室内を通過する被冷却物を冷却
し、その室内全域の空気を吸込みダクトに吸い込んで同
ダクトから、外部に排出していた。
したがって、被冷却物の冷却によりその被冷却物のもっ
ていた熱エネルギーを奪って、冷却室内より外部に排出
される空気からの熱回収がなされていなかった。
しかも、炉内全域にわたる外気の吸入および室内空気の
排出、すなわち、大量吸入および大量排出を行っていた
ため、吸入、排出空気間の温度差が小さく、排気からの
熱回収が困難で、排出空気に含まれる熱エネルギーに何
んら利用価値を見い出すことができなかった。
そこで、この考案の目的は、冷却能力をほとんど低下さ
せることなく、冷却室内への吸入堅気と冷却室内からの
排出空気との温度差を可及的に大きくし、排出空気から
の熱回収を効率良く行うことのできる冷却装置を提供す
ることにある。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明する
トンネル状をした冷却室1の天井には搬送ライン2が取
付けられている。
被冷却物3はその搬送ライン2に吊り下げられた状態で
矢印の示すように冷却室1内をその入口(第1図左側)
から出口(第1図右側)へ移行する。
冷却室1の入口側および出口側の側壁下部には、左右一
対で一基をなす二基の吹出しダクト4,5が設けられて
いる。
各吹出しダクト4,5の対向面には、吹出し口6〜6お
よび7〜7が被冷却物3の通り道に向けてそれぞれ配設
されている。
また、各吹出しダクト4,5の上方には左右一対で一基
をなす吸込みダクト8,9が設けられている。
各吸込みダクト8,9の下面には吸込み口10〜10お
よび11〜11が配設されている。
各吹出しダクト4.5および吸込みダクト8,9はそれ
ぞれ冷却室1のほぼ半分にわたる長さを有している。
ギヤラリ12に一端が連通された送風管13は、その他
端部が分岐されて、冷却室1の出口側にある一対の吹出
しダクト5,5に接続されている(第2図参照)。
この送風管13には送風機14が設けられており、その
送風機14によって、ギヤラリ12から吸入された外気
が、吹出しダクト5,5の吹出しロア〜7から冷却室1
内後半部(以下、室内後半部という)へ放出される。
冷却室1の出口側にある一対の吸込みダクト9.9には
連通管15がその一端部を分岐して接続されている(第
2図参照)。
その連通管15の他端部は分岐されて、冷却室1の入口
側にある一対の吹出しダクト4,4に接続されている。
この連通管15には送風機16が設けられており、その
送風機16によって、吸込みダクト9,9の吸込み口1
1〜11から吸引された室内後半部の空気が、吹出しダ
クト4,4の吹出し口6〜6より冷却室1内前半部(以
下、室内前半部という)へ放出される。
さらに、連通管15には送風機16の送風側に噴霧器1
7が設けられている。
噴霧器17は給水管18より供給された水をその器内に
噴霧状に飛散させ、そこに連通管15を通ってきた空気
を通過させて、その空気を冷却するとともに、その空気
に湿度を付与、すなわち、本例では相対温度約90〜1
00%にするようになっている。
なお、連通管15の末端部には噴霧器17を通った空気
の湿度を検知し得る湿度検知器19が取付けられ、かつ
その検知器19に連動し得る水量コントロールバルブ2
0が給水管18に設けられており、噴霧器17に供給さ
れる水量が適正量に自動調整される。
冷却室1の入口側にある一対の吸込みダクト8.8には
空気排出管21がその端部を分岐して接続されている。
この排気管21には送風機22が設けられており、その
送風機22によって、吸込みダクト8,8の吸込み口1
0〜10から冷却室内前半部の空気が外部へ排出される
排出管21には、送風機22の送風側に熱交換器23が
設けられている。
熱交換器23の加熱管24内を通る熱媒体として本例で
は水が使用されており、熱交換器23を通る排出空気の
熱エネルギーによって、加熱管24内の水を昇温させて
所望温度の温水を得、その温水を所望給湯設備へ送給す
るようになっている。
なお、排出管21の末端部は、送気管13にバイパス管
25で連通され、外部に排出される空気の温度が外気の
温度よりも低い場合に、その排出空気を冷却室内後半部
に送るようになっている。
第1図中、26〜26は、その排出空気利用に係るダン
パで、排出空気の利用量と吸入空気の利用量との均衡を
図る。
上記の構成において、ギヤラリ12からの外気が送風管
13を通って吹出しダクト5,5の吹出しロア〜7から
放出されると、室内後半部を移行する被冷却物3が冷却
される。
この冷却に供された外気は被冷却物3のもつ熱エネルギ
ーを奪って昇温し、吸込みダクト9,9の吸込み口11
〜11から連通管15を通っていく。
この空気は噴霧器17によって冷却されるとともに、相
対湿度が約90〜100%にされたのち、吹出しダクト
4,4の吹出し口6〜6から放出され、室内前半部を移
行する被冷却物3の冷却に供されたのち、再度、被冷却
物3のもつ熱エネルギーを奪って昇温し、吸込みダクト
8,8の吸込み口10〜10から吸入され排出管21を
通っていく。
排出空気は熱交換器23にて熱回収が行われたのち、外
部に排出されるのである。
この熱回収によって得られる加熱管24内の温水は、所
望の給湯設備に利用することができる。
したがって、上記における二基の吹出しダクト4.5お
よび二基の吸込みダクト8,9が従来の吹出しダクトお
よび吸込みダクトの各−基分にほぼ等しにものとすると
、本例装置の吸入空気量および排出空気量は、いずれも
従来の約半分の少ない量となり、しかも一旦被冷却物3
の冷却のため加熱された空気を冷却して再度被冷却物3
の冷却に供するため冷却室1内への吸入空気と冷却室1
内からの排出空気との温度差を大きくすることができる
また、被冷却物3の冷却に一度供された空気が噴霧器1
7によって冷却されるとともに湿度が付与されたのち、
再度被冷却物3の冷却に供されるものであるから、従来
の冷却装置と比較しても、その冷却能力がほとんど低下
しない。
よって、上記冷却装置は、冷却能力をほとんど低下させ
ないで、冷却室1内の吸入空気と冷却室1内からの排出
空気との温度差を可及的に大きくすることができ、排出
空気からの熱回収を効率良く行うことができるのである
なお、上記実施例では、各2基の吹出しダクト4.5お
よび吸込みダクト8,9を示したが、これらを3基以上
とし、吸入空気量および排出空気量の減少を図ることも
ある。
すなわち、本考案は、一旦冷却室内に供給した外気を被
冷却物の冷却に供したのち、噴霧器によって、冷却する
とともに湿度を付与し、再度冷却炉内へ供給して被冷却
物の冷却に供し、その後、熱回収して外部に排出するも
のであるから、冷却能力はほとんど低下させずして、排
出空気からの熱回収を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は冷却
装置の略側断面図、第2図は第1図のA−A線断面の略
示拡大図である。 1・・・・・・冷却室、3・・・・・・被冷却物、4,
5・・・・・・吹出しダクト、8,9・・・・・・吸込
みダクト、13・・・・・・送風管、15・・・・・・
連通管、17・・・・・・噴霧器、21・・・・・・排
出管、23・・・・・・熱交換器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トンネル状をなしかつその中を被冷却物が移行し得る冷
    却室内に複数の吹出しダクトとこの吹出しダクトとこの
    吹出しダクトと同数の吸込みダクトとを設け、冷却室の
    出口に最も吹出しダクトを送風管により外気に連通し、
    各吸込みダクトをこれのすぐ隣りの入口側吹出しダクト
    に連通管により連通して、この連通管に水の噴霧器を取
    りつけ、冷却室の入口に最も近い吸込みダクトを空気排
    出管により外気に連通し、この空気排出管に熱交換器を
    設けたことを特徴とする冷却装置。
JP3043280U 1980-03-07 1980-03-07 冷却装置 Expired JPS607813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043280U JPS607813Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043280U JPS607813Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07 冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56133371U JPS56133371U (ja) 1981-10-09
JPS607813Y2 true JPS607813Y2 (ja) 1985-03-16

Family

ID=29626324

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JP3043280U Expired JPS607813Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07 冷却装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6043127B2 (ja) * 2012-08-30 2016-12-14 富士重工業株式会社 車体冷却装置

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Publication number Publication date
JPS56133371U (ja) 1981-10-09

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