JPS5933057Y2 - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JPS5933057Y2
JPS5933057Y2 JP18384779U JP18384779U JPS5933057Y2 JP S5933057 Y2 JPS5933057 Y2 JP S5933057Y2 JP 18384779 U JP18384779 U JP 18384779U JP 18384779 U JP18384779 U JP 18384779U JP S5933057 Y2 JPS5933057 Y2 JP S5933057Y2
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JP
Japan
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pressure
valve
filter
reducing valve
action chamber
Prior art date
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JP18384779U
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English (en)
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JPS56105107U (ja
Inventor
良成 小笠原
Original Assignee
シ−ケ−ディ株式会社
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Publication date
Application filed by シ−ケ−ディ株式会社 filed Critical シ−ケ−ディ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フィルタ付き減圧弁に関し、入力圧力が出力
圧力より低下したとき、チェック弁として作用する、チ
ェック弁機能付きのフィルタ付き減圧弁を提供するもの
である。
従来のフィルタ付き減圧弁は、順方向にしか流体が流通
できないので、逆流させる必要がある場合には、減圧弁
と並列にチェック弁を特別に設けたりしなければならず
、回路が複雑で、コスト高になるという欠点があった。
またバランスピストン部にドレンが溜った場合に、弁体
の動きが悪くなって流量特性を阻害したり、錆が発生し
た場合には誤動作(圧力制御不能)を引起こす等欠点が
あった。
次に、本考案によるチェック弁機能付きのフィルタ付き
減圧弁の理解を助けるために、第1図と第2図に基づい
て、従来のフィルタ付き減圧弁を詳説する。
第1図は、一般的に使用されている減圧弁の全体構成を
示す縦断面図である。
同図において、1は入力ポート、2は出力ポート、3は
弁座4と圧接密封可能な弁体、5は弁体3を弁座4側に
押圧している閉止ばね、γはダイヤフラム組立体、6は
該ダイヤフラム組立体7と弁体3間に介在している弁棒
、8はダイヤフラム組立体7を押し下げる設定ばね、9
は調整ねじである。
入力ポート1からの流入流体は、フィルタエレメント1
1を通過し、弁座4と弁体3との間から出力ポート2内
に流れ、その流体の一部はサイフオンチューブ10を通
して圧力作用室C内に流れる。
そして、出力ポート2および圧力作用室C内の圧力が、
設定ばね8によって設定された一定圧力以上になると、
ダイヤフラム組立体Iが設定ばね8の力に抗して押し上
げられる。
その結果、弁体3および弁棒6が閉止ばね5の力で押し
上げられて、弁体3が弁座4に圧接して閉弁され、入力
ポート1から出力ポート2への流体の流れが阻止される
図のように閉弁したときの各部の力の釣合は、弁体3を
降下させる力を正、上昇させる力を負とすると、 Fl−F2S1−F2−(PI〜P2)S2=0 ・
・・ (1)ただし、Fl:設定ばね8の圧縮力 F2:閉止ばね5の圧縮力 Pl:入力圧力 F2:出力圧力 Sl:ダイヤフラム組立体7の受圧面 積 S2:第2図の弁体3の圧力不平衡部 ここで、フィルタ付き減圧弁の出力ポート2の圧力が、
シリンダ等により消費されて、圧力降下すると、フィル
タ付き減圧弁の圧力制御系の釣合がくずれて不平衡力f
が生じる。
この不平衡力fの大きさは、釣合時の出力設定圧力P2
より下降した圧力をAPとすると、 f=F1−(F2−JP) S 1−F2−(PI−(
、P2刊P))S2=F]−F2S2−F2−(PI−
F2)S2+(S 1−82MP(1)式より Fl−F2S2−F2−(PI−F2)S2=0したが
って、f = (S 1−82 MP一般のフィルタ付
き減圧弁では、Sl〉S2であるから、 f=81.(P ・・・・・・・・・ (2)で、
f>Oとなり、弁体3が降下されて、入力ポート1から
出力ポート2へ流体の補充が行なわれる0 ところで、フィルタ付き減圧弁の出力ポート2において
、シリンダ等の負荷側から、出力設定圧力P2に対して
背圧JPが加わり、しかも入力ポート1の供給圧力P1
が零になった場合、フィルタ付き減圧弁の圧力制御系の
釣合がくずれ、不平衡力f′が発生する。
その大きさは、f’=F1−(P2+、、(P)Sl−
F2−(0−(P2刊P))S2=F1−F2S1−F
2−(Pi−F2)82−(81−82)#I−PIS
2(1)式より、Fl−F2S1−F2−(PI−F2
)S2=0したがって、 r’=−(S 1−82 ) JP+P I S 2一
般にフィルタ付き減圧弁では、Sl〉S2であるから、 f’=−8IJP+PIS1 ・・・・・・・・・
(3)となる。
ここで、弁体3を押し下げて出力圧力が入力ポート1側
に逆流し抜けるためには、f>Oの条件が必要で、背圧
、(Pに制限が生じる。
すなわち、f′〉0であるから となる。
したがって、(4)式を満足する程度の背圧であれば良
い。
しかし、(4)式で示される背圧より大きな背圧が加わ
ると、(3)式にてf<0となり、弁体3を押し上げる
ような不平衡力が働き、入力圧力が零になっても、出力
圧力は保持されたままになる。
そのため、大きな背圧が加わっても、出力圧力を容易に
入力ポート側に逆流させ、出力ポート内の圧力を抜くに
は、(4)式より、S2/S1が大きいことが必要とな
る。
ところが、フィルタ付き減圧弁の制御特性(すなわち入
力圧力の変動に対する出力設定圧の変動特性)を良くす
るには、S2/S1の値が小さいほど良く、前記の特性
と相反することになる。
すなわち、フィルタ付き減圧弁の圧力制御特性の良いも
のほど、入力圧力が零になっても出力圧力は保持された
まま抜けにくくなる傾向にあるので、従来のフィルタ付
き減圧弁自体では、出力ポート側から入力ポート側への
逆流は不可能である。
ところで、フィルタ付き減圧弁の使い方として、例えば
第3図のような回路で、非常時に切換弁31を切り換え
ることにより、フィルタ付き減圧弁32の出力圧力、即
ちアクチェータ33等に供給される二次圧を零にしたい
場合等が考えられる。
ところが従来のフィルタ付き減圧弁では、それ自身チェ
ック弁としての機能を有していないので、上記の使用例
のような場合には、フィルタ付き減圧弁と並列にチェッ
ク弁を設けなければならず、配管系が複雑になる欠点が
ある。
したがって本考案の目的は、フィルタ付き減圧弁として
の圧力制御特性を損うことなく、フィルタ付き減圧弁自
身でチェック弁としても作用し得る、チェック弁機能付
きのフィルタ付き減圧弁を提供することにある。
この目的を達成するために、本考案によるチェック弁機
能付きのフィルタ付き減圧弁は、入力ポートと圧力作用
室との間を、弁棒に設けられた筒状孔と、逆流時に開く
補助チェック弁を介して連通した構成にしている。
以下、本考案によるチェック弁機能付きのフィルタ付き
減圧弁の実施例を第4図に基づいて説明する。
この図において、第1図のフィルタ付き減圧弁と同じ部
分については同じ符号を付け、構造および本来の減圧弁
作用の説明を省略する。
本考案の場合は、第1図と違って、弁体3とダイヤフラ
ム組立体7との間に介在している弁棒6′に、筒状の連
通孔12をあけ、その一端(下端)は、弁体3のバラン
スピストン部3pの下側のバランスシリンダ13の圧力
室13cに連通させ、他端(上端)は圧力作用室Cに連
通させである。
また、バランスシリンダ13には、その圧力室13cと
その外側即ち入力ポート1とを連通させる連通孔14・
15を備えていて、両速通孔1415間に、ボールから
成る補助チェック弁16を備えている。
そして補助チェック弁16は、入力ポート1と圧力作用
室Cとを連通させる連通孔14に係合閉止されるように
なっていて、入力ポート1内の流体圧が一定値以下に低
下したとき、或いは圧力作用室C内の流体圧が入力ポー
ト1内の流体圧より高くなったときに開き、圧力作用室
Cから入力ポート1に向かって流体を流通させるように
なっている。
連通孔14・15および弁棒の連通孔12は、サイフオ
ンチューブ10よりも流路面積を大きく形成してあり、
出力ポート2から圧力作用室C内に流れる流量よりも、
圧力作用室Cから入力ポート1に流れる流量の方が大き
くなるようにしである。
このような構成において、通常は第1図のものと同様に
減圧弁作用をするが、いま出力ポート2側が、シリンダ
等の負荷からの背圧などにより、釣合い時の設定圧力に
対して圧力が上昇し、さらに入力圧力が零になると、背
圧による上昇圧力は、サイフオンチューブ10を介して
圧力作用室C内に導入される。
そして入力圧力が零に近い値に降下すると、補助チェッ
ク弁12が開き、連通孔12・14・15を介して圧力
作用室内の流体圧は入力ポート内に排出される。
しかも、サイフオンチューブ10からの流入量よりも、
圧力作用室Cから入力ポート1へ流れる流量の方が大き
いので、圧力作用室C内の圧力は、釣合時の設定圧力よ
りも小さくなる。
すなわち、圧力作用室Cの圧力変動、(Pは、負(−J
P)となる。
そのため、フィルタ付き減圧弁の圧力制御系に生じる不
平衡力は、(3)式より、 f’=−81,(−、!(P)+PIS181AP+P
IS2 となる。
すなわち、入力圧力が釣合時の出力設定圧力より低下し
た場合は常に、f〉0となり、弁体3はこの不平衡力お
よび設定ばね8で押し下げられて、開弁する。
その結果、出力ポート2側の流体圧は、入力ポート1側
にスムーズに逆流して抜ける。
つまり、フィルタ付き減圧弁は、このときチェック弁の
働きをすることになる。
このように本考案によるフィルタ付き減圧弁では、入力
ポートと圧力作用室とが、弁棒の筒状連通孔および小さ
な補助チェック弁を介して連通可能になっているため、
フィルタ付き減圧弁の圧力制御特性を犠牲にしたりする
ことなく、一定条件の下でチェック弁としての機能を発
揮できる。
そのため、従来に比べて色々な使い方ができ、用途が広
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフィルタ付き減圧弁の縦断面図、第2図
は第1図のフィルタ付き減圧弁の一部分の拡大図、第3
図はフィルタ付き減圧弁の使用例を示す回路図、第4図
は本考案によるチェック弁機能付きのフィルタ付き減圧
弁を例示する縦断面図である。 図において、1は入力ポート、2は出力ポート、3は弁
体、4は弁座、5は閉止ばね、ダは弁棒、7はダイヤフ
ラム組立体、8は圧力設定ばね、11はフィルタエレメ
ント、12・14・15は連通孔、16は補助チェック
弁、Cは圧力作用室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力圧力より低く減圧された出力圧力を圧力作用室に導
    き、該出力圧力が一定値になったとき、該圧力作用室内
    の流体の圧力でダイヤフラム組立体を作動させ、それに
    よって弁体を閉じる構成に成っており、しかも該弁体と
    入力ポートとの間にフィルターエレメントを備えている
    フィルタ付き減圧弁において、該圧力作用室と入力ポー
    ト間を、弁棒の筒状孔と比較的小さな補助チェック弁を
    介して連通させ、該圧力作用室から該入力ポートに流出
    す流体の流量が、出力ポートから該圧力作用室に流入す
    る流体の流量よりも多くなるように各部の流路の大きさ
    を設定したことを特徴とするチェック弁機能付き減圧弁
JP18384779U 1979-12-31 1979-12-31 減圧弁 Expired JPS5933057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18384779U JPS5933057Y2 (ja) 1979-12-31 1979-12-31 減圧弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18384779U JPS5933057Y2 (ja) 1979-12-31 1979-12-31 減圧弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56105107U JPS56105107U (ja) 1981-08-17
JPS5933057Y2 true JPS5933057Y2 (ja) 1984-09-14

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ID=29694115

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18384779U Expired JPS5933057Y2 (ja) 1979-12-31 1979-12-31 減圧弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2510852Y2 (ja) * 1990-07-13 1996-09-18 株式会社テイエルブイ 減圧弁

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JPS56105107U (ja) 1981-08-17

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