JP3872464B2 - 減圧弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として水道又は建築設備等の給水又は送水設備に使用される減圧弁装置に関し、特にパイロット弁を併設した減圧弁装置に関する。
図14は、本弁1とパイロット弁100を備えた従来の減圧弁装置を示しており、本弁ケース2内には、弁孔3を介して一次側流路4と二次側流路5が形成されると共に、弁孔3の周囲に形成された弁座7に対して弁体8が着座可能に配置され、本弁ケース2の上面にはケース蓋9が固定されている。
弁体8にはケース蓋9内に延びる弁棒11及びダイヤフラム12が取り付けられ、ダイヤフラム12の外周端部は本弁ケース2とケース蓋9の間に挟持されており、該ダイヤフラム12により、弁体8を上下方向移動可能に保持すると共にケース蓋9内の本弁作動用圧力室15と二次側流路5とを仕切っている。弁体8とケース蓋9の頂壁の間にはばね16が縮設され、該ばね16により弁体8を閉方向(下方)に付勢し、弁孔3を閉じるようになっている。
本弁作動用圧力室15に本弁作動圧を導入するために、本弁1の一次側流路4と本弁作動用圧力室15とを本弁作動圧導入路20により接続しており、そして本弁二次側圧力の変化に対応して本弁作動圧を制御するために、上記本弁作動用圧力室15と本弁二次側流路5とをパイロット弁用流路101で接続し、該パイロット弁用流路101にパイロット弁100を配置してある。また、本弁作動圧導入路20の途中にはニードル弁120等の絞りが設けられている。
図15は図14のパイロット弁100の縦断面略図であり、パイロット弁ケース102内には、弁孔103を境としてパイロット弁一次側流路104とパイロット弁二次側流路105が形成されると共に、弁孔103の周囲に形成された弁座107に対して弁体108が着座可能に配置され、パイロット弁ケース102の上面にはケース蓋109が固定されている。
パイロット弁体108にはケース蓋109内に延びる弁棒111及びダイヤフラム112が取り付けられ、ダイヤフラム112の外周端部はパイロット弁ケース102とケース蓋109の間に挟持されており、ダイヤフラム112により、パイロット弁体108を上下方向移動可能に保持すると共に、ケース蓋109内とパイロット弁二次側流路105とを仕切っている。弁棒111の上端とケース蓋109の頂壁の間には調節ばね116が縮設され、該調節ばね116により弁体を開方向(下方)に付勢し、弁孔103を開くようになっている。
図14及び図15に示す従来構造において、本弁1の二次側圧力がパイロット弁100で設定された設定圧力値よりも上昇した場合には、図15のパイロット弁二次側流路105の圧力が上昇し、パイロット弁100のダイヤフラム112が押し上げられることによりパイロット弁体108が上昇し、パイロット弁孔103を閉じる方向に作用する。その結果、図14の本弁作動用圧力室15の内圧が高くなり、本弁1のダイヤフラム12が押し下げられ、本弁1の弁体8が弁孔3を閉じる方向(図14の下方向)に作用し、本弁1の二次側圧力を下降させる。
逆に、本弁1の二次側圧力がパイロット弁100で設定された設定圧力値よりも下降した場合には、図15のパイロット弁二次側流路105の圧力が下降し、パイロット弁100のダイヤフラム112と共にパイロット弁体108が下降し、パイロット弁孔103を開く方向に作用する。これによりパイロット弁100から本弁二次側流路5への流量は増加し、一方、パイロット弁一次側流路104につながる本弁作動用圧力室15の内圧は低下し、本弁1のダイヤフラム12と共に弁体8が上昇し、本弁1の弁孔3を開く方向に作用し、本弁1の二次側圧力を上昇させる。このようにして、本弁の二次側圧力は所定の設定値に保たれる。
特開平8−171424号公報
前記のような減圧弁装置において従来問題となる点は、本弁1の二次側圧力が上下動を繰り返す現象、いわゆる圧力ハンチング現象が生じることであり、このハンチング現象は、騒音、振動又はウォーターハンマーを誘引する原因となる。
ハンチング現象の発生メカニズムを詳しく説明する。図2は、作用時における本弁1の弁体3の開度(A)と、弁体3と弁座7の隙間を水等の流体が潜り抜ける時の圧力損失(B)との関係を示したものであり、圧力損失Bは、弁開度Aが一定の開度以下になると急激に上昇し、開度Aがさらに0に近付くにつれて無限大に近付くことを示している。また、図15のパイロット弁100についても、上記本弁1と同様な構造であることから、図2のような圧力損失曲線を示す、パイロット弁100の開度が一定の開度以下になると急激に上昇し、開度が0に近付くにつれて無限大に近付くことになる。
今仮に、本弁1内の流量が減少し、本弁開度Aが図2の弁開度D1内まで小さくなっているとすると、図14及び図15の構造では、パイロット弁100の開度も小となっている。この状態を図2に当て嵌めて見ると、本弁1及びパイロット弁100の開度は共に、圧力損失が急上昇する危険範囲D1内まで小さくなった状態にある。そのため、パイロット弁100及び本弁1の各開度の僅かな変化が、それぞれ圧力損失の大きな変動を招くことになる。
たとえば、前記のように本弁1の開度が図2の開度D1内の状態の時に、何等かの原因で本弁開度が僅かに小側に変化した場合でも、本弁1の圧力損失が急上昇し、これが本弁二次側圧の変化を促し、パイロット弁100にはそれまでとは異なったパイロット弁作動圧が作用し、パイロット弁100の弁開度を変化させ、このパイロット弁開度の変化が再び本弁作動用圧力室15に影響し、本弁1の開度を変化させる。このような本弁1とパイロット弁100の圧力変化の相互影響が繰り返される場合、圧力変化が衝撃的に起これば起こる程、圧力変化幅は増大され、終には大きな圧力ハンチング現象となる。
すなわち、図14及び図15の減圧弁装置では、本弁1の弁開度が大きい時にはパイロット弁100の弁開度も大きく、本弁1の弁開度が小さい時にはパイロット弁100の弁開度も小さくなるように構成してあるので、本弁1及びパイロット弁100の弁開度がいずれも図2の開度D1内の状態では、いずれの弁も僅かな開度の変化で大きな圧力変化が生じることになり、前記ハンチング現象を増長させることになる。
また、パイロット弁100を、本弁作動用圧力室15と本弁二次側流路5の間に配置し、パイロット弁用流路101の一次側を本弁作動用圧力室15に、パイロット弁用流路101の二次側を本弁1の二次側流路5に接続しているので、本弁作動用圧力室15の圧力とパイロット弁100内の圧力が、直接影響し合い、安定した圧力制御作用が行なえなくなる可能性がある。
本発明の目的は、ハンチング現象を効果的に抑制し、かつ、安定した圧力制御が行なえる減圧弁装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本願請求項1記載の発明は、本弁とパイロット弁とを有する減圧弁装置において、本弁は、一次側流路と二次側流路との間の弁孔を開閉する弁体と、該弁体を開閉作動する本弁作動用圧力室を備え、上記一次側流路と本弁作動用圧力室とを本弁作動圧導入路で接続し、本弁作動用圧力室の内圧を増加させることにより本弁の弁体を閉方向に作動するようになっており、パイロット弁は、上記本弁作動圧導入路に配置されると共に、パイロット弁孔を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体を作動するパイロット弁作動用圧力室を備え、該パイロット弁作動用圧力室と上記本弁の二次側流路とをパイロット弁作動圧導入路で接続し、パイロット弁作動用圧力室の内圧を増加させることによりパイロット弁体を開方向に作動するようになっている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の減圧弁装置において、パイロット弁作動圧導入路に、パイロット弁作動用圧力室への導入圧力を制御する電磁式開閉弁を配置し、該電磁式開閉弁は、本弁の二次側圧力が、上記パイロット弁の二次側設定圧力値よりも高くなった時に閉じるようになっている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の減圧弁装置において、パイロット弁作動圧導入路に第2のパイロット弁を設け、該第2のパイロット弁の一方の流通口は本弁の二次側流路に接続し、第2のパイロット弁の他方の流通口を第1のパイロット弁のパイロット弁作動用圧力室に接続すると共にオリフィスを介して本弁作動用圧力室にも接続し、第1のパイロット弁により本弁の二次側設定圧力値を設定し、第2のパイロット弁の設定圧力値は、第1のパイロット弁による二次側設定圧力値よりも高く設定してある。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の減圧弁装置において、パイロット弁作動圧導入路に第2のパイロット弁を設け、該第2のパイロット弁の一方の流通口は本弁の二次側流路に接続し、本弁の開度が小の時に、第1のパイロット弁と共に第2のパイロット弁の開度も大となるように、第2のパイロット弁の他方の流通口を第1のパイロット弁のパイロット弁作動用圧力室に接続すると共にオリフィスを介して本弁作動用圧力室にも接続し、第2のパイロット弁により本弁の二次側設定圧力値を設定し、第1のパイロット弁の設定圧力値は、上記第2のパイロット弁による本弁二次側設定圧力値よりも高く設定してある。
(1)本弁開度の大小変化と、パイロット弁開度の大小変化が逆になるように構成していると、両弁の弁開度が同時に小さい状態になることはなく、これによりハンチング現象を抑制でき、また、パイロット弁を、本弁一次側流路と本弁作動用圧力室との間に配置し、パイロット弁内の流路とは別のパイロット弁作動用圧力室に本弁二次側流路を接続していると、本弁作動用圧力室の圧力と本弁二次側圧が直接影響し合うことはなく、安定した圧力制御作用が行なえる。
(2)パイロット弁作動圧導入路に、パイロット弁作動用圧力室への導入圧力を制御する開閉弁を配置し、本弁の二次側圧力が、パイロット弁の二次側設定圧力値よりも高くなった時に閉じることにより、パイロット弁が全閉状態となるようにしていると、たとえば住宅給水設備等で、深夜に短時間ながら本弁二次側の使用流量が0になる場合に、パイロット弁を介して本弁一次側流路から本弁二次側流路へ漏れようとする水を、全閉状態の開閉弁により完全に遮断し、本弁二次側の圧力上昇を防止できる。
(3)パイロット弁作動圧導入路に第2のパイロット弁を設け、該第2のパイロット弁の一方の流通口は本弁の二次側流路に接続し、本弁の開度が小の時に、第1のパイロット弁と共に第2のパイロット弁の開度も大となるように、第2のパイロット弁の他方の流通口を第1のパイロット弁のパイロット弁作動用圧力室に接続すると共にオリフィスを介して本弁作動用圧力室にも接続し、第1のパイロット弁により本弁の二次側設定圧力値を設定し、第2のパイロット弁の設定圧力値は、第1のパイロット弁による二次側設定圧力値よりも高く設定する。又はその逆に、第2のパイロット弁により本弁の二次側設定圧力値を設定し、第1のパイロット弁の設定圧力値は、上記第2のパイロット弁による本弁二次側設定圧力値よりも高く設定することにより、本弁の通常使用時におけるハンチング現象を、より確実に防止できると同時に、流量0の締め切り時においても、第2のパイロット弁が閉じることにより、本弁二次側への漏れを確実に阻止することができる。
[発明の第1の実施の形態]
図1は本発明を適用した減圧弁装置を示しており、本弁1と1個のパイロット弁30から構成されている。本弁1の構造は、前記図14で説明した従来の本弁1と同じであるので、同じ部品には同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
この図1において、本弁1の一次側流路4と本弁作動用圧力室15とを本弁作動圧導入路(導入管)20により接続し、該本弁作動圧導入路20を介して本弁1の一次側圧力を本弁作動用圧力室15に導入するようになっており、該本弁作動圧導入路20に、パイロット弁30を配置してある。
パイロット弁30は、パイロット弁ケース32と、該パイロット弁ケース32と一体的に設けられた圧力ケース40とを備えており、パイロット弁ケース32内には、パイロット弁孔33を境としてパイロット弁一次側流路34とパイロット弁二次側流路35が形成されており、パイロット弁一次側流路34は本弁1の一次側流路4に接続し、パイロット弁二次側流路35は本弁作動用圧力室15に接続している。
パイロット弁孔33の周囲に形成された弁座37に対してパイロット弁体38が着座可能に配置されており、パイロット弁体38に結合された弁棒41は、圧力ケース40内のパイロット作動用圧力室45に突出し、ダイヤフラム42に連結されている。ダイヤフラム42の外周端部は圧力ケース40とケース蓋39の間に固定され、ダイヤフラム42により、パイロット弁作動用圧力室45とケース蓋39内とを仕切っている。ケース蓋39内には調節ばね46が配置され、該調節ばね46はダイヤフラム42とケース蓋39の頂壁の間に縮設されており、該調節ばね46により弁棒41及び弁体38を閉方向(下方)に付勢し、パイロット弁孔33を閉じるようになっている。調節ばね46は、調節ばね46の端部を保持する調節ねじ46aにより、設定圧を調節できるようになっている。
前記パイロット弁作動圧力室45は、パイロット弁作動圧導入路(導入管)50により本弁二次側流路5に接続し、これにより本弁1の二次側圧を導入できるようになっており、パイロット弁作動用圧力室45の内圧が増加すると、ダイヤフラム42が調節ばね46に抗して押し上げられ、パイロット弁体38が開方向(上方向)に移動するようになっている。また、本弁1の二次側流路5から、オリフィス47を有するバイパス路48が分岐し、該バイパス路48は本弁作動用圧力室15に接続している。
図1に示す減圧弁装置において、本弁二次側圧力が設定圧力値より上昇した場合には、パイロット弁作動圧導入路50を介してパイロット弁30のパイロット弁作動用圧力室45の内圧が増加し、パイロット弁30のダイヤフラム42は調節ばね46に抗して押し上げられ、パイロット弁体38は開方向に移動する。このようにパイロット弁30の開度が大きくなることにより、本弁一次側流路4から本弁作動圧導入路20、パイロット弁30の弁孔33を介して本弁作動用圧力室15に導入される流量が増加し、本弁作動用圧力室15の内圧が増加する。それによって本弁1の弁体8は閉方向に下降し、本弁1の開度を減らし、本弁1の二次側圧力を低くする。
本弁二次側圧力が設定圧力値より低下した場合は、パイロット弁30のパイロット弁作動用圧力室45の内圧が減少し、パイロット弁30のダイヤフラム42は下降し、パイロット弁体38は閉方向に移動する。このようにしてパイロット弁30の開度が小さくなることにより、本弁一次側流路4からパイロット弁30の弁孔33を介して本弁作動用圧力室15に導入される流量が減少し、本弁作動用圧力室15の内圧が低下する。それにより、本弁1の弁体8は開方向に上昇し、本弁1の開度を増加させ、本弁の二次側圧を上昇させる。
上記のようにして、本弁1の二次側圧力を一定圧力値に維持するのであるが、本弁1を全閉状態近くで維持する場合には、パイロット弁30の開度は逆に大きな開度状態で維持することになり、したがって、パイロット弁30の僅かな変動によって本弁作動用圧力室15の内圧が急激に増減することはなく、圧力ハンチング現象を防止することができる。
図3は、第1の実施の形態の変形例であり、図1の構造と異なるところは、パイロット作動圧導入路50に接続されたバイパス路48を、本弁作動圧導入路20のパイロット弁二次側部分20aに合流させた後、本弁作動用圧力室15に接続していることである。要するに本弁作動用圧室15に接続する流路を一本化し、配管等を簡素化しているのである。その他の構造は図1と同じであり、同じ部品には同じ符号を付しており、説明は省略する。
[発明の第2の実施の形態]
図4は第2の実施の形態であり、ピストン構造を有する本弁1を備えた減圧弁装置に本発明を適用した例である。本弁ケース2の上面にシリンダ53が固定され、該シリンダ53内には、前記ダイヤフラムの代わりにピストン54が摺動自在に嵌合し、該ピストン54のロッド55に弁棒11を連結してある。
シリンダ53内は、ピストン54により上側の本弁作動用圧力室15と、下側の圧力バランス室56に仕切られており、上側の本弁作動用圧力室15は、パイロット弁二次側流路35に接続し、圧力バランス室56は、流路58を介して本弁二次側流路5に接続している。なお、上側の本弁作動用圧力室15には、ピストン53を閉方向に付勢する調節ばね57が縮設されており、この調節ばね57は、本弁1の一次側圧力と本弁1の二次側圧力との差が非常に小さくなった時に、本弁1の弁孔3を全閉状態にするためのものである。
パイロット弁30の構造並びにパイロット弁30周りの配管構造は前記図1の構造と同じであり、同じ部品には同じ符号を付しており、説明は省略する。
図4に示すピストン式減圧弁装置において、本弁1の二次側圧力が設定圧力値より上昇した場合には、パイロット弁30のダイヤフラム42は調節ばね46に抗して押し上げられ、パイロット弁体38は開方向に移動する。これにより、本弁一次側流路4からパイロット弁30の弁孔33を介して本弁作動用圧力室15に導入される流量が増加し、本弁作動用圧力室15の内圧が増加し、ピストン54は本弁1の弁体8を閉じる方向に移動し、本弁1の弁開度を小さくする。
すなわち、図4のピストン式減圧弁装置においても、図1のダイヤフラム式の場合と同様に、本弁1の弁開度が小さくなっている時には、パイロット弁30の弁開度は大きくなっており、本弁1を全閉状態近くで維持する場合においても、圧力ハンチング現象の発生を防止することができる。
[発明の第3の実施の形態]
図5は第3の実施の形態であり、図1に示す減圧弁装置の構造に加え、パイロット弁作動圧導入路50とバイパス路48の合流した後に第2のパイロット弁60を配置してある。第2のパイロット弁60は、第1のパイロット弁作動圧導入路50の途中であって、本弁1の二次側流路5と、オリフィス47を有するバイパス路48の分岐点の間に配置されている。その他の構造は図1と同じであり、同じ部品には同じ符号を付し、説明は省略する。なお、本弁作動圧導入路20のパイロット弁30と第2のパイロット弁60とを区別するために、本弁作動圧導入路20に配置したパイロット弁30は、「第1のパイロット弁」と称して、以下、説明する。
図6は第2のパイロット弁60の拡大縦断面図であり、パイロット弁ケース62と、ケース蓋69を備えており、パイロット弁孔63の周囲に形成された弁座67に対して、第2のパイロット弁体68は、ケース蓋69側とは反対側から着座可能に配置されている。弁棒71はパイロット弁孔63を通ってケース蓋69内に延びると共に、ダイヤフラム72に連結されており、該ダイヤフラム72により、ケース蓋69内と上側流路65とを仕切っている。ダイヤフラム72とケース蓋69の頂壁の間には調節ばね76が縮設され、該調節ばね76により第2のパイロット弁体68を開方向(下方)に付勢している。
第2のパイロット弁60内の流路は、パイロット弁孔63を境にダイヤフラム側の上側流路65と弁体配置側の下側流路64に分けられており、上側流路65は本弁二次側流路5に接続し、下側流路64は、第1のパイロット弁30のパイロット弁作動用圧力室45に連通すると共に、オリフィス47及びバイパス路48を介して本弁作動用圧力室15に接続している。
第1のパイロット弁30により本弁1の二次側設定圧力値を設定しており、一方、第2のパイロット弁60の設定圧力値は、上記第1のパイロット弁30による本弁1の二次側設定圧力値よりも一定値だけ高く設定してある。すなわち、本弁1の二次側圧力が第1のパイロット弁30による設定圧力値よりも一定値以上昇した時に、第2のパイロット弁60が全閉状態となるように設定してある。ただし、この第2のパイロット弁60は、該第2のパイロット弁60の設定圧力値より低い圧力時には十分に開いた状態に維持され、該第2のパイロット弁60の設定圧力値に達した時に全閉状態となる構成である。要するにオンオフ開閉制御の機能を有する弁であり、本弁1の二次側設定圧力値以下においては、第1のパイロット弁30による制御のみで本弁1の開度が支配され、第2のパイロット弁60は実質的に本弁1の制御に影響を及ぼさないようになっている。
本弁の二次側の使用流量が一定時間0となる場合、たとえば住宅給水等では深夜間において短時間ながら使用流量が0になることがあるが、この場合に、図5の減圧弁装置では、本弁の二次側圧力の上昇を確実に防止することができる。すなわち、本弁1の二次側使用流量が0の場合において、開弁状態である第1のパイロット弁30を通過する水によって本弁1の二次側圧力が上昇する。本弁1の二次側圧力の上昇により、図6に示す第2のパイロット弁60のばね76の設定圧力に打ち勝って同弁60のダイヤフラム72が上昇すると、パイロット弁体68は上昇し、弁孔63を閉鎖する。これに伴って図5の本弁1の本弁作動用圧力室15の内圧は一次側圧力まで上昇し、本弁1の弁孔3を完全に閉鎖する。また、第1のパイロット弁30を通過する水は、第2のパイロット弁60によって阻止される。このように本弁一次側流路4から本弁二次側流路5への水の漏れは完全遮断され、本弁二次側流路5の昇圧を阻止することができる。
なお、本弁1の二次側の水が使用されている場合であって、本弁二次側圧力が、第2のパイロット弁60の設定圧力値より低い状況では、第2のパイロット弁60は十分に開いた状態となっており、減圧弁装置の作用は、前記第1の実施の形態の場合と同様となる。
図9は、第3の実施の形態の別の変形例であり、図6の第2のパイロット弁の代わりに電磁開閉弁61を配置した構造である。該電磁開閉弁61はオンオフ開閉方式であり、本弁の二次側圧力を検出する圧力センサーを備え、本弁の二次側圧力が、パイロット弁30の設定圧力値より一定量だけ高い値を検出した時に閉じ、その他の時には全開状態となるように構成されている。
[発明の第4の実施の形態]
図10は第4の実施の形態であり、ピストン構造を有する本弁1を備えた減圧弁装置に、第1のパイロット弁30を及び第2のパイロット弁60を設けた例である。
前記図4の構造を基本構造としており、図4の構造に加え、パイロット作動圧導入路50であって、バイパス路48との分岐点と流路58との分岐点との間に、第2のパイロット弁60を配置してある。第2のパイロット弁60の構造は、図6で説明した構造と同じであり、その他の構造は図4の構造と同じであり、同じ部品には同じ符号を付しており、説明は省略する。
[発明の第5の実施の形態]
図11は第5の実施の形態の略図であり、減圧弁装置の全体構造は前記図5及び図6で説明した第3の実施の形態と同様であるが、両パイロット弁30、60の設定圧力値を第3の実施の形態とは異ならせており、第2のパイロット弁60の設定圧力値を本弁1の二次側設定圧力値とし、第1のパイロット弁30の設定圧力値を本弁1の二次側設定圧力値よりも一定値だけ高く設定してある。なお、各弁1、30、60内の作用説明については、便宜上、前記図5及び図6を利用する。
(制御動作1)
該実施の形態において、第1のパイロット弁30と共に第2のパイロット弁60の開度も、本弁1の開度とは大小方向が逆になり、常に安全領域で作動し、本弁1が全閉に近い小さな開度で作動している間も、圧力ハンチングは発生しない。
すなわち、第2のパイロット弁60の開弁動作も第1のパイロット弁30の開閉動作と同様に、本弁と相反する大小方向に制御されるので、これを説明すると、本弁1の開度が小の状態では、第1のパイロット弁30が支配する制御条件のとき、第1のパイロット弁30の弁開度が大きく、本弁作動用圧力室15の内圧を上昇させ、本弁一次側流路4から本弁作動用圧力室15への流入量が増加する。このときも本弁二次側圧力は設定圧に維持され、また、第1のパイロット弁30が第2のパイロット弁60の直前圧力を一定にするので、第2のパイロット弁60の前後圧(P1−P2)は変化しない。
以上のように、第2のパイロット弁60の前後圧が変化しない状態で、第1のパイロット弁30の通水量が増加するので、第2のパイロット弁60の開度は増加していることになる。これを図7によって説明すると、第2のパイロット弁60の前後圧(P1−P2)は一定であるから、第2のパイロット弁60を流れる水量qの増加に対応して、第2のパイロット弁60の開度は、図7の開度1から開度2へ増大する。すなわち、本弁1の開度の大小に対して、第1のパイロット弁30及び第2のパイロット弁60の開度の大小は、いずれも本弁1に対して逆の状態になっており、したがって、本弁1が全閉に近い小さい開度の場合には、第1のパイロット弁30及び第2のパイロット弁60は共に大きな開度となっており、これにより、圧力ハンチングの発生を確実に阻止することができる。以上の流量、圧力及び弁開度の変化するときの関係を図8に示している。
(制御動作2)
図5を参照して、第1のパイロット弁30の調節ばね46の設定圧を調節することにより、第1のパイロット弁30及び第2のパイロット弁60の圧力落差負担分を広範囲に変更することが可能となる。
すなわち、第5の実施の形態では、第3の実施の形態と異なり、本弁二次側を給水等に使用している時は、第1のパイロット弁30及び第2のパイロット弁60の双方が常時動作している。その動作を図12により説明すると、減圧弁装置全体において減圧して行く順番は、本弁一次側流路4→第1のパイロット弁30→本弁作動用圧力室15→オリフィス47→第2のパイロット弁60→本弁二次側流路5となる。
このような減圧段階において、第1のパイロット弁30のばね圧を調節することにより、第2のパイロット弁60の直前圧を調節することができ、両パイロット弁30、60間の圧力落差を変更することができる。たとえば、第1のパイロット弁30のばね力を弱くするほど、第1のパイロット弁30の圧力落差負担が大きくなる。
第1のパイロット弁30及び第2のパイロット弁60は、本弁1に対してその開度の大小方向は逆であるから、元来、圧力ハンチングが生じ難いが、仮に、圧力ハンチングが生じた時でも、第1のパイロット弁30のばね圧を調節することにより、第1のパイロット弁30と第2のパイロット弁60の圧力落差負担を変更し、圧力ハンチングを避けることができる。たとえば図13を利用して説明すると、図13の上段に示す状態は、第2のパイロット弁60の動作域は安定した範囲にあるが、第1のパイロット弁30の動作域は不安定な範囲にあり、これにより圧力ハンチングが生じる可能性もあるが、この上段の状態から、第1のパイロット弁30のばね力を強くして、第1のパイロット弁30の圧力差負担を小さくすることにより、図13の下段に示すように、両パイロット弁30、60が共に安定した動作域に入る範囲を見つけることができ、これにより、より確実に圧力ハンチングを回避できる。
(制御動作3)
本弁1の流量が0で、本弁1が全閉状態となったとき、第1のパイロット弁30を通過する水のために、本弁1の二次側圧力が設定圧力値(第2のパイロット弁60による設定圧)を越えて高くなろうとする場合があり、この場合、第2のパイロット弁60は全閉となり、第2のパイロット弁60から本弁二次側流路5に漏れる水は完全に遮断される。つまり、本弁全閉後も、本弁1の二次側圧を一定状態に維持することができる。
なお、第3の実施の形態では、二次側設定圧力値を越えて初めて第2のパイロット弁60が閉動作をするが、このこと以外は、第5の実施の形態は、前記第3の実施の形態で説明した二次側圧力漏れ防止作用と同じである。
(まとめ)
該実施形態における機能及び作用効果を簡単に纏めると次のようになる。
(1)本弁1の全閉状態がない範囲で第2のパイロット弁60は動作しているが、本弁1が全閉状態になると、第2のパイロット弁60は必ず全閉状態になる。したがって、流量0の時の二次圧側への水の漏れを完全に遮断することが可能となる。
(2)第1、第2のパイロット弁30、60の圧力落差負担の変更が広範囲にできるので、仮に不安定な領域に入っても、圧力落差負担を第1のパイロット弁30のばね力の変更だけで、簡単に、両パイロット弁30、60を安定な領域に変更することができる。
(3)第1のパイロット弁30で大きな圧力落差を取り、残りを第2のパイロット弁60で取ると、制御動作は第1のパイロット弁30が支配的となる。すなわち本弁開度小で第1のパイロット弁30の水量が大となり、よって第2のパイロット弁60の開度も大となる。つまり、第2のパイロット弁60についても大小方式が成り立ち、圧力ハンチングを確実に防止できるのである。
本発明による減圧弁装置の第1の実施の形態を示す縦断面図である。 弁開度と圧力損失との関係を示す図である。 本発明による減圧弁装置の第1の実施の形態の変形例を示す縦断面図である。 本発明による減圧弁装置の第2の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明による減圧弁装置の第3の実施の形態を示す縦断面図である。 図5の第2のパイロット弁の縦断面拡大図である。 第2パイロット弁の開度の変化を示す図である。 各弁の開度の大小関係を示す図である。 本発明による減圧弁装置の第3の実施の形態の変形例を示す縦断面図である。 本発明による減圧弁装置の第4の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明による減圧弁装置の第5の実施の形態を示す縦断面図である。 第5の実施の形態における減圧順を段階的に示す図である。 第5の実施の形態において、圧力落差負担の変更前と変更後の各パイロット弁の作動域を示す図である。 従来の減圧弁装置の縦断面図である。 図14のパイロット弁の縦断面拡大図である。
符号の説明
1 本弁
2 本弁ケース
3 本弁の弁孔
4 本弁の一次側流路
5 本弁の二次側流路
8 本弁の弁体
15 本弁作動用圧力室
16 本弁の調節ばね
20 本弁作動圧導入路
30 第1のパイロット弁
32 第1のパイロット弁ケース
33 第1のパイロット弁孔
34 第1のパイロット弁の一次側流路
35 第1のパイロット弁の二次側流路
38 第1のパイロット弁体
45 第1のパイロット弁の作動用圧力室
46 第1のパイロット弁の調節ばね
47 オリフィス
48 バイパス路
50 パイロット弁作動圧導入路
60 第2のパイロット弁
62 第2のパイロット弁ケース
63 第2のパイロット弁孔
68 第2のパイロット弁体
76 第2のパイロット弁の調節ばね

Claims (4)

  1. 本弁とパイロット弁とを有する減圧弁装置において、
    本弁は、一次側流路と二次側流路との間の弁孔を開閉する弁体と、該弁体を開閉作動する本弁作動用圧力室を備え、上記一次側流路と本弁作動用圧力室とを本弁作動圧導入路で接続し、本弁作動用圧力室の内圧を増加させることにより本弁の弁体を閉方向に作動するようになっており、
    パイロット弁は、上記本弁作動圧導入路に配置されると共に、パイロット弁孔を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体を作動するパイロット弁作動用圧力室を備え、該パイロット弁作動用圧力室と上記本弁の二次側流路とをパイロット弁作動圧導入路で接続し、パイロット弁作動用圧力室の内圧を増加させることによりパイロット弁体を開方向に作動するようになっていることを特徴とする減圧弁装置。
  2. 請求項1記載の減圧弁装置において、パイロット弁作動圧導入路に、パイロット弁作動用圧力室への導入圧力を制御する電磁式開閉弁を配置し、該電磁式開閉弁は、本弁の二次側圧力が、上記パイロット弁の二次側設定圧力値よりも高くなった時に閉じるようになっていることを特徴とする減圧弁装置。
  3. 請求項1記載の減圧弁装置において、パイロット弁作動圧導入路に第2のパイロット弁を設け、該第2のパイロット弁の一方の流通口は本弁の二次側流路に接続し、第2のパイロット弁の他方の流通口を第1のパイロット弁のパイロット弁作動用圧力室に接続すると共にオリフィスを介して本弁作動用圧力室にも接続し、第1のパイロット弁により本弁の二次側設定圧力値を設定し、第2のパイロット弁の設定圧力値は、第1のパイロット弁による二次側設定圧力値よりも高く設定してあることを特徴とする減圧弁装置。
  4. 請求項1記載の減圧弁装置において、パイロット弁作動圧導入路に第2のパイロット弁を設け、該第2のパイロット弁の一方の流通口は本弁の二次側流路に接続し、本弁の開度が小の時に、第1のパイロット弁と共に第2のパイロット弁の開度も大となるように、第2のパイロット弁の他方の流通口を第1のパイロット弁のパイロット弁作動用圧力室に接続すると共にオリフィスを介して本弁作動用圧力室にも接続し、第2のパイロット弁により本弁の二次側設定圧力値を設定し、第1のパイロット弁の設定圧力値は、上記第2のパイロット弁による本弁二次側設定圧力値よりも高く設定してあることを特徴とする減圧弁装置。
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