JPS6224146Y2 - - Google Patents

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JPS6224146Y2
JPS6224146Y2 JP1985178751U JP17875185U JPS6224146Y2 JP S6224146 Y2 JPS6224146 Y2 JP S6224146Y2 JP 1985178751 U JP1985178751 U JP 1985178751U JP 17875185 U JP17875185 U JP 17875185U JP S6224146 Y2 JPS6224146 Y2 JP S6224146Y2
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JP
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valve
valve seat
plug
spring
valve plug
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JP1985178751U
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は制御弁全般、特に高差圧制御弁に利用
できる流量制御装置に関するものである。
従来より流体の圧力及び流量を調節する目的
で、第1図の如き形状をした弁が採用されてい
る。この種の弁は弁プラグ1及び弁シート2によ
り流体の流路3を絞ることにより、弁前後に圧力
差を生じさせて圧力又は流量を制御調節するもの
であり、弁前後の圧力差は一般に次式により表わ
される。
ΔP=ηγV/2g …… ここで、ΔP:弁前後の圧力差 η:弁形状による流量係数 0<η<1 γ:流体の比重量 V:弁シート、プラグ部の 最大流速 g:重力加速度 ところで、流量係数ηは1より小さい値であ
り、高差圧制御弁の場合、必要な弁前後差圧ΔP
を得る為、必然的に弁シート、プラグ部の最大流
速は大きくなり、最大流速部でのエロージヨンを
促進させ、さらに騒音、振動、不安定制御等の
種々の問題点があつた。
また流体の高差圧制御弁の場合、流体の圧力が
最大流速部で、動圧効果により液体の飽和圧力以
下に低下して沸騰し、気泡を発生する。流体の流
速が低下して圧力が回復すると、気泡は押しつぶ
され、瞬間的に超高圧力を発生する。これがキヤ
ビテーシヨンと称されるものであり、大きなエロ
ージヨン騒音を発生させ、弁の寿命を縮める。
そこで前記の問題点を解決する為、弁プラグ
1、シート2部に耐エロージヨン性の高い超硬合
金を採用したり、第2図、第3図のごとき多段圧
力制御弁が提案され、一部実用化されているが、
制御性、寿命、信頼性、コスト等の面で一長一短
があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、従来のバルブが弁プラグを外部か
ら操作していたのを、複数個の弁プラグ及び可動
の弁シートを並べ、それぞれの弁プラグと可動の
弁シートが相互にスプリングによる反発力により
押えられる力と、それぞれの弁プラグと弁シート
間の差圧により弁プラグ及び弁シートが弁下流へ
押え付けられる力とのバランスにより、弁の差圧
が調節されることによつて、制御性、信頼性が高
く、かつ低コストで得られる流量制御装置を提供
せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本考案は、複数個の弁プラグ及び弁シ
ートが流体の流れ方向に並べられており、このう
ち少なくとも1個の弁シートを除いて他の弁シー
トは可動であつて、それぞれの弁プラグ及び可動
弁シートがスプリングを介して配設されており、
かつ最下流側の弁プラグ又は弁シートはその1つ
上流側の弁シート又は弁プラグとの間にスプリン
グを介して下流側外部からの付勢力を受けるよう
にしてなるもので、これを問題点解決のための手
段とするものである。
(作 用) それぞれの弁プラグ及び弁シート間の差圧が、
弁体を流れる流体の流量に関係なく、外部よりの
力及びそれぞれのスプリングの反発力により決ま
る。またそれぞれの弁プラグ及び弁シート間の差
圧を等しく設定すれば、差圧は従来より遥かに小
さくなり、最大流速部での流体の沸騰の発生が無
くなり、エロージヨン及び騒音問題を解消でき
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面について説明する。
先ず本考案の原理を第5図に基いて説明すると、
4は弁プラグ、5はスプリング、6は弁シート、
6aはスプリング受けである。また7は本弁上流
室であり、8は本弁下流室である。弁シート6は
円状で内径はDとする。また上流室7と下流室8
の流体の圧力は、それぞれP1,P2とする。更に流
体の流れによる弁シート6と弁プラグ4の隙間を
hとし、スプリングの力をFとする。
第6図は前記第5図の弁の流量、圧力特性線図
である。さて第5図の上流室7の圧力P1が上昇し
て、弁プラグ4にかかる上流室の圧力による力が
スプリングの力以上となるまで(即ち、F/
πD/4以上となるまで)、弁プラグ4は弁シートに 密着していて流体は流れない。
また上流室7の圧力がさらに上昇して、差圧P1
−P2がF/πD/4以上になると、弁プラグ4はス プリング5の力に打勝つて弁シート6から離れ、
弁プラグ4と弁シート6間に流路が形成され、上
流室7から下流室8へ流体が流れることになる。
この状態での流体の流量Qは、前記式および
弁プラグ4と弁シート6間の流路断面積Sより S=πDh …… と算出できる。ここでP1−P2は上流室7と下流室
8の差圧であり、これはF/πD/4と一致しなけ ればならない。
弁プラグ4を押えるスプリング5の力Fが、弁
プラグ4と弁シート6間の隙間hに関係なく一定
とすれば、上流室7と下流室8の差圧P1−P2は流
量が変化しても一定となる。即ち、流体の流量が
増加して差圧P1−P2が大きくなると、弁プラグ4
と弁シート6間の隙間hは、スプリング5の力F
に打勝つて大きくなるが、P1−P2はスプリングの
力にバランスした状態を保つことになり、流体の
流量変動にかかわらず、上流室7と下流室8の差
圧P1−P2は一定となる。以上の流量、圧力特性を
示したものが第6図である。
以上の如くスプリングの反発力Fが、弁プラグ
4と弁シート6の間の隙間hの大きさにかかわら
ず一定のものを選定すれば、第5図の弁流量及び
差圧特性は第6図の如くなり、また、スプリング
反発力Fは隙間hが大きくなるに従い、大きくな
るものを選定すれば、第5図の弁の流量及び差圧
特性は、第6図と異なり、流量が増加するに従
い、弁差圧が大きくなる特性となる。
以上は従来周知の原理であるが、以下に本考案
の実施例を第4図及び第7図により説明する。
さて第7図において、12は第1段の弁シート
で、弁体13に固定されている。14は弁プラグ
で、上流側は第1段弁のプラグとなり、下流側は
第2段弁のプラグの役割をする。15は可動弁シ
ートで、上流側は第2段弁シートとなり、下流側
は第3段弁のシートの役割をする。16及び17
はそれぞれ弁プラグ及び可動弁シートで、それぞ
れ弁プラグ14及び弁シート15と同様の構成及
び機能を有する。18は弁外部より操作可能な弁
プラグで、弁体13外にアクチユエータ(駆動機
構)を有するものとする。19,20,21及び
22はスプリングで、それぞれF1,F2,F3およ
びF4の反発力を有する。弁プラグ18は、外部
のアクチユエータにより、F0の力で上流側へ押
しつけられているものとする。
また弁プラグ14,16及び18、弁シート1
5及び17の上流側には、円環状の突起が設けら
れており、この突起部でのみ流体が絞られるもの
とする。なお、この突起は本考案の構成上必ずし
も必要なものではなく、第5図の如く、弁シート
と弁プラグが密着する構成であれば、平面でもよ
いが、本装置の圧力−流量バランスを説明する為
に設けた。更に可動弁シート15及び17の外周
部には、ピストンリング又は、Oリング等を設
け、弁シートの上流と下流は、シールされている
ものとする。
弁プラグ突起部及び弁シート突起部の円環によ
り形成される円の面積をそれぞれA1,A2,A3
A4およびA5とし、弁体13の面積をA0とし、各
弁プラグと弁シート前後の圧力を第7図の如く
P1,P2,P3,P4,P5及びP6とすると、本装置の圧
力バランスは以下の如くなる。
なお、計算を簡略化する為に A1=A2=A3=A4=A5=1/2A0とする。
P1×A1−P3×A2=F1 …… P2×(A0−A2)−P4×(A0−A3)=F2−F1
…… P3×A3−P5×A4=F3−F2 …… P4×(A0−A4)−P6×(A0−A5)=F4−F3
…… P5×A5−P6×A5=F0−F4 …… ここでさらに、A1=A2=A3=A4=A5=1/2A0
=Sとすると P1−P3=F1/S …… P2−P4=(F2−F1)/S …… P3−P5=(F3−F2)/S …… P4−P6=(F4−F3)/S …… P5−P6=(F0−F4)/S …… ここで前記,及び式を加算すると P1−P3+P3−P5+P5−P6= (F1+F3−F2+F0−F4)/S P1−P6=(F1+F3+F0−F2−F4)/S…… となり、F1,F2,F3,F4が一定であれば、本弁
の入口圧力P1と、出口圧力P2は、外部よりの力
F0により調節可能となる。
また、例えば,,,及び式を加算す
ると、 P1−P3+P2−P4+P3−P5+P4 −P6+P5−P6=(F1+F2−F1 +F3−F2+F4−F3+F0−F4) /S P1+P2−2×P6=F0 …… となり、それぞれの弁プラグ及び弁シート間の差
圧を、それぞれのスプリングの反発力を予じめ設
定することにより、設定出来ることになる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案装置は構成され
ているので、それぞれの弁プラグ及び弁シート間
の差圧が、弁体を流れる流体の流量に関係なく、
外部よりの力F0及びそれぞれのスプリングの反
発力により決まることになる。
なお、流体を例えば5段階で絞つて、それぞれ
の弁プラグと弁シート間の差圧を等しく設定すれ
ば、差圧は従来弁の1/5となり、弁絞り部での最
高流速は1/√5となり、最大流速部での流体の
沸騰の発生がなくなり、エロージヨン及び騒音問
題を解消することができる。
また従来方式の多段圧力制御弁の場合は、それ
ぞれの弁プラグ及び弁シートが固定されており、
弁全閉時、弁プラグ及び弁シートの洩れがあれ
ば、多段のうちの1段に弁の前後差圧が集中し、
そこでエロージヨンを発生させる不具合があつた
が、本考案の場合は、スプリングのバランスによ
り、何れかの弁シート、弁プラグ間に洩れがあつ
ても、弁差圧を各弁プラグ及び弁シートに分配す
る機能があり、前記従来のように不具合は起こり
得ない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は従来の流量制御装
置を示す断面図、第4図は本考案の実施例を示す
流量制御装置の断面図、第5図は流量制御装置の
原理を説明する為の断面図、第6図は第5図の装
置の流量圧力特性線図、第7図は第4図をより詳
細に説明する為の断面図である。 図の主要部分の説明、12……弁シート、13
……弁体、14……弁プラグ、15……可動弁シ
ート、16……弁プラグ、17……可動弁シー
ト、18……弁プラグ、19,20,21,22
……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の弁プラグ及び弁シートが交互に流体の
    流れ方向に並べられており、このうち少なくとも
    1個の弁シートを除いて他の弁シートは可動であ
    つて、それぞれの弁プラグ及び可動弁シートがス
    プリングを介して配設されており、かつ最下流側
    の弁プラグ又は弁シートはその1つ上流側の弁シ
    ート又は弁プラグとの間にスプリングを介して下
    流側外部からの付勢力を受けていることを特徴と
    する流量制御装置。
JP1985178751U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPS6224146Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985178751U JPS6224146Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985178751U JPS6224146Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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Publication Number Publication Date
JPS61104869U JPS61104869U (ja) 1986-07-03
JPS6224146Y2 true JPS6224146Y2 (ja) 1987-06-19

Family

ID=30736318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985178751U Expired JPS6224146Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JP (1) JPS6224146Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521136A (en) * 1975-06-23 1977-01-06 Res Inst Iron Steel Tohoku Univ Silicon carbide fibers with high tensile strength composed of ultrafin e silicon carbide

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521136A (en) * 1975-06-23 1977-01-06 Res Inst Iron Steel Tohoku Univ Silicon carbide fibers with high tensile strength composed of ultrafin e silicon carbide

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Publication number Publication date
JPS61104869U (ja) 1986-07-03

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