JPS5932200Y2 - モ−ルド整流子 - Google Patents

モ−ルド整流子

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Publication number
JPS5932200Y2
JPS5932200Y2 JP17876979U JP17876979U JPS5932200Y2 JP S5932200 Y2 JPS5932200 Y2 JP S5932200Y2 JP 17876979 U JP17876979 U JP 17876979U JP 17876979 U JP17876979 U JP 17876979U JP S5932200 Y2 JPS5932200 Y2 JP S5932200Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
boss
molded
notch
circumferential surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP17876979U
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English (en)
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JPS5696882U (ja
Inventor
治夫 清水
照浩 田中
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、整流子片とボスの間をフェノール樹脂など
の合成樹脂を主成分とする成形材料で成形される、モー
ルド整流子の構造に関するもので、ボスの形状を改良す
ることにより、品質の安定と製造費の低減を図るもので
ある。
第1図は、従来のモールド整流子の縦断面図で、第2図
は同じく第1図のボスの斜視図である。
第1図のモールド整流子は、U字状の切欠き1を設げた
整流子片2と片間マイカ(図示せず)を交互に積層して
円環状とし、この切欠き1には、補強リング3がリング
支え(図示せず)を介して挿着される。
ボス4は第2図に示すよつfx形状のものが用いられ、
このボス4は成形材料によって整流子片1および片間マ
イカ(図示せず)と固定される。
第2図のボス4の形成は、通常、鋳造等によりなされ、
成形材料に接する円筒形の外周面4aには、回転子軸に
平行に、長方形の凹部5が、複数箇所に設けられている
この凹部5は、成形材料によって満され、前記第1図に
おける成形材料6とボス4の位置関係を固定する効果を
あげている。
すなわち、軸方向と回転方向の2つの方向における。
ずれを防止するためのものである。また、ボス4の内周
面は、回転子軸に嵌合できるように形成される。
このように形成された円環状の整流子片1とボス4は、
同心円状にモールド型に配置され、フェノール樹脂など
の合成樹脂を主成分とする成形材料を圧入し、さらに加
圧、加熱してモールドが行われ、第1図に示されるよう
なモールド整流子の形成が行われる。
このような場合、フェノール樹脂等の縮合形硬化機構を
もつ成形材料では、硬化時によく知られているように、
例えばフェノール樹脂では縮合反応によって硬化する時
、フェノールとフォルムアルデヒドあるいはそれらの誘
導体によって水を生成する。
また、硬化条件は通常100℃以上に加熱するものであ
るから、生成した水分はガス状となって通常は金型の間
隙などから外部へ逃散する。
しかしながら、凹部5においてはこの凹部5を形成する
側面によって、この水分の逃散が不十分となる。
水分の逃散が不十分である場合、電気絶縁上好ましくな
い水分が成形品中に残存し、完成されたモールド整流子
の整流子片2とボス4の間の絶縁抵抗を低下させること
になる。
また、ボス4の形成は前記のように通常鋳造等によるが
、鋳型の作成時に凹部5を有する木型を用いると2つ割
りの砂型からは抜き取れないため、円筒形の外周面4a
の凹部5を有しない単純な円筒形の木型によって2つ割
りの砂型を作成し、それぞれの半円筒内面に、別に作成
した凹部5の形状を有する中子を固定設置するというよ
うな複雑な作業が必要で、製造費を高めることになる。
他方、切削加工等で凹部5を形成する場合でも、工数を
多く必要とする等の欠点があった。
本考案は、このような欠点をなくすためになされたもの
で、以下、図面に基づき詳細な説明をする。
第3図は、本考案の一実施例のボスの斜視図である。
本実施例では鋳造時にボス7の円筒状外周面7aに円周
に沿って4箇所平面の切欠き9を設け。
この切欠き9はそれらの一端は交互に端部8を円筒状の
ままで残し、円筒状外周面7aの両端部における切欠き
9の数はそれぞれ2箇所となっている。
本実施例では平面の切欠き9をボス7の円筒状外周面7
aに4箇所設けたが、4箇所に限られることはなく1円
筒状外周面の円周に沿って複数箇所の平面の切欠きを設
げ、この切欠きの軸方向の一端は交互に円筒面部を残し
、円筒状外周面の両端部における切欠きは中央部の切欠
きの半数となるよう構成しておけばよい。
このように形成されたボスIが、前記第1図の場合と同
様に、モールド型に配置され、成形材料6が圧入された
後、加圧、加熱してモールド整流子のモールドが行われ
、硬化時に水等の物質が生成された場合には、前記第1
図の場合と異なり、成形材料6の両端面からガス状とな
って逃散し。
内部に残留されなくなるので、整流子片2とボス7の間
の絶縁抵抗の低下が防止され、モールド整流子の品質の
安定が図られる。
また、成形材料6とボス7の位置関係は、このボス70
円筒状外周面7aの回転子軸方向に形成された端部8を
有する平面の切欠き9が有効に働き、軸方向および回転
方向のずれは防止される。
更に、第3図により説明した本考案にかかるボスの場合
、そのままの形の木型を用いて2つ割りの砂型を作るこ
とが可能であるから、第2図に示した従来のボス4の凹
部5を形成するために使用される中子が不要となり、製
造費の低減が図られ、その効果は著しく大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモールド整流子の縦断面図、第2図は同
じく第1図のボスの斜視図、第3図は本考案の一実施例
のボスの斜視図である。 1.9・・・・・・切欠き、2−・・・・・整流子片、
3・・・・・・補強リング、4,7・・・・・・ボス、
4a、7a・・・・・・外周面、5・・・・・・凹部、
6・・・・・・成形材料、8・・・・・・端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 整流子片と片間マイカを交互に積層し円環状とし、その
    両端面にU字状の切欠きを設けて補強リングを挿入した
    ものの内側にボスを同心的に配置し、前記円環状とした
    整流子片とボスとの間に成形材料を圧入し、加圧、加熱
    してモールドするモールド整流子において、円筒状外周
    面の円周に沿って複数箇所の平面の切欠きを設け、この
    切欠きの軸方向の一端は交互に円筒面部を残し、円筒状
    外周面の両端部における切欠きは中央部の切欠きの半数
    となるよう構成したボスを用いて成ることを特徴とする
    モールド整流子。
JP17876979U 1979-12-25 1979-12-25 モ−ルド整流子 Expired JPS5932200Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17876979U JPS5932200Y2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 モ−ルド整流子

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JP17876979U JPS5932200Y2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 モ−ルド整流子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5696882U JPS5696882U (ja) 1981-07-31
JPS5932200Y2 true JPS5932200Y2 (ja) 1984-09-10

Family

ID=29689289

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17876979U Expired JPS5932200Y2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 モ−ルド整流子

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JPS5696882U (ja) 1981-07-31

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