JPS5932066Y2 - 録音再生機のタ−ンテ−ブル駆動装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、録音再生機、そのうち特に使用する音声記
録媒体がうず巻状あるいは同心円状の音声トランクを有
する録音再生機におけるターンテーブル駆動装置に関す
る。

録音再生機は、音声トラックを有する音声記録媒体なセ
ットし、ターンテーブルを回転させて、そのターンテー
ブル上のヘッドを音声トラックに沿って動かし、その音
声トラックに音声な記録し、またその音声トラックに記
録される音声を再生するものである。

従来、この種の録音再生機におけるターンチーフル駆動
装置として、たとえば第１図に示す如く、モータ１の回
転なベル）２’＆介してフライホイール３へと伝達し、
そのフライホイール３の回転をさらにベルト４な介して
ターンテーブル５へと伝達してそのターンテーブル５を
回転するベルト・ベルト・ドライブ方式がある。

しかし、このようなドライブ方式では、ターンテーブル
５に回転むらが生じやすく、他力ベルト２，４は経年変
化を起こし、比較的劣化しやすい等の欠点があった。

またこれとは別に、たとえば第２図に示す如く、モータ
７の回転なベルト８を介してフライホイール９へと伝達
し、そのフライホイール９の回転を正転用アイドラ１０
または逆転用アイドラ１１を介してターンチーフル１２
へと伝達してそのターンテーブル１２を回転するベルト
・アイドラ・ドライブ方式がある。

しかし、このようなドライブ方式でも、正転用と逆転用
のそれぞれのアイドラｉｏ、１ｉを設けなければならず
、また正逆転切換時にそれらアイドラ１０，１１の掛は
外しを行なわなければならない欠点があった。

そこで、この考案は、録音再生機において、上述したす
べての欠点な有しないターンテーブル駆動装置を提供す
ることを目的とし、前述したアイドラ・ドライブ力式を
用いて、アイドラの数を削減して１とし、また正逆転切
換時にアイドラの掛は外しをなくして機構の単純化を図
らんとするものである。

以下、図示実施例に基づき、この考案な具体的かつ詳細
に説明する。

第３図は、この考案の一実施例であり、この考案による
ターンテーブル駆動装置を示す録音再生機の部分平面図
である。

図中符号１４で示すものがモータであり、そのモータ１
４の回転軸１４ａにはベルト１５が掛けられる。

ベルト１５は、またフライホイール１６へと掛は渡され
る。

フライホイール１６は軸１７を中心として回転する。

その軸１７には、アイドラ１８が押し当てられる。

アイドラ１８は軸１９な中心として回転し、その軸１９
が貫挿されるシリ／ダ２０により移動可能に支持され、
常時は引張ばね２１の力にエリ、前述した如く軸１７に
弾圧されるとともに、ターンテーブル２２の内周面２２
ａに弾圧される。

アイドラ１８を付勢する引張ばね２１の付勢力は、アイ
ドラ１８のゴムが変形せずかつターンテーブル２２が回
転むらな生じない程度とする。

この実施例においては、またシリンダ２０の外周面にば
ね２３の先端２３ａが押し付けられ、アイドラ１８を前
述引張ばね２１と同一の付勢力向に押している。

このばね２３は、軸２４を中心として回動し、その基端
２３ｂにはピン２５が押し当てられて、図中時計方向の
回動習性が与えられている。

ピン２５は、移動杆２６に固定されろ。

移動杆２６は、図示省略されるが、逆転用外部操作ボタ
ンに連動し、図中矢印Ａ力向に移動されるようになって
いる。

故に、モータ１４の回転軸１４ａが図中矢印方向に回転
されると、その回転がベルト１５を介してフライホイー
ル１６へと伝達される。

フライホイール１６０回転は軸１７を介してアイドラ１
８へと伝達され、その回転がターンテーブル２２へと伝
達されて、ターンテーブル２２を図中矢印で示す正転方
向に回転させる。

いま、ターンテーブル２２を逆転すべく、図示省略され
ろ外部操作ボタンが操作されると、移動杆２６が矢印Ａ
力向に動いて、ピン２５がばね２３の基端２３ｂを押し
、ばね２３の図中時計方向への回動習性な強めて、ばね
２３の先端２３ａをさらに強くシリンダ２０の外周に押
し付け、ターンテーブル２２に対するアイドラ１８の接
触圧を増大させる。

それとともに、モータ１４の回転軸１４ａが逆転し、タ
ーンテーブル２２が図示矢印と反対力向に回転されるこ
ととなる。

第４図は、この考案の他の実施例を示す。

この実施例では、第３図においてアイドラ１８を付勢す
る引張ばマ２１の他端をレバー２８の一端２８ａに掛け
るよ にし、そのレバー２８の他端２８ｂに移動杆２６
のピン２５を押し当てて、レバー２８に軸２９を中心と
して図中時計方向の回動な与え、アイドラ１８な付勢す
るようにしたものである。

そして、第３図に示す実施例と同様に、モータ１４の回
転軸１４ａが図中矢印方向に回転すると、ターンテーブ
ル２２が図中矢印で示す正転方向に回転する。

ターンテーブル２２を逆転すべく、図示省略される逆転
用外部操作ボタンな操作すると、移動杆２６が矢印人力
向に動いてレバー２８な軸２９を中心として図中時計方
向に回動し、ばね２１の付勢力を強めて、ターンテーブ
ル２２に対するアイドラ１８の接触圧を高める。

それとともに、モータ１４が逆転され、ターンテーブル
２２が図示矢印と反対力向に回転されることとなる。

第５図は、この考案のさらに他の実施例を示す。

第５図に示す実施例では、ソレノイド３０を使用し、電
子的にアイドラ１８の接触圧を高めるものである。

すなわち、アイドラ１８を付勢する引張ばね２１の他端
をソレノイド３０の作動杆３０ａに掛け、常時アイドラ
１８な軸１７とターンテーブル２２の内周面２２ａに押
し当てるようにする。

そして、逆転用外部操作ボタンが操作されたとき、それ
と運動してソレノイド３０が働き、引張ばね２１が引か
れてその付勢力が増し、ターンテーブル２２に対するア
イドラ１８の接触圧が増大する。

この考案において、アイドラ付勢機構は、たとえば上述
第３図ないし第５図に示す如く形成される。

第３図ないし第５図に示すアイドラ付勢機構は、勿論例
示であり、図示実施例に限定されるものではない。

この考案によれば、アイドラの数を１とし、それを常時
ターンテーブルに押し当ててターンテーブルを正逆転す
るから、アイドラの掛は外しを不要とし、部品点数を削
減することができろとともに、機構の単純化を図ること
ができる。

そして、アイドラは、正転時食込み方向にあるが、逆転
時逃げ方向となるので、アイドラ付勢機構を設け、逆転
時にアイドラに作用するようにし、逆転時にターンテー
ブルに対するアイドラの接触圧を増大させて、アイドラ
の浮き上がすな防止し、ターンテーブルの正常な回転を
可能とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来における録音再生機のベルト・ベルト・
ドライブ方式によるターンテーブル駆動装置を示す平面
図である。 第２図は、従来におけろ録音再生機のベルト・アイドラ
・ドライブ力式によるターンテーブル駆動装置を示す平
面図である。 第３図から第５図はこの考案によるターンチーフル駆動
装置を示す録音再生機の部分平面図であり、第３図はこ
の考案の一実施例な示し、第４図は他の実施例、第５図
はさらに他の実施例を示す。 １ ４・・・・・・モータ、 １８・・・・・・アイドラ、 ２２・・・・・・タ ンチーフル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モータと、そのモータの回転が伝達されろ１のアイドラ
   と、そのアイドラが常時接触するターンテーブルと、逆
   転時に前記アイドラに作用し前記ターンテーブルに対す
   るそのアイドラの接触圧を増大させるアイドラ付勢機構
   とからなる録音再生機のターンテーブル駆動装置。