JPS5931946Y2 - 板金付き防振ゴム - Google Patents
板金付き防振ゴムInfo
- Publication number
- JPS5931946Y2 JPS5931946Y2 JP12628280U JP12628280U JPS5931946Y2 JP S5931946 Y2 JPS5931946 Y2 JP S5931946Y2 JP 12628280 U JP12628280 U JP 12628280U JP 12628280 U JP12628280 U JP 12628280U JP S5931946 Y2 JPS5931946 Y2 JP S5931946Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bead
- rubber body
- plate
- rubber
- bridge member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Springs (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車のサスペンションバウンドバンパー等に
用いられる板金付き防振ゴムの改良に関する。
用いられる板金付き防振ゴムの改良に関する。
通常、サスペンションバウンドバンパーに使用される防
振ゴムは、取付は用の金属製子プレートにゴムを加硫接
着した構造であるが、このサスペンションバウンドバン
パーは使用中に大きな外力が繰り返し作用するため、ゴ
ム体と平プレートとの接着端末部に亀裂が生じ、この亀
裂が次第に進行してゴム体と平プレートの両者が分離し
てしまうおそれがあった。
振ゴムは、取付は用の金属製子プレートにゴムを加硫接
着した構造であるが、このサスペンションバウンドバン
パーは使用中に大きな外力が繰り返し作用するため、ゴ
ム体と平プレートとの接着端末部に亀裂が生じ、この亀
裂が次第に進行してゴム体と平プレートの両者が分離し
てしまうおそれがあった。
また、平プレートの腐食がゴム体とプレートの接着面に
進行してゴム体の剥離の原因ともなっていた。
進行してゴム体の剥離の原因ともなっていた。
本考案はかかる従来の欠点を解消するためになされたも
ので、構造簡単にして剥離強度が高く耐久性に優れた板
金付き防振ゴムを提供することを目的とする。
ので、構造簡単にして剥離強度が高く耐久性に優れた板
金付き防振ゴムを提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
図において、１は金属製のプレートで、その両端部には
取付は用のボルト挿通孔２が開設されていると共に、そ
の略中央部には後述するゴム体４の底面形状に沿って例
えば方形の環状に断面凸形のビード３が設けられ、内側
に凹部５を形成している。
取付は用のボルト挿通孔２が開設されていると共に、そ
の略中央部には後述するゴム体４の底面形状に沿って例
えば方形の環状に断面凸形のビード３が設けられ、内側
に凹部５を形成している。
また、相対向するビード３の先端部３ａに跨って鋼材か
らなるブリッジ部材６の一本又は複数本を溶接等の手段
により固着しである。
らなるブリッジ部材６の一本又は複数本を溶接等の手段
により固着しである。
４はゴム体で、前記プレート１のビード３戒形側の面に
、該ビード３およびブリッジ部材６を内包して加硫接着
して、ゴム体４の圧縮荷重に対する圧縮変形に伴う拡開
方向の力をビード３の内側の側面で負担するように構成
しである。
、該ビード３およびブリッジ部材６を内包して加硫接着
して、ゴム体４の圧縮荷重に対する圧縮変形に伴う拡開
方向の力をビード３の内側の側面で負担するように構成
しである。
プレート１は幅広の鋼板よりプレス加工により所定の寸
法に打抜くと同時に、ビード３を成形するもので、ブリ
ッジ部材６を溶接後このプレート１を従来の工法により
、脱脂洗滌９表面処理、接着剤塗布等の工程を経て、金
型にてゴム体４を加硫接着するのである。
法に打抜くと同時に、ビード３を成形するもので、ブリ
ッジ部材６を溶接後このプレート１を従来の工法により
、脱脂洗滌９表面処理、接着剤塗布等の工程を経て、金
型にてゴム体４を加硫接着するのである。
以上の構成よりなる本考案防振ゴムによれば、ゴム体４
の上方より繰り返して圧縮荷重が作用すると、ゴム体４
の接着底面にはゴム体４全体の圧縮変形に伴って拡開方
向に圧縮変形しようとする力が作用するのであるが、ゴ
ム体４の底面中央部分はビード３により囲繞された凹部
５内にあるため、該中央部分の接着底面に生ずる拡開方
向の力はビード３の内側の側面で負担され、即ち、変形
がこのビード３によって抑制され、該ゴム体４の接着底
面の周端末部にはゴム体４の接着底面全域の応力が作用
することがなく、ビード３の外側に存在するゴム体底面
接着部の僅かな部分に作用する応力だけとなり、この結
果、ビード３の成形による接着面積の拡大と相俟って剥
離強度を著しく高められるのである。
の上方より繰り返して圧縮荷重が作用すると、ゴム体４
の接着底面にはゴム体４全体の圧縮変形に伴って拡開方
向に圧縮変形しようとする力が作用するのであるが、ゴ
ム体４の底面中央部分はビード３により囲繞された凹部
５内にあるため、該中央部分の接着底面に生ずる拡開方
向の力はビード３の内側の側面で負担され、即ち、変形
がこのビード３によって抑制され、該ゴム体４の接着底
面の周端末部にはゴム体４の接着底面全域の応力が作用
することがなく、ビード３の外側に存在するゴム体底面
接着部の僅かな部分に作用する応力だけとなり、この結
果、ビード３の成形による接着面積の拡大と相俟って剥
離強度を著しく高められるのである。
また、相対向するビード３の先端部３ａに跨って設けた
ブリッジ部材６は、ゴム体４内に埋設された状態で抜止
め作用し、化学的な接着力に加えて物理的な結合力が作
用してゴム体４の剥離を確実に防止できるのである。
ブリッジ部材６は、ゴム体４内に埋設された状態で抜止
め作用し、化学的な接着力に加えて物理的な結合力が作
用してゴム体４の剥離を確実に防止できるのである。
以上のように本考案防振ゴムによれば、プレートに形成
したビードによりゴム体の接着面積が増大することと、
このビードによってゴム体の接着底面部に拡開方向に作
用する変形荷重を負担させることができるので、ゴム体
の接着底面周端末から亀裂が生じるのを可及的に抑制で
き、しかも、相対向するビードの先端部に跨って固着し
たブリッジ部材がゴム体内部に埋設された状態となって
抜止めをし、化学的な接着力に加えて物理的な結合力が
作用して剥離強度を高めて耐久性を著しく向上できるの
である。
したビードによりゴム体の接着面積が増大することと、
このビードによってゴム体の接着底面部に拡開方向に作
用する変形荷重を負担させることができるので、ゴム体
の接着底面周端末から亀裂が生じるのを可及的に抑制で
き、しかも、相対向するビードの先端部に跨って固着し
たブリッジ部材がゴム体内部に埋設された状態となって
抜止めをし、化学的な接着力に加えて物理的な結合力が
作用して剥離強度を高めて耐久性を著しく向上できるの
である。
また、プレートの腐食がビードより内部へ進行しにくく
なるので、このプレートの腐食に起因する剥離強度の低
下も回避できるものであり、更にビードの成形およびブ
リッジ部材の固設によりプレート自体の剛性を高められ
るものである。
なるので、このプレートの腐食に起因する剥離強度の低
下も回避できるものであり、更にビードの成形およびブ
リッジ部材の固設によりプレート自体の剛性を高められ
るものである。
また、在来の設備、金型によって製造できるという数々
の実用−ヒの効果を有する。
の実用−ヒの効果を有する。
図は本考案防振ゴムの断面説明図である。
１・・・・・・プレート、３・・・・・・ビード、３ａ
・・・・・・ビード先端部、４・・・・・・ゴム体、５
・・・・・・凹部、６・・・・・・ブリッジ部材。
・・・・・・ビード先端部、４・・・・・・ゴム体、５
・・・・・・凹部、６・・・・・・ブリッジ部材。
Claims (1)
- プレート１にゴム体４の底面形状に沿ってビード３を形
成して該ビード３の内側に凹部５を形成すると共に、相
対向するビード３の先端部３ａに跨ってブリッジ部材６
を固設し、このプレート１に前記ブリッジ部材６および
ビード３を内包してゴム体４を加硫接着して、ゴム体４
の圧縮荷重に対する圧縮変形に伴う拡開方向の力をビー
ド３の内側の側面で負担すると共にブリッジ部材６で抜
止めするように構成したことを特徴とする板金付き防振
ゴム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12628280U JPS5931946Y2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | 板金付き防振ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12628280U JPS5931946Y2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | 板金付き防振ゴム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5647928U JPS5647928U (ja) | 1981-04-28 |
| JPS5931946Y2 true JPS5931946Y2 (ja) | 1984-09-08 |
Family
ID=29358172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12628280U Expired JPS5931946Y2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | 板金付き防振ゴム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5931946Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-09-05 JP JP12628280U patent/JPS5931946Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5647928U (ja) | 1981-04-28 |
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