JPH0814328A - 防振ゴム装置のストッパー金具固定方法及びそれに用いるストッパー金具 - Google Patents

防振ゴム装置のストッパー金具固定方法及びそれに用いるストッパー金具

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JPH0814328A
JPH0814328A JP14504494A JP14504494A JPH0814328A JP H0814328 A JPH0814328 A JP H0814328A JP 14504494 A JP14504494 A JP 14504494A JP 14504494 A JP14504494 A JP 14504494A JP H0814328 A JPH0814328 A JP H0814328A
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JP
Japan
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stopper
stopper fitting
metal fitting
rubber device
bolt
Prior art date
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Application number
JP14504494A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ito
清 伊藤
Atsushi Kurebayashi
敦 榑林
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な工数や時間や場所を必要とせず、防振
ゴム装置を組み付け後取り付けナットの緩みを発生せ
ず、しかも防振ゴム装置本来の必要な防振特性を阻害し
ないストッパ−金具の固定方法及びストッパ−金具を提
供する。 【構成】 防振ゴム装置のストッパ−用当接部とストッ
パ−金具の受け止め部とを予め圧接させて防振ゴム装置
がストッパ−金具に固着される。ストッパ−金具に固着
された防振ゴム装置が車両本体に取り付けられた時に、
エンジンの重量によって一方方向にゴム部材が剪断変形
して、前記当接部と前記受け止め部が所定の距離離隔さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振ゴム装置へのスト
ッパ−金具の固定方法、及びこれに用いるストッパ−金
具の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば防振ゴムの一種であるエンジ
ンマウントは、車両のエンジンとシャ−シとの間に設置
されてエンジンからの振動が車体に伝わるのを防止する
が、更に振幅を一定量以下に抑える為にエンジンマウン
トにストッパ−金具が組み付けられて使用される。特に
このストッパ−金具がエンジンマウントに一体に組み込
まれず別体となっている形式のものでは、運搬や取り付
け作業中にストッパ−金具が脱落し取扱上不具合となる
のでこれを防止する為に、従来では、図3(a)、
(b)に示すようにエンジンマウント1の上部取り付け
金具2の上部取り付け面3を予め十分にクリ−ニングし
この面に接着剤を塗布して、ストッパ−金具4の内面に
当て、上部取り付けボルト5及び位置決め小ピン13を
ストッパ−金具の対応する各々の穿孔から挿出させた上
で、両者を接合し加圧圧着して接着固定して使用してい
た(図3(b))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来の固着方法では、(1)接着面の油、塵等の汚れを除
去する為に工数がかかる、(2)接着させる為には所定
の圧力を供与する機具と場所を必要とし更に所定の時間
を要する、(3)図3(a)の如く接着面が取り付け面
と同一の場合層状の接着剤が弾性体であるので、取り付
け後上部取り付けボルト5に螺合するナットが上記弾性
体の歪みによって緩んでくる、等の問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、上記した特別な
工数や時間や場所を必要とせず、又エンジンなどの車両
部品に組み付け後取り付けナットの緩みを発生せず、し
かも防振ゴム装置本来の必要な防振特性を阻害しないス
トッパ−金具の固定方法及びストッパ−金具を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】従って、上記の目的を達成
する為に、本発明のストッパ−金具の固定方法では、請
求項1に記載の如く、防振ゴム装置に形成されたストッ
パ−用の当接部に対して当接可能な受け止め部を有し、
前記当接部と前記受け止め部との当接によって前記防振
ゴム装置の一方向への所定以上の弾性変形を規制するた
めのストッパ−金具を前記防振ゴム装置へ固定する固定
方法であって、前記当接部と前記受け止め部とを予め圧
接させた状態で、前記防振ゴム装置とストッパ−金具と
にそれぞれ設けられた係合部を係合させて前記ストッパ
−金具の受け止め部と係合部とで前記防振ゴム装置を挟
持固定し、ストッパ−金具に固定された前記防振ゴム装
置が車両本体に使用状態に取り付けられた際に、車両部
品の荷重によって前記当接部と前記受け止め部とが隔離
される防振ゴム装置へのストッパ−金具の固定方として
いる。また、本発明に成るストッパ−金具においては、
請求項2に記載の如く、防振ゴム装置のストッパ−用当
接部とストッパ−金具の受け止め部とを圧接させる様に
防振ゴム装置及びストッパ−金具の係合部が位置決めさ
れて設けられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の防振ゴム装置のストッパ−金具固定方
法及びそれに用いるストッパ−金具では、図1(b)に
示される如く、防振ゴム装置のストッパ−用の当接部と
ストッパ−金具の受け止め部とを予め圧接させてストッ
パ−金具から反力を得ると共に、他方で防振ゴム装置の
前記当接部に対面する位置に設けられた係合部を特定の
位置に設けられたストッパ−金具の係合部に係合して前
記反力に対抗する力を係合部から受けることによってス
トッパ−金具を防振ゴム装置に固定することが出来る。
この様にストッパ−金具が固定された防振ゴム装置を、
図2(a)の如く、圧接された当接部側を下方にして、
該防振ゴム装置の一方の係合部を車両のシャ−シ−に固
定し、次に防振ゴム装置の他方の係合部を車両エンジン
に固定させると、該エンジンの重量によって防振ゴム装
置の弾性部材(ゴム部材)が図2(b)の様に剪断変形
して前記防振ゴム装置の当接部とストッパ−金具の受け
止め部の圧接が解放され、防振ゴム装置のストッパ−用
当接部とストッパ−金具の受け止め部との間隔が適切に
設定される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1に基づいて説明する。
図1は、フロントエンジン後輪駆動車(FR車)タイプ
の車両のエンジンの左右を支持するエンジンマウント防
振ゴムとして通常用いられるところの角型エンジンマウ
ント1に本発明を適用した平面図(a)及び該平面図に
おけるA−A線での断面図(b)を示している。図1
(b)において、エンジンマウント1の上部には、上部
取り付け金具2を挿通して上方に突出した係合部として
使用される上部取り付けボルト5が弾性部材としてのゴ
ム部材6中にその頭部が埋設されて固着されている。そ
して前記取り付け金具2の上部にストッパ−金具4が、
該ストッパ−金具の所定位置に穿設された係合部として
のボルトネジ穴7に前記取り付けボルト5を貫通螺合さ
せて取り付けられている。またエンジンマウントの下部
には、下部取り付け金具8がゴム部材6に加硫接着され
ており、該下部取り付け金具8の略中央部を挿通して下
部取り付けボルト9がその頭部をゴム部材6中に埋設さ
れて取り付けられている。そして前記下部取り付け金具
8の両端部は、各々上方に屈曲して前記ストッパ−金具
4の受け止め部10に対向し、その対向面には断面図図
1(a)に示す様に下部取り付け金具の幅方向に亙って
板状の緩衝ゴム11が加硫接着されてストッパ−用の当
接部12と成っている。尚、エンジンマウントの上部の
ゴム中に埋設されている小ピン13及び下部に設けられ
ている突起14はエンジンマウントがエンジン及び車体
に取り付けられる時の前記取り付けボルト5、9の軸回
り周方向の位置決めを行うものである。
【0008】以上の構成において、本実施例では、図1
(b)上右側、エンジンマウントの一方側の当接部12
の緩衝ゴム11がストッパ−金具の受け止め部10に押
し付けられて圧縮されるようにストッパ−金具4のボル
トネジ穴7の位置が設定される。因みに、本実施例では
ストッパ−金具の長さ方向の中央線B−Bから数mm図
1(a)及び(b)上右側にずらされて設定されてい
る。又、前記当接部12の緩衝ゴム11の幅方向の中央
に突起15を設けてストッパ−金具4への圧接を確実に
している。
【0009】次に上記の様に設定され位置に穿孔された
ボルトネジ穴7に上部取り付けボルト5を当てがい、一
方で緩衝ゴム11をストッパ−金具4の受け止め部10
に押圧して圧縮しながら、前記ボルト5をネジ穴7に貫
通させると、一方で前記当接部12を図1(b)上左側
に受け止め部10が押し付け他方で上部取り付けボルト
5をボルトネジ穴7が同図上右側に押し付けてストッパ
−金具4がエンジンマウントを強く挟持する状態でエン
ジンマウントに組み付けられ固着される。従って、この
様にエンジンマウントを強く挟持した状態のストッパ−
金具は、運搬中や後記する車体への取り付け時に分離脱
落することがなく、更に又ストッパ−金具をエンジンマ
ウントへ固着する工数も従来の接着剤使用の方法に比較
して少なく特別な場所も必要でなく作業が簡単である。
【0010】次に、図2(a)及び(b)に示す様に、
上述の様にしてストッパ−金具が組み付け固着されたエ
ンジンマウントを、圧縮された方の緩衝ゴム11を下方
にして、下部取り付けボルト9を自動車車体のシャ−シ
−側に押し込み更に突起14を嵌め込んでボルト軸回り
の位置決めをして後該ボルト9にナットを螺合してシャ
−シ−に固定する。更に上部取り付けボルト5を車両エ
ンジンの取り付け部に押し込みナットを螺合してエンジ
ンをエンジンマウントの上部に取り付けると、図2
(b)に示される如く、エンジン重量によってゴム部材
6が剪断変形し上記緩衝ゴム11の圧縮が解放されて緩
衝ゴム11とストッパ−金具4の受け止め部10との空
隙が所定の距離に設定される。この時、取り付け金具面
3には接着剤を全く塗布していないので、エンジンやシ
ャ−シ−への取り付けにおいて、従来方法の如く接着剤
の変形に起因する取り付けボルトに螺合するナットの緩
みを懸念をする必要がない。又、上記の如く、緩衝ゴム
11とストッパ−金具4の受け止め部10との空隙が所
定の距離に設定されるので部材が互いに不必要に接触し
て干渉することがなくエンジンマウント防振ゴム本来の
特性を阻害することがない。
【0011】尚、本実施例では、上記の如く、ストッパ
−金具のボルトネジ穴の位置をストッパ−金具の長さ方
向の中央線B−Bから数mm図1(b)上右側にずらし
て設定しているので、このずれ量に見合った圧縮量が作
業者の人力により緩衝ゴムに与えられながらエンジンマ
ウントの上部取り付けボルト5がストッパ−金具のボル
トネジ穴7に押し込まれているが、上記の圧縮量はエン
ジンマウント防振ゴムの形状、材料の種類及び圧縮代に
よって適宜に変更することが出来る。
【0012】
【発明の効果】本発明のストッパ−金具を用いて上述し
た本発明の固定方法を実施することによって、車両部品
組み付け工程に運搬されるまでの間や組み付け作業中に
おいて防振ゴム装置からストッパ−金具が分離脱落する
ことがなく、しかも従来のストッパ−金具接着方法に比
べ、車両部品及び車体への組み付け後取り付けナットが
緩む懸念がなく、又、防振ゴム装置へのストッパ−金具
の固着に必要な工程、工数、作業スペ−ス等を減少する
ことが出来、品質面及び作業性面で大きな改良効果が得
られる。更に又、防振ゴム装置本来の特性を阻害する懸
念がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明を適用したエンジンマウントの
平面図である。 (b) 図1(a)のA−A線での断面図である。
【図2】(a) エンジンマウントをエンジンに組み込
む前の図である。 (b) エンジンマウントをエンジンに組み込んだ後の
図である。
【図3】(a) 従来法でストッパ−金具を固着する直
前の状態を示す図である。 (b) 従来法でストッパ−金具を固着した後の状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 エンジンマウント 2 上部取り付け金具 3 上部取り付け金具面 4 ストッパ−金具 5 上部取り付けボルト 6 ゴム部材 7 ボルトネジ穴 8 下部取り付け金具 9 下部取り付けボルト 10 受け止め部 11 緩衝ゴム 12 当接部 13 小ピン 14 突起 15 緩衝ゴムの突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振ゴム装置に形成されたストッパ−用
    の当接部に対して当接可能な受け止め部を有し、前記当
    接部と前記受け止め部との当接によって前記防振ゴム装
    置の一方向への所定以上の弾性変形を規制するためのス
    トッパ−金具を前記防振ゴム装置へ固定する固定方法で
    あって、前記当接部と前記受け止め部とを予め圧接させ
    た状態で、前記防振ゴム装置とストッパ−金具とにそれ
    ぞれ設けられた係合部を係合させて前記ストッパ−金具
    の受け止め部と係合部とで前記防振ゴム装置を挟持固定
    し、ストッパ−金具に固定された前記防振ゴム装置が車
    両本体に使用状態に取り付けられた際に、車両部品の荷
    重によって前記当接部と前記受け止め部とが隔離される
    防振ゴム装置へのストッパ−金具の固定方法。
  2. 【請求項2】 防振ゴム装置のストッパ−用当接部とス
    トッパ−金具の受け止め部とを圧接させる様に防振ゴム
    装置及びストッパ−金具の係合部が位置決めされて設け
    られていることを特徴とする防振ゴム装置のストッパ−
    金具。
JP14504494A 1994-06-27 1994-06-27 防振ゴム装置のストッパー金具固定方法及びそれに用いるストッパー金具 Pending JPH0814328A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520933A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 アストリウム・エス・エー・エス エラストマー系モジュール式多軸振動/衝撃用防振装置
JP2010174938A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Tozen:Kk 防振装置
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