JPH11117982A - サスペンション装置のコイルスプリング取付構造 - Google Patents

サスペンション装置のコイルスプリング取付構造

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JPH11117982A
JPH11117982A JP30373097A JP30373097A JPH11117982A JP H11117982 A JPH11117982 A JP H11117982A JP 30373097 A JP30373097 A JP 30373097A JP 30373097 A JP30373097 A JP 30373097A JP H11117982 A JPH11117982 A JP H11117982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet rubber
coil spring
adhesive
spring seat
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP30373097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sonoda
雅明 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振機能をもたせ、かつ被覆がめくれて金属
同士の接触になり、異音を発生する事態を防止する。 【解決手段】 少なくとも下部スプリングシート10の
コイルスプリング2接触面に加硫成形されたシートラバ
ー3を設け、下部スプリングシート10とシートラバー
3又は/及びシートラバー3とコイルスプリング2を接
着剤で接着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の車体とタ
イヤとの間に設けられるストラットサスペンション等の
サスペンション装置で用いられるコイルスプリングの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のサスペンション装置とし
ては、図2に示すようなものが知られている。これは、
油圧シリンダ1のシリンダ1Aに下部スプリングシート
10を固定し、車体パネル20に上部スプリングシート
11を固定してあり、ロッド1Bは上部スプリングシー
ト11の孔11Aに挿通されている。ロッド1Bの上部
と車体パネル20との間にはストラットマウント30が
設けてある。上部スプリングシート11の外周縁下面に
はラバーシート12が取付けてあり、このラバーシート
12にコイルスプリング2の上端が圧接する。ストラッ
トマウント30のラバーブッシュ31は、コイルスプリ
ング2で上方に付勢された上部スプリングシート11を
当て止めすることにより、上部スプリングシート11を
介して伝わるコイルスプリング2の反力で圧縮されるよ
うになっている。コイルスプリング2の下端はウレタン
チューブ100で被覆され、この被覆部分が下部スプリ
ングシート10に圧接している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイルスプリン
グの下端を下部スプリングシートへ取付ける構造では、
ウレタンチューブが経時劣化してめくれ、コイルスプリ
ングと下部スプリングシートとが金属同士の接触とな
り、異音を発生することがあった。また、ウレタンチュ
ーブでは防振性能が十分ではなかった。
【0004】そこで、この発明は、加硫成形されたシー
トラバーを用いることで防振機能をもたせ、被覆がめく
れて金属同士の接触になり、異音を発生する事態を防止
したサスペンション装置のコイルスプリング取付構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、油圧シリンダを用い、この油圧シリン
ダの外周にコイルスプリングを配設したサスペンション
装置であって、油圧シリンダの上下に配置された上部ス
プリングシートと下部スプリングシートとにコイルスプ
リングの上下端を圧接してコイルスプリングを取付ける
構造において、少なくとも下部スプリングシートのコイ
ルスプリング接触面に加硫成形されたシートラバーを設
け、下部スプリングシートとシートラバー又は/及びシ
ートラバーとコイルスプリングを接着剤で接着したもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す実施例において、油圧シリンダ
1を用い、この油圧シリンダ1の外周にコイルスプリン
グ2を配設したサスペンション装置であり、油圧シリン
ダ1の下部に配置された下部スプリングシート10のコ
イルスプリング2との接触面に加硫成形されたシートラ
バー3を設けてある。このシートラバー3と下部スプリ
ングシート10との間には接着剤を塗布して接着してあ
る。このシートラバー3は加硫接着ではなく後接着であ
る。シートラバー3とコイルスプリング2との接触面に
接着剤を塗布して接着してもよいし、両方に接着剤を塗
布して接着することもできる。ここで用いられる接着剤
としては、2液混合型エポキシ樹脂系接着剤が好適に使
用できる。例えばLORD CORP製のFUSOR3
20を主剤として100重量%、FUSOR310Bを
硬化剤として40重量%混合したものが好適に使用でき
る。なお、接着剤の塗布前に、接着面となる接合面を活
性化させるため、塩素化処理等の表面処理をシートラバ
ー3に施し、防錆のためカチオン塗装等下部スプリング
シート10に施しておくのがよい。
【0008】なお、上部スプリングシート11とコイル
スプリング2の上端との間にもこのシートラバー3を設
けてもよい。すなわち、図2におけるラバーシート12
を上部スプリングシート11に接着しておく。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、少なくとも下部スプリングシートのコイルスプリン
グ接触面に加硫成形されたシートラバーを設け、下部ス
プリングシートとシートラバー又は/及びシートラバー
とコイルスプリングを接着剤で接着したので、シートラ
バー自体が防振機能を有し、経時変化によってもめくれ
るおそれはなく、金属同士の接触による異音の発生を防
止することができる。また、シートラバーは後接着であ
るために、作業もし易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 コイルスプリング 3 シートラバー 10 下部スプリングシート 11 上部スプリングシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダを用い、この油圧シリンダ
    の外周にコイルスプリングを配設したサスペンション装
    置であって、油圧シリンダの上下に配置された上部スプ
    リングシートと下部スプリングシートとにコイルスプリ
    ングの上下端を圧接してコイルスプリングを取付ける構
    造において、 少なくとも下部スプリングシートのコイルスプリング接
    触面に加硫成形されたシートラバーを設け、 下部スプリングシートとシートラバー又は/及びシート
    ラバーとコイルスプリングを接着剤で接着したことを特
    徴とするサスペンション装置のコイルスプリング取付構
    造。
JP30373097A 1997-10-17 1997-10-17 サスペンション装置のコイルスプリング取付構造 Pending JPH11117982A (ja)

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