JPS5931513Y2 - ノズルプロペラ - Google Patents

ノズルプロペラ

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Publication number
JPS5931513Y2
JPS5931513Y2 JP2309780U JP2309780U JPS5931513Y2 JP S5931513 Y2 JPS5931513 Y2 JP S5931513Y2 JP 2309780 U JP2309780 U JP 2309780U JP 2309780 U JP2309780 U JP 2309780U JP S5931513 Y2 JPS5931513 Y2 JP S5931513Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
propeller
rear end
hull
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP2309780U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56124595U (ja
Inventor
欣也 田村
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP2309780U priority Critical patent/JPS5931513Y2/ja
Publication of JPS56124595U publication Critical patent/JPS56124595U/ja
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Publication of JPS5931513Y2 publication Critical patent/JPS5931513Y2/ja
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  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、舶用ノズルプロペラに関する。
従来のノズルプロペラは、第1図側面図、第2図部分拡
大図に示すように、プロペラ03の作動によってノズル
07の周りに流線017,018のような水流を生じ、
その結果プロペラ前方のノズル内面07aKは圧力の減
少019aを、プロペラ後方のノズル内面07bcは圧
力の増加019bをそれぞれ生じ、これら圧力の増・減
が協働してノズル07を前方に押す方向の力を生ずるも
ので、肥大船のように速力が低くその割りに主機出力が
大きい船舶、曳船や作業船のように大きい推力を発揮す
る必要のある船舶において推進性能を向上するために採
用され、最近は大型タンカーなどにも数多く採用されて
いる。
しかしながら、ノズルプロペラではプロペラ03の翼の
先端がノズル07内面に近接して配置されているので(
通常その間隙はプロペラ直径の1%程度ないしそれ以下
とされている)、プロペラ03に生じたキャビテーショ
ンがノズル07内面に接して崩壊し、この結果ノズル0
7内面のエロージョンが発生する欠点がある。
その結果、ノズル07内面が侵食され、場合によっては
、内面板に貫通孔を生ずることもあり、とのエロージョ
ン防止のための完全な解決策の提案が要望されている。
ショートノズル・プロペラはこの解決策の−として提案
されたもので、第3図側面図、第4図部分拡大図に示す
ように、ノズル07の長さを短縮して、これをプロペラ
03の前方にのみ配置したものであり、プロペラ03の
翼先端附近及びその後方にノズルが存在しないので、ノ
ズル07内面にエロージョンが発生する不具合は完全に
解消される。
しかしながら、第2図と第4図とを比較すると明らかな
ように、第4図のショートノズル・プロペラでは、第2
図に示すノズル内面のプロペラ後方部分07bに生ずる
正圧019bを期待することができないので、ノズル0
7の発生推力はその分だけ減少して了う。
會り、ショートノズル・プロペラでは、第4図に示すよ
うに、プロペラの吸引作用がノズル07の内面07aの
みならず、ノズルの外面07cにも及ぶので、この部分
も負圧019Cを生じ易く、その結果ノズル07の発生
推力は更に減少するという欠点もある。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、ノ
ズルの発生推力を犬にすると\もにキャビテーションエ
ロージョンの発生ヲ防止スルノスルプロペラを提供する
ことを目的とする。
そのために本考案は、プロペラの翼先端をノズル内周で
囲繞してなるノズルプロペラにおいて、該ノズルの中心
軸線がプロペラ軸中心線に対して後方へ昇傾斜するよう
に上記ノズルを船体に取付け、上記ノズルの後端付近に
位置する上記プロペラの翼先端が上記ノズル上部後端か
ら後方へ露出するとXもに上記ノズル下部後端から後方
へ露出しないようにしたことを特徴とする。
本考案を1軸船に適用した一実施例を図面について説明
すると、第5図はその側面図である。
筐ず上図において、1は船体、2は舵、3はプロペラ、
4はプロペラ軸、5はプロペラ軸中心線、6はプロペラ
キャップ、7はプロペラ3を囲繞すると\もに中心軸線
21がプロペラ軸中心線5に対して後方へ昇傾斜するこ
とにより上記プロペラ3の翼先端がノズル上部後端から
後方へ露出するように上部ノズル支持体8、下部ノズル
支持体9によシ船体1Vc固定されたノズル、10は上
部舵支持体、11はシューピース、12は船体基線、1
3は船体後部垂線、21はノズル3の中心軸線でプロペ
ラ軸中心線5に対し、後方へ角度θ昇傾斜している。
このようなノズルプロペラにおいて、ノズル7はその後
端部附近にプロペラ3の先端が位置するようにすると\
もに、ノズル7の後端附近の点20を中心にノズルIの
中心報鹸をプロペラ軸中心軸線5よりθだけ前方を下方
に傾けて船体1に取付けである。
θはプロペラ3の翼先端の上部がノズルI内面より上方
に露出するよつ、會た船尾部の上昇水流にノズルが適合
し得る範囲で適宜選定するが、通常θ=3°〜lO0の
範囲内で、5〜7°程度が実用上適当である。
因みに、ノズルをあまり大きく傾けると、上方プロペラ
翼先端がノズルより離れ過ぎ、筐た下端でノズル内面と
プロペラ翼先端との間隙が大きくなり過ぎる。
こうすれば、第5図より明らかなように、プロペラ3の
大部分はノズル7内に収容されるので、プロペラ3の吸
引力のほとんどがノズル内面に作用し、第3〜4図に示
したショートノズル・プロペラに比べて、プロペラ前方
のノズル内面7aの負圧19aは犬となり、したがって
ノズル7の推力増加も犬となる。
一方キャビテーションの崩壊は、はとんどノズルIの後
端上部で生ずるが、本考案ノズルプロペラではプロペラ
3の翼先端がノズルI上部後端から離れているのでノズ
ル内面にエローションカ生ずることは生じない。
本考案ではノズル7外面の圧力に若干プロペラ3の影響
が及ぶ惧れがある八その範囲は限定されているので、在
来のショートノズル・プロペラはどの推力低下は生じな
い。
普た、一般に船尾附近の水流は水平線に対して3°〜1
5°程度の角度をもって後方上りの流れとなっているの
で、本考案ノズルプロペラではノズルの傾斜がこれに近
くなることにより、ノズル自体の抵抗が減少し、その結
果、相対的にノズル自体の抵抗が減少し、その結果、相
対的にノズルの推力が増加する効果も奏せられる。
要するに、本考案によれば、プロペラの翼先端ヲノスル
内周で囲繞してなるノズルプロペラ[おいて、該ノズル
の中心軸線がプロペラ軸中心線に対して後方へ昇傾斜す
るように上記ノズルを船体に取付は上記ノズルの後端付
近に位置する上記プロペラの翼先端が上記ノズル上部後
端から後方へ露出するとSもに上記ノズル下部後端から
後方へ露出しないようにしたことにより、ノズルの発生
推力を犬にするとXもにキャビテーションエロージョン
の発生を防止するノズルプロペラを得るから、本考案は
産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ公知のノズルプロペラを示
す側面図及びその部分拡大縦断面図、第3図及び第4図
はそれぞれ公知のショートノズル・プロペラを示す側面
図及びその部分拡大縦断面図、第5図は本考案の一実施
例を示す側面図である。 1・・・・・・船体、2・・・・・・舵、3・・・・・
・プロペラ、4・・・・・・プロペラ軸、5・・・・・
・プロペラ軸中心線、6・・・・・・プロペラキャップ
、I・・・・・・ノズル、8・・・・・・上部ノズル支
持体、9・・・・・・下部ノズル支持体、10・・・・
・・上部舵支持体、11・・・・・・シューピース、1
2・・・・・・船体基線、13・・・・・・船体後部垂
線、21・・・・・・ノズルの中心軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プロペラの翼先端をノズル内周で囲繞してなるノズルプ
    ロペラにおいて、該ノズルの中心軸線カプロペラ軸中心
    線に対して後方へ昇傾斜するように上記ノズルを船体に
    取付け、上記ノズルの後端付近に位置する上記プロペラ
    の翼先端が上記ノズル上部後端から後方へ露出するとと
    もに上記ノズル下部後端から後方へ露出しないようにし
    たことを特徴とするノズルプロペラ。
JP2309780U 1980-02-26 1980-02-26 ノズルプロペラ Expired JPS5931513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2309780U JPS5931513Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26 ノズルプロペラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2309780U JPS5931513Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26 ノズルプロペラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56124595U JPS56124595U (ja) 1981-09-22
JPS5931513Y2 true JPS5931513Y2 (ja) 1984-09-06

Family

ID=29619211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2309780U Expired JPS5931513Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26 ノズルプロペラ

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JPS56124595U (ja) 1981-09-22

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