JPS6226311Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6226311Y2 JPS6226311Y2 JP1982191834U JP19183482U JPS6226311Y2 JP S6226311 Y2 JPS6226311 Y2 JP S6226311Y2 JP 1982191834 U JP1982191834 U JP 1982191834U JP 19183482 U JP19183482 U JP 19183482U JP S6226311 Y2 JPS6226311 Y2 JP S6226311Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- blade
- noise
- boundary layer
- trailing edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 238000003032 molecular docking Methods 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、船舶用のスクリユープロペラに関
し、特にプロペラ鳴音の防止をはかつた舶用プロ
ペラに関する。
し、特にプロペラ鳴音の防止をはかつた舶用プロ
ペラに関する。
従来、船舶用のプロペラは、第1図に示すよう
な翼断面形状をもつように製作され、プロペラ鳴
音の発生の確認またはその防止のために、通常第
2〜4図に示すような翼後縁部の加工が行なわれ
ている。なお、第1〜4図の符号aは翼前縁部、
bは翼後縁部、cは正圧面、dは負圧面を示す。
な翼断面形状をもつように製作され、プロペラ鳴
音の発生の確認またはその防止のために、通常第
2〜4図に示すような翼後縁部の加工が行なわれ
ている。なお、第1〜4図の符号aは翼前縁部、
bは翼後縁部、cは正圧面、dは負圧面を示す。
ところで、このような従来の翼後縁部bの加工
手段では、鳴音の防止加工が常に完全には行なわ
れず、鳴音が発生しなくなる場合もあれば、同一
の設計および加工にもかかわらず鳴音が発生する
場合もある。
手段では、鳴音の防止加工が常に完全には行なわ
れず、鳴音が発生しなくなる場合もあれば、同一
の設計および加工にもかかわらず鳴音が発生する
場合もある。
したがつて、従来の鳴音防止加工では、その成
功率に問題があり、またプロペラ翼を削りすぎる
と、プロペラ性能の低下を招くという問題があ
る。
功率に問題があり、またプロペラ翼を削りすぎる
と、プロペラ性能の低下を招くという問題があ
る。
本考案は、これらの問題点を解決しようとする
もので、プロペラ翼の後縁部の切削加工を行なわ
ずに、プロペラ鳴音の防止をはかれるようにした
舶用プロペラを提供することを目的とする。
もので、プロペラ翼の後縁部の切削加工を行なわ
ずに、プロペラ鳴音の防止をはかれるようにした
舶用プロペラを提供することを目的とする。
このため本考案の鳴音防止型舶用プロペラは、
舶用プロペラにおいて、プロペラ翼の正圧面側
に、翼根部から翼先端にわたつて、翼面から境界
層内の大きさで隆起した突起が形成されているこ
とを特徴としている。
舶用プロペラにおいて、プロペラ翼の正圧面側
に、翼根部から翼先端にわたつて、翼面から境界
層内の大きさで隆起した突起が形成されているこ
とを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての鳴
音防止型舶用プロペラについて説明すると、第5
図はその一部分を後方からみた正面図、第6図は
その翼断面図である。
音防止型舶用プロペラについて説明すると、第5
図はその一部分を後方からみた正面図、第6図は
その翼断面図である。
第5,6図に示すように、舶用プロペラのプロ
ペラ翼1において、その正圧面1aの翼根部から
翼先端にわたつて、翼面から境界層内の大きさ
(境界層から突き出ない大きさ)で隆起した多数
の突起2が列設されており、この突起2としては
連続した突条の形状にしてもよい。なお、この舶
用プロペラが、矢印A方向に回転すると、船体が
前進するようになつている。
ペラ翼1において、その正圧面1aの翼根部から
翼先端にわたつて、翼面から境界層内の大きさ
(境界層から突き出ない大きさ)で隆起した多数
の突起2が列設されており、この突起2としては
連続した突条の形状にしてもよい。なお、この舶
用プロペラが、矢印A方向に回転すると、船体が
前進するようになつている。
ところで、前述のプロペラ鳴音は、厚みのある
翼後縁部において、両翼面から交互に渦を発生し
て、いわゆるカルマン渦列による強制振動力がプ
ロペラ翼の自由振動周期に一致することにより、
共鳴現象を生じるものと考えられる。
翼後縁部において、両翼面から交互に渦を発生し
て、いわゆるカルマン渦列による強制振動力がプ
ロペラ翼の自由振動周期に一致することにより、
共鳴現象を生じるものと考えられる。
本考案の舶用プロペラは、そのプロペラ翼の正
圧面1aに設けられた突起2が、正圧面1aに沿
う境界層に攪乱を起こすことにより、特定レイノ
ルズ数における翼後縁部の周期的な流体起振力を
十分に消滅させることができ、これによりプロペ
ラ鳴音の発生を防止しうるのである。
圧面1aに設けられた突起2が、正圧面1aに沿
う境界層に攪乱を起こすことにより、特定レイノ
ルズ数における翼後縁部の周期的な流体起振力を
十分に消滅させることができ、これによりプロペ
ラ鳴音の発生を防止しうるのである。
なお、上述の流体起振力は、自励振動的要素を
含んでおり、正圧面1aの境界層を乱されること
により完全に消滅することが確認されている。
含んでおり、正圧面1aの境界層を乱されること
により完全に消滅することが確認されている。
また、突起2は、プロペラ翼1の正圧面1aに
設けられているので、プロペラキヤビテーシヨン
性能には、フエースキヤビテーシヨン発生時にの
み影響を及ぼすだけで、一般には影響ない。
設けられているので、プロペラキヤビテーシヨン
性能には、フエースキヤビテーシヨン発生時にの
み影響を及ぼすだけで、一般には影響ない。
さらに、突起2は、境界層内の大きさとされる
ので、プロペラ性能にはほとんど影響せず、プロ
ペラ翼1の後縁部の仕上が、従来のごとく切削加
工する場合よりも良好となるため、却つて性能が
向上し、推進性能からみて問題となることはな
い。
ので、プロペラ性能にはほとんど影響せず、プロ
ペラ翼1の後縁部の仕上が、従来のごとく切削加
工する場合よりも良好となるため、却つて性能が
向上し、推進性能からみて問題となることはな
い。
なお、図には示されていないが、上述の突起2
は各プロペラ翼ごとに設けられる。
は各プロペラ翼ごとに設けられる。
以上詳述したように本考案の鳴音防止型舶用プ
ロペラによれば、プロペラ翼の正圧面側に、翼根
部から翼先端にわたつて、翼面から境界層内の大
きさで隆起した突起が形成されるという簡素な構
造で、従来問題とされていた、プロペラ鳴音が十
分に防止されるのであり、またプロペラの翼後縁
部の加工や、これに伴う船体の入渠作業が省かれ
るほか、プロペラ性能の向上にも寄与しうるので
ある。
ロペラによれば、プロペラ翼の正圧面側に、翼根
部から翼先端にわたつて、翼面から境界層内の大
きさで隆起した突起が形成されるという簡素な構
造で、従来問題とされていた、プロペラ鳴音が十
分に防止されるのであり、またプロペラの翼後縁
部の加工や、これに伴う船体の入渠作業が省かれ
るほか、プロペラ性能の向上にも寄与しうるので
ある。
第1〜4図はいずれも従来の舶用プロペラの翼
断面図であり、第5,6図は本考案の一実施例と
しての鳴音防止型舶用プロペラを示すもので、第
5図はその一部分を後方からみた正面図、第6図
はその翼断面図である。 1……プロペラ翼、1a……正圧面、2……突
起、A……プロペラ回転方向、a……翼前縁部、
b……翼後縁部、c……正圧面、d……負圧面。
断面図であり、第5,6図は本考案の一実施例と
しての鳴音防止型舶用プロペラを示すもので、第
5図はその一部分を後方からみた正面図、第6図
はその翼断面図である。 1……プロペラ翼、1a……正圧面、2……突
起、A……プロペラ回転方向、a……翼前縁部、
b……翼後縁部、c……正圧面、d……負圧面。
Claims (1)
- 舶用プロペラにおいて、プロペラ翼の正圧面側
に、翼根部から翼先端にわたつて、翼面から境界
層内の大きさで隆起した突起が形成されているこ
とを特徴とする、鳴音防止型舶用プロペラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19183482U JPS5994998U (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | 鳴音防止型舶用プロペラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19183482U JPS5994998U (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | 鳴音防止型舶用プロペラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5994998U JPS5994998U (ja) | 1984-06-27 |
JPS6226311Y2 true JPS6226311Y2 (ja) | 1987-07-06 |
Family
ID=30413002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19183482U Granted JPS5994998U (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | 鳴音防止型舶用プロペラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5994998U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013209956A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Sanyo Denki Co Ltd | 軸流ファン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5361895A (en) * | 1976-11-15 | 1978-06-02 | Toshio Yagi | Blade for under water propeller |
-
1982
- 1982-12-17 JP JP19183482U patent/JPS5994998U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5361895A (en) * | 1976-11-15 | 1978-06-02 | Toshio Yagi | Blade for under water propeller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5994998U (ja) | 1984-06-27 |
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