JPS5931009Y2 - 小型密閉鉛蓄電池 - Google Patents
小型密閉鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPS5931009Y2 JPS5931009Y2 JP1979053520U JP5352079U JPS5931009Y2 JP S5931009 Y2 JPS5931009 Y2 JP S5931009Y2 JP 1979053520 U JP1979053520 U JP 1979053520U JP 5352079 U JP5352079 U JP 5352079U JP S5931009 Y2 JPS5931009 Y2 JP S5931009Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- bag
- electrode plate
- electrode
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、小形密閉鉛蓄電池、とくに電動車椅子や電気
自転車の電源として高性能な鉛蓄電池を提供することを
目的とするものである。
自転車の電源として高性能な鉛蓄電池を提供することを
目的とするものである。
小形密閉鉛蓄電池は、無保守、無漏液がその特長として
挙げられる。
挙げられる。
この種の電池の電解液は、通常のフリーな液状態ではな
く、液状の電解度をゲル化剤でゲル化して用いる方法と
、マットに液状電解液を吸液させて遊離の電解液がない
状態で使用する方法とが採用されていて、これにより転
倒させても漏液しない。
く、液状の電解度をゲル化剤でゲル化して用いる方法と
、マットに液状電解液を吸液させて遊離の電解液がない
状態で使用する方法とが採用されていて、これにより転
倒させても漏液しない。
さらに極板の格子体には従来の鉛アンチモン合金よりも
酸水素過電圧を高くする鉛カルシウム合金や低アンチモ
ン合金が使用されている。
酸水素過電圧を高くする鉛カルシウム合金や低アンチモ
ン合金が使用されている。
したがって、充電時のガス発生を抑制し、たとえ少量の
酸素ガスの発生があっても陰極板でのガス吸収反応によ
ってこれを水に戻して密閉化を保っている。
酸素ガスの発生があっても陰極板でのガス吸収反応によ
ってこれを水に戻して密閉化を保っている。
本考案は、このようにマット内に電解液を吸収させた密
閉鉛蓄電池の極板群形状を改善したものである。
閉鉛蓄電池の極板群形状を改善したものである。
吸液性マットを極板群内に設置するには第３図に示すよ
うに、極板間距離に等しい厚みでかつ極板形状と等しい
形状に切断したマツＨａを用い、これを陽極板２と陰極
板３との間に重ね合わせていく方法がこれまで広く採ら
れていた。
うに、極板間距離に等しい厚みでかつ極板形状と等しい
形状に切断したマツＨａを用い、これを陽極板２と陰極
板３との間に重ね合わせていく方法がこれまで広く採ら
れていた。
この場合、極板の端面周囲にはマットが存在せず、した
がってこの部分には電解液が存在しない状態となり、極
板周縁部での反応が緩慢となって極板の有している性能
を充分に発揮させることができなかった。
がってこの部分には電解液が存在しない状態となり、極
板周縁部での反応が緩慢となって極板の有している性能
を充分に発揮させることができなかった。
さらに充放電により脱落した活物質が極板群底部に次第
にたまり、これが内部短絡の原因となるため、寿命特性
も短くなる傾向があった。
にたまり、これが内部短絡の原因となるため、寿命特性
も短くなる傾向があった。
これらの問題を改善した形で、第４図に示すごとく袋状
にした吸液性マット１の中に全ての極板を収容すること
により、極板の端面周囲に存在する電解液の保持量を増
大させ、性能向上を図ることがなされた。
にした吸液性マット１の中に全ての極板を収容すること
により、極板の端面周囲に存在する電解液の保持量を増
大させ、性能向上を図ることがなされた。
しかしこの方法では、袋状マット内に陽極板と陰極板の
両方を収容するため、極板群作成のための工数が増し生
産性が良くないという問題があった。
両方を収容するため、極板群作成のための工数が増し生
産性が良くないという問題があった。
このため陽極板又は陰極板のどちらか一方の極板を袋状
マット内に収容する方法がとられている。
マット内に収容する方法がとられている。
これは今までに述べた問題点をなくし実用的であると言
えるが、第２図に示すように袋状マット内におさめられ
た極板はマットの下部に折り返し部分あるいはのり代部
分があるため、この部分の高さｈだけ相手極板よりも高
さ的に高くなる。
えるが、第２図に示すように袋状マット内におさめられ
た極板はマットの下部に折り返し部分あるいはのり代部
分があるため、この部分の高さｈだけ相手極板よりも高
さ的に高くなる。
この結果、陽極板・陰極板は上下方向にｈの高さだけ位
置ずれして対面位置が等しくならなく極板が均一に反応
しないため、性能を充分に発揮させ得なかった。
置ずれして対面位置が等しくならなく極板が均一に反応
しないため、性能を充分に発揮させ得なかった。
この極板上部のはみ出し部分を取り除く方法として、上
部のはみ出し部分を極板の厚みで補足する方法があるが
、この場合には極板間の距離がせばめられて電解液保有
部分を減らすため、電解液量が不足して充分な性能が得
られなかった。
部のはみ出し部分を極板の厚みで補足する方法があるが
、この場合には極板間の距離がせばめられて電解液保有
部分を減らすため、電解液量が不足して充分な性能が得
られなかった。
また相手極板をマットで覆われたはみ出し部分に応じて
大きくする方法も考えられるが、その部分は性能上は本
来不要であり、得策とは言えなかった。
大きくする方法も考えられるが、その部分は性能上は本
来不要であり、得策とは言えなかった。
本考案は、前述した袋状マットの折り返し部分あるいは
のり代部分の幅、すなわち高さｈ分だけの極板の位置ず
れを、この極板群を内部に位置させる電槽の内底部の構
造を改良干ることで解決したものである。
のり代部分の幅、すなわち高さｈ分だけの極板の位置ず
れを、この極板群を内部に位置させる電槽の内底部の構
造を改良干ることで解決したものである。
以下、本考案の実施例を説明する。
鉛蓄電池に使用されるマットは、吸液性が良く、かつ耐
酸性であることが要求される。
酸性であることが要求される。
これらを満足するものとして繊維径５μ以下の微小ガラ
ス繊維をマット状にしたものがある。
ス繊維をマット状にしたものがある。
このガラスマットを袋状とするには、Ｕ字形に折り曲げ
るか、又は同寸法の２枚のマットを重ね合わせ、それら
の開放した周縁部を接着剤によって接着するか、あるい
は熱可塑性樹脂を用いて熱溶着すればよい。
るか、又は同寸法の２枚のマットを重ね合わせ、それら
の開放した周縁部を接着剤によって接着するか、あるい
は熱可塑性樹脂を用いて熱溶着すればよい。
この際の袋状マット下部のｈの高さは、マットをＵ字形
に折り返した場合にはマットの厚みだけ、又接着や熱溶
着の場合にはそののり代部だけの高さとなって異なった
ものとなるが、要はこの高さｈだけの位置ずれを解消で
きればよい。
に折り返した場合にはマットの厚みだけ、又接着や熱溶
着の場合にはそののり代部だけの高さとなって異なった
ものとなるが、要はこの高さｈだけの位置ずれを解消で
きればよい。
そこで本考案では第２図に示す如き極板群を内部に収容
する電槽４に、予めこれを樹脂で成形する際にその内底
部に、袋状マットの下端部を内部に位置させて極板同志
の対向位置を位置ずれのない状態とするための凹溝５を
設けた。
する電槽４に、予めこれを樹脂で成形する際にその内底
部に、袋状マットの下端部を内部に位置させて極板同志
の対向位置を位置ずれのない状態とするための凹溝５を
設けた。
この凹溝５の深さと幅は、前述した袋状マットの下部の
折り返し部又はのり代部分によって前記の高さｈが異な
るため、これに応じて深さが異なるが、幅は表裏のマッ
ト２枚分とその内部に収容した極板、例えば陽極板の厚
さの和であればよい。
折り返し部又はのり代部分によって前記の高さｈが異な
るため、これに応じて深さが異なるが、幅は表裏のマッ
ト２枚分とその内部に収容した極板、例えば陽極板の厚
さの和であればよい。
このように、マット下部ののり代部又は折り返し部の高
さｈに応じた深さと幅を有した凹溝内に袋状マットの下
端を位置させれば、マット内に収容された極板であって
も、これに対向する相手極板と位置ずれすることなく対
面させることができる。
さｈに応じた深さと幅を有した凹溝内に袋状マットの下
端を位置させれば、マット内に収容された極板であって
も、これに対向する相手極板と位置ずれすることなく対
面させることができる。
第１図は、凹溝５内に陽極板を内部に収容した袋状マッ
トの下端を位置させたものであり、陽・陰両極は位置ず
れすることなく対面している。
トの下端を位置させたものであり、陽・陰両極は位置ず
れすることなく対面している。
図中６は蓋であり、この電池は複数個接続されて使用さ
れる。
れる。
このように本考案では、内底部に凹溝を設けた電槽内に
、一方の極板を収容した袋状マットが凹溝と対応するよ
う配置した極板群を挿入することで、陽、陰極板は位置
ずれすることなく自動的に対面し、群の固定も確実とな
る。
、一方の極板を収容した袋状マットが凹溝と対応するよ
う配置した極板群を挿入することで、陽、陰極板は位置
ずれすることなく自動的に対面し、群の固定も確実とな
る。
さらにこの位置ずれなく対面した陽、陰画極板の活物質
は、袋状マットに保持された電解液の作用で、極板中央
部、周縁部ともに均一に反応する。
は、袋状マットに保持された電解液の作用で、極板中央
部、周縁部ともに均一に反応する。
さらに一方の極板を収容した袋状マットの下部が凹溝内
に位置することで、極板群は電槽の左右両側壁による固
定だけでなく、下部でも固定されることになり、極板群
の群圧が均一化して、極板間に位置する袋状マットの電
解液の分布も平均化するので、極板の充放電反応を極板
の上下両部にわたって良好に行なわせることができる。
に位置することで、極板群は電槽の左右両側壁による固
定だけでなく、下部でも固定されることになり、極板群
の群圧が均一化して、極板間に位置する袋状マットの電
解液の分布も平均化するので、極板の充放電反応を極板
の上下両部にわたって良好に行なわせることができる。
又、袋状マットの下端が凹溝内に位置することで、陽極
板からの脱落活物質が袋状マット内に留められて陰極板
と接することはないので、脱落活物質による内部短絡を
防止できるとともに、極板群の固定が良好であることか
ら耐振動性も向上し、寿命性能を良好にできた。
板からの脱落活物質が袋状マット内に留められて陰極板
と接することはないので、脱落活物質による内部短絡を
防止できるとともに、極板群の固定が良好であることか
ら耐振動性も向上し、寿命性能を良好にできた。
第１図は本考案の一実施例における小形密閉鉛蓄電池の
一部を破断した斜視図、第２図は袋状マットを備えた極
板群の分解斜視図、第３図、第４図はこれまでのマット
を備えた代表的な極板群の分解斜視図である。 １・・・・・・袋状マット、２・・・・・・陽極板、３
・・・・・・陰極板、４・・・・・・電槽、５・・・・
・・凹溝、６・・・・・・蓋。
一部を破断した斜視図、第２図は袋状マットを備えた極
板群の分解斜視図、第３図、第４図はこれまでのマット
を備えた代表的な極板群の分解斜視図である。 １・・・・・・袋状マット、２・・・・・・陽極板、３
・・・・・・陰極板、４・・・・・・電槽、５・・・・
・・凹溝、６・・・・・・蓋。
Claims (1)
- 陽極板または陰極板のいずれか一方の極板を袋状の吸液
性マット内に収容するとともに対極に対面させた極板群
と、この極板群を内部に挿入する電槽とを有し、電槽内
底部には前記袋状マット下部の折り返し部又はのり代部
に等しい深さと、極板を収容したマットの総厚と等しい
幅をもった凹溝を設け、この凹溝内に前記袋状マットの
下部を位置させた小形密閉鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979053520U JPS5931009Y2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 小型密閉鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979053520U JPS5931009Y2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 小型密閉鉛蓄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55153771U JPS55153771U (ja) | 1980-11-06 |
| JPS5931009Y2 true JPS5931009Y2 (ja) | 1984-09-03 |
Family
ID=28946613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979053520U Expired JPS5931009Y2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 小型密閉鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5931009Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-23 JP JP1979053520U patent/JPS5931009Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55153771U (ja) | 1980-11-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20130094194A (ko) | 배터리, 배터리 플레이트 조립체 및 조립 방법 | |
| GB1396340A (en) | Lead storage batte'y | |
| JPS62229772A (ja) | 鉛蓄電池 | |
| JPS5931009Y2 (ja) | 小型密閉鉛蓄電池 | |
| JPH0480515B2 (ja) | ||
| JPH0535579Y2 (ja) | ||
| GB2054249A (en) | Electric storage batteries | |
| JPS60258848A (ja) | 密閉形鉛蓄電池 | |
| GB2162363A (en) | Electric storage battery | |
| JPH0821372B2 (ja) | 密閉形鉛蓄電池 | |
| WO2018029816A1 (ja) | 組電池用筐体、蓄電池、組電池及び蓄電池システム | |
| CN218070003U (zh) | 一种电池顶盖及水系钠离子电池单体 | |
| JP2586997Y2 (ja) | クラッド式鉛蓄電池 | |
| CN214043843U (zh) | 一种具有防摔功能的锂电池结构 | |
| JP2588631Y2 (ja) | 密閉鉛蓄電池 | |
| JPH0446376Y2 (ja) | ||
| JPS6337725Y2 (ja) | ||
| JPH0517814Y2 (ja) | ||
| JPH0580104B2 (ja) | ||
| JPS6155221B2 (ja) | ||
| GB1491280A (en) | Electrode plate assembly for electric storage batteries | |
| JPH0412257U (ja) | ||
| JPH01163962A (ja) | 密閉式鉛蓄電池 | |
| JPH05121052A (ja) | 蓄電池 | |
| JPS5953765U (ja) | 密閉形鉛蓄電池 |