JPH05121052A - 蓄電池 - Google Patents
蓄電池Info
- Publication number
- JPH05121052A JPH05121052A JP3313611A JP31361191A JPH05121052A JP H05121052 A JPH05121052 A JP H05121052A JP 3313611 A JP3313611 A JP 3313611A JP 31361191 A JP31361191 A JP 31361191A JP H05121052 A JPH05121052 A JP H05121052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- battery case
- lid
- cover
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子間短絡防止効果がを有するとともに、セ
ル内空間が少ない蓄電池を提供する。 【構成】 電槽側壁９の全体又は一部よりも上方に突出
して電槽隔壁５に一体に形成された突出部８と突出部８
に形成された隔壁貫通孔１０とを有してなる電槽１と、
前記電槽に嵌着可能な蓋２であって端子部１１が蓋上面
１３に凹設されたものとを備えた蓄電池とする。電槽側
壁と蓋との容着面よりも上でセル間の接続を行うことが
できるので、セル内上部の空間容積を減らすことができ
る。さらに、端子部が蓋上面に凹設されたものであるた
め、端子が蓋上面より突出しなよう構成することができ
る。
ル内空間が少ない蓄電池を提供する。 【構成】 電槽側壁９の全体又は一部よりも上方に突出
して電槽隔壁５に一体に形成された突出部８と突出部８
に形成された隔壁貫通孔１０とを有してなる電槽１と、
前記電槽に嵌着可能な蓋２であって端子部１１が蓋上面
１３に凹設されたものとを備えた蓄電池とする。電槽側
壁と蓋との容着面よりも上でセル間の接続を行うことが
できるので、セル内上部の空間容積を減らすことができ
る。さらに、端子部が蓋上面に凹設されたものであるた
め、端子が蓋上面より突出しなよう構成することができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は蓄電池に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の蓄電池としては、電槽側壁と同一
高さの電槽隔壁の電槽と上面がフラットな蓋とを備えて
なり、端子が蓋上面に突出したものが一般的である。こ
のようなものとしては、例えば図２に示すようなモノブ
ロックタイプの鉛蓄電池がある。同図において、１はポ
リプロピレン（ＰＰ）、ＡＢＳ等合成樹脂からなる電槽
であり、２は電槽と同材質からなる蓋である。３は正負
極板やセパレ−タからなる極板群であり、セル間接続を
行なうための鉛合金製の接続部品４ａ、４ｂが溶接によ
り接続してある。接続部品４ａ、４ｂが当接する電槽隔
壁部には円形の隔壁貫通孔が設けてあり、この貫通孔を
通して接続部品４ａ、４ｂ同士を接触させた上、接続部
品間に高電圧を印加し瞬時的に溶接したものである。両
端セルの極板群３には、外部端子７へ導くための極柱６
が設けてあり、電槽１と蓋２とは、接合面を熱板で溶か
し溶着してある。このような蓄電池では、端子７が蓋２
上面より突出しているため、蓄電池使用中や保守点検時
に端子間で短絡を起しやすいという欠点をもっている。
高さの電槽隔壁の電槽と上面がフラットな蓋とを備えて
なり、端子が蓋上面に突出したものが一般的である。こ
のようなものとしては、例えば図２に示すようなモノブ
ロックタイプの鉛蓄電池がある。同図において、１はポ
リプロピレン（ＰＰ）、ＡＢＳ等合成樹脂からなる電槽
であり、２は電槽と同材質からなる蓋である。３は正負
極板やセパレ−タからなる極板群であり、セル間接続を
行なうための鉛合金製の接続部品４ａ、４ｂが溶接によ
り接続してある。接続部品４ａ、４ｂが当接する電槽隔
壁部には円形の隔壁貫通孔が設けてあり、この貫通孔を
通して接続部品４ａ、４ｂ同士を接触させた上、接続部
品間に高電圧を印加し瞬時的に溶接したものである。両
端セルの極板群３には、外部端子７へ導くための極柱６
が設けてあり、電槽１と蓋２とは、接合面を熱板で溶か
し溶着してある。このような蓄電池では、端子７が蓋２
上面より突出しているため、蓄電池使用中や保守点検時
に端子間で短絡を起しやすいという欠点をもっている。
【０００３】その欠点を補うものとして、図３のように
端子７を蓋上面３より下げた構造のものが実用されてい
る。端子の高さを蓋上面より下げて短絡防止を行うこと
は、電気自動車用等の複数のモノブロック蓄電池を使用
する場合には、殊に重要である。
端子７を蓋上面３より下げた構造のものが実用されてい
る。端子の高さを蓋上面より下げて短絡防止を行うこと
は、電気自動車用等の複数のモノブロック蓄電池を使用
する場合には、殊に重要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図３の例の
ように、従来構造のまま端子部１１を下げると、蓋２と
電槽１との水平な溶着面１４が下がり、セル間接続は溶
着面の更に下部で行なう必要があるため、セル内上部の
空間を必要以上にもつこととなり、蓄電池の容積効率と
しては悪いものとなっている。殊に陰極でガス吸収を行
なう密閉蓄電池では、セル内の上部空間は極て小さくて
よいため、端子部が蓋上面より下で、かつ容積効率の大
きな蓄電池が望まれていた。
ように、従来構造のまま端子部１１を下げると、蓋２と
電槽１との水平な溶着面１４が下がり、セル間接続は溶
着面の更に下部で行なう必要があるため、セル内上部の
空間を必要以上にもつこととなり、蓄電池の容積効率と
しては悪いものとなっている。殊に陰極でガス吸収を行
なう密閉蓄電池では、セル内の上部空間は極て小さくて
よいため、端子部が蓋上面より下で、かつ容積効率の大
きな蓄電池が望まれていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、電槽側壁の全体
又は一部よりも上方に突出して形成された電槽隔壁の突
出部と突出部に形成された隔壁貫通孔とを有してなる電
槽と、前記電槽に嵌着可能な蓋であって端子部が蓋上面
に凹設されたものとを備えてなる蓄電池とすることによ
り、上記課題を解決するものである。
又は一部よりも上方に突出して形成された電槽隔壁の突
出部と突出部に形成された隔壁貫通孔とを有してなる電
槽と、前記電槽に嵌着可能な蓋であって端子部が蓋上面
に凹設されたものとを備えてなる蓄電池とすることによ
り、上記課題を解決するものである。
【０００６】
【作用】電槽側壁の全体又は一部よりも上方に突出して
形成された電槽隔壁の突出部と突出部に形成された隔壁
貫通孔とを有してなる電槽とすることにより、電槽側壁
と蓋との容着面よりも上でセル間の接続を行うことがで
きる。従って、セル内上部の空間容積を減らすことがで
きる。また、蓋は前記電槽に嵌着可能であって端子部が
蓋上面に凹設されたものであるため、端子が蓋上面より
突出しなよう構成することができる。
形成された電槽隔壁の突出部と突出部に形成された隔壁
貫通孔とを有してなる電槽とすることにより、電槽側壁
と蓋との容着面よりも上でセル間の接続を行うことがで
きる。従って、セル内上部の空間容積を減らすことがで
きる。また、蓋は前記電槽に嵌着可能であって端子部が
蓋上面に凹設されたものであるため、端子が蓋上面より
突出しなよう構成することができる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す図である。同
図において、１はＡＢＳ、ＰＥ等の熱可塑性の樹脂から
なる電槽であり、側壁９は全て同一高さに形成してあ
る。５は電槽隔壁であり、８は電槽隔壁５に一体に形成
した突出部である。１０は突出部８に設た隔壁貫通孔で
ある。この実施例では、突出部５の両端に傾斜を設け蓋
２との嵌着性をよくしてある。しかしながら、必ずしも
傾斜を設ける必要はなく隔壁全体を突出させてもよい
し、逆に隔壁貫通孔を設けるのに必要なだけの最少突出
部であってもよい。２は上記電槽と同材質の樹脂からな
る蓋であり、電槽側壁９及び突出部８を有する電槽側壁
５に嵌着可能に構成してある。端子部１１は蓋上面１３
に凹設してある。電槽１と蓋２とは、接合部形成に合わ
せたヒ−タ−の入った熱板で接合部を溶融して接合する
ことができる。この他、熱風によっても、又、超音波を
用いて溶着してもよい。図４は、前記実施例による蓋と
電槽とを使用した蓄電池の側壁面を取り除いた内部図で
ある。電槽側壁面９と蓋２との溶着面１４よりセル間接
続部４が上部にあり、極板上部の空間が有効に使える。
図において、１はＡＢＳ、ＰＥ等の熱可塑性の樹脂から
なる電槽であり、側壁９は全て同一高さに形成してあ
る。５は電槽隔壁であり、８は電槽隔壁５に一体に形成
した突出部である。１０は突出部８に設た隔壁貫通孔で
ある。この実施例では、突出部５の両端に傾斜を設け蓋
２との嵌着性をよくしてある。しかしながら、必ずしも
傾斜を設ける必要はなく隔壁全体を突出させてもよい
し、逆に隔壁貫通孔を設けるのに必要なだけの最少突出
部であってもよい。２は上記電槽と同材質の樹脂からな
る蓋であり、電槽側壁９及び突出部８を有する電槽側壁
５に嵌着可能に構成してある。端子部１１は蓋上面１３
に凹設してある。電槽１と蓋２とは、接合部形成に合わ
せたヒ−タ−の入った熱板で接合部を溶融して接合する
ことができる。この他、熱風によっても、又、超音波を
用いて溶着してもよい。図４は、前記実施例による蓋と
電槽とを使用した蓄電池の側壁面を取り除いた内部図で
ある。電槽側壁面９と蓋２との溶着面１４よりセル間接
続部４が上部にあり、極板上部の空間が有効に使える。
【０００８】図５は本発明の他の実施例を示す図であ
り、中央に突出部８を有する電槽隔壁５とするととも
に、電槽隔壁５と平行な電槽側壁９ａにも電槽隔壁５と
同一形状の突出部８が設けてある。２は前記電槽に対応
する蓋である。このように、電槽隔壁５とそれに平行な
両側壁９ａとを同一形状にすることにより、接合面溶着
時の熱板形状を簡素化出来ると共に、溶着時の位置合わ
せの自由度を増すことができる。
り、中央に突出部８を有する電槽隔壁５とするととも
に、電槽隔壁５と平行な電槽側壁９ａにも電槽隔壁５と
同一形状の突出部８が設けてある。２は前記電槽に対応
する蓋である。このように、電槽隔壁５とそれに平行な
両側壁９ａとを同一形状にすることにより、接合面溶着
時の熱板形状を簡素化出来ると共に、溶着時の位置合わ
せの自由度を増すことができる。
【０００９】５ＨＲ定格容量１００ＡＨの電気自動車用
密閉鉛蓄電池で、本発明を実施した場合、従来形の隔壁
貫通セル間接続方式の場合、極板群からふた上面まで寸
法は、５０ｍｍを必要としていたが、本発明の場合３７
ｍｍですみ、１３ｍｍ短くすることができる。このこと
は、同一蓄電池高さの場合、１３ｍｍ極板高さを高くで
きることを意味し、高さ１５０ｍｍの電池の場合、１５
％の容積効率のｕｐとなる。
密閉鉛蓄電池で、本発明を実施した場合、従来形の隔壁
貫通セル間接続方式の場合、極板群からふた上面まで寸
法は、５０ｍｍを必要としていたが、本発明の場合３７
ｍｍですみ、１３ｍｍ短くすることができる。このこと
は、同一蓄電池高さの場合、１３ｍｍ極板高さを高くで
きることを意味し、高さ１５０ｍｍの電池の場合、１５
％の容積効率のｕｐとなる。
【００１０】
【発明の効果】本発明のように、電槽側壁の全体又は一
部よりも上方に突出して形成された電槽隔壁の突出部と
突出部に形成された隔壁貫通孔とを有してなる電槽と、
前記電槽に嵌着可能な蓋であって端子部が蓋上面よりも
凹設されたものとを備えてなる蓄電池とすることによ
り、端子間の短絡防止効果が大きく、かつ、デッドスペ
−スたる蓄電池内部空間を減少させることができる蓄電
池を提供することができる。
部よりも上方に突出して形成された電槽隔壁の突出部と
突出部に形成された隔壁貫通孔とを有してなる電槽と、
前記電槽に嵌着可能な蓋であって端子部が蓋上面よりも
凹設されたものとを備えてなる蓄電池とすることによ
り、端子間の短絡防止効果が大きく、かつ、デッドスペ
−スたる蓄電池内部空間を減少させることができる蓄電
池を提供することができる。
【００１１】尚、電槽隔壁に突出部を設けるものとして
は、例えば実開平１−１６４６６４号に開示されている
ようなものがある。これは電槽隔壁に突出壁と凹入空間
とを設けたものであり、「セルを収納するセル室の仕切
壁内の幅の大小に関係なく、抵抗溶接機の一対の溶接チ
ップ（ガン）挿入を可能」ならしめる効果を有するとす
るものである。しかしながら、これは本明細書の図２で
示した従来技術の範囲内のものであり、内部空間を減少
させるという本発明特有の効果を持つものではない。逆
に、本発明は「抵抗溶接機の一対の溶接チップ（ガン）
挿入が可能な凹入空間」を構成要件とするものではな
く、実開平１−１６４６６４号考案の作用効果を有して
いない。従って、本発明と前記考案とではその技術的範
囲を異にすることは、銘記されるべきである。
は、例えば実開平１−１６４６６４号に開示されている
ようなものがある。これは電槽隔壁に突出壁と凹入空間
とを設けたものであり、「セルを収納するセル室の仕切
壁内の幅の大小に関係なく、抵抗溶接機の一対の溶接チ
ップ（ガン）挿入を可能」ならしめる効果を有するとす
るものである。しかしながら、これは本明細書の図２で
示した従来技術の範囲内のものであり、内部空間を減少
させるという本発明特有の効果を持つものではない。逆
に、本発明は「抵抗溶接機の一対の溶接チップ（ガン）
挿入が可能な凹入空間」を構成要件とするものではな
く、実開平１−１６４６６４号考案の作用効果を有して
いない。従って、本発明と前記考案とではその技術的範
囲を異にすることは、銘記されるべきである。
【図１】本発明の１実施例を示す図である。
【図２】従来例を示す図である。
【図３】従来例を示す図である。
【図４】本発明の１実施例を示す図である。
【図５】本発明の１実施例を示す図である。
１ 電槽 ２ 蓋 ５ 電槽隔壁 ８ 突出部 ９ 電槽側壁 １０ 隔壁貫通孔 １１ 端子部 １３ 蓋上面
Claims (1)
- 【請求項１】 電槽側壁（９）の全体又は一部よりも上
方に突出して電槽隔壁（５）に一体に形成された突出部
（８）と突出部（８）に形成された隔壁貫通孔（１０）
とを有してなる電槽（１）と、 前記電槽（１）に嵌着可能な蓋（２）であって、端子部
（１１）が蓋上面（１３）に凹設されたものと、 を備えてなる蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3313611A JPH05121052A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3313611A JPH05121052A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 蓄電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05121052A true JPH05121052A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=18043404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3313611A Pending JPH05121052A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05121052A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012226840A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Gs Yuasa Corp | 非水電解質二次電池 |
| WO2013052744A1 (en) * | 2011-10-06 | 2013-04-11 | Johnson Controls Technology Company | Battery having non-planar heat seal with extended container walls and recessed cover walls |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61171053A (ja) * | 1985-01-25 | 1986-08-01 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 蓄電池 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3313611A patent/JPH05121052A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61171053A (ja) * | 1985-01-25 | 1986-08-01 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 蓄電池 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012226840A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Gs Yuasa Corp | 非水電解質二次電池 |
| WO2013052744A1 (en) * | 2011-10-06 | 2013-04-11 | Johnson Controls Technology Company | Battery having non-planar heat seal with extended container walls and recessed cover walls |
| US8993151B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-03-31 | Johnson Controls Technology Company | Battery having non-planar heat seal with extended container walls and recessed cover walls |
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