JPS61171053A - 蓄電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車用等に適用されヒートシール型のモノ
ブロック蓄電池に関する。

（従来の技術） 従来の此種モノブロック蓄電池は、電槽の周側壁の内部
を隔壁により複数個のセル室に区割形成され、その各セ
ル室に極板群を収容し、各隔壁に設けた貫通孔を介し相
隣る極板群の陰、陽極板の耳列を接続した陰極ストラッ
プと陽極ストラップとをセル間接続導体で相互に連結し
てこれら極板群を直列に接続して有する電槽の上面に、
筐型の蓋体を、電槽の周側縁とその各隔壁とに、これに
対向して設けた下向きの周側壁と各下向きの隔壁とを当
接させて施し且つ互に熱融着せしめ、前記電槽内の端子
用の陰、陽極ストラップから直立して延びる陰、陽極端
子柱を、蓋体の頂壁に設けた端子柱挿通用孔を貫通せし
め、頂壁面より上方に陰、陽極端子を突設せしめて構成
したものである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の上記蓄電池は、上記のように電槽と筐型の蓋体と
は、その夫々の全周側壁において、同一水平面位で相互
に融着されるので、該蓋体の頂壁に設けた陰、陽極端子
柱挿通用孔の位置は、隔壁の上縁より高い位置に存する
ものとなり、従ってその蓄電池内の特にその陰、陽極端
子柱挿通用孔の外周の頂壁面域部、即ち端子設置用面部
の下面と各端子用陰、陽極ストラップとの間の空間、即
ちデッドスペースは比較的大きくなると共に、各ストラ
ップより該挿通孔までの陰、陽極端子柱の長さが長くな
り不経済であり又端子へ取り出すまでの電気抵抗も増大
し不利である。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、か）る従来の上記問題を改善し、前記のデッ
ドスペース及び陰、陽極端子柱の長さを短縮した経済的
で且つ高性能の蓄電池を提供するもので、内部を隔壁に
より区割された複数個のセル室内に各極板群を収容し、
各隔壁に設けた貫通孔を介して相隣る極板群の４列を接
続した陰極ストラップと陽極ストラップとをセル間接続
用導体で相互に連結してこれら極板群を直列に接続して
有する＠漕の上面に、筒型の蓋体を、電槽の周側壁とそ
の各隔壁とに、これに対向して設けた下向きの周側壁と
各下向きの隔壁とを当接させて施し且つ互に熱融着せし
めると共に、前記電槽内の端子用陰、陽極ストラップか
ら直立して延びる陰、陽極端子柱を、蓋体の頂壁の端子
設置用壁面部に設けた端子柱挿通用孔を貫通せしめ、頂
壁面より上方に陰、陽極端子を突設せしめて成る蓄電池
において、電槽内の陰、陽極端子柱を夫々囲繞する壁部
を、隔壁の貫通孔の上方に位置する上縁よりは、高さの
低い水平上縁をもつ低位壁部に形成し、該低位壁部の低
位水平上縁と、これに連なる高位隔壁部の高位水平上縁
又は／及び電槽の高位周側壁部の高位水平上縁との間に
、これらの高低位上縁を連接する傾斜上縁をもつ傾斜壁
部を形成する一方、蓋体の頂壁の端子設置用壁面部を、
蓋体を電槽の上面に施したとき、電槽の隔壁の貫通孔の
上方の高位上縁より低い位置となる低位端子設置用壁面
部に下降形成すると共に、該蓋体に、これを電槽の上面
に施したとき、該電槽の該低位壁部の低位水平上縁と傾
斜壁部の傾斜上縁と高位隔壁部の貫通孔の上方の高位上
縁又は／及び高位周側壁部の高位水平上縁とに当接し互
に熱融着する低位水平下縁をもつ低位下向き壁部と傾斜
下縁をもつ下向き傾斜隔壁部又は／及び下向き傾斜周側
壁部と高位水平下縁をもつ隔壁部又は／及び高位下向き
周側壁部とを設け、該蓋体を該電槽の上面に施し、互に
これらの上下縁で当接し熱融着せしめたとき、該蓋体の
該頂壁の低位端子設置用壁面部が、電槽の隔壁の貫通孔
のある側の隔壁部の上縁より下位に存せしめるようにし
て成る。

（実施例） 次に本発明の実施例を添附図面に基き説明する。第１図
乃至第６図は、本発明実施の１例のモノブロック式蓄電
池を示し、（１）はポリプロピレンなどの熱可塑性の直
方形の電槽を示し、該　　　　　Ｊ電槽（１）は有底の
周側壁（りとその内部を複数個のセル室（３）に区割す
る隔壁（４）とから成り、これらセル室（３）内には夫
々極板群（５）が収容され、その各隔壁（４）の両側の
相隣る極板群（５）　（５）は、その１側において上方
に突出し、互に一線に並ぶ陰極耳（６）列と陽極耳（７
）列とを夫々接続形成した陰極ストラップ（８）と陽極
ストラップ（９）において該隔壁（４）に設けた貫通孔
００を介し、これら陰、陽極ストラップ（８）　（９）
に下端を接続されたセル間接続用導体（Ｉｔ）　Ｇｉの
上端部の板状耳部（１１ａ　）（１１ａ　）を対面させ
、溶接ガンなどの溶接具をあて）抵抗溶接などによりい
わゆるセル間接続される。この場合両耳片（１１ａ　）
（１１ａ　）は同時に隔壁（４）の貫通孔０Ｇの外周の
両壁面に圧着固定される。かくして６個の極板群は、直
列に接続される。電槽（１）の両端のセル室（３）　（
３）内の各極板群（５）　（５）の他側の陰極ストラッ
プ（８）と陽極ストラップ（９）は、上方に直立する端
子柱■（１３を接続される端子用ストラップとして役立
つ。このように構成した電槽（１）の上面に、ポリプロ
ピレンなとの熱可塑性合成樹脂製の筒型の蓋体ａ＠を、
電槽（１）の周側壁（２）とその各隔壁（４）とに、こ
れに対向して設けたその平坦な頂壁■の周縁から下垂し
て設けた下向きの周側壁ａｅと、その裏面から突設して
設けた各下向きの隔壁０７１とを当接させ、且つその当
接壁を互に熱融着せしめると共に、頂壁ａ９に、電槽（
１）内の陰極端子柱（＋２１と陽極端子柱０３の位置に
対応して予め設けたその陰、陽極端子設置用壁面部（１
５ａ）の孔［相］■に夫々これら端子柱（１２１（１３
の上端部を挿通し、その上面に突出した上端部を夫々陰
極端子（１２８’）と陽極端子（１３ａ）とを設けて￥
！ｉ電池を構成する。

本発明によれば、か）る熱融着のヒートシール蓄電池に
おいて、その電槽（１）と蓋体Ｇ＠の構成を、例えば次
のように構成して、器体（１４）の頂壁（１ｓ）の特に
その陰、陽極端子設置用壁面部（１ｓ　ａ　）（１５ａ
）とその下方の電槽（１）内の端子用陰、陽極ストラッ
プ（８）　（９）との間のデッドスペースＤを短縮する
と共にその陰、陽極端子極柱（１２１（１３の長さを短
縮して従来に比し経済的且つ比較的高い電気的出力の得
られる蓄電池を提供するものである。

即ちその１例を第１図乃至第６図の実施例につき説明す
る。即ち、該電槽（１）の陰、陽極端子柱がセル室内に
設けられるべき位置の近傍のこれを囲繞する壁部、図示
のように、その電槽（１）の両端のセル室（３）　（３
）内の各１側にこれら端子柱（１２１ａ３が設けられた
場合は、その電槽（１）の周側壁（２）の１側の８略り
字状の隅角壁部（２８Ｈ２ａ）とこれに隣接の各隔壁（
４）　（４）の該隅角壁部のし字状の上縁に連なる側の
端壁部（４ａ）（４ａ）とから成る上縁口字状となる壁
部を、該隔壁（４）の貫通孔ｌ′ＩＯを有する隔壁部（
４ｂ）の水平上縁（４ｂ１）の高さよりも低くして該各
セル室（３）　（３）内の陰、陽極端子柱（１δ０３を
口字状に囲繞する低位水平上縁（２ａｔ）をもつ隅角壁
部（２ａ）（２ａ）と低位水平上縁（４ａｔ）をもつ端
壁部（４ａ）（４ａ）とからなる低位壁部ＣＩ９に形成
する一方蓋体ａ＠の頂壁（＋！ｉ＋の１側の各隅角部近
傍に設けた端子柱ａδ０３挿通用孔■■の周辺の端子設
置用壁面部（１５ａ　）（１５ａ　）を、前記の電槽（
１）に形成した各口字状の低位壁部■に応じて下降させ
て水平の平坦な低位壁面部（１５ａ）（１５８）に形成
し、更にこれに応じて前記電槽（１）の低位壁部■に対
応して蓋体（ｌ＠の下向き周側壁（ｌＧの１側の各り字
状隅角壁部を下降させて低位水平下縁（１６ａ＋）をも
つ低位下向き隅角壁部（１６ａＨ１６ａ）とこれらに隣
接する下向きの隔壁（１７）（１”ｂの端壁部を同様に
下降させて低位水平下縁（１７ａ１）をもつ低位下向き
隔壁部（１７ａＨ１７ａ）とから成る口字状の低位下向
き壁部■に形成し、その定位水平下縁（１６ａｔ）　（
１７ａ１）で、電槽（１）の低位壁部ａ）１記の口字状
の定位水平上縁に当接させ且つ相互に熱融着せしめるこ
とにより、電槽（１）に施されたその蓋体ａ／Ｄの各低
位壁面部（１５ａ　）は、従って又これに設けた陰、陽
極端子用挿通孔（１３（１８の位置は、該電槽（１）の
隔壁（４）の通孔（ＩＧのある壁部（４ｂ）の高さ、即
ちその上縁（４ｂｔ）より低い位置に存せしめられるこ
ととなる。一般に、その位置は隔壁（４）の貫通孔ａＯ
と略同−又はこれより低くなるように設ける。

この場合、貫通孔＜１１）は、セル間接続用導体ｄｉ）
のＴａＦ１５（１）＠ユ、つ７ア、８．□よ、９６．工
、□　　　Ｊる基板（Ｉｌｂ）の直上に設けてもよいが
、好ましくは図示のように、該基板（１１ｂ）の位置か
ら側方にはづして設けることにより、該貫通孔（１０を
介しての両導体（１１１の耳部（１１ａ　）（１１ａ　
）の溶接時、これらに溶接ガンの先端を当て、溶接する
際に、そのガンの先端部が該基板（１１ｂ）（１１ｂ）
に当たることがなく、その溶接作業を円滑良好になし得
る利点がある。

かくして、上記の本発明の特徴ある構成により、図示の
ように該蓋体（１４１の頂壁ＧＳの低位端子設置用壁面
部（１５ａ）（１５ａ）とその下方の極板群（５）　＜
５）との間のデッドスペースＤ、Ｄを従来に比し減少で
きると同時に、端子用陰極ストラップ（８）　（９）ら
該壁面部（Ｉｓ　ａ　）（１５ａ　）の端子柱挿通孔■
■までの距離を短縮でき、従って該端子用陰極ストラッ
プ（８）（Φに設ける陰、陽極端子柱（１２１（１３の
長さを短縮でき、鋳造鉛の節約並びに電気抵抗の減少に
よる出力の増大をもたらす。（１２ａ　）（１３ａ　）
は、その挿通孔［相］［相］を挿通し該低位壁面部（１
５ａ　）（Ｉｓ　ａ　）の上面に突出形成した陰、陽極
端子を示す。この場合、更に本発明によれば、上記構成
の電槽（１）と蓋体（ｌ＠との加圧熱融着において、そ
の両者の良好な結着をもたらすべく図示の例のように、
電槽（１）の周側壁のの前記口字状の低位壁部■の低位
水平上縁とこれに対し高位の周側壁部（２ｂ）の高位水
平上縁（２１ｈ）との間並びに貫通孔（＋１）のある高
位隔壁部（４ｂ）の貫通孔上方の高位水平上縁（４１）
１）との圓に、これら高低の水平上縁を連接する傾斜上
縁■を夫々もつ傾斜周側壁部（２Ｃ）と傾斜隔壁部（４
Ｃ）とを形成する一方これに応じて蓋体αつの下向き周
側壁１１ｅと該下向き隔壁αＤとに夫々、上記の電槽（
１）の各傾斜上縁■に対応する位置に、即ち、低位下向
き隅角部（１６ａ　）と低位下向き隔壁部（１７ａ　）
から成る各口字状の低位下向き壁部■の低位水平下縁（
１６ａｔ）　（１７ａ＋）とこれに対し高位の下向き周
側壁部（１６ｂ）の高位水平下縁（１６ｂ１）との間並
びに高位下向き隔壁部（１６ｂ）の高位水平下縁（１７
ｂ１）との間に、これら高低の水平下縁につらなる傾斜
下縁■を夫々もつ傾斜周側壁部（１６ｃ　）と傾斜下向
き隔壁部（１７Ｃ）とを形成する。

而して、蓋体ａΦの頂壁■は、その水平な低位端子設置
用壁面部（１５ａ　）（１５ａ　）と高さを低くしない
よ）の電槽（１）のｎ通孔（１Ｇのある水平高位隔壁部
（４ｂ）に対応するこれに当接する高位下向き隔壁部（
１７ｂ）上面を被覆する高位壁面部（１５ｂ）との間に
、これら高低壁面部を連接する傾斜脚”側壁部（１６Ｃ
）の上面を被覆する傾斜連接壁面部（Ｉｓ　ｃ　）を形
成した。

か）る構成の電１　（１）と蓋体（ｔｉｃとを互に熱融
圧着するときは、その水平の上縁及び下縁と共にその傾
斜上縁■と傾斜下縁との間で強固に結着され良好なヒー
トシール蓄電池が得られる。尚、これら傾斜上縁及び傾
斜下縁は、図示の例のように、電槽及び蓋体の成１時形
成するのを一般とするが、これらを熱融着する際、傾斜
面を予め形成した熱板をその電槽の上面ならびに蓋体の
下面に当て）形成することもできる。傾斜の度合は水平
に対し８５度位までは可能である。

又、傾斜縁は、直線状の他、階段状、弧状など任意の形
状が使用できる。

尚、図示の例では、電槽（１）の周側壁（乃の上部全周
に保護用の環状突起■を一体成形により設ける一方、蓋
体（＋４１の下向き周側壁ａｅの外周面に一体にその全
周に亘りその下縁よりも下垂して伸び且つ前記型４ｆｉ
　（１）の環状突起のに対向する下向き延長周壁＠を一
体に成形し、前記の電槽（１）の周側壁（２）上縁と蓋
体ｑΦの下向き周側壁（ＩＧ下縁の全周の熱融着シール
部の保護とこのシール部を被覆して蓄電池製品の外観上
の体裁を良好にするようにした。

図面で■は、蓋体ａ＠の頂壁（１５１の中央に各セル室
（３）に設けた筒状注液口を示し、これに夫々中心に排
気口■をもつ液口栓のが施され、開放型蓄電池に作成さ
れる。

第７図乃至第１１図は、変形例を示し、この実施例でも
、前記の実施例と同様に、電槽（１）に、各端子柱０２
１　（１３を囲繞する口字状の低位壁部ａ９を設ける一
方これに応じて蓋体ＧΦに、その−側の各隅角部に低位
端子設置用壁面部（１５ａ　）（１！ｌ　ａ　）と、水
平低位下向き壁部■■水平高位壁面部（１５ａ　）、傾
斜壁面部（１５゜）を設ける基本的構成では同じで　　
　　　Ｊあるが、その電槽（１）の周側壁（２）は、前
記実施例に設けた傾斜上縁■をもつ傾斜周側壁部（２Ｃ
）及びこれに連なる高位水平上縁（２ｂ、）をもつ高位
周側壁部（２ｂ）を廃し、その全周に亘り、前記口字状
の低位壁部（１９の低位隅角壁ａｔ！　（２ａ）の低位
水平上縁（２ａｔ）につづけて、これと同じ高さの低い
低位水平上縁（２ａ　、＋　）をもつ低位周側壁部Ｃ２
ａ′）に形成したもので、かくしてその周側壁（つ全周
を全周低位水平上縁（２ａｔ）　　（２ａ　ｔ’　）を
もつ全周低位周側壁（２′）とした。更にその各隔壁（
４）の両端壁部も該全周低位周側壁（２′）と同じ高さ
の低位水平上縁（４ｄ１）　　（４６１）をもつ定位両
端壁部（４（１）（４ｄ）に形成し、これにより各隔壁
（４）の貫通孔（ＩＧを介してのセル間接続導体ａｔの
耳片（１１ａ）（１１ａ）の溶接作業時の溶接ガンによ
る溶接作業を容易にした。又、各隔壁（４）の低位両端
壁部（４ｄ）（４ｄ）とその中間の貫通孔Ｏｏのある高
位壁部（４ｂ）との間には、前記と同様の趣旨で傾斜上
縁■■をもつ傾斜壁部（４ｃ）（４Ｃ）を形成した。

一方、蓋体０４１は、低位下向き壁部■を設けた基本構
成は、前記実施例と同じであるが、上記の電槽（１）の
上縁形状に対応するように、その下向き周側壁Ｑｅ全全
周下降させて、該電槽（１）の全周低位周側壁（２′）
の全周低位水平上縁（２ａ）（２ａ）に当接し且つこれ
と互に熱融着される低位水平下縁（１６ａ、）をもつ下
向き隅角壁部（１６ａ）とこれにつづけて低位水平下縁
（１６ａ＋’）をもつ低位下向き周側壁残部（１６ａ’
）とから成る全周低位下向き周側壁（１６′）に形成し
、更に各下向き隔壁（＋７１はその両端壁部を下降延長
し電槽（１）の対応する各隔壁（４）の低位両端壁部（
４６Ｈ４ｄ）に当接し且つ互に熱融着される低位水平下
縁（１７（１＋）　（１７ｄ１）をもつ低位下向き両端
壁部（１７ｄ）（１７ｄ）に形成すると共に、電槽（１
）の対応する各隔壁（４）の中央の高位隔壁部（４ｂ）
の両側の傾斜壁部（４ｃ）（４ｃ）の傾斜上縁ＱＤＱＤ
に当接し熱融着される傾斜下縁■■をもつ傾斜下向き壁
部（１？　ｃ　ＨＩ３　ｃ　）を延長形成して成る。

更に、蓋体（Ｉ＠の各下向き隔壁（＋７）の低位下向き
両端壁部（１７ｄ　）（１７ｄ　）の−側にこれと直交
しその両側のセル室（３）　（３）に連通ずる下向きに
開口する凹溝■をもつ連通壁■を蓋体ａ＠の頂壁（Ｉｓ
Ｉ裏面より一体に突設形成し、その中間の１つのセル室
（３）の他側の頂壁０裏面に外部に連通する共通の排気
筒■を突設する。

■は、該排気筒ω内に介在させたセラミックフィルター
を示す。該蓄電池の蓋体ａ４の中央の各ヒル室（３）に
開口する筒状注液口■には、各セル室（３）内に電解液
を注入後、これを密閉する密栓■を施しておく。かくし
て図示の蓄電池は、その各セル室（３）の極板群に所定
量の電解液が保持されるように使用する無保守密閉蓄電
池に構成した。

第１２図乃至第１４図は他の実施例を示し、電槽（１）
内は縦横に交叉させた隔壁（４）により区割された３つ
づつ列んだ２列のセル室（３）内に夫々収容した各極板
群（５）を口字状に直列に接続し、その電池の陰、陽端
子柱（２）　（３）がその電槽の長さ方向の１端に並ぶ
２つのセル室（３）　（３）から上方に並列突設せしめ
た式の無保守密ｎ型蓄電池に本発明を適用したもので、
この実施例では、その陰、陽極端子柱（２）　（３）を
夫々囲繞するＬ字状隅角壁部のみを、その各上縁を隔壁
（４）の貫通孔ａｏの高さと略同じ位の高さまで低くし
たＬ字状の低位水平上縁（２ａｔ）をもつ低位壁部ａ９
としたもので、各隔壁（４）は全長に亘り、高位水平上
縁（４ｂ′）をもつ全長高位隔壁（４ｂ’）から成り、
その高さはその高位周側壁部（２ｂ）の高位水平上縁（
２ｂ１）と同じ高さである。而して一方蓋体（ｌ＠は、
これに応じてその電槽（１）の全ての隔壁（４）に対応
する下向きの隔９Ｑ７）はその全長に亘り高位水平上縁
（１７ｂ＋’）をもつ全長高位下向き隔壁（１７ｂ’）
とし、その下向き周側壁ａｅの電槽（１）の上記し字状
の低位壁部ａＣＪに対応する２つの１字状隅角部を低位
下向き壁部■に形成した。又電槽（１）の周側壁（２）
の高位水平上縁（２ｂｔ）をもつ高位周側壁部（１６ｂ
）と低位壁部■の低位水平上縁（２ａｔ）との間にこれ
らを連接する傾斜上縁■を形成する一方、これに対向す
る蓋体（１）の低位下向き壁部（１６ａ　）のＬ字状の
低位水平下縁（１６ａｔ）と高位下向き壁部　　　　　
Ｊ（１６ｂ）の高位水平下縁（１６ｂ＋）との間に傾斜
下縁のをもつ傾斜下向き周側壁部（１６Ｃ）を形成した
。而して、この実施例において、その蓋体（１）の頂壁
ａ９の水平の低位陰、陽極端子設置用壁面部（１５ａ　
）（１５ａ）とその水平の高位壁面部（１５ｂ）　（１
５ｂ）との間を連接する連接壁面部（１５Ｃ）（１５Ｃ
）は、必ずしも傾斜壁面部とすることなく、図示のよう
に垂直の連接壁面部（１５ｃ　）に構成してもよい。

（発明の効果） このように本発明によるときは、電槽内に設けられる陰
、陽極端子柱を囲繞する壁部の高さ、即ち上縁を、隔壁
のすくなくとも貫通孔の上方の壁部の上縁よりも低い位
置に下降させて低位壁部に形成すると共に、かする電槽
に施されるその低位壁部に対応して、蓋体の頂壁の陰、
陽極端子柱排通用の孔を含むその外周の陰、陽極端子設
置用壁面部を下降させて低位下向き壁面部に構成したも
のを、電槽の上面に施しその両者の低位壁部と低位下向
き壁部とを当接し互に熱融着したので、蓋体の低位端子
設置用壁面部と電槽のセル室内の極板群の端子柱側の上
面との間のデッドスペースは減少すると共に該壁面部に
設けた貫通孔と端子用ストラップまでの高さ距離は短縮
し、従って従来に比し短い陰、陽極端子柱で足り、経済
的であり、又出力の増大をもたらす。更に本発明によれ
ば、該電槽の低位壁部を設けた周側壁と隔壁のいづれか
一方又は両方の壁部をその低位壁部の低位水平上縁と連
なる傾斜上縁をもつ傾斜壁部に形成し、蓋体にもこれに
対応してこの傾斜壁部に当接する傾斜下縁をもつ傾斜下
向き壁部を形成したので、蓋体と電槽との当接、熱Ｆ１
１着が全周に亘り良好に行なわれ、良質のヒートシール
型蓄電池が得られる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は、本発明実施の１例を示し、第１図
は本発明の蓄電池の上面図、第２図は第１図のＩ−ＩＩ
線線断断面図第３図は第１図の■−■線截線面断面図４
図はその蓄電池の電槽の斜面図、第５図はその蓄電池の
要部の斜面図、第６図はその電池の蓋体の裏からみた斜
面図、第７７図乃至第１１図は変形例を示し、第７図は
蓄電池の上面図、第８図は第７図の■−■線截断面図、
第９図は第７図のｒＸ−ＩＸＸ線断断面図第１０図はそ
の蓄電池の電槽の斜面図、第１１図はその蓋体の裏から
みた斜面図、第１２図乃至第１４図は他の実施例を示し
、第１２図は蓄電池の斜面図、第１３図は内部の１部を
省略した電槽の斜面図、第１４図は蓋体の裏からみた斜
面図を示す。 （１）・・・電槽 （２）・・・周側壁 （２ａ）・・・囲繞壁部、低位り字状隅角壁部（２ａ１
）・・・低位水平上縁 （２ｂ）・・・高位周側壁部 （２１）１）・・・高位水平上縁 （２Ｃ）・・・傾斜周側壁部 （３）・・・セル室 （４）・・・隔壁 （４ａ）・・・低位端壁部 （４ａｔ）・・・低位水平上縁 （４ｂ）・・・貫通孔のある高位隔壁部（４ｂ１）・・
・高位水平上縁 （４Ｃ）・・・傾斜隔壁部 （５）・・・極板群 （６）・・・陰極耳 （７）・・・陽極耳 （８）・・・陰極ストラップ （９）・・・陽極ストラップ ａＯ・・・貫通孔 ０１）・・・セル間接続用導体 （Ｉｚ・・・陰極端子柱 （１３・・・陽極端子柱 ０＠・・・蓋体 Ｑシ・・・頂壁 （Ｉｓ　ａ　）・・・低位端子設置用壁面部（ＩＳｂ）
・・・高位壁面部 （１ｓ　Ｃ）・・・連接壁面部 ｑ６・・・下向き周側壁 （１６ａ　）・・−低位下向き隅角壁部（１６ａ・）・
・・低位水平下縁　　　　　　　　　　　　　Ｊ（１６
ｂ）・・・高位下向き周側壁部 （１６ｂ＊）・・・高位水平下縁 （１６む）・・・傾斜周側壁部 ■・・・下向き隔壁 （１７ａ　）・・・低位下向き隔壁部 （１７ａｔ）・・・低位水平下縁 （１７ｂ）・・・高位下向き隔壁部 （１７ｂ、）・・・高位水平下縁 （１７Ｃ）・・・傾斜下向き隔壁部 ａＳ・・・極柱挿通用孔 ｑ！Ｊ・・・低位壁部 ■・・・低位下向き壁部 ■・・・傾斜上縁 ■・・・傾斜下縁 Ｄ・・・デッドスペース

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）内部を隔壁により区割された複数個のセル室内に各
   極板群を収容し、各隔壁に設けた貫通孔を介して相隣る
   極板群の耳列を接続した陰極ストラップと陽極ストラッ
   プとをセル間接続用導体で相互に連結してこれら極板群
   を直列に接続して有する電槽の上面に、筐型の蓋体を、
   電槽の周側壁とその各隔壁とに、これに対向して設けた
   下向きの周側壁と各下向きの隔壁とを当接させて施し且
   つ互に熱融着せしめると共に、前記電槽内の端子用陰、
   陽極ストラップから直立して延びる陰、陽極端子柱を、
   蓋体の頂壁の端子設置用壁面部に設けた端子柱挿通用孔
   を貫通せしめ、頂壁面より上方に陰、陽極端子を突設せ
   しめて成る蓄電池において、電槽内の陰、陽極端子柱を
   夫々囲繞する壁部を、隔壁の貫通孔の上方に位置する上
   縁よりは、高さの低い水平上縁をもつ低位壁部に形成し
   、該低位壁部の低位水平上縁と、これに連なる高位隔壁
   部の高位水平上縁又は／及び電槽の高位周側壁部の高位
   水平上縁との間に、これらの高低位上縁を連接する傾斜
   上縁をもつ傾斜壁部を形成する一方、蓋体の頂壁の端子
   設置用壁面部を、蓋体を電槽の上面に施したとき、電槽
   の隔壁の貫通孔の上方の高位上縁より低い位置となる低
   位端子設置用壁面部に下降形成すると共に、該蓋体に、
   これを電槽の上面に施したとき、該電槽の該低位壁部の
   低位水平上縁と傾斜壁部の傾斜上縁と高位隔壁部の貫通
   孔の上方の高位上縁又は／及び高位周側壁部の高位水平
   上縁とに当接し互に熱融着する低位水平下縁をもつ低位
   下向き壁部と傾斜下縁をもつ下向き傾斜各壁部又は／及
   び下向き傾斜周側壁部と高位水平下縁をもつ各壁部又は
   ／及び高位下向き周側壁部とを設け、該蓋体を該電槽の
   上面に施し、互にこれらの上下縁で当接し熱融着せしめ
   たとき、該蓋体の該頂壁の低位端子設置用壁面部が、電
   槽の隔壁の貫通孔のある側の各壁部の上縁より下位に存
   せしめるようにして成る蓄電池。 ２）電槽内の陰、陽極端子柱を囲繞する壁部は電槽の上
   縁略Ｌ字状の隅角壁部であり、各該隅角壁部を低位壁部
   とすると共に、その低位壁部の低位水平上縁の両端に連
   なる電槽の周側壁部を傾斜上縁をもつ傾斜壁部に形成し
   て成る特許請求の範囲１に記載の蓄電池。 ３）電槽内の陰、陽極端子柱を囲繞する壁部は、電槽の
   略Ｌ字状の隅角壁部と該隅角壁部に隣接の隔壁の端壁部
   とから成る上縁コ字状の壁部であり、該コ字状の壁部を
   低位壁部とすると共にそのコ字状低位壁部のコ字状低位
   水平上縁に連なる周側壁部と隔壁部とを夫々傾斜上縁を
   もつ傾斜連接壁面部に形成して成る特許請求の範囲１に
   記載の蓄電池。 ４）電槽の周側壁の全周を隔壁の貫通孔を有する部分の
   壁部の上縁より低い低位水平上縁をもつ全周低位周側壁
   に形成すると共に各隔壁の両端壁部を電槽の全周低位周
   側壁の低位水平上縁と同じ高さの低位上縁をもつ低位隔
   壁部に形成し、各低位隔壁部の低位水平上縁と各隔壁の
   貫通孔のある中間の隔壁部の高位水平上縁との間の隔壁
   部をこれら低位並びに高位水平上縁を連接する傾斜上縁
   をもつ傾斜隔壁部とする一方蓋体の下向き周側壁の全周
   を、前記電槽の低位周側縁の低位水平上縁に当接する低
   位下縁をもつ全周低位下向き周側壁に形成すると共に、
   その各隔壁を、電槽の各隔壁の中間の高位水平上縁、そ
   の両側の傾斜上縁及び低位下縁に夫々当接する低位水平
   下縁とその両側の傾斜上縁と低位下縁とをもつものに形
   成して成る特許請求の範囲１に記載の蓄電池。