JPH0690920B2 - 蓄電池 - Google Patents

蓄電池

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JPH0690920B2
JPH0690920B2 JP60011953A JP1195385A JPH0690920B2 JP H0690920 B2 JPH0690920 B2 JP H0690920B2 JP 60011953 A JP60011953 A JP 60011953A JP 1195385 A JP1195385 A JP 1195385A JP H0690920 B2 JPH0690920 B2 JP H0690920B2
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公男 新村
憲隆 古賀
尚司 本館
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Furukawa Battery Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Furukawa Battery Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用等に適用されヒートシール型のモノ
ブロック蓄電池に関する。
(従来の技術) 従来の比種モノブロック蓄電池は、電槽の周側壁の内部
を隔壁により複数個のセル室に区劃形成され、その各セ
ル室に極板群を収容し、各隔壁に設けた貫通孔を介し相
隣る極板群の陰、陽極板の耳列を接続した陰極ストラッ
プと陽極ストラップとをセル間接続導体で相互に連結し
てこれら極板群を直列に接続して有する電槽の上面に、
筐体の蓋体を、電槽の周側縁とその各隔壁とに、これに
対向して設けた下向きの周側壁と各下向きの隔壁とを当
接させて施し且つ互に熱融着せしめ、前記電槽内の端子
用の陰、陽極ストラップから直立して延びる陰、陽極端
子柱を、蓋体の頂壁に設けた端子柱挿通用孔を貫通せし
め、頂壁面より上方に陰、陽極端子を突設せしめて構成
したものである。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の上記蓄電池は、上記のように電槽と筐体の蓋体と
は、その夫々の全周側壁において、同一水平面位で相互
に融着されるので、該蓋体の頂壁に設けた陰、陽極端子
柱挿通用孔の位置は、隔壁の上縁より高い位置に存する
ものとなり、従ってその蓄電池内の特にその陰、陽極端
子柱挿通用孔の外周の頂壁面域部、即ち端子設置用面部
の下面と各端子用陰、陽極ストラップとの間の空間、即
ちデッドスペースは比較的大きくなると共に、各ストラ
ップより該挿通孔までの陰、陽極端子柱の長さが長くな
り不経済であり又端子へ取り出すまでの電気抵抗も増大
し不利である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かゝる従来の上記問題を改善し、前記のデッ
ドスペース及び陰、陽極端子柱の長さを短縮した経済的
で且つ高性能の蓄電池を提供するもので、内部を隔壁に
より区劃された複数個のセル室内に各極板群を収容し、
各隔壁に設けた貫通孔を介して相隣る極板群の耳列を接
続した陰極ストラップと陽極ストラップとをセル間接続
用導体で相互に連結してこれら極板群を直列に接続して
有する電槽の上面に、筐体の蓋体を、電槽の周側壁とそ
の各隔壁とに、これに対向して設けた下向きの周側壁と
各下向きの隔壁とを当接させて施し且つ互に熱融着せし
めると共に、前記電槽内の端子用陰、陽極ストラップか
ら直立して延びる陰、陽極端子柱を、蓋体の頂壁の端子
設置用壁面部に設けた端子柱挿通用孔を貫通せしめ、頂
壁面より上方に陰、陽極端子を突設せしめて成る蓄電池
において、電槽内の陰、陽極端子柱を夫々囲繞する壁部
を、隔壁の貫通孔の上方に位置する上縁よりは、高さの
低い水平上縁をもつ低位壁部に形成し、該低位壁部の低
位水平上縁と、これに連なる高位隔壁部の高位水平上縁
又は/及び電槽の高位周側壁部の高位水平上縁との間
に、これらの高低位上縁を連接する傾斜上縁をもつ傾斜
壁部を形成する一方、蓋体の頂壁の端子設置用壁面部
を、蓋体を電槽の上面に施したとき、電槽の隔壁の貫通
孔の上方の高位上縁より低い位置となる低位端子設置用
壁面部に下降形成すると共に、該蓋体に、これを電槽の
上面に施したとき、該電槽の該低位壁部の低位水平上縁
と傾斜隔壁部又は/及び傾斜周側壁部の傾斜上縁と高位
隔壁部の貫通孔の上方の高位上縁又は/及び高位周側壁
部の高位水平上縁とに当接し互に熱融着する低位水平下
縁をもつ低位下向き壁部と傾斜下縁をもつ傾斜下向き隔
壁部又は/及び傾斜下向き周側壁部と高位水平下縁をも
つ高位下向き隔壁部又は/及び高位下向き周側壁部とを
設け、該蓋体を該電槽の上面に施し、互にこれらの上下
縁で当接し熱融着せしめたとき、該蓋体の該頂壁の低位
端子設置用壁面部が、電槽の隔壁の貫通孔のある側の隔
壁部の上縁より下位に存せしめるようにして成る。
(実施例) 次に本発明の実施例を添附図面に基き説明する。第1図
乃至第6図は、本発明実施の1例のモノブロック式蓄電
池を示し、(1)はポリプロピレンなどの熱可塑性の直
方形の電槽を示し、該電槽(1)は有底の周側壁(2)
とその内部を複数個のセル室(3)に区劃する隔壁
(4)とから成り、これらセル室(3)内には夫々極板
群(5)が収容され、その各隔壁(4)の両側の相隣る
極板群(5)(5)は、その1側において上方に突出
し、互に一線に並ぶ陰極耳(6)列と陽極耳(7)列と
を夫々接続形成した陰極ストラップ(8)と陽極ストラ
ップ(9)において該隔壁(4)に設けた貫通孔(10)
を介し、これら陰、陽極ストラップ(8)(9)に下端
を接続されたセル間接続用導体(11)(11)の上端部の
板状耳部(11a)(11a)を対面させ、溶接ガンなどの溶
接具をあてゝ抵抗溶接などによりいわゆるセル間接続さ
れる。この場合両耳片(11a)(11a)は同時に隔壁
(4)の貫通孔(10)の外周の両壁面に圧着固定され
る。かくして6個の極板群は、直列に接続される。電槽
(1)の両端のセル室(3)(3)内の各極板群(5)
(5)の他側の陰極ストラップ(8)と陽極ストラップ
(9)は、上方に直立する端子柱(12)(13)を接続さ
れる端子用ストラップとして役立つ。このように構成し
た電槽(1)の上面に、ポリプロピレンなどの熱可塑性
合成樹脂製の筐体の蓋体(14)を、電槽(1)の周側壁
(2)とその各隔壁(4)とに、これに対向して設けた
その平坦な頂壁(15)の周縁から下垂して設けた下向き
の周側壁(16)と、その裏面から突設して設けた各下向
きの隔壁(17)とを当接させ、且つその当接壁を互に熱
融着せしめると共に、頂壁(15)に、電槽(1)内の陰
極端子柱(12)と陽極端子柱(13)の位置に対応して予
め設けたその陰、陽極端子設置用壁面部(15a)の孔(1
8)(18)に夫々これら端子柱(12)(13)の上端部を
挿通し、その上面に突出した上端部を夫々陰極端子(12
a)と陽極端子(13a)とを設けて蓄電池を構成する。
本発明によれば、かゝる熱融着のヒートシール蓄電池に
おいて、その電槽(1)と蓋体(14)の構成を、例えば
次のように構成して、蓋体(14)の頂壁(15)の特にそ
の陰、陽極端子設置用壁面部(15a)(15a)とその下方
の電槽(1)内の端子用陰、陽極ストラップ(8)
(9)との間のデッドスペースDを短縮すると共にその
陰、陽極端子柱(12)(13)の長さを短縮して従来に比
し経済的且つ比較的高い電気的出力の得られる蓄電池を
提供するものである。即ちその1例を第1図乃至第6図
の実施例につき説明する。即ち、該電槽(1)の陰、陽
極端子柱がセル室内に設けられるべき位置の近傍のこれ
を囲繞する壁部、図示のように、その電槽(1)の両端
のセル室(3)(3)内の各1側にこれら端子柱(12)
(13)が設けられた場合は、その電槽(1)の周側壁
(2)の1側の各略L字状の隅角壁部(2a)(2a)とこ
れに隣接する各隔壁(4)(4)の該隅角壁部のL字状
の上縁に連なる側の端壁部(4a)(4a)とから成る上縁
コ字状となる壁部を、該隔壁(4)の貫通孔(10)を有
する隔壁部(4b)の水平上縁(4b1)の高さよりも低く
して該各セル室(3)(3)内の陰、陽極端子柱(12)
(13)をコ字状に囲繞する低位水平上縁(2a1)をもつ
隅角壁部(2a)(2a)と低位水平上縁(4a1)をもつ端
壁部(4a)(4a)とからなる低位壁部(19)に形成する
一方蓋体(14)の頂壁(15)の1側の各隅角壁部近傍に
設けた端子柱(12)(13)挿通用孔(18)(18)の周辺
の端子設置用壁面部(15a)(15a)を、前記の電槽
(1)に形成した各コ字状の低位壁部(19)に応じて下
降させて水平の平坦な低位壁面部(15a)(15a)に形成
し、更にこれに応じて前記電槽(1)の低位壁部(19)
に対応して蓋体(14)の下向き周側壁(16)の1側の各
L字状隅角壁部を下降させて低位水平下縁(16a1)をも
つ低位下向きの隅角壁部(16a)(16a)とこれらに隣接
する下向きの隔壁(17)(17)の端壁部を同様に下降さ
せて低位水平下縁(17a1)をもつ低位下向き隔壁部(17
a)(17a)とから成るコ字状の低位下向き壁部(20)に
形成し、その低位水平下縁(16a1)(17a1)で、電槽
(1)の低位壁部(19)の前記のコ字状の低位水平上縁
に当接させ且つ相互に熱融着せしめることにより、電槽
(1)に施されたその蓋体(14)の各低位壁面部(15
a)は、従って又これに設けた陰、陽極端子用挿通孔(1
8)(18)の位置は、該電槽(1)の隔壁(4)の通孔
(10)のある壁部(4b)の高さ、即ちその上縁(4b1
より低い位置に存せしめられることとなる。一般に、そ
の位置は隔壁(4)の貫通孔(10)と略同一又はこれよ
り低くなるように設ける。この場合、貫通孔(10)は、
セル間接続用導体(11)の下端部の各ストラップ(8)
又は(9)に水平に接続する基板(11b)の直上に設け
てもよいが、好ましくは図示のように、該基板(11b)
の位置から側方にはづして設けることにより、該貫通孔
(10)を介しての両導体(11)の耳部(11a)(11a)の
溶接時、これらに溶接ガンの先端を当て、溶接する際
に、そのガンの先端部が該基板(11b)(11b)に当たる
ことがなく、その溶接作業を円滑良好になし得る利点が
ある。
かくして、上記の本発明の特徴ある構成により、図示の
ように該蓋体(14)の頂壁(15)の低位端子設置用壁面
部(15a)(15a)とその下方の極板群(5)(5)との
間のデッドスペースD、Dを従来に比し減少できると同
時に、端子用陰極ストラップ(8)(9)ら該壁面部
(15a)(15a)の端子柱挿通孔(18)(18)までの距離
を短縮でき、従って該端子用陰極ストラップ(8)
(9)に設ける陰、陽極端子柱(12)(13)の長さを短
縮でき、鋳造鉛の節約並びに電気抵抗の減少による出力
の増大をもたらす。(12a)(13a)は、その挿通孔(1
8)(18)を挿通し該低位壁面部(15a)(15a)の上面
に突出形成した陰、陽極端子を示す。この場合、更に本
発明によれば、上記構成の電槽(1)と蓋体(14)との
加圧熱融着において、その両者の良好な結着をもたらす
べく図示の例のように、電槽(1)の周側壁(2)の前
記コ字状の低位壁部(19)の低位水平上縁とこれに対し
高位の周側壁部(2b)の高位水平上縁(2b1)との間並
びに貫通孔(10)のある高位隔壁部(4b)の貫通孔上方
の高位水平上縁(4b1)との間に、これら高位の水平上
縁を連接する傾斜上縁(21)を夫々もつ傾斜周側壁部
(2c)と傾斜隔壁部(4c)とを形成する一方これに応じ
て蓋体(12)の下向き周側壁(16)と該下向き隔壁(1
7)とに夫々、上記の電槽(1)の各傾斜上縁(21)に
対応する位置に、即ち、低位下向き隅角部(16a)と低
位下向き隅壁部(17a)から成る各コ字状の低位下向き
壁部(20)の低位水平下縁(16a1)(17a1)とこれに対
し高位の下向き周側壁部(16b)の高位水平下縁(16
b1)との間並びに高位下向き隔壁部(17b)の高位水平
下縁(17b1)との間に、これら高位の水平下縁につらな
る傾斜下縁(22)を夫々もつ傾斜周側壁部(16cと傾斜
下向き隅壁部(17c)とを形成する。而して、蓋体(1
4)の頂壁(15)は、その水平な低位端子設置用壁面部
(15a)(15a)と高さを低くしないまゝの電槽(1)の
貫通孔(10)のある水平高位隔壁部(4b)に対応するこ
れに当接する高位下向き隔壁部(17b)上面を被覆する
高位壁面部(15b)との間に、これら高低壁面部を連接
する傾斜下向き周側壁部(16c)の上面を被覆する傾斜
連接壁面部(15c)を形成した。
かゝる構成の電槽(1)と蓋体(14)とを互に熱融圧着
するときは、その水平の上縁及び下縁と共にその傾斜上
縁(22)と傾斜下縁との間で強固に結着され良好なヒー
トシール蓄電池が得られる。尚、これら傾斜上縁及び傾
斜下縁は、図示の例のように、電槽及び蓋体の成型時形
成するのを一般とするが、これらを熱融着する際、傾斜
面を予め形成した熱板をその電槽の上面ならびに蓋体の
下面に当てゝ形成することもできる。傾斜の度合は水平
に対し85度位までは可能である。
又、傾斜縁は、直線状の他、階段状、弧状などの任意の
形状が使用できる。
尚、図示の例では、電槽(1)の周側壁(2)の上部全
周に保護用の環状突起(23)を一体成形により設ける一
方、蓋体(14)の下向き周側壁(16)の外周面に一体に
その全周に亘りその下縁よりも下垂して伸び且つ前記電
槽(1)の環状突起(23)に対向する下向き延長周壁
(24)を一体に成形し、前記の電槽(1)の周側壁
(2)上縁と蓋体(14)の下向き周側壁(16)下縁の全
周の熱融着シール部の保護とこのシール部を被覆して蓄
電池製品の外観上の体裁を良好にするようにした。
図面で(25)では、蓋体(14)の頂壁(15)の中央に各
セル室(3)に設けた筒状注液口を示し、これに夫々中
心に排気口(26)をもつ液口栓(27)が施され、開放型
蓄電池に作成される。
第7図乃至第11図は、変形例を示し、この実施例でも、
前記の実施例と同様に、電槽(1)に、各端子柱(12)
(13)を囲繞するコ字状の低位壁部(19)を設ける一方
これに応じて蓋体(14)に、その一側の各隅角部に低位
端子設置用壁面部(15a)(15a)と、水平低位下向き壁
部(20)(20)水平高位壁面部(15a)、傾斜壁面部(1
5c)を設ける基本的構成では同じであるが、その電槽
(1)の周側壁(2)は、前記実施例に設けた傾斜上縁
(20)をもつ傾斜周側壁部(2c)及びこれに連なる高位
水平上縁(2b1)をもつ高位周側壁部(2b)を廃し、そ
の全周に亘り、前記コ字状のの低位壁部(19)の低位隅
角壁部(2a)の低位水平上縁(2a1)につづけて、これ
と同じ高さの低い低位水平上縁(2a1′)をもつ低位周
側壁部(2a′)に形成したもので、かくしてその周側壁
(2)全周を全周低位水平上縁(2a1)(2a1′)をもつ
全周低位周側壁(2′)とした。更にその各隔壁(4)
の両端壁部も該全周低位周側壁(2′)と同じ高さの低
位水平上縁(4d1)(4d1)をもつ低位両端壁部(4d)
(4d)に形成し、これにより各隔壁(4)の貫通孔(1
0)を介してのセル間接続導体(11)の耳片(11a)(11
a)の溶接作業時の溶接ガンによる溶接作業を容易にし
た。又、各隔壁(4)の低位両端壁部(4d)(4d)とそ
の中間の貫通孔(10)のある高位壁部(4b)との間に
は、前記と同様の趣旨で傾斜上縁(21)(21)をもつ傾
斜壁部(4c)(4c)を形成した。
一方、蓋体(14)は、低位下向き壁部(20)を設けた基
本構成は、前記実施例と同じであるが、上記の電槽
(1)の上縁形状に対応するように、その下向き周側壁
(16)全周を下降させて、該電槽(1)の全周低位周側
壁(2′)の全周低位水平上縁(2a1)(2a1′)に当接
し且つこれと互に熱融着される低位水平下縁(16a1)を
もつ下向き隅角壁部(16a)とこれにつづけて低位水平
下縁(16a1′)をもつ低位下向き周側壁残部(16a′)
とから成る全周低位下向き周側壁(16′)に形成し、更
に各下向き隔壁(17)はその両端壁部を下降延長し電槽
(1)の対応する各隔壁(4)の低位両端壁部(4d)
(4d)に当接し且つ互に熱融着される低位水平下縁(17
d1)(17d1)をもつ低位下向き両端壁部(17d)(17d)
に形成すると共に、電槽(1)の対応する各隔壁(4)
の中央の高位隔壁部(4d)の両側の傾斜壁部(4c)(4
c)の傾斜上縁(21)(21)に当接し熱融着される傾斜
下縁(22)(22)をもつ傾斜下向き壁部(17c)(17c)
を延長形成して成る。
更に、蓋体(14)の各下向き隔壁(17)の低位下向き両
端壁部(17d)(17d)の一側にこれと直交しその両側の
セル室(3)(3)に連通する下向きに開口する凹溝
(28)をもつ連通壁(29)を蓋体(14)の頂壁(15)裏
面より一体に突設形成し、その中間の1つのセル室
(3)の他側の頂壁(15)裏面に外部に連通する共通の
排気筒(30)を突設する。
(31)は、該排気筒(30)内に介在させたセラミックフ
ィルターを示す。該蓄電池の蓋体(14)の中央の各セル
室(3)に開口する筒状注液口(25)には、各セル室
(3)内に電解液を注入後、これを密閉する密栓(32)
を施しておく。かくして図示の蓄電池は、その各セル室
(3)の極板群に所定量の電解液が保持されるように使
用する無保守密閉蓄電池に構成した。
第12図乃至第14図は他の実施例を示し、電槽(1)内は
縦横に交叉させた隔壁(4)により区劃された3つづつ
列んだ2列のセル室(3)内に夫々収容した各極板群
(5)をコ字状に直列に接続し、その電池の陰、陽端子
柱(2)(3)がその電槽の長さ方向の1端に並ぶ2つ
のセル室(3)(3)から上方に並列突設せしめた式の
無保守密閉型蓄電池に本発明を適用したもので、この実
施例では、その陰、陽極端子柱(12)(13)を夫々囲繞
するL字状隅角壁部のみを、その各上縁を隔壁(4)の
貫通孔(10)の高さと略同じ位の高さまで低くしたL字
状の低位水平上縁(2a1)をもつ低位壁部(19)とした
もので、各隔壁(4)は全長に亘り、高位水平上縁(4
b′)をもつ全長高位隔壁(4b′)から成り、その高さ
はその高位周側壁部(2b)の高位水平上縁(2b1)と同
じ高さである。而して一方蓋体(14)は、これに応じて
その電槽(1)の全ての隔壁(4)に対応する下向きの
隔壁(17)はその全長に亘り高位水平上縁(17b1′)を
もつ全長高位下向き隔壁(17b′)とし、その下向き周
側壁(16)の電槽(1)の上記L字状の低位壁部(19)
に対応する2つのL字状隅角部を低位下向き壁部(20)
に形成した。又電槽(1)の周側壁(2)の高位水平上
縁(2b1)をもつ高位周側壁部(16b)と低位壁部(19)
の低位水平上縁(2a1)との間にこれらを連接する傾斜
上縁(21)を形成する一方、これに対向する蓋体(14)
の低位下向き壁部(16a)のL字状の低位水平上縁(16a
1)と高位下向き壁部(16b)の高位水平上縁(16b1)と
の間に傾斜下縁(22)をもつ傾斜下向き周側壁部(16
c)を形成した。而して、この実施例において、その蓋
体(1)の頂壁(15)の水平の低位陰、陽極端子設置用
壁面部(15a)(15a)とその水平の高位壁面部(15b)
(15b)との間を連接する連接壁面部(15c)(15c)
は、必ずしも傾斜壁面部とすることなく、図示のように
垂直の連接壁面部(15c)に構成してもよい。
(発明の効果) このように本発明によるときは、電槽内に設けられる
陰、陽極端子柱を囲繞する壁部の高さ、即ち上縁を、隔
壁のすくなくとも貫通孔の上方の壁部の上縁よりも低い
位置に下降させて低位壁部に形成すると共に、かゝる電
槽に施されるその低位壁部に対応して、蓋体の頂壁の
陰、陽極端子柱挿通用の孔を含むその外周の陰、陽極端
子設置用壁面部を下降させて低位下向き壁面部に構成し
たものを、電槽の上面に施しその両者の低位壁部と低位
下向き壁部とを当接し互に熱融着したので、蓋体の低位
端子設置用壁面部の下面と陰、陽ストラップとの間の空
間、即ちデッドスペースを減少すると共に該壁面部に設
けた貫通孔と端子用ストラップまでの高さ距離は短縮
し、従って従来に比し短い陰、陽極端子柱で足り、経済
的であり、又出力の増大をもたらす。更に本発明によれ
ば、該電槽の低位壁部を設けた周側壁との隔壁のいづれ
か一方又は両方の壁部をその低位壁部の低位水平上縁と
連なる傾斜上縁をもつ傾斜壁部に形成し、蓋体にもこれ
に対応してこの傾斜壁部に当接する傾斜下縁をもつ傾斜
下向き壁部を形成したので、蓋体と電槽との当接、熱融
着が全周に亘り良好に行なわれ、良質のヒートシール型
蓄電池が得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本発明実施の1例を示し、第1図
は本発明の蓄電池の上面図、第2図は第1図のII−II線
截断面図、第3図は第1図のIII−III線截断面図、第4
図はその蓄電池の電槽の斜面図、第5図はその蓄電池の
要部の斜面図、第6図はその電池の蓋体の裏からみた斜
面図、第7図乃至第11図は変形例を示し、第7図は蓄電
池の上面図、第8図は第7図のVIII−VIII線截断面図、
第9図は第7図のIX−IX線截断面図、第10図はその蓄電
池の電槽の斜面図、第11図はその蓋体の裏からみた斜面
図、第12図乃至第14図は他の実施例を示し、第12図は蓄
電池の斜面図、第13図は内部の1部を省略した電槽の斜
面図、第14図は蓋体の裏からみた斜面図を示す。 (1)……電槽 (2)……周側壁 (2a)……囲繞壁部、低位L字状隅角壁部 (2a1)……低位水平上縁 (2b)……高位周側壁部 (2b1)……高位水平上縁 (2c)……傾斜周側壁部 (3)……セル室 (4)……隔壁 (4a)……低位端壁部 (4a1)……低位水平上縁 (4b)……貫通孔のある高位隔壁部 (4b1)……高位水平上縁 (4c)……傾斜隔壁部 (5)……極板群 (6)……陰極耳 (7)……陽極耳 (8)……陰極ストラップ (9)……陽極ストラップ (10)……貫通孔 (11)……セル間接続用導体 (12)……陰極端子柱 (13)……陽極端子柱 (14)……蓋体 (15)……頂壁 (15a)……低位端子設置用壁面部 (15b)……高位壁面部 (15c)……連接壁面部 (16)……下向き周側壁 (16a)……低位下向き隅角壁部 (16a1)……低位水平下縁 (16b)……高位下向き周側壁部 (16b1)……高位水平下縁 (16c)……傾斜下向き周側壁部 (17)……下向き隔壁 (17a)……低位下向き隔壁部 (17a1)……低位水平下縁 (17b)……高位下向き隔壁部 (17b1)……高位水平下縁 (17c)……傾斜下向き隔壁部 (18)……極柱挿通用孔 (19)……低位壁部 (20)……低位下向き壁部 (21)……傾斜上縁 (22)……傾斜下縁 D……デッドスペース
フロントページの続き (72)発明者 佐野 一郎 神奈川県横浜市保土ヶ谷区星川2丁目16番 1号 古河電池株式会社内 (72)発明者 津吹 明宏 神奈川県横浜市保土ヶ谷区星川2丁目16番 1号 古河電池株式会社内 (72)発明者 新村 公男 東京都練馬区早宮2―21―34 (72)発明者 古賀 憲隆 埼玉県坂戸市三光町12―12 (72)発明者 本館 尚司 埼玉県富士見市山室1―1171―109 (56)参考文献 特開 昭54−48048(JP,A) 実開 昭57−84660(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を隔壁により区劃された複数個のセル
    室内に各極板群を収容し、各隔壁に設けた貫通孔を介し
    て相隣る極板群の耳列を接続した陰極ストラップと陽極
    ストラップとをセル間接続用導体で相互に連結してこれ
    ら極板群を直列に接続して有する電槽の上面に、筐型の
    蓋体を、電槽の周側壁とその各隔壁とに、これに対向し
    て設けた下向きの周側壁と各下向きの隔壁とを当接させ
    て施し且つ互に熱融着せしめると共に、前記電槽内の端
    子用陰、陽極ストラップから直立して延びる陰、陽極端
    子柱を、蓋体の頂壁の端子設置用壁面部に設けた端子柱
    挿通用孔を貫通せしめ、頂壁面より上方に陰、陽極端子
    を突設せしめて成る蓄電池において、電槽内の陰、陽極
    端子柱を夫々囲繞する壁部を、隔壁の貫通孔の上方に位
    置する上縁よりは、高さの低い水平上縁をもつ低位壁部
    に形成し、該低位壁部の低位水平上縁と、これに連なる
    高位隔壁部の高位水平上縁又は/及び電槽の高位周側壁
    部の高位水平上縁との間に、これらの高低位上縁を連接
    する傾斜上縁をもつ傾斜壁部を形成する一方、蓋体の頂
    壁の端子設置用壁面部を、蓋体を電槽の上面に施したと
    き、電槽の隔壁の貫通孔の上方の高位上縁より低い位置
    となる低位端子設置用壁面部に下降形成すると共に、該
    蓋体に、これを電槽の上面に施したとき、該電槽の該低
    位壁部の低位水平上縁と傾斜隔壁部又は/及び傾斜周側
    壁部の傾斜上縁と高位隔壁部の貫通孔の上方の高位上縁
    又は/及び高位周側壁部の高位水平上縁とに当接し互に
    熱融着する低位水平下縁をもつ低位下向き壁部と傾斜下
    縁をもつ傾斜下向き隔壁部又は/及び傾斜下向き周側壁
    部と高位水平下縁をもつ高位下向き隔壁部又は/及び高
    位下向き周側壁部とを設け、該蓋体を該電槽の上面に施
    し、互にこれらの上下縁で当接し熱融着せしめたとき、
    該蓋体の該頂壁の低位端子設置用壁面部が、電槽の隔壁
    の貫通孔のある側の各壁部の上縁より下位に存せしめる
    ようにして成る蓄電池。
  2. 【請求項2】電槽内の陰、陽極端子柱を囲繞する壁部は
    電槽の上縁略L字状の隅角壁部であり、各該隅角壁部を
    低位壁部とすると共に、その低位壁部の低位水平上縁の
    両端に連なる電槽の周側壁部を傾斜上縁をもつ傾斜壁部
    に形成して成る特許請求の範囲1に記載の蓄電池。
  3. 【請求項3】電槽内の陰、陽極端子柱を囲繞する壁部
    は、電槽の略L字状の隅角壁部と該隅角壁部に隣接の隔
    壁の端壁部とから成る上縁コ字状の壁部であり、該コ字
    状の壁部を低位壁部とすると共にそのコ字状低位壁部の
    コ字状低位水平上縁に連なる周側壁部と隔壁部とを夫々
    傾斜上縁をもつ傾斜連接壁面部に形成して成る特許請求
    の範囲1に記載の蓄電池。
  4. 【請求項4】電槽の周側壁の全周を隔壁の貫通孔を有す
    る部分の壁部の上縁より低い低位水平上縁をもつ全周低
    位周側壁に形成すると共に各隔壁の両端壁部を電槽の全
    周低位周側壁の低位水平上縁と同じ高さの低位上縁をも
    つ低位隔壁部に形成し、各低位隔壁部の低位水平上縁と
    各隔壁の貫通孔のある中間の隔壁部の高位水平上縁との
    間の隔壁部をこれら低位並びに高位水平上縁を連接する
    傾斜上縁をもつ傾斜隔壁部とする一方蓋体の下向き周側
    壁の全周を、前記電槽の低位周側縁の低位水平上縁に当
    接する低位下縁をもつ全周低位下向き周側壁に形成する
    と共に、その各隔壁を、電槽の各隔壁の中間の高位水平
    上縁、その両側の傾斜上縁及び低位下縁に夫々当接する
    低位水平下縁とその両側の傾斜上縁と低位下縁とをもつ
    ものに形成して成る特許請求の範囲1に記載の蓄電池。
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