JPS5930886Y2 - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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Publication number
JPS5930886Y2
JPS5930886Y2 JP8149279U JP8149279U JPS5930886Y2 JP S5930886 Y2 JPS5930886 Y2 JP S5930886Y2 JP 8149279 U JP8149279 U JP 8149279U JP 8149279 U JP8149279 U JP 8149279U JP S5930886 Y2 JPS5930886 Y2 JP S5930886Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polarizer
protective layer
protective
adhesive
Prior art date
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Expired
Application number
JP8149279U
Other languages
English (en)
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JPS55181207U (ja
Inventor
征四郎 松崎
喜久雄 太田
正広 古江
章 中川
Original Assignee
日東電工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は偏光板に関するものであって、更に詳しくは保
存及び取扱い作業性に優れ、良好な表示板を提供するも
のである。
従来、偏光板としては親水性高分子系フィルムに沃素及
び/又は二色性色素を吸着配向した偏光子又はポリ塩化
ビニルフィルムを脱塩酸処理してなる偏光子などの偏光
子の表面に保護層を形成し、この保護層の表面に該層に
対して粘着剤層を介して保護フィルムを仮着してなるも
のが知られている。
上記保護フィルムは保護層を保護するものであって上記
偏光板が液晶セルに貼着されて表示板とされ、これを液
晶表示装置内に組み込まれるときは、上記フィルムは粘
着剤層共々剥離除去されるものである。
しかしてこれまで保護層の保護のために用いられている
保護フィルムは、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルムフィルムの如く耐衝撃性、耐熱性及び寸法安
定性に劣るばかり、保護層に対しては粘着剤層を用いて
仮着されているために、1)偏光板原反を保管又は運送
するときにそのまま積み重ねると、原反相互の接触又は
原反間に異物が混入されるなどして保護フィルムが損傷
し、保護層が傷付けられる。
2)経口及び熱的要因によって偏光子及び保護層が変形
又は収縮しようとするのを、粘着剤層では流動変形性を
有するために抑制することができない。
3)保護フィルムは粘着剤層共々最終的には保護層から
剥離されるものであるが、粘着剤層の経口劣化などによ
り粘着剤層と保護層との接着力が上昇し、フィルムの剥
離困難が生じたり、フィルムの剥離時に偏光子に変形を
与えたり、或(・は保護層面に粘着剤が残留して保護層
を汚染したりする。
などの欠点を有するものである。
本考案はかかる従来技術の欠点を解決した新規な偏光板
を提供するものであって、その要旨とするところは、偏
光子の両面に保護層が形成され、該層面に耐衝撃性、表
面平滑性、耐熱性及び寸法安定性を有する自己支持性の
プラスチックフィルムが粘着剤層を用いずに剥離可能に
貼着され、前記偏光子の経日及び/又は熱的要因による
変形又は収縮が上記フィルムにてMIJされていること
である。
以下本考案の実例を図面を用いて具体的に説明する。
第1図において、1はポリビニルアルコールフィルムの
如き親水性高分子系フィルムに沃素及び/又は二色性色
素を吸着配向せしめてなる偏光子又はポリ塩化ビニルフ
ィルムを脱塩酸処理を施してなるポリエン系偏光子など
の偏光子(厚さ約10〜100μ)、2,2′は該偏光
子10両面に設けてなる保護層(厚さ約io〜300μ
)で、該層2,2′はジアセテート、トリアセテートの
如きアセテート系フィルムを貼り合わせるか、或いはポ
リウレタン系樹脂、アクリル系重合樹脂の如き重合反応
により塗布硬化する塗膜樹脂層にて形成される。
該層2,2′の表面には、耐衝撃性、表面平滑性耐熱性
及び寸法安定性を有する自己支持性のプラスチックフィ
ルム3,3′が粘着剤層を用いずに剥離可能に貼着され
ている。
該フィルム3,3′としては厚さ20μ以上、好ましく
は50〜300μのポリエステルフィルム、ポリ弗化エ
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどがあるが
、入手容易性及び表面平滑性、価格などの点からポリエ
ステルフィルムが好ましい。
該フィルム3 、3’の保護層2,2′と接する面には
必要に応じてシリコンポリマーの如き剥離性樹脂層を焼
付けるなどして設けてもよい。
該フィルム3,3′と保護層2,2′とを粘着剤層を用
いずに剥離可能に貼着するには、例えばフィルム3,3
′と保護層2,2′とを加熱加圧する、フィルム3,3
′及び/又は保護層2,2′を形成する材料面を溶解又
は膨潤して圧着する、或いはフィルム3,3′及び/又
は保護層2,2′を形成する材料と同−又は類似するポ
リマー成分を含む溶液を各れか一方の面にコーティング
して貼り合わせるなどの方法を採用することができる。
第2図は、フィルム30表面に粘着剤層41を介して保
護フィルム42を設けてなる実例で、該フィルム42は
上部からの偏光子1への外部衝撃を吸収緩和する機能を
有する。
本考案の偏光板は以上のように構成されているので、偏
光板原反を多数枚積み重ねても保護層はプラスチックフ
ィルムで保護されているので傷が付(ことがなく、しか
も経日及び熱的要因の変化によって偏光子及び保護層が
変形又は収縮しようとするのを剪断方向には強固な接着
状態を維持しているプラスチックフィルムによって固定
しているので変形又は収縮がないという特徴を有する。
またプラスチックフィルムは粘着剤層を用いずに即ち経
口で接着力が上昇しない方法で剥離可能に保護層に貼着
したから、偏光板を液晶セルに貼着して表示板とし、こ
れを液晶表示装置内に組み込むときまで貼着しておいて
、組み込み時にフィルムを剥離しても偏光子に変形を与
えたり、保護層面に残留物を残して汚染したりすること
がな(゛という特段の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実例を示す側面図、第2図は他の実例
を示す側面図である。 1・・・・・・偏光子、2,2・・・・・・保護層、3
,3′・・・・・・自己支持性のプラスチックフィルム

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■)偏光子の両面に保護層が形成され、該層面に耐衝撃
    性、表面平滑性、耐熱性及び寸法安定性を有する自己支
    持性のプラスチックフィルムが粘着剤層を用いずに剥離
    可能に貼着され、前記偏光子の経日及び/又は熱的要因
    による変形又は収縮が上記フィルムにて抑制されている
    偏光板。 2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の偏光板にお(
    ・て、プラスチックフィルムの少なくとも一方の表面に
    粘着保護フィルムが貼着されているもの。
JP8149279U 1979-06-13 1979-06-13 偏光板 Expired JPS5930886Y2 (ja)

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JP8149279U JPS5930886Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 偏光板

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JPS55181207U JPS55181207U (ja) 1980-12-26
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WO2005047941A1 (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Dai Nippon Printing Co., Ltd カラーフィルタ基板、その積層体及びカラーフィルタ基板の利用方法

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JPS55181207U (ja) 1980-12-26

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