JPS5930671Y2 - コンバインにおける穂先搬送チエンのカバ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本案はコンバインにおける穂先搬送チェノのカバー装置
に関するものである。

従来技術 従来コンバインにおいて機体の前面に装置した刈取部を
カバーで囲ったものが実開昭５１−６７２３５号公報に
示されており、又運転席を機体最前部に配置して殻稈の
引起し状況、刈取り状況、刈取られた殻稈の脱穀装置に
対する搬送を監視し易くしたものが特開昭５１−６９０
１２号公報に示されている。

考案が解決しようとする問題点 ところが前者のものにあっては脱穀装置に装設される風
選処理部等の空気取入口をカバー内腔に連通せしめであ
るため周囲に開放部分がなく、したがって殻稈が詰った
場合カバーを解体して修理しなければならず、又カバー
外から殻稈の状態を監視できないものとなっている。

後者のものにあっては搬送チェノカバ一体がないので穂
先部に発生する粉塵を直接運転者が浴びるという欠点が
ある。

問題点を解決するための手段 したがって本案の技術的課題は刈取られた殻稈がフィー
トチエンに引継がれる１での状態を監視できしかも運転
者が粉塵を浴びることのないコンバインを提供しようと
するものである。

この技術的課題を解決する本案の技術的手段は引起し装
置後方の上下搬送チェノと脱穀機のフィートチエンとの
間に設けられた殻稈を横倒し状態としながらフィートチ
エンに引継ぐ縦搬送チェノに対応、して設けられたとこ
ろの穂先搬送チェン上を平面的に覆う占うに透明合成樹
脂製カバーを設けかつその運転席側の辺は運転席に達す
る位置ｌで延設して運転席機枠に取付けたものである。

考案の効果 本案は穂先搬送チェン上を平面的に覆うように透明合成
樹脂製カバーを設けたものであるので殻稈の流れを監視
し易く、とくに平面的に覆っているので何等の妨害物も
なく、容易に監視しうるという特徴があり、又カバーの
運転席側の辺は運転席に達する位置１で延設されている
ので、穂先部に発生する細塵を完全にカバーし、運転者
への粉塵飛散を防止することができるという特徴を有す
るものである。

加えてカバーは運転席機枠に取付けているが運転席と反
対側の辺は開放されているので殻稈の詰り故障等を容易
に点検して修理することができる。

実施例 以下図面に示す実施例について説明する。

第１図はコンバインを示すものであって分草体１で分草
された殻稈は引起し装置２で引起されなから刈取装置で
刈取られ、引続いて上下に相対向して配設された搬送チ
ェノ３で立姿のｉｔ移送されて縦搬送チェノ４に引継が
れこ＼で横倒し状態となってその穂先は穂先搬送チェノ
５で支持されながら脱穀機６のフィートチエン７に引継
がれ脱穀処理されるようになっている。

本案は以上のようなコンバインにおいて、その穂先搬送
チェノ５上に透明合成□樹脂製カバー８を第２図に示す
ように設けたものである。

カバー８の長さは脱穀機人口９１で達する長さに構成さ
れており、巾はその一側辺が運転席１０に達するように
構成されている。

その取付は脱穀機枠及び運転席機枠に取付けらねれてい
る。

以上の如く運転席に達する昔で延設されたカバーが穂先
搬送チエン上に設けられているので運転者まで粉塵が達
せず、したがって安全運転が可能となり、又カバーは透
明であるため殻稈の流れを運転席から監視でき、とくに
穂先搬送チェノを平面的に覆っているので例等の妨害物
もなく、視野が開けてより平易に殻稈の流れを監視でき
る。

又カバーは運転席側と反対側の辺が開放されているので
搬送チェノでの殻稈の詰り、故障等を容易に点検修理で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はコンバインの平面図、第２図は本案装置の部分
斜面図である。 ２・・・引起し装置、３・・・搬送チェノ、４・・・縦
搬送チェノ、５・・＝穂先搬送チェノ、６・・・脱穀機
、７・・・フィートチエン、８・・・カバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 引起し装置後方の上下搬送チェノと脱穀機のフィートチ
   エンとの間に設けられた殻稈を横倒し状態としながらフ
   ィートチエンに引継ぐ縦搬送チェノに対応して設けられ
   たところの穂先搬送チェン上を平面的に覆うように透明
   合成樹脂製カバーを設けかつその運転席側の辺は運転席
   に達する位置筐で延設して運転席機枠に取付けてなるコ
   ンバインにおける穂先搬送チェ７のカバー装置。