JPS5930245A - 円板状記録媒体の表面平滑化方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円板状記録媒体の表面平滑化方法に関するも
のである。詳しくは両面使用タイプのフレキシブルな記
録Ｉｓ体を両面とも均一に平滑化Ｊる方法に関するもの
である。

従来、磁気記録媒体表面の平滑化方法としては、下記の
４種が広く知られている。

■磁性塗布液の製造段階で、分散剤、分散方法を改善し
、塗布直後の段階で、表面凹凸の少ない磁性層を形成す
る方法。

■塗布乾燥済みの媒体の磁性層同志を高い相対速度で、
摩擦し、■１１１磨し、磁性層表面を平滑化する方法。

■動物の毛、プラスチシフまだ【、１、金属、レラミッ
クなどで摩擦研磨−づる方法。

■スーパーカレンダーと呼ばれる加圧ロールで磁性層を
平滑にする方法。

上記４種の方法では、次に述べるような問題があった。

■の方法では電磁変換特性、主に感度、Ｓ　、／　Ｎ比
が充分に満足できる餡に）ヱしない。■の方法では、研
磨中に磁性層から発生する切り屑の粉によるドロップア
ラＩ〜が増大し、実用不可能である。■は、高密度化さ
れた媒体に必要になってきた表面平滑化が不可能である
。■の方法は、金属［」−ルどプラスチックロール間に
奴イホを数回通して平滑化を行なうものであるが、スー
パーカレンダーのニップ圧が大きいため、ロールにかか
る荷重が大きく、圧ツノに耐えられなくなり、ロール鳴
きど叶ぶ音を発生づるという問題がある。また加圧状態
で回転することにより生ずるロールの自己発熱のため、
さらに、平滑化の効果を高めるため［１−ル温度を４０
〜８０　’Ｃに加熱することによる熱のため、熱配力長
により１コ一ル中火部が、鼓状に膨張し、ロールにかか
る圧力が不均一どなり、製造した磁気記録媒体に厚みム
ラ、平滑ムラが発生４るという問題がある。また弾性ロ
ールは上記状態が長く続くと硬度ムラ、ヒビ割れ等が発
生する。

ビデオテープ、オーディオテープ、コンピューターテー
プ等の片面のみ使用するテープは磁性層塗イｎ面を、上
記スーパーカレンダーの金属ロール面に接して、ノルレ
ンダ−を行なうことにより、Ｉ４性層面を平滑にする目
的を達成することが可能どなり、このカレンダーは現在
改良型を含めて広く使用されている。

しかし、円板状記録媒体、即ち一般的名称Ｃへう「）Ｕ
Ｊツビーディスク」は、高密度化に伴ない両面使用のも
のが主流となって来ている。この両面使用のフロッピー
ディスクの表面平滑化を、従来のスーパーカレンダーで
行なうと、どうして５片面はプラスデックｉ；ｉｉｉ性
１−１−ル側に接してしまい、弾性ロールに接した磁性
層面は、弾性［１−ルのわす゛かなたわみＪ）　Ｊ：び
面状等によりどうし”Ｃも金属ロールに接している磁性
層面と比較して平滑になりにくく、ドロップアウトにつ
ながり、不良品の発生が多くなるという問題がある。

最近フロッピーディスクの両面の表面乎）１′１化方法
で、上記スーパーカレンダー法の欠点を改良する目的で
、円形に１］ら抜いた後に一枚一枚両面を研磨剤により
研磨事情１ヒづ゛る装置が一部で使用されている。しか
し、これはあくまでもＩ’ｉｌｌ磨であるため、塗布工
程で生ずる磁性層内のドロップアウト、１１）電磁変換
特性の低下につながる微細な空隙を埋めることは出来な
いものである。この点前述のスーパーカレンダーは加圧
するため磁性層中の微細な空隙を埋めることは可能であ
る。

本発明はこれらの諸点に鑑み、フロッピーディスクの両
面使用タイプ媒体の表面平滑化において、媒体の両面と
も均一に平滑化し、しかも磁性層内の微細な空隙を埋め
る方法を提供するものである。

本発明の方法は、上下一対の表面を高度に鏡面加工した
高周波誘電加熱電極で円板状記録媒体ホを加圧挟持し、
これらの電極にＪ、りこの媒体に高周波を印加づること
により、この媒体の表面の磁性層を平滑化することを特
徴とするものである。

次に本発明の方法を詳細に述べる。

最近のフレキシブル磁気記録媒体は、支持体と呼ばれる
プラスチックフィルム上に、バインダー（結合剤）を共
に磁性体を塗布、乾燥し、磁性層を設りることにより出
来上つ−Ｃいる。磁性体としてはγ−Ｆｅ２Ｏ３、Ｆｅ
５０＋、ＣＯをドープした７ＦＧ２０．及びＦＱ　３０
４．　、ＣｒＯ２などの強磁性体が使われ、主なバイン
ダーどしては、例えば塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニルアクリロニ１−リル其重合体、アクリル酸エ
ステルアクリロニ１〜リル共重合体、ノアクリル酸ニス
デル塩化ビニリデン共重合体、その池のアクリル酸との
共重合体、ウレタンエラストマー、ブイロン−シリコー
ン系樹脂、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニリデンアクリロニ１へリル共重合体、ポリアミド樹脂
、ポリビニルブチラール、セルロースＮｆｒ　８体、ス
チレンブタジェン共重合体、フェノール樹脂、エポキシ
樹脂、ポリｒルタン、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリニ
スデル樹脂、タロロビニルエー１ルアクリル酸ニスデル
共千合体、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネート
ブレンドポリマー、アミノ樹脂、各種合成ゴｌＸ′ｉ！
ｉが使われる。

磁性液の塗布に関しては、塗布法としり一トップリバー
スコーＩ〜、ボ１〜ムリバース」−１−、ドクター　：
］　−１−、グラビアコート、スプレーコート等が使用
されている。支持体としては、非磁性のポリエチレンア
レフタレ−１〜、゛１−リアレチルセルＬｌ　−ス、ジ
アセチルセルロース、塩化ビニリデン、ボリア［」ピレ
ン、ポリエヂレンナフタレ−１−を主成分どづるＱＦｉ
ｌｍ（帝人株式会社商品名）等が使用され、一般的には
ポリエチレンプレフタレートが最も多く利用されＣいる
。厚味は、４〜１５０μが一般的であり、フロッピーデ
ィスクについでは２０〜１５０μが適している。乾燥条
件どじ−Ｃは、温度１００℃面後数分程度である。この
ように製造された磁気記録媒体を、本発明では、バイン
ダーとして使用している誘電体樹脂を高周波誘電加熱法
で加熱軟化し、上下一対の高度に鏡面加工した平面板で
加圧して平滑化する。使用する高周波の周波数域は、数
Ｋ　ｌ−Ｉ　Ｚから数千Ｍ　Ｈｚであり、最も適した周
波数域は、数Ｍ　ＨＺから数百Ｍ　Ｈ／である。

第１図から第３図に本発明の方法を実施するための装置
の例を示す。本発明では、円板状の記録媒体１を１対の
高度に鏡面加工した表面を有する電極２，２で加圧挟持
し、この電極２，２は高周波発振器３ににつで高周波を
印加され、高周波誘電加熱法により媒体１に使用してい
るバインダーが加熱されて軟化する。電極２，２には温
度調節器４が接続され、温度が所望の適温に調Ｎｉされ
る。

第２図の電極２，２には鏡面加工されたプラスチック板
５，５がそれぞれ積層され、このプラスチック板５，５
が記録媒体１を加圧挟持する。

第３図の電極２，２の側面にはさらに平滑処理後の記録
媒体を所定の寸法に打ち抜く打抜装置６゜６が装着され
ている。

本発明による高周波数加熱を利用した平滑化方法は、従
来のスーパーカレンダーに使用（）ていた電熱、温水に
Ｊ：る金属ローラーを加熱し、そのローラーにより媒体
を加熱する外部加熱法に比較して、次のような利点があ
る。

（１）誘電体であるパーインダー内部の分子レベルの加
熱であるため、加熱が均一に行なわれる。

（２）熱伝導が悪い物質でも、内部発熱Ｊるため前述し
た外部加熱のように加熱づ゛る物質の厚さプノ向に温度
ムラが生じない。（表面（Ｊど熱く、内部は低温の状態
がない。） （３）温痕士ゲ７が敏速Ｃ′、かつ上ゲ？速瓜が１１息
に制御出来る。

（４）被加熱物が誘電率や力率の違った複合物の場合、
選択的に加熱することが可能である。

磁気記録媒体では、支持体であるポリ上チレンテレフウ
レートフイルムは加熱されず、磁性層のみ加熱可能とな
る。

（５）装置が、池の外部加熱方式より安価に出来る。

（０）また従来のカレンダ一時のｌＦ力よりも、低圧に
出来る。

この様に上記利点を有した本発明は特にフロッピーディ
スクに代表される両面使用媒体の表面平滑化に有効とな
る。

前述した周波数域を使用し、誘電加熱を行ない得る物質
としては、主に磁性層に使用しているバインダーが対象
であり、誘電体物質の誘電率Ｊ３よび誘電ツク率が大き
な要素になることは周知のことであり、発熱量（Ｐ）は
、次式で示すことが出来る。

ｐ＝ｌ＋Ｘ　　ε　Ｘ　　［Ｘｔａｌｌ　　δ　ｘ　　
　１０　　　（ｗ　　７　　ｃｍ”　　）１（は係数、
εは誘電率、Ｅは電界の強さ、ｔａｎδは誘電力率を示
す。

前述した磁性層に使用されているバインダーの塩ビ系、
塩酢ビ系、塩化ビニリデン系、ウレタン系、ポリアミド
系は、容易に誘電加熱が可能であり、特に塩ビ、塩酢ビ
、塩化ビニリｊ゛ンか顕著で・ある。高周波装置の表面
を高度に鏡面加工した一対の電極は、金属の表面ミガキ
法、メッキ法でも良く、ざらに金属面にプラスチックの
平板、フィルムを積層した型でも良い。さらに必要に応
じ（電極中に温度調整装置を設けることも出来る。電極
に積層して使用するプラスデック板、フィルムどしでは
、シリコーン樹脂ガラス繊組含浸シリコーン樹脂、ポリ
ニスプル樹脂、ガラス繊維含浸ポリエステル樹脂、ｌ＝
　Ｒ１’）、四弗化土チレン（テフロン）、エンバイヤ
クロス（ワニスを綿布に含浸したもの）フェノール樹脂
（ベークライ１〜）、アスベスト、セロファン、マイカ
、ガラス等が使用可能である。　次に実施例をもつでさ
らに詳細に説明を行なう。

第１表 第１表に示づような組成物をボールミル中４８時間分散
して塗イ［液を調合した後、乾燥厚味が３μどなるよう
にポリエチレンテレフタレートフイルム７５μの両面に
塗布、乾燥してバルクロールとした。このバルクロール
の半分を、従来の平滑化法であるスーパーカレンダー（
金属ロール湿度６０℃線圧３００ｋｕ　／ｃｍ”　）で
処理し、残り半分を、本発明にＪ：る平滑化法により処
理した。この時の高周波誘電加熱装置の条件は、出力４
　　ｋＷ、周波数４５Ｍ、Ｉ−（Ｚ、−拓ｔの電極は温
度調節器に接続され、常に３３±４℃に保持された。ま
た電極平Ｗ１には、シリコーン板平面を、平滑に磨いた
板を積層した。加圧力は、２ｋｏ／ｃｍ”、高周波の発
振時間は、１秒間とした。媒体の大きさは直径８“　の
円板状とした。

ＪＩ８　７−８７４１法により、４５°照躬にお（プる
光沢度を測定し、表面の平滑を比較した。〈基準光沢度
どして屈折率１．５６黒色ガラス板を使用した。４５°
の光沢度９８．３）さらに両平滑法でのドＬ」ツブアウ
ト検査を行ない得率を締出した。結果を次の第２表、第
３表に示す。第２表は光沢度、第３表は４ｑ率を示ずも
のである。

第２表 第３表

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明の平滑化方法に使用される装
置の各棟側を示すもので、第１図は電極表面が金属平板
状で表面（Ｉｓ体に接づる面）を高度に１色いたもので
ある例、第２図は媒体に接づる而にプラスチック平板（
鏡面加工）を６！［した例、第３図）よ１Ｊ扱１式を（
）ｌ設した例を示すしのである。 １・・・記録媒体　　　２・・・高周波訓電加熱用電極
３・・・高周波発振器　　　４・・・温度調節器５・・
・プラスチック板　　６・・・打扱装置（自発）手続補
正書 １．事件の表示 昭和５７年特許願第１．４０１６７　号２・発明の名称 ３　Ｍ工やｔ６１板状記録媒体０表面平滑化方法事件と
の関係　　　　特許出願人 ４代理人 な　　し ６、補正により増加する発明の数　　な　　し７、補正
の対象　　　　　明細書の「発明の詳細な説明」の欄１
）明細書第２頁第１２行 「摩擦し、研磨し、」を「摩擦研磨し、」と訂正する。 ２）第９頁第１０行 ｒＰ＝に、Ｘ５ＸＥＸ　ｔａｎδＸＩＯ（ｗ／ｄ）ｊを
ｒＰ＝ｋＸｆ　Ｘ　ｇＸＥ”ＸｔａｎδＸ　１Ｏ−１２
（Ｗ／ｃｒＩｔ）　Ｊと訂正する。 ３）同頁第１１行 「ｋは係数、」の後に「ｆは印加周波数ｄを挿入する。 ４）第１１頁第４行 １’−３００ｋＦ！／７Ｊを「３００ｋｇ／ｃＩｒＬ」
　と訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円板状記録媒体を上下１対の表面を高度に鏡面加工した
   電（仮で加圧挟持し、これらの電極によりこの媒体の両
   面から高周波を印加して、この媒体の表面を平滑化する
   ことを特徴とする円板状記録媒体の表面平滑化方法。