JPS5930239Y2 - 壁掛扇風機の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は壁掛形の扇風機を壁に取付ける装置に関する
ものである。

従来の取付装置は第５図に示すように構成されていた。

すなわち５は扇風機本体（図示せず）を支える軸穴２６
を備えたプラスチック製のスタンドで、内部にはタイマ
ースイッチ２２と切換えスイッチ２３とが収納され、か
つ前面につ１み２４゜２５が取り付げられている。

２１はスタンド５の背面に形成された係を孔、７は壁９
に予めネジ１３で取付けられる取付金具である。

従来は以上のように構成されていたので、今スタンド５
を取付金具７に取り付ける場合はスタンド５をその係合
孔２１が取付金具７の先端に引掛るようになっていた。

このため取り付は状態においてもスタンド５は横方向と
前方に移動しやすく、取り付けが、不安定であるという
欠点を生じていた。

またスタンド５背面に取付金具７が引掛る金具が露出し
ているためスタンド５背面の美観を損ねる欠点があった
。

この考案はかかる従来の欠点を除去すべく威されたもの
で、とくにその取付金具の形状を工夫するとともに、ス
タンドの取付部分の構造を改良し、スタンドの意匠を損
うことなく確実な取付装置を得ようとすることを目的と
するものである。

そのためにこの考案は、壁に固定される取付金具と、扇
風機のスタンドの後部に取付けられかつ上記取付金具に
着脱自在に引掛けられる案内金具とを備えたものにおい
て、上記取付金具を、一対のコ字状部材を背中合わせ固
着することによって壁土に重合固着される基板部と、こ
の基板部と所定間隔を有して対向し扇風機のスタンドを
受ける受板部と、これらを連結する中央連結部とから成
る平面形状が工学状体に形成するとともに、また上記案
内金具は、上記スタンドの内部に形成され下面開放状の
凹部内に全体が収納状態でかつ固定して設けられるとと
もに、上記取付金具の中央連結部が差し込普れる下向き
のすりわり部を有する板と、この板との間に上記取付金
具の受板部が嵌挿されるその開口が下向きの空所を形成
する板とによって形成し、さらに上記スタンドの背面に
はその底面から一連に上記すりわり部に対応して上記凹
部を外部へ連通させる溝を形成した構成にしたものであ
る。

以下この考案の一実施例について説明すると、第１図〜
第４図において、１は扇風機本体で、２はそのモータ、
３はファン、４はガードである。

５はスタンドで、これの上にネックピース６を付して上
記本体１が取付けられており、オたこのスタンド部は第
２図に掛大して示すように左右に２つ割にして形成され
ており、内部には後述する案内金具１５を内部へ完全に
収納し得る大きさでかつ下面が開放した凹部Ｓが形成さ
れている。

７は取付金具で、第３図に示すようにコ字状の部材８を
背中合せにつないで平面形状が工学状体に形成されてい
る。

この取付金具の壁９上に固着される基板部１０は、これ
に中央連結部１１を介して一体に設けられる扇風機スタ
ンド５を受ける受板部１２より左右に長く突き出し、こ
の突き出し部に壁９への取付ねじ１３を貫通させる透孔
１４を設けている。

そして、第４図は案内金具１５を示し、これは上記扇風
機スタンド５の内側に形成された凹部Ｓの内側にその下
面の開放部から挿入されて外側からねじ１６により固着
されている。

この案内金具は、上記取付金具１７の連結部１１が差し
込１れている下向きのすりわり部１７を有する板１８と
、この板との間に取付金具７の受板部１２を嵌挿する開
口が下向きの空所１９を形成する工字状櫃０とを溶接し
て作られている。

２１はスタンド５の背面にその底面から一面に形成した
溝で、この溝により上記凹部Ｓはスタンド５の外部と連
通している。

以上の構成において、壁掛扇風機を壁に取付けるには、
１ず取付金具７をねじ１３にて壁９に固定し、一方扇風
機には案内金具１５をねじ１６で固着し、そしてこの案
内金具１５を取付金具Ｉの上方から下方にはめ込むこと
により行われる。

このようにして扇風機のスタンド５を取付金具７に取付
けると、その連結部１１がすりわり部１７内に位置し、
かつ受板部１２が空所１９内に位置するので、取付金具
Ｉに対してスタンド５０案内金具１５が回動することも
、離反することもない。

従って従来品に比べてより確実に取付けられるものであ
る。

また案内金具１５はその全体が、スタンド５の内部に形
成された凹部Ｓの中に収納されて固定されているので、
スタンドの背面や側面にはその案内金具１５が露出せず
、スタンド５背面や側面の意匠を何ら損うことがない。

以上のようにこの考案によれば、壁掛形の扇風機を簡単
に取付けることができ、しかもその取付金具は比較的単
純形状のコ字状の部材を作ってこれをつなぎ合わせるこ
とに製作することができるので、製作が容易であり、安
価に取付金具を得ることができる。

しかもそのコ字状の部材を背中合わせに固着することで
工学状断面の取付金具とし、その中央連結部を扇風機側
のスタンドの背面に設けられた案内金具のすりわり部に
挿入するようにしたから、取付金具と案内金具との引掛
状態を確実なものとすることができ、扇風機を安定して
支持させられるものである。

さらにスタンドに形成した凹部の内部に案内金具を取り
付けているので、その案内金具がスタンドの外側に露出
せず、スタンド外観の意匠面を損うこともなく、また、
案内金具によって扇風機スタンド後部の機械的強度をそ
のスタンドの内側から補償することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す側面図、第２図はそ
の扇風機スタンド部を取り出して示す斜視図、第３図は
取付金具を示す斜視図、第・４図は案内金具を示す斜視
図、第５図は従来例を示す要部縦断面図である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示し、９は壁、
７は取付金具、５はスタンド、１５は案内金具、８はコ
字状部材、１０は基板部、１２は受板部、１１は連結部
、１７はすりわり部、１８は板、 １９は空所、 ２０は板、 Ｓは凹部、 ２１は 溝である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁９に固定される取付金具７と、扇風機のスタンド５の
   後部に取付けられかつ上記取付金具７に着脱自在に引掛
   けられる案内金具１５とを備え、上記取付金具７は、一
   対のコ字状部材８を背中合わせ固着することによって壁
   ９上に重合固着される基板部１０と、この基板部と所定
   間隔を有して対向し扇風機のスタンド５を受ける受板部
   １２と、これらを連結する中央連結部１１とから成る平
   面状が工学状体に形成されており、ｌた上記案内金具１
   ５は、上記スタンドの内部に形成された下面開放状の凹
   部Ｓ内に全体が収納状態でかつ固定して設けられるとと
   もに、上記取付金具Ｔの中央連結部１１が差し込すれる
   下向きのすりわり部１７を有する板１８と、この板との
   間に上記取付金具Ｉの受板部１２が嵌挿されるその開口
   が下向きの空所１９を形成する板２０とによって形成さ
   れ、さらに上記スタンドの背面にはその底面から一連に
   上記すりわり部１７に対応して上記凹部Ｓを外部へ連通
   させる溝２１を形成して成る壁掛扇風機の取付装置。