JPS5929634A - アジピン酸およびアジピン酸ジエステルの製造方法 - Google Patents

アジピン酸およびアジピン酸ジエステルの製造方法

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JPS5929634A
JPS5929634A JP57140657A JP14065782A JPS5929634A JP S5929634 A JPS5929634 A JP S5929634A JP 57140657 A JP57140657 A JP 57140657A JP 14065782 A JP14065782 A JP 14065782A JP S5929634 A JPS5929634 A JP S5929634A
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Norio Ishii
石井 典生
Mitsuhisa Tamura
田村 光久
Hiroshi Sato
洋 佐藤
Takashi Deguchi
隆 出口
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (2) 本発明は1,3−ブタジェンのヒドロエステル化反応に
より3−ペンテン酸エステルを製造シ、続いて3−ペン
テン酸エステルのメタセシス反応により2−ブテン−1
,4−ジカルボン酸ジエステルと2−ブテンを製造し、
2−ブテンは脱水素し1,3−ブタジェンとして$1工
程に循環させ、続いて2−ブテン−1,4−ジカルボン
酸ジエステルを水添してアジピン酸ジエステルを工業的
に有利に製造する方法、およびさらに、アジピン酸ジエ
ステルを加水分解してアジピン酸を工業的に有利に製造
する方法に関する。
さらに詳しくは、1,3−ブタ′ジエンのヒドロエステ
ル化反応により製造される3−ペンテン酸エステルのメ
タセシス反応をMO化合物とIV A族金属またはl[
A族金属の有機金属化合物からなる触媒に接触させて2
−ブテン−1,4−ジカルボン酸ジエステルと2−ブテ
ンを製造し、2−ブテンは脱水素し1,3−ブタジェン
として第1工程に循環させ、続いて2−ブテン(3) −1,4−ジカルボン酸ジエステルを水添してアジピン
酸ジエステルを高収率、高選択率で工業的に製造する方
法、詔よびさらにアジピン酸ジエステルを加水分解して
アジピン酸を高収率、高選択率で工業的に製造する方法
に関するものである。
アジピン酸はナイロン6.6の原料、あるいはエステル
化して可塑剤および潤滑油添加剤またポリアルコールと
エステル化しポリエステルとして用いられる工業上有用
な化合物であり、その製造方法は種々知られているが、
メタセシス反応を用いた製造方法は知られていない。
本願発明者らは、1,3−ブタジェンを出発原料とする
アジピン酸製造の新プロセスを開発すべく鋭意研究を行
なった結果、第1工程で1゜3−ブタジェンをヒドロエ
ステル化して3−ペンテン酸エステルを製造し、第2工
程で3−ペンテン酸メチルを、 Mo化合物と■A族ま
たは1[A族有機金属化合物とからなる触媒を用いてメ
タセシス反応を行ない、2−ブテン−1,4(4) −ジカルボン酸ジエステルと2−ブテンを製造し、さら
に2−ブテンを酸化的脱水素して1゜3−ブタジェンを
製造し第1工程に循環させ、第3工程で2−ブテン−1
,4−ジカルボン酸ジエステルを水添してアジピン酸ジ
エステルを製造する全く新規なプロセスを、瑯よびさら
に$4工程でアジピン酸ジエステルを加水分解してアジ
ピン酸を製造する全く新規なプロセスを見い出し、本発
明に到達したものである。
本発明の各工程の先行技術として次の様なことが知られ
ている。すなわち第1工程の1.3−ブタジェンのヒド
ロエステル化による3−ペンテン酸メチルの製造には、
例えば特公昭49−20,177号公報、特開昭53−
119,816号公報、特開昭57−48,941号公
報が知られており、これらいずれの方法も採用し得る。
第2工程のメタセシスの先行技術としては、触媒がWe
/6  とMc4Snからなる方法(E、Verkui
jlen、R,J。
Dirks and C,Boelhouwer 、 
Red Trav Chim 。
(Pays Bas ) 、 96 (1977) M
B2 )  詔よび触媒が(5) WC4I!6とEt3Bからなる方法(中村ら、Ch 
em。
Lete、、 (1976) 253 @特開昭50−
100011号公報)が知られている。
しかし第2工程においてWC/6と’%tsn  から
なる触媒系では2−ブテン−1,4−ジカルボン酸ジエ
ステルの収率は24q6と低く、wC/!6とEt、B
 からなる触媒系では90℃で14時間反応させて収率
60チを得ているに過ぎない。
本願発明者らは第2工程の改良を鋭意検討した結果驚く
べきことにはMo化合物とIVA族または]llA族金
属の有機金属化合物からなる触媒系、特にMoclaと
Me48 n  からなる触媒系が前記触媒系よりも高
活性であることを見い出し、すでに特許出願中である。
2−ブテンの酸化的脱水素にょる1、3−ブタジェンの
製造には、例えばUSP 3,801.670明細書、
USP 3,824,195 BA細書オヨヒUsP3
.828,101明細書が知られており、これらいずれ
の方法も採用し得る。第3工程の2−ブテン−1,4−
ジカルボン酸ジエステルの水添は通rA) 常打われている方法でよく、例えばパラジウム/活性炭
、ラネーニッケル等が触媒として用いられる。第4工程
のアジピン酸ジエステルの加水分解は通常行われている
方法でよく、例えば塩酸、水酸化ナトリウム等が触媒と
して用いられる。
本発明の第1.3.4工程は公知の技術であるが、第2
工程の3−ペンテン酸エステルのメタセシス反応は全く
新規なプロセスであり、第2工程を経由する点で本発明
は新規なプロセスである。
本発明は、各工程ともに選択率が高いことを特徴とする
特に新規なプロセスである第2工程において選択率が高
いことを特徴とする。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明。
をするが本発明はこれに限定されるものではない。
実施例−1 ステンレス製、内容積50rnlの電磁攪拌式オートク
レーブにブタジェン15゜1り(0,280(7) モル)、メタノール10゜9 F (0,340モル)
、ジコバルトオクタカルボニル0.512 f (0゜
0015モル)、およびインキノリン19.4 f (
0,150モル)を加えた。−酸化炭素を室温下300
Ky/cm”充填して120℃で2時間反応させた。続
いて冷却後、反応混合物より一酸化炭素を放圧し、常法
により蒸留すると、3−ペンテン酸メチルが27.69
 (0,240モル)、収率86%、選択率96チで得
られた。
3−ペンテン酸メチルNMR(CC/!4/TMS)8
1.60(3H,111,CH,C)2.83(2H,
m、−CH2) 3.47(3H,s、CH,O) 5.30(2H,m、−CH=CH−)実施例−2 あらかじめよく乾燥し窒素置換された500−フラスコ
に五塩化モリブデン2,2 f (0,008モル)、
3−ペンテン酸メチル27.62(0,240モル)、
お!び1,2−ジクロルエタン160−を加えて浴温8
0℃で0.5時間加熱、攪拌(8) した後、テトラメルスズ1゜4 f (0,008モル
)を加えて浴温100℃で2時間還流反応させた。
続いて常法により後処理して蒸留すると2−ブテン−1
,4−ジカルボン酸ジメチルが13.8f (0,08
04モル)、メタセシス収率67q6、選択率96q6
で得られた。
2−ブテン−1,4−ジカルボン酸ジメチルNMR(C
C/、/TM 8 ) δ2.96(4H,di−ロー−) 3.57(3H−〆■、−) 5.56(2H,m、−CH−CH−)実施例−3 あらかじめよく窒素置換した1000−フラスコに5チ
パラジウム/活性炭2F、2−ブテン−1,4−ジカル
ボン酸ジメチル13.8 F(0,0804モル)、詔
よびメタノール400−を加え系内を水素置換した後暴
こ常温、常圧で70分間反応させた。反応混合物よりパ
ラジウム/活性炭をろ別した。濃縮後、蒸留したところ
アジピン酸ジメチルが13.8 f (0,0780モ
ル)、収率97%、−選択率100%で得られた。
アジピン酸ジメチルNMR(Cc/4/TMS)81.
64(4H,txt、C−CH,CH,C)2.30(
4H山−CH,CO) 3゜59 (3H、s 、 CHz −0)IR(li
q、Film)’C=0 1730n IGC保持時間
 11.0分(標品と一致)カラム;10%Therm
on 3QQQ on Ce1ite45s ステンレス 2m 条 件  100−250℃(8℃/m蓋nで昇温)実
施例−4 200−フラスコに0.5 %塩酸水溶液80mj。
アジピン酸ジメチルt3.a ti (0,0780−
r−ル) ヲ加え、浴温120℃で3時間還流、反応さ
せた。
反応終了後常法によりアジピン酸をアルカリ抽出、酸析
した結果、アジピン酸が11.4 fl(0,0780
モル)、収率100チで得られた。
アジピン酸 NMR(d、−DMSO/TMS)61.
49(4H1txt、−〇−CI(2−a(2−c−)
2゜16で4H,rrh、 −CH2GO)11.2〜
12゜6(2H,b、−COOH)IR(KBr di
sk) IC=O1(384(3−1(11完) 手続補正書(自発) 特許庁長官若杉和夫殿 ■、事件の表示 2、発明の名称 アジピン酸およびアジピン酸ジエステルの製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  大阪市東区北浜5丁目1旙地名称 (209
)住友化学工業株式会社代表者  土  方    武 4代理人 5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄 6、補正の内容 ■)特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。
以上 特許請求の範囲 1)1.8−ブタジェン、−酸化炭素およびアルコール
を8級アミンの存在下、コバル+#s合mを触媒として
ヒドロエステル化反応を行い、8−ペンテン酸エステル
を得る第1工程、8−ペンテン酸エステルをMO化合物
と■A族金属またはll1A族金属の有機金属化合物と
からなる触媒を用いてメタセシス反応を行い、2−ブテ
ン−1,4−ジカルボン酸ジエステルと2−ブテンとを
製造する第2工程、2−ブテン−1,4−ジカルボン酸
ジエステルを水添して、アジピン酸ジエステルを得る第
8工程とからなるアジピン酸ジエステルの製造方法。
2)2−ブテンを酸化的脱水素して1,8−ブタジェン
を製造し第1工程に循環する特許請求の範囲第1項記載
のアジピン酸ジエステルの製造方法。
8)1.8−ブタジェン、−酸化炭素およびアルコール
を8級アミンの存在下、コバルト化合物を触媒としてヒ
ドロエステル化反応を行い、8−ペンテン酸エステルを
得る第1工程、3−ペンテン酸エステルをMO化合物と
■A族金属またはl[A族金属の有機金網化合物とから
なる触媒を用いてメタセシス反応を行い、2−ブテン−
1,4−ジカルボン酸ジエステルと2−ブテンとを展進
する第2工程、2−ブテン−1,4−ジカルボン酸ジエ
ステルを水添して、アジピン酸ジエステルを得る第8工
程、アジピン酸ジエステルを加水分解してアジピン酸を
得る第4工程とからなるアジピン酸の製造方法。
4)2−ブテンを酸化的脱水素して1.3−ブタジェン
を製造し第1工程に循環する特許請求の範囲第8項記載
のアジピン酸の製造方法。
(2完) 229−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)1.3−ブタジェン、−酸化炭素およびアルコール
    を3級アミンの存在下、コバルト化合物を触媒としてヒ
    ドロエステル化反応を行い、3−ペンテン酸エステルを
    得る第1工程、3−ペンテン酸エステルをMO化合物と
    IVA族金属またはll[A娘金属の有機金属化合物と
    からなる触媒を用いてメタセシス反応を行い、2−ブテ
    ン−1,4−ジカルボン酸ジエステルと2−ブテンとを
    製造する第2工程、2−ブテン−1,4−ジカルボン酸
    ジエステルを水添して、アジピン酸ジエステルを得る第
    3工程とからなるアジピン酸ジエステルの製造方法。 2)2−ブテンを酸化的脱水素して1.3−ブタジェン
    を製造しi1工程番こ循環する特許端(1) 求の範囲第1項記載のアジピン酸ジエステルの製造方法
    。 3)1.3−ブタジェン、−酸化炭素およびアルコール
    を3級アミンの存在下、コバルト化合物を触媒としてヒ
    ドロエステル化反応を行い、3−ペンテン酸エステルを
    得る第1工程、3−ペンテン酸エステルをMO化合物と
    IVA族金属またはl[A族金属の有機金属化合物とか
    らなる触媒を用いてメタセシス反応を行い、2−ブテン
    −1,4−ジカルボン酸ジエステルと2−ブテンとを製
    造する9J2工程、2−ブテン−1,4−ジカルボン酸
    ジエステルを水添して、アジピン酸ジエステルを得る第
    3工程、アジピン酸ジエステルを加水分解してアジピン
    酸を得る第4工程とからなるアジピン酸の製造方法。 4)2−ブテンを酸化的脱水素して1.3−ブタジェン
    を製造し第1工程に循環する特許請求の範囲第3項記載
    のアジピン酸の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1031553A1 (de) * 1999-02-22 2000-08-30 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von substituierten Olefinen
JP2005281175A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Asahi Kasei Chemicals Corp 多価カルボン酸製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1031553A1 (de) * 1999-02-22 2000-08-30 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von substituierten Olefinen
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