JPS5929132Y2 - 立体構造物連結装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は立体構造物連結部装置の廻り止め装置に関する
ものである。

杆材の両端部に雌ネジ部を螺設しである連継体を夫々取
付け、この連継体内にボルト状のコネクタを螺合して接
合金物とし、該接合金物を所定間隔をおいて設置されて
いる球体間に配置し、前記コネクタを回動して球体内に
螺入させて連結すると共にコネクタの螺入長の良否を判
断しつつ前記接合金物の杆材を回転調整し、球体間の長
さを調節して立体構造物を組立てるのであるが、このよ
うに球体間の杆材をネジの螺合により連結する立体トラ
スは、その組立時において、杆材に僅かな力を加えるだ
けで回転してしまっていた。

しかして、従来この主体構造物連結部の廻り止めとして
は杆材に取付けられた連継体端部に螺合されたコネクタ
を止めネジで止めたり、液体状の回転防止材を塗布した
りして防止していた。

かくして本考案は従来の欠点を防止するために案出され
たものであって、取付は作業もきわめて簡単であると共
に、強力な廻り止め効果を有する立体構造物連結部装置
の廻り止め装置を提供することにある。

以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。

先ず第６図を参照すると、杆材１の両端部には、雌ネジ
部２，２を螺設しである連継体３，３が夫々取付けられ
ている。

そして前記連継体３，３内にはボルト状のコネクタ４，
４が進退自在に螺合されている。

以上により接合金物Ａは構成される。

ところで該接合金物Ａは所定間隔をおいて設置されてい
る球体Ｂ、Ｂ間に配置され、前記コネクタ４，４を回動
して球体Ｂ、Ｂ間に螺入させて前記接合金具Ａと球体Ｂ
、Ｂを連結しである。

図面中符号５は廻り止め金具を示す。

該廻り止め金具５は連継体３と端部とコネクタ４とが跨
がって取付けられる。

廻り止め金具５の一実施例につき第１図を参照して説明
すると、該廻り止め金具５は六角ボルト頭状をなす連継
体３の端部に係止する係止片６と、該係止片６から延在
し、コネクタ４の外周に挾着する二叉状の挟着片７とか
ら構成されている。

そして前記挟着片７の内側は鋸歯状に形成されて、コネ
クタ４と、挟着片７とが強固に挾着するように構成され
ている。

使用に際しては廻り止め金具５を図面の矢印の如く挿入
すると共に、係止片６が連継体３の端部に添接するまで
強く押し込む。

通常はハンマー等により叩き込むことになる。

以上により本考案は構成されるが、本考案による立体構
造物連結部装置の廻り止め装置であれば以下に示す効果
を奏する。

■ 部品点数が少なくてすむと共に作業に手間がかから
ず、高所での作業も安全に行え、さらにどの方向からで
も廻り止め作業が行える。

■ 本考案による廻り止め装置を設置した後は、長期間
の経過があっても連結部が緩むことはない。

■ また量産可能であり生産コスト等を安価にしうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の使用状態を示す要部拡大斜視図、第２
図、第３図は各々本考案の概略図、第４図は形状の異な
った廻り止め具を示す概略図、第５図は本考案の要部断
面図、第６図は本考案を使用した立体トラスの断面図で
ある。 Ａ・・・・・・接合金物、Ｂ・・・・・・球体、１・・
・・・・杆材、２・・・・・・酸ネジ部、３・・・・・
・連継体、４・・・・・・コネクタ、５・・・・・・廻
り止め金具、６・・・・・・係止片、７・・・・・・挟
着片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 杆材の両端部に、雌ネジ部を螺設しである連継体を夫々
   取付け、この連継体内にボルト状のコネクタを螺合して
   接合金物とし、この接合金物を所定間隔をおいて設置さ
   れている球体間に配置し、前記コネクタを回動して球体
   内に螺入させて前記接合金物と球体とを連結してなり、
   この連結部には前記連継体の六角ボルト頭状の端部に添
   設する係止片と、該係止片から延在し、コネクタを挾着
   する二叉状の挟着片を有し挟着片内側に鋸歯状の歯を形
   成した廻り止め金具が装着されてなることを特徴とする
   立体構造物連結装置。