JPS5928987Y2 - 茶葉振り分け用移動型コンベヤ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、茶菓を直線状に均等に振り分ける移動型コ
ンベヤに関するものである。

例えば、ピント、通気盤、地下ファンなど力・らなる地
下式茶生葉管理装置上に茶菓を振り分ける場合には、該
装置の通気盤上に茶菓をより均等な厚さに積み上げるこ
とによって、通気盤下から吹き上げる冷風が積み上げら
れた茶菓に均等に行き渡たることが必要である。

し力・シ、従来の振り分は用移動型コンベヤは、ベルト
上に茶菓がある、ないに係わらず、一定速度で移動する
ので、茶葉の振り分けがきわめて不均等に成り易い。

第１図に示すように通気盤１８上に茶葉２０がでこぼこ
積み上げられると茶菓層の薄いところから冷風が抜けて
し！い、そ部分りは茶菓層の厚いところには冷風が届の
・なくなり、茶菓に対する通風冷却が不均等になって茶
菓の管理能力が著しく低下する。

この考案は、茶生葉管理装置上などに、より均等に茶菓
を振り分け、茶生葉管理装置などの能力を高め、茶の品
質を保持せしめると共に、ベルト上に茶菓のない部分が
ある場合の移動型コンベヤのムダな移動をなくし、電気
料等の経費を軽減ならしめることを目的とする。

図面に従ってこの考案の実施例を説明すると、ｉｕ移動
型コンベヤのフレーム、２はベル）、３゜３′はそれぞ
れ駆動、従動ローラー、４は駆動ローラー３を連通し、
ベルトを正逆回転させるセーターである。

５Ｖｉ移動型コンベヤの両端下に吊着した回転シュート
である。

６は、後述の茶生葉管理装置上に固定した２本の平行な
レールであり、このレール６には、モーター８、及びス
プロケット２１を装着した８機９など力・らなる駆動部
と、スプロケット２２を回動自在に装着した支持具１４
力・らなる従動部とが、このレール６の一方側に、それ
ぞれ固定され、またスプロケット２１゜２２間に４チエ
ーン１３が装着されている。

Ｔ′は移動型コンベヤのフレーム１上の数個所に立設し
て固定した吊り棒７′であり、それらの先端には回動自
在のベヤリング輪７が装着されている。

移動型コンベヤは、これらのベヤリング輪７を上記レー
ル６上に載架することによって、し、−ル６に沿って移
動自在に吊り下げられている。

１０は、その一端をチェーン１３のひとつのコマに軸着
し他端を移動型コンベヤの吊り棒〔チェーン１３を装着
した側の吊り棒〕７′に軸着した連結ロフトである。

モータ８を駆動させると、レール６に対して固定されて
いるスプロケソ）２Ｌ２２間のチェーン１３が回転し、
連結ロット１０を介してチェーン１３に連係している移
動型コンベヤは、連結ロンド１０の一端が軸着されてい
る上記のコマが移動〔回転〕するのにつれて、レール６
に吊架された状態でレール６に沿って移動する。

移動型コンベヤの移動距離は、スブロケソ）２１．２２
間の距離と同じである。

１２／／ｉ、一般に市販されているリミットスイッチで
あり、す５ットスインチ１２の接触子の先端部に装着し
た板片１１と一諸に茶菓の感知装置を構成している。

１５は゛、その一端が移動型コンベヤのベルト２の端部
上に臨むように、フレーム１あるいは吊棒７′に固定し
た支持具であり、その一端には、ベルト２によって搬送
されて来る茶葉に該板片１１が丁度接触するように、す
５ツトスイツチ１２を装着する。

移動型コンベヤの移動・停止の制御すな力・ちモーター
８の作動・停止の制御については、ベルト２によって搬
送される茶菓が板片１１に接触している〔リミットスイ
ッチ１２がＯＮの状態１間だけ作動させ、接触していな
いとき〔りごントスインチ１２がＯＦ”Ｆの状態）は停
止させる。

更に緻密な制御としては、上記のモーター８を、ベルト
２によって搬送されて来る茶菓が板片１１に接触しての
・ら時間Ｔ経過した後に起動させ、逆にベルト２によっ
て搬送される茶菓が板片１１に接触しなくなってから同
じぐ時間Ｔ経過した後に停止させる。

時間Ｔとは、該茶菓が板片１１に接触してから後述の通
気盤１８上に落下する筐での時間である。

１６ｔ′ｉ、移動型コンベヤ普で茶菓を搬送する中間コ
ンベヤであり、１７は移動型コンベヤに沿って床に堀っ
たピント、１８はピット１７上にかぶせた通気盤、１９
は、ピット１７が外界と通ずるところに装着したファン
で、ピット１７内に圧風を送る。

このピット１７、通気盤１８、ファン１９力・らなる装
置を茶生葉管理装置という。

２０は、茶菓（茶生葉）である。

茶畑で刈り取られたば力・りの茶菓は、呼吸作用が活発
なので、茶生葉管理装置等を備えた茶生葉貯蔵室に貯蔵
されるが、こり考案によれば筐ず、上昇コンベヤ（図面
に記載？、ｚＬ）や、中間コンベヤ１６をへて、移動型
コンベヤベルト２上に投入された茶菓は、ベルト２の正
逆回転、移動型コンベヤ自体の移動により回転シュート
５を介して、通気盤１８上に振り分けられる。

このとき前記の緻密な制御によって移動型コンベヤを操
作すれば、ベルト２によって搬送されて来る茶菓が板片
１１に接触すると、所定の時間Ｔ後に移動型コンベヤが
移動を開始し、しばらくして該茶菓が板片１１力・ら離
脱〔板片１１付近に茶菓がなくなる〕すると所定時間Ｔ
後に移動型コンベヤが停止する。

該茶菓が再び板片１１に接触すると再び時間Ｔ後に移動
型コンベヤが移動を開始し、筐たしばらくして該茶葉が
板片１１カ・ら離脱すると時間Ｔ後に停止する。

時間Ｔとは、該茶菓が板片１１に接触して力・ら通気盤
１８上に落ちるまでの時間である力・ら、移動コンベヤ
が移動し始めるときと該茶菓が通気盤１８上に落ち始め
るときとが一致し、力・つ移動コンベヤが停止するとき
と該茶葉が通気盤１８上に落下し終るときとが一致し、
上記のように移動コンベヤの移動・停止を繰り返すこと
によって、通気盤１８上には茶菓がきわめて均一な厚さ
に振り分けられる。

また均一な厚さに積層された茶菓には、地下ファン１９
による冷風が均等に行き渡り、きわめて良好に貯蔵され
る。

この考案では、まず、茶菓振り分は用移動型コンベヤの
一端あるいは両端付近に茶菓の感知装置を装着し、該感
知装置により該コンベヤの移動、停止を制御するので、
茶生葉管理装置上に茶菓を供給せずに通り過ぎてしまう
ことがほとんどなく、該装置上には常に一定量の茶菓が
順次振り分けられ、一定厚さの茶葉が積み上げられる。

したがって、通気盤１８下刃・らの通風が均等に行なわ
れ、茶生葉管理装置の管理能力が高まり、茶菓（茶生葉
）の品質保持の効果をより高められる。

また、ベルト２上の茶菓が、断続的に頻繁に板片１１と
接触・離脱するときには、所定のタイミング、すなわち
茶菓が板片に接触して力・ら通気盤１８上に落下する筐
での時間Ｔを置いて、移動型コンベヤヲ移動・停止せし
めるので、移動型コンベヤが移動・停止を始めるときに
生じ易い。

（イ）茶葉が板片１１と接触すると同時に移動型コンベ
ヤが移動を開始するので、茶菓が通気盤１８上に落下す
る若干以前に移動してし筐い、少しではあるが茶菓が供
給されずに通気盤１８上を、通り過ぎてし筐う場合が生
じる。

（ロ） 同様に茶菓が板片１１と離脱すると同時に移
動型コンベヤが停止するので、また茶葉が落下している
にも力・力・わらず停止して、少しではあるが移動せず
に１カ所に茶菓が供給される場合が生じる、などという
ことがなくなり、通気盤１８上により均等な厚さに積み
上げられた茶菓層を得ることができ、また （ω 茶葉が運ばれて来なくて、板片１１に接触するも
のがない場合には、移動コンベヤが移動せず、停止して
いるので、余分な電気量を節約することができ、経費節
減となり、 （ω さらに、ベルト２端上のリミントスイッチ１２は
、これに板片１１を装着するだけで足りるので、光電管
等の感知手段に較べてきわめて安価であり、その装着も
簡単である。

以上、この考案は、茶生葉管理装置上などに、より均等
な厚さに茶菓を振り分け、茶生葉管理装置などの能力を
高め、茶菓の品質を保持せしめると共に、移動型コンベ
ヤのムダな移動をなくし、電気量等の経費を軽減ならし
めるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、地下式の茶生葉管理装置と従来の移動型コン
ベヤによって積み上げられた茶菓である。 第２図はこの考案による移動型コンベヤ、第３図は第２
図の平面詳細図である。 １・・・・・・移動型コンベヤフレーム、２・・・・・
・移動型コンベヤベルト、３・・・・・・駆動ローラー
、３・・・・・・従動ローラー、４・・・・・・ベルト
回転用モーター、５・・・・・・回転シュート、６・・
・・・・レール、７・・・・・・ベヤリング輪、７・・
・・・・移動型コンベヤ吊り棒、８・・・・・・移動型
コンベヤ移動用モーター、９・・・・・・減速機、１０
・・・・・・チェーン・移動型コンベヤ連結ロット、１
１・・・・・・板片、１２・・・・・・すξソトスイツ
チ、１３・・・・・・チェーン、１４・・・・・・支持
具、１５・・・・・・す５ソト支持具、１６・・・・・
・中間コンベヤ、１７・・・・・・ビット、１８・・・
・・・通気盤（多孔鉄板）、１９・・・・・・地下ファ
ン、２０・・・・・・茶葉。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １）茶菓振り分は用移動型コンベヤの一端あるいは両端
   付近に茶菓の感知装置を装着し、該感知装置により該コ
   ンベヤの移動、停止を制御するようにしたことを特徴と
   する茶菓振り分は用移動型コンベヤ。 ２）上記感知装置がベルト上の茶菓を感知したとき、お
   よび該感知装置から茶菓が離脱したとき、所定のタイ５
   ングの後に茶菓振り分は用移動型コンベヤを移動、およ
   び停止させるようにした実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の茶菓振り分は用移動型コンベヤ。 ３）上記の感知装置は、すζットスインチに板片を装着
   していることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の茶菓振り分は用移動型コンベヤ。