JPS5928207B2 - プロピレンポリマ−の制御された減成法 - Google Patents

プロピレンポリマ−の制御された減成法

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JPS5928207B2
JPS5928207B2 JP49057225A JP5722574A JPS5928207B2 JP S5928207 B2 JPS5928207 B2 JP S5928207B2 JP 49057225 A JP49057225 A JP 49057225A JP 5722574 A JP5722574 A JP 5722574A JP S5928207 B2 JPS5928207 B2 JP S5928207B2
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シユレ−ジ アルバ−ト
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El Paso Polyolefins Co
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    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2810/00Chemical modification of a polymer
    • C08F2810/10Chemical modification of a polymer including a reactive processing step which leads, inter alia, to morphological and/or rheological modifications, e.g. visbreaking

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプロピレンポリマーの製造方法の改良に係るも
のである。
より詳しくは、本発明はプロピレンポリマーの酸化分解
を制御して行う方法の改良に係るものである。プロピレ
ンポリマー、特にポリプロピレンは広い範囲の最終用途
に対する適性が認識されるにつれ、非常に親しまれるも
のとなつた。
然し乍ら之等の最終用途には遭遇する種々の加工条件を
達成するのに種々の分子量及び/又は分子量分布のプロ
ピレンポリマーを必要とする。分子量及び分子量分布は
一般のプロピレン重合において、特にチーグラー型触媒
を用いた場合に制御するのが困難なパラメーターである
。重合中に之等のパラメーターを制御するには、連鎖停
止剤又は連鎖移動剤を使用する事が必要であり、得られ
た結果は重合条件に著しく依存する。今迄異つた分子量
及び/又は分子量分布の樹脂をブレンドして之等の課題
を克服しようと種々の試みがなされた。然し乍らブレン
ドに伴う困難はブレンド組成の再現性及び分子量分布の
不均一性にあつた。重合反応に不当な制限を加えるより
は寧ろ、望ましい分子量範囲にプロピレンポリマーを分
解する事がより容易である事が意外にも発見せられた。
ポリマーを押出操作にかけて熱分解させるのが代表的で
ある。然し乍ら、此の方法で最終分子量又は分子量分布
の制御を達成する事は困難であつた。更に、押出操作中
にポリプロピレン樹脂と空気又は他の酸素含有ガスを混
合してプロピレンポリマーを制御して分解せしめる試み
がなされた。生成分子量及び分子量分布の制御を達成す
る為に、押出機背圧、スクリユ一速度、温度及び酸素添
加速度を記録し調節するむしろ複雑な方法が発達した。
更に之等の方法は、多くの用途に対して必要とされる高
い溶融流れ速度を得る為に、高い溶融温度を使用する事
が要求される。高い溶融温度はしばしば生成製品に望ま
しくない着色を与える。更に又、過酸化物の様な酸素源
を用いると、充分な分解を起させるに必要な過酸化物濃
度は最終製品に臭いの問題を起し、加工ラインの回りに
作業員にとつて不快な望ましくない環境を作る。従つて
、本発明の目的は、ポリプロピレンポリマーを制御して
分解せしめる方法の改良を提供するにあり、それにより
先行技術の欠点が克服される。
本発明のもう1つの目的は、他の方法により空気又は他
の酸素含有ガスを用いて達成出来るよりは、より高い溶
融流れ速度を得さしめるプロピレンポリマーの改良分解
法を提供するにある。
本発明の更にもう1つの目的は、低い溶融温度で、プロ
ピレンポリマーに、より高い溶融流れ速度を与え、之に
よつて最終製品の色を改良する事にある。本発明の更に
もう1つの目的は、非常に狭い分子量分布を持つ所望の
分子量の樹脂を供給する容易に制御出来るプロピレンポ
リマーの酸化分解法を提供するにある。
本発明の更にもう1つの目的は、不快な臭のしない分解
したプロピレン樹脂を提供するにある。
之等の目的は他の目的と共に本発明により達成され、本
発明は、第1溶融流れ速度を示すプロピレンポリマーを
約1重量パーセントより少い酸素及び約0.01乃至0
.1重量パーセントの無機又は有機過酸化物と接触させ
、生成混合物を高剪断帯域で溶融し加工し、之によつて
上記プロピレンポリマーを分解させ、上記第1溶融流れ
速度より高い第2溶融流れ速度を示す本質的に臭いのな
いプロピレンポリマーを回収する事を特徴とするプロピ
レンポリマーの酸化分解法を提供するものである。
本発明によれば、プロピレンポリマーを酸素及び無機又
は有機過酸化物と一緒に存在させてプロピレンポリマー
を押出す事によつて、プロピレンポリマーを制御して分
解出来る事が発見せられた。
本明細書では、゛プロピレンポリマー゛という語はホモ
重合ポリプロピレン、及びプロピレンと他の共重合性モ
ノマーとのコポリマー(コーポリマ一の主要部分即ち約
50重量%以上がプロピレン成分から成る)を包含する
ものである。適当な共重合性モノマーには、例えば、エ
チレン、ブチレン、4−メチルベンゼン−1等がある。
本発明方法によれば、プロピレン樹脂と無機又は有機過
酸化物とは混合帯域に供給される。
窒素、アルゴン等の不活性ガスを混合帯域に供給する事
によつて、混合帯域内に不活性ガス雰囲気を維持する。
過酸化物は攪拌器、パドル、ブレード等によつて、混合
帯域でポリプロピレン樹脂と均一に混合される。混合帯
域を不活性雰囲気に維持するという事が厳密に必要だと
考えるものではないけれども、不活性ガスを使用する事
は安全の上から好ましいと考えられる。場合により、ポ
リプロピレンと過酸化物は、押出操作中にそれら成分を
混合して配合する事が出来る。どんな無機又は有機の過
酸化物も本発明方法に用いる事が出来る。
好ましく用いられる過酸化物の例としては、過酸化水素
、ジクミルパーオキサイド、第3級ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネート、ジ一第3級ブチルパーオキサ
ィド、pクロロベンゾイルパーオキサイド、ジベンゾイ
ルジパーオキサイド、第3級ブチルクミルパーオキサイ
ド、第3級ブチルヒドロキシエチルパーオキサイド、ジ
一第3級アミルーパーオキサイド、2・5−ジメチルヘ
キセン−2・5−ジパーイソノナノエート等である。過
酸化物はプロピレン樹脂に対して約0.01乃至0.1
重量パーセントの間の量をプロピレン樹脂と混合出来る
。此の水準では残留過酸化物臭が不快ではない。過酸化
物濃度が樹脂の0.015乃至0.05重量パーセント
の範囲である事が好ましい。第3級一ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネートの様な高沸点の臭いの低い過
酸化物を使用する事が最も好ましい。約0.01%より
低い過酸化物濃度では、空気を単独で使用する場合と比
較して、溶融流れ速度に著しい差は起らない。0.1%
より高い過酸化物濃度では、過度の酸化分解が起り、押
出操作を著しく妨げる極度に低粘度のポリプロピレン樹
脂が生じる。
生成するパーオキサイド/ポリプロピレンのブレンドを
ついで押出機によつて与えられる様な高剪断帯域のホツ
パ一に装入出来る。押出機に組み込まれた加熱手段を用
いて樹脂ブレンドを加熱して溶融状態にすることによつ
て、そしてこの溶融物は押出機の端部である成形手段又
はダイス迄押出機を通過するので、この溶融物を押出機
スクリユ一と押出機バレルの内壁との間の環状帯域で操
作することによつて、高剪断の条件を押出機内に維持す
る。プロピレンポリマーの押出は、第3級炭素が熱又は
酸化開裂を受け易いので、不活性雰囲気中で行うのが通
例である。
然し乍ら本発明に於いては、最も便利であり経済的なの
は空気であるが、酸素又は酸素含有ガスをパーオキサイ
ド/ポリプロピレンのブレンドと一緒に押出機に装入す
る。過度の酸化分解を避け安全性の障碍を避ける為に、
押出機中の酸素水準を樹脂の約1重量パーセントより少
い水準に維持する事が好ましい。酸素水準を樹脂の約0
.5乃至0.95重量パーセントの間に維持するのが最
も好ましい。典型的な場合、8インチ径のNRM市販押
出機に対して、約564251/分(約2乃至15ft
3/分)の範囲の空気流速が適している事が発見せられ
た。
バレル内の樹脂の溶融温度が、平均約149範〜約34
3℃(約3000乃至約650′F)好ましくは約14
9約〜277℃(約3000乃至530′}′)の間に
なる様に押出機を操作する。
般にプロピレンポリマーは約149機〜177℃(約3
00レ−3501′)の範囲の軟化温度を示す。本発明
の操作条件で、約277℃より高い溶融温度では低粘度
のポリマーを生じるので、押出機を操作状態に保つに足
る充分な背圧を維持する事は極めて困難となる。然し乍
ら上限温度範囲は高剪断速度に曝露する時間及び範囲に
より変化させる事が出来る。従つて、市販押出機、例え
ば8インチ径NRM押出機では約277℃が有効な上限
である。然し乍ら、押出機の大きさが減少するにつれて
、約343℃迄高い溶融温度を適当に用いる事が出来る
。何れの理論又は機構によつて拘束されるのを好まない
けれども、熱分解がポリマー中の二重結合特に共役二重
結合の形成によつて樹脂製品に着色をもたらすと信ぜら
れるので、最近、熱分解を最小にし乍ら酸化分解を最大
にする事が望ましいと信ぜられている。
本発明によれば、酸素と過酸化物とを組合せたことによ
り、今迄達成するのに必要とされた温度よりはより低温
で著しい溶融流れ速度の差異が得られうる。即ち酸素と
過酸化物との組合せによつて、分解を得るに必要な熱的
条件が明らかに減少するからである。之等の低温を使用
する事により、熱分解を減少せしめ、之によつて実質的
に樹脂製品の適度の着色を排する。酸素だけの使用によ
つて、製品に着色をもたらす熱分解を最小にすると信ぜ
られているが、本発明による酸素と過酸化物との使用に
より、酸素だけを使用する場合よりもポリマーに与えら
れる着色が著しく少くなる。之は分解を行うに要する熱
的要件が減少しかつ過酸化物酸化の場合と酸化のみによ
る酸化の場合と機構が異る事に依るものである。過酸化
物だけを使用すれば、押出中及び最終製品の貯蔵中に臭
いの問題を生じる。本発明により得られる製品は非常に
好ましい輝いた透明色を呈する。分解されたポリプロピ
レンが押出機から出次第、それを冷却し更に普通の方法
により加工出来る。例えば、押出物は水浴中を通過しつ
いでペレツトに出来る。或いは適当な押出被覆用ダイヘ
ツドを使用して、樹脂を直接適当な基材に押出被覆出来
る。生成した被覆生成物は認め得る過酸化物臭を呈しな
い。本発明により分解したポリプロピレン製品は秀れた
押出性と最終用途特性、特に繊維特性を示す。
更に、製品は極めて狭い分子量分布を示すと共に過酸化
物臭がなく秀れた光沢と透明性を示す。本発明によれば
、溶融流れ速度は、原料の初めの溶融流れ速度の少くと
も約2倍に上昇出来る。下記実施例は更に本発明を例示
するものである。特記しない限り、総てのパーセント及
び部は重量による。また、樹脂の溶融流量(Meltf
lOwrate)は、ASTMDl238l記載の方法
に従つて測定した。実施例 20の溶融流量を有する未処理ポリプロピレンホモポリ
マー樹脂の40001bs./Hr.を、この樹脂基準
で、0.10%のイルガノツクス1010(Irgan
OxlOlO)〔これは、チバ・カーキー(Ciba−
Geigy)社製のテトラキズ〔メチレン−3(3′・
5′−ジ−tert.−ブチル−4/ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート〕メタンである。
〕とO.10%のジステアリルチオージブロピオネート
とO.15%のステアリン酸カルシウムとで安定化し、
窒素雰囲気中でO.04%のtert.ブチルパーオキ
シイソプロピルカーボネートとフレンドした。生成した
ブレンドを8インチNRM押出機〔これは、NMR社(
180 SouthAvenue..Ta11madg
e,.Ohio 44278、USA)製のバレル直径
が8インチである汎用押出機である。〕の密閉ホツパー
に装入した。ホツパーに取付けられた空気導入ラインを
通して、密閉ホツパーへ空気を約99l/分(3.5f
t3/分)の速度(樹脂重量基準で約0.09重量%に
相当する。)で供給した。押出機を26『C(500γ
)の溶融温度に維持する様に操作した。ポリプロピレン
/パーオキサイド/空気混合物を、400メツシユのス
クリーンパツクを通してポリプロピレンストランドを形
成する様にしたダイヘツドに押出した。ポリプロピレン
のストランドを水浴を通過させて冷却し、ぺレタイザー
に供給した。此の方法で得られたペレツトは、光沢のあ
る、臭いのない無色のぺレツトであり、40の溶融流量
を有する。比較例上記実施例の方法を繰返した。
但し、過酸化物は使用しなかつた(酸素単独使用)。得
られたぺレツトは土記実施例で得られたペレツトリも着
色が甚だしく実用性に劣つていた。また、酸素(空気)
を使用せずに、過酸化物の単独使用のもとに上記実施例
の方法を繰返した。
得られたぺレツトには顕著な過酸化物臭があり、有用で
はない。上記実施例には本発明によりポリプロピレンを
制御して分解する特定の材料と条件が述べられているけ
れども、之等の実施例は単なる本発明の例示の為のみの
ものである。
種々の他のプロピレンポリマー、パーオキサイド、酸素
含有ガス、ポリマー安定剤、添加物等を同様に用いて同
じ結果を得る事が出来る。本明細書の開示を読む事によ
り、当事者は本発明の他の変型が思い浮ぶであろう。
之等のものは本発明の範囲に包含せられるべきものであ
る。本発明の実施態様は次のとおりである。(1)プロ
ピレンポリマーがポリプロピレンである特許請求の範囲
記載の方法。
(2)酸素又は酸素含有ガスからの約1重量%より少い
酸素を用いる特許請求の範囲記載の方法。
(3)約0.01重量%〜約0.1重量%の有機又は無
機過酸化物を用いる特許請求の範囲記載の方法。(4)
約0.015重量%〜0.05重量%の有機又は無機過
酸化物を用いる上記第(3)項記載の方法。(5)生成
する混合物を約149°〜約343℃(約300下〜約
650T)の溶融温度で溶融し加工する特許請求の範囲
記載の方法。(6)溶融温度が約149°〜約277℃
(約300′I?〜約530下)の範囲にある上記第(
5)項記載の方法。
(7)高剪断帯域へ導入する前にプロピレンポリマーと
過酸化物とを予備混合する特許請求の範囲記載の方法。
(8)プロピレンポリマーと過酸化物とを不活性ガスの
存在下に予備混合する上記第(7)項記載の方法。
(9)プロピレンポリマ−1過酸化物ブレンドを高剪断
帯域に装人してその中で酸素と接触させる上記第(8)
項記載の方法。
(代)酸素が高剪断帯域に導入される空気からのもので
ある上記第(9)項記載の方法。
00高剪断帯域から出たプロピレンポリマーの第2溶融
流れ速度が高剪断帯域に装填したプロピレンポリマーの
第1溶融流れ速度の少くとも約2倍である特許請求の範
囲記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1溶融流れ速度を示すプロピレンポリマーを酸素
    及び0.01〜0.1重量%(プロピレンポリマー基準
    )の有機又は無機過酸化物と接触し、生成混合物を高剪
    断帯域に於いて溶融し加工し、之によつて該プロピレン
    ポリマーを分解させ、該第1溶融流れ速度より高い第2
    溶融流れ速度を示す本質的に臭いのないプロピレンポリ
    マーを得ることを特徴とするプロピレンポリマー分解法
JP49057225A 1973-05-21 1974-05-21 プロピレンポリマ−の制御された減成法 Expired JPS5928207B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US362134 1973-05-21
US05/362,134 US3940379A (en) 1973-05-21 1973-05-21 Process for controlled degradation of propylene polymers

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JPS5021053A JPS5021053A (ja) 1975-03-06
JPS5928207B2 true JPS5928207B2 (ja) 1984-07-11

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JP (1) JPS5928207B2 (ja)
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DE (1) DE2424617B2 (ja)
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