JPS5927326B2 - 抗腫瘍活性を有する薬剤組成物 - Google Patents

抗腫瘍活性を有する薬剤組成物

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JPS5927326B2
JPS5927326B2 JP52129575A JP12957577A JPS5927326B2 JP S5927326 B2 JPS5927326 B2 JP S5927326B2 JP 52129575 A JP52129575 A JP 52129575A JP 12957577 A JP12957577 A JP 12957577A JP S5927326 B2 JPS5927326 B2 JP S5927326B2
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イバルス・ヤノウイツチ・カルビンシユ
エレナ・ボリソウナ・アスタペノク
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INSUCHICHUUTO ORUGANIICHESUKAGO SHINTEEZA AKADEMII NAUKU RATOIISUKOI ESU ESU AARU
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INSUCHICHUUTO ORUGANIICHESUKAGO SHINTEEZA AKADEMII NAUKU RATOIISUKOI ESU ESU AARU
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D203/00Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D203/04Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D203/06Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D203/08Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to the ring nitrogen atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗腫瘍(antltU[n0に)活性を有する
薬剤組成物に関し、特に活性成分としてアジリジン誘導
体を含有する薬剤組成物に関する。
従来技術において、活性物質としてジアジリジニルー2
−メチルーチアゾリドー3−リン酸(Imiphos)
、トリアジリジニルチオリン酸(TioTef)等のア
ジリジン誘導体を含有する組成物を包含する、悪性腫瘍
治療用の多くの薬剤組成物が知られている。
〔に、Shellei、ShEkha−rdt3L、N
emetによるメジカル トリートメント オブネオプ
ラスチック デイジージズ ブダペスト、1975年(
ロシヤ)、O、C。Dermer、G、H、Hamによ
るエチレンイミンアンド アザ一 アジリジンズ、ニユ
ーヨークーロンドン、1969年〕。従来技術にて知ら
れている悪性腫瘍治療用アジリジン誘導体にもとづく成
分による制細胞剤(CytOstatics)の中で、
1−カルバモイル−2一シアノーアジリジンを含有する
薬剤組成物が最も効果的である〔M.V.Ardenn
e,P.G.Reitnauer.Arzneinl.
−FOrsch(1)RugRes.)25.N.9,
1369(1975)IJ.Bick一Er.GDR特
許110492号(1974)〕o上記の活性成分であ
るアジリジン誘導体そして特に1−カルバモイル−2−
シアノ−アジリジンにもとづく公知の薬剤を適用して、
癌肉肺DSを有するネズミ(ラツト)の47,4%が治
癒される。
しかし、1−カルバモイル−2−シアノ−アジリジンは
、単に初期増殖段階の腫瘍の実験的処置(生体内)のた
めそして転移および再発の抑制のために実験されたに過
ぎない。更に、上記の化合物はむしろ高度の毒性(LD
5O−1250T119/Kg)を示す。本発明の目的
は、高度の抗種瘍活性、広範囲の抗種瘍効果および低度
の毒性を有する、アジリジン誘導体にもとづく薬剤組成
物を提供することである。
この目的および他の目的に従つて、本発明の要旨は、下
記の一般式にて示される1−H−2−アジリジン炭酸誘
導体の活性成分および薬学的に容認(非毒性)される溶
剤または賦形剤を含有する抗腫瘍活性を有する薬剤組成
物を提供することにある。
n ここにRはNHNH2またはNH2を表わす。
この組成物は下記の特質を有しかなりの利点が提供され
る。(a)該組成物は悪性増殖の全段階にて効果的に使
用でき、(b)該組成物の毒性はかなり低く、また治療
指数はかなり高い(LD5Oは3000〜3500η/
Kgの範囲内)。
薬剤用溶剤としては、蒸留水または等張性の溶液を用い
ることが好ましい。
該活性成分を薬剤用溶剤と配合する場合は、0,1〜3
0(重量)%の量の活性成分を含む薬剤組成物を用いる
のが望ましい。
薬剤用賦形剤は、ステアリン酸、ラクトース、グルコー
ス、ポテト澱粉、タルク、植物性油、ポリエチレングリ
コールの各個または種々の組合せからなる群から選ばれ
ることが望ましい。
活性成分を錠剤用または糖剤用の薬剤用賦形剤と配合す
る場合は、該活性成分含量が10〜55(重量)%であ
る薬剤組成物を用いるのが望ましい。
活性成分を坐薬用の薬剤賦形剤と配合する場合は、該活
性成分含量が1〜50(重量)%である薬剤用組成物を
用いるのが望ましい。
活性成分を軟膏用薬剤賦形剤と配合する場合は、該活性
成分が0.1〜50(重量)%である組成物を用いるの
が望ましい。
RがNHNH2である上記の一般式にて表わされる活性
成分1−H−2−アジリジン炭酸誘導体は、下記のよう
にして製造できる。
すなわち、アジリジン−2一炭酸のメチルエステル5、
05f1(0.05モル)に、1.5m1の無水ヒドラ
ジンを生成混合物の温度が+10℃を超えないような速
さにて冷却かつ烈しく攪拌しながら滴加する。反応混合
物を10分間攪拌し、そしてこれにエチルエーテル50
m1を添加する。無色の残渣を済別しそして減圧下に乾
燥する。収量4.04f1(80%)、融点12『C(
分解をともなう)。活性炭を用いてアセトニトリルから
結晶化したこの物質の融点(,Il22〜124結C(
分解をともなう)である。Hきフ1rn!―′vζRが
NH2である上記の一般式の活性成分1−H一2−アジ
リジン炭酸誘導体は下記のようにして製造できる。
すなわち、1−H−2−アジリジン炭酸のメチルエステ
ル10.19(0.1モル)を35m1のメタノールに
溶解しそして無水アンモニアにて24時間にわたり中和
する。この懸濁液を,冷却した後に、無色の結晶を済別
しそして無水エタノールにて結晶化して、融点117〜
119水Cの1−H−2−アジリジン炭酸アミド7.3
9(84%)を得る。この化合物答エチルアルコールに
溶解し、シリカゲルおよび活性炭にて処理し、そして次
に蒸発させる。無水エタノールにて再結晶した後の融点
は132〜134℃である。本発明による製法は、簡単
な製造技術の利点および所望の製品を良好な収率にて分
離できる利点を有する。本発明の薬剤組成物は、RMG
C−1およびSA−45を有するラツトの生体内実験に
おいて腫瘍増殖の全段階にて高度の活性を示した。
尚、RMGC−1およびSA−45(SarcOma4
5)はいずれもソビエト連邦において前者は1958年
におよび後者は1949年につくられた腫瘍であり、前
者はラツトの乳腺の自然発生的腫瘍で雑種ラツトに関し
て研究されているもので、後者はDMBA(ジメチルア
ミノベンズアントラセン)によつて誘導された皮下肉胛
であつてこれも雑種ラツトに関して研究されているもの
である。(ソ連邦エストニア共和国のNstitute
OfExperimentalandCIinical
MedicineOfPub−11cHea1thMi
nistrisの「腫瘍、参考書目、情報、参考文献」
、1977年、参照)これによつて悪性肺瘍処置におけ
る新しい展望が開ける。実験開始時の体重が120〜1
509のモングレル雄ラツトを下記の例1〜4に記述す
る実験に用いた。該活性成分の蒸留水濃溶液(10〜3
0%)の形態の薬剤組成物を1500η/K9の割合に
て、該動物のすべてに一回に静脈内投与をした。投与後
20日目に該動物を断頭した。すべての該動物には通常
の実験室用口糧を与えた。以下の例により本発明を更に
説明する。
例1 腫瘍の増植に対するRがNHNH2である上記の一般式
の活性成分の30%蒸留水溶液からなる薬剤組成物の作
用を、乳腺癌(RMGC−1)を移植したラツトについ
て実験した。
実験結果を第1表に示す。ここに、I・・・・・・対照
動物、・・・・・・該薬剤組成物を投与したラツト、・
・・・・・90分の過血糖症の病歴のものに対して同一
組成物を投与したラツトである。第および群の動物には
、腫瘍移植の24時間後に該組成物を投与した。例2例
1と同じ薬剤組成物の作用を、腫瘍増殖の後期における
RMCG−1を移植したラツトについて実験した。
腫瘍移植の15日後に該薬剤組成物を投与した。該腫瘍
の平均重量は35g”であつた。該動物群を例1のよう
に定義する。実験結果を第2表に示す。対照動物はいず
れも断頭の日までに(第H群の動物に薬剤組成物を投与
後20日目)、死亡した。例3 例1の場合と同じ薬剤組成物の作用を、SA−45移植
の初期段階の腫瘍増殖のラツトについて実験した。
腫瘍移植の48時間後に該薬剤組成物を投与した。実験
結果を第3表に示す。ここに、・−・対照群、・・・・
・・該薬剤組成物を投与したラツトである。例4 上記の一般式にてRがNH2である活性成分の30%蒸
留水溶液からなる薬剤組成物の作用をSA−45を移植
した後期段階の腫瘍増殖のラツトについて実験した。
腫瘍移植の17日後に該組成物を投与した。実験結果を
第4表に示す。ここに、I・・・・・・対照動物、H・
・・・・・該薬剤組成物を投与したラツトである。前記
の一般式の活性成分は水に易溶性であるので、該活性成
分の濃水溶液を人体の治療に効果的に使用することがで
きる。
該薬剤組成物を一回の投与量150〜250ワ/K9に
て静脈内に(点滴)投与することが好ましい。
投与量は該活性成分50〜500ワ/K9の範囲にて変
化させることができ、この量を2〜4回に分割投与し得
る。蒸留水のほかに等張性溶液を溶剤として使用するこ
とができる。
また、錠剤、糖剤またはカプセル形態にて経口投与用に
、または坐薬また(ま軟膏の形態にて適用するために、
薬学的に認容(非毒性)できる賦形剤(類)と配合して
該活性成分を使用することもできる。該薬剤組成物を注
射用に使用する場合、該活性成分を殺菌した、例えば調
製粉末の形態に製造し、そして薬剤用溶剤はアンプルと
して貯蔵する。
密封した錠剤、糖剤およびカプセルの形態の該薬剤組成
物は1年以上、そして坐薬および軟膏の形態の薬剤組成
物は0゜〜+4坐Cにて6力月以上、貯蔵することがで
き、活性が保持される。本発明の薬剤組成物に抗腫瘍作
用を有する上記の活性成分を使用することによつて、従
来知られている制細胞剤と比較して、癌との闘争に新し
い展望が開けることは確かである。
次に、本発明の薬剤組成物の抗腫瘍剤としての有用性を
この組成物を用いた臨床研究の結果でもつて更に示す。
尚、本発明の薬剤組成物を以下便宜上リーカダイン(L
eakadine)と称す。リーカダインの臨床試験の
第1段階は、ソ連邦内で、最高許容投与量および毒物学
的特性を明らかにする目的でソ連邦内の各種の病院で行
つた。本発明の薬剤を、多くの場合、治癒の見込みがな
く、それまでにどのような治療法(外科手術、放射線照
射、化学療法、および、それらの組合せ)でも成功しな
かつた患者について試験した。治療に先立ち患者の状態
を安定化させ、次に、起こりうる副作用および毒性の影
響を明らかにする目的で治療中およびその後に亘る観察
を行つた。臨床例記録の検討からリーカダインについて
の以下のデーターをまとめることが可能となつた。本発
明の薬剤の臨床試験の第1段階において、予備的な認可
が4群の患者について行われた。1) 24人の患者か
らなる第1群に対して、体液と細胞の機能による免疫学
的自動治癒力に乱れがあり、また著しいリンパ球減少症
状を呈している手術後の初期時期に、リーカダインを投
与した。
種々の免疾刺激物質〔レバミソール(IevamisO
l)ラサイマリン(1hymaIin)ラプロデイジオ
サン(PrOdigyOsan)〕の投与による上記病
患の矯正は無効であると判明した。
これら24人の患者のうち、20人は種々の局在(肺、
胃、直腸)の第3〜4期のがんについて手術を受けた。
2人の患者は敗血症性心内膜炎として、そして2人は更
に進んだ腹膜炎として記録された。
患者らにはリーカダインの少量投与(3日間で1.59
)が毎日0.59ずつ筋肉内にまたは経口で行われた。
総べての場合に、リーカダイン治療終了後3〜5日山こ
、リンパ球新生刺激の兆候が観察された。次表はリーカ
ダインで治療した患者の血液学的指数の動態を示す。さ
らに、9患者について、自然で好異種性な抗体、即ち、
正常化された小胞生成反応の力価の増加が観察された。
2事例において、リーカダインが、他の免疫刺激剤(レ
バミソール、およびプロデイジオサン)のもたらす効果
を増強した。
0.59というリーカダインの低投与量の投薬は、患者
によつて極めて順調に受け入れられた。
即ち、第1回の注射後の3事例でのみ、はき気や嘔吐が
観察されただけで、他の副作用は見られなかつた。この
ように、著しいリンパ球減少症を有する患者に対するリ
ーカダインの低投与量投薬は、なんらの中毒作用をも伴
わず、リンパ球新生への刺激作用を発揮した。
2)種々の悪性腫瘍を有する12人の第2の患者 二群
について、最大許容投与量を決定する目的でリーカダイ
ンの毒物学的性質を検討した。
1回の投与量は200〜1000W1y/イであり、治
療期間は10〜20日であつた。
薬剤は良く許容され、僅かに1000η/M2の投与量
においてのみ2人の患者中1人が極度の嘔吐をもようし
た。この投与量限度内では、心臓、腎臓と肝臓との機能
に対して中毒作用がなかつた。白血球減少症が1事例に
ついてのみ記録されたが症状は軽かつた。6患者のうち
の3人には、自然のキラ一活動の刺激が認められた。
Tリンパ球の水準が8患者中2人について著しく増加し
た。上述のデーターを下表に要約する。
3) 1000〜/M2レベルでの最高投与量投薬での
薬剤毒性を、リンパ球増殖性疾患をも含む種種の悪性腫
瘍を有する18人の患者よりなる第3群について検討し
た。
この群の患者の特徴とリーカダイン投与による中毒作用
を以下の表に示す。18事例中の10例(リンパ肉芽腫
症:3事例中の1事例、慢性リンパ白血症、広範囲のリ
ンパ腫、胃腺がん、乳がん、悪性化した上皮?について
、患者の対象となつている症状の改善とともにリンパ節
中の転移節の大きさの減少を観察した。
薬剤の許容量はかなり満足すべきものであつた。即ち、
ある患者は疲労感と軽いはき気を訴え、18人中の僅か
4人のみに著しいはき気と嘔吐が認められた。造血に対
してなんらのマイナス効果も認められなかつた。リーカ
ダインによる治療の結果によるTおよびBリンパ球の非
特定的作用の変化を明らかにするために試験された5患
者中の4人には、ロゼツト形成試験により、リンパ球の
機能的活性の増加が認められた。
これらのデーターを第12表に示す。
事例記録のうちのいくつかを抽出して説明する。
男性患者T.P.A.年令44才。
2ケ月と5日入院治療。
診断−リンパ肉芽腫症、節硬化変位 第4期BO同人は
治療開始5年前から血液学センターに登録されている。
を録された年、完全な鎮静が得られた後に、ソ連、アメ
リカ合同プログラムによる6コースの多種化学治療を受
けた。その翌年から始まる約3年間に、MOPPによる
8コースの多種化学治療を受けた。再発(くびと腋窩リ
ンパ節に)がこの期間の終りまでに認められた。入院時
には、拡大した周辺リンパ節(腋窩、くび、鼠径部の0
.5〜2cTn径のもの)が観察された。低部の肝臓縁
が右側の肋骨弧より2crn低く触知できた。入院翌日
の血液状態は、Hb(ヘモグロビン、以下同じ)109
%、赤血球3000000,白血球12000,ju.
2%,SeglT]. 67.5%、EOs.5,5%
,Bas.l%,MOn.75%,1ymph.16.
5%,血小板200000,ESR(赤血球沈降速度、
以下同じ)77Mm/Hr.尿検査では病理学的変化が
なかつた。血、清中の全ビリルピンは0.21η%,間
接型は0.21〜%、チモール試験3.6un.、タカ
ターアラ(Takata−Ara)反応78%、尿素2
4η%、「C」反応たんばくは極度のプラス、であつた
。治療開始7日後のECG(心電図、以下同じ)では、
心筋が、軽度に発現された拡散変化を示し、E−ロゼツ
ト数(Tリンパ球)は6%、M−ロゼツト(Bリンパ琲
は15%であつた。治療開始8日後に患者に対し、10
日間に亘り、毎日1回15ワ/Kgのリーカダインを静
脈投与することが指示された。7日後、患者は第2の同
じコースを受けた。
治療の結果、患者の自覚的および客観的状態が改善した
。副作用としては疲労感と軽度のはき気であつた。退院
時には周辺節は触知できなかつた。
低部の肝臓端部は右肋骨弧から2cm低くなり、牌臓は
触知できなかつた。血液状態は、Hbllg、%、赤血
球3200000、白血球65001segrn.70
%、SOs.5%、MOn.l%,1yrnph.24
%、血小板192000、ESR69m7lv/Hr.
E−ロゼツト数(Tリンパ球)37%,M−ロゼツト(
Bリンパ球)2701)であつた。尿検査には病理学的
変化がなかつた。全ビリルピンは0.21ワ%、間接型
では0.21ワ%,チモール試験0.8即%、タカター
アラ反応83%,「C」反応たんばくは高度のプラスで
あつた。ECGは入院後7日目に較べて変化がなかつた
。男性患者P.G.A.年令46才。
17日間院中治療。
診断一慢性リンパ白血症第4期。
入院2年前からヘルスセンタ一に答録済。エクロブタイ
ド(EchlObutide)(コースでの投与量3.
49)による細胞増殖抑制療法の1コースを受けた。治
療後に周辺リンパ節が30%だけ減少し、肝臓サイズ減
少はほとんどなかつた。治療開始時、患者の状態は平均
体重であつた。周辺リンパ節は、くびでは1.0〜1.
5cTn径、腋窩で5.0礪径の固まり、鼠径部で1.
0〜2.0?径であつた。肝臓下端は触知できて右肋骨
弧から5礪低く、異常なリンパ節も触知できた。下部牌
臓は肋骨弧のレベル上に支えられていた。治療開始当日
の血液状態は、HblO.89%、赤血球348000
0、白血球47000、Segnl.6Ol)1ymp
h.94%、ガムプレート(Gumpreht)かげが
多く、血小板153120、網状赤血球0.6%、ES
R7mm/Hrであつた。血清中の全ビリルピンは0.
21η%(間接型分別)、チモール試験4.2un.、
タカターアラ反応92%、尿素20m9%であつた。血
清中の全たんぼくは6.829%、アルブミン3.84
9%、グロブリンはα1−0.119%、α2−0.7
49%、β−0.799%、γ1.39g%で、免疫性
グロブリン数はIgG一1100η%、IgA−210
η%、IgM一160即%であつた。尿検査での病理学
的変化はなく、ECGは年令標準の範囲内にあつた。治
療開始後5日目に、10日間体重1kg当り10ηのリ
ーカダインを毎日1回静脈注射することが指示された。
副作用は認められず、治療の結果、患者の状態に自覚的
および客観的改善、すなわち、リンパ節の50%の減少
がもたらされた。肝臓下部は肋骨弧よりも2(1−Jモ
V!下で触知でき、牌臓と異常なリンパ節は触知できな
かつた。治療14日後の血液状態は、Hbll.89%
、赤血球3230000,白血球27000,Segl
ll.3%、1ymph.97C!)、血小板1711
90、ESR8龍/Hr.であつた。血清中の全ビリル
は0.21m!!%、間接型ビリルピンは0.21ワ%
、チモール試験4un.タカターアラ反応88%、尿素
25〜%であつた。尿検査結果は変化なく、ECGは年
令標準限界内であつた。女性患者1.K.年令72才。
患者P.G.A.治療開始7ケ月後に入院。診断結果一
慢性リンパ白血症(第4期)で抗体不足症候群。入院8
年前からヘルスセンタ一に登録、5回の細胞増殖抑制治
療(エタロブタイド、クロロブチン、シクロホスフアン
、COPPスケジユール、エクロブタイド)コースを受
けた。患者は細胞増殖抑制療法に耐えられるようになつ
た。入院時の状態は重症であつた。0.5cm乃至3C
T!L径の総べての群の周辺リンパ節があり、肝臓下端
は触知でき肋骨弧よりも6cm下がつていた。
牌臓はクールロブ(KurlOv)によると12T5?
であつた。入院翌日の血液状態は、Hb7.69%、赤
血球2400000、白血球454000,juv.0
.5%.Segnl.O.75%、Iymph.98.
75%、ガムプレートの影が多く、血小板24000、
網状赤廂球1.4%、ESR7mm/HI.佃清中の全
ビリルピンは0.21〜%、間接型では0.21ワ%、
チモール試験結果0.2un.、タカターアラ反応98
%、尿素20ヮ%、全たんぱく6.149%、アルブミ
ン3.719%、グロブリンはα,0.369%、α2
0.64g%、β1.009%、γ0.439%であつ
た。免疫性グロブリンの数は、IgGが360〜%、I
gA3Oワ%、IgM32η%、E−ロゼツト形成細胞
(Tリンパ球)33%、M−ロゼツト形成細胞(Bリン
パ球)54%であつた。ECGデーターでは、心筋に軽
度に示された拡散変化の兆候が認められた。入院翌日、
10日間に亘る毎日1回の15m9/Kgのリーカダイ
ン静脈投与が指示された。薬剤は良く許容され、なんの
副作用も見られず、体温が正常化した(投薬前は体温が
37.5℃から38℃の範囲で変動した)。周辺リンパ
節の減少が観察された。すなわち、0.5〜1.0CT
ILの径の節が残り、下部肝臓端は右肋骨弧より6?低
く、クールロブ(KurlOv)によれば牌臓は10C
IILであつた。入院後10日目の血,液状態は、Hb
lO.69%、赤血球3000000、白血球3700
00,ju.0.25%、Segm.l%、1yn1p
h.98.75%、血小板150001網状赤血球0.
5%、ガムプレートの影多く、ESRlOmlL/Hr
であつた。血、清中の全ビリルピンは0.21〜%、間
接型では0.21η%、チモール試験0.6un.、タ
カターアラ反応96%、尿素22η%、全たんばく5.
589%、アルブミン3.39g%、グロブリンはα1
が0.229%、α2が0.66f!%、βが0.66
9%、γが0.669%で、免疫性グロブリン数はIg
Gが340η%、IgAが35〜%、IgMが32〜%
であつた。E−ロゼツト形成細胞(Tリンパ球)が22
%、M−ロゼツト形成細胞(Bリンパ球)が77%であ
り、ECGデーターは入院翌日以後動態を示さなかつた
。男性患者P.G.I.年令49才。
患者P.G.A.より3日前から、約1ケ月院中治療し
た。診断結果は、入院1年半前より、中心細胞から悪性
のリンパ牌拡散あり、細胞増殖抑制および放射線療法を
受けていなかつた。入院時に、くびと腋窩リンパ節の凝
集(分離したリンパ節は3(V7!径に達していた)が
あり、肝臓下部は右肋骨弧より2?低く触知できた。牌
臓は触知できなかつた。入院翌日の血液状態は、Hbl
7、4%、赤血球45000000、白血球15800
、Segm・65%、MOn.l%、Iymph.34
%、血小板225000、網状赤血球0,5%、ESR
llm7lt/Hrであつた。尿検査では病理学的変化
がなかつた。E5CGの結果はその年令の標準値以内で
あつた。血清中の全ビリルピンは間接型分別分で0.2
17!1y%、チモール試験は2un.タカターアラ反
応は89%、尿素15ワ%、全たんばく8.409%、
アルブミン4.879%であつた。グロブリンはα,か
0.129Cfb1α2が0.739%、βが0.61
g%、γが2.079%であつた。E−ロゼツト形成細
胞(Tリンパ球)数は30%、M−ロゼツト形成細胞(
Bリンパ球)数は26%であつた。入院3日後、患者に
対し、10日間に亘り体重1k9当り1871!9の毎
日1回のリーカダイン静脈投与が指示された。
副作用としては、治療コースの終りに全体的に衰弱した
が約2〜3日で回復した。治療の結果、リンパ節は50
%減少(分離したリンパ節の径は1.5(7nになつた
)し、肝臓と牌臓は触知できなかつた。10日後の血液
状態は、Hbl69%、赤血球4500000、白血球
20800、Ju.O.5%、Segm.32.5%、
MOn.l%、1yrr1ph.66%、血小板292
000、網状赤血球0.3%、ESRllmm/Hrで
あつた。
血、清中の全ビリルピンは0.42W19%、間接型ビ
リルピンは0.42ワ%、チモール試験2.4un.、
タカターアラ反応87%、尿素20η%で、E−ロゼツ
ト形成細胞(Tリンパ球)数は56%、M−ロゼツト形
成細胞(Bリンパ球)数は29%であつた。尿検査では
変化なく、ECG結果は入院翌日と較べ動態を示さなか
つたことを示す。男性患者M.Z.年令56才。
患者P.G.l.より2ケ月後れて16日間治療。診断
結果は、転移のある胃がんで幽門が狭窄していた。2日
後の胃鏡検査では、嬬動があつても大彎曲の前幽門部に
は嬬動がなかつた。
この部分の悪性部分の径は3.5cTnで、その表面に
は径が0.3αの小さな潰瘍があつた。この部分は全部
硬く、生検が行われた。組織学的デ―タ一は胃の悪性腺
腫を示した。治療一週間後に手術。
手術の結果では、4.5×5cTn径のかなり固いかた
まり、すなわち胃の前幽門部の凹凸表面があることが示
された。腫瘍は肝臓と胃結腸に転移した。転移した節の
いくつかは肝臓表面にも見られた。転移は局部の節にも
肉眼で観察できた。ブラウン(BrOwr])によつて
腹側前結腸動脈の胃腸吻合と腸腸吻合とが行われた。手
術後の合併症はなかつた。手術後、放射線療法と細胞増
殖抑制治療は指示されなかつた。約1ケ月後、患者の状
態は満足すべきものであり、周辺の節は触知できず、肝
臓は固いかたまりの結節状でその下端は右肋骨弧よりも
8cr!L低かつた。牌臓は触知できなかつた。同日の
血液状態は、Hbl2.49%、赤血球3720000
、白血球119000,.juv.16%、Segm・
73%、EOs.l%、MOn.5%、1yn1ph5
%、血小板172840、ESR28關/Hrであつた
。血清中のビリルピンレベルは0.42ワ%(直接のビ
リルピンはマイナスであつた)、チモール試験は2un
.、タカターアラ反応は90%、尿素は20ワ%、アス
パラギン酸アミノトランスフエラーゼ活性は0.40μ
M/Hrlアラニンアミノトランスフエラーゼ活性は0
.60μM/Hrであつた。尿検査では病理学的変化が
なかつた。同じ日、1日1回15ワ/Kgのリーカダイ
ンの10日間に亘る静脈投与が指示された。
投与コース中に患者の自覚症状が改善された。副作用は
なかつた。客観的には、肝臓の大きさが2?小さくなり
、触診時の痛みがなくなつた(リーカダイン適用前には
痛みが認められた)。投与開始後12日目の血液状態は
、Hbl2.89%、赤血球3750000、白血球1
39000,juv.12%、Segm.75%、MO
n.3%、1ymph.100/)、血小板17625
0、ESR25m7n/Hr.であつた。尿検査は正常
であり、血清中の全ビリルピンは0.63η%、遊離の
ビリルピンは0.63〜%、チモール試験は1.4un
.、タカターアラ反応は94%、AsAT活性は0.5
μM/Hr.AIAT活性は0.55μM/Hrであつ
た。男性患者F.V.年令53才。
M.Z.に5ケ月遅れて入院。
診断は、がん性胸膜炎を伴う右肺の気管支がん、および
右鎖骨上部分と肝臓内のリンパ節中の転移。組織学的、
細胞学的所見は、偏平細胞性がん。3ケ月前発病。
処置として、気管支検鏡とX線検査、悪性細胞の存在を
探査するための継続的試験を伴う胸膜空洞の穿刺が行わ
れた。入院時患者の状態は重症であつた。
著しく短い呼吸で、呼吸数は1分間に26回。右肺の打
診で第2肋骨に鈍音検出。右側の聴診によると、呼吸は
著しく弱まり、左側にはラツセル音があつた。左側の鎖
骨上部に2×3CT!Lの大きさの硬い瘤様形成物が触
知された。肛臓は右肋骨弧よりも5C1n低いところで
触知された。それは硬く稠密なもので表面は瘤様であつ
た。X線の診断では、胸部右側は右肺頂点を除いて高度
に暗くなつていた。縦隔洞の影は左側へ移行していた。
左肺にはなんらの病理学的変化がなかつた。入院時の血
液状態は、Hbl2.49%、赤血球39600001
白血球10100、Juv.6%、Segrrl.75
%、EOs.6(Fb,.mOn.4%、1ymph.
13(Fb,.ESR44mm/Hrで、血清中の全ピ
リルピンは0.42η%(直接型ビリルピンは0、間接
型は0.42〜%)、チモール試験値は0.2un.、
タカターアラ反応は97%、尿素は34Tf9%、コレ
ステリンは256m9%、゛C゛反応たんぼくは高度に
プラスであつた。尿検査では病理学的変化が見られなか
つた。血糖値は87〜%であつた。ECG所見では、軽
度の洞頻脈、心筋層における軽度に発現された拡散変化
が認められた。入院2週間後、患者には20日間に亘る
毎日15η/Kg(体重)のリーカダインの静脈投与、
および隔日の4007f!9のシクロホスフアンの筋肉
間投与が指示された。
治療開始後14日目の患者の状態は、自覚的および客観
的状態が著しく改善し、呼吸困難は完全に消失した。
呼吸は1分間に18回で、体温は正常化(治療前には、
37.5−39℃範囲内で変動していた)し、左鎖骨上
部の構成体は消失し、右胸膜腔の穿刺を続行しなかつた
(治療前には、胸膜滲出物を3田こ1度0.5〜1.0
1の量で除くために穿刺が反復された。)。客観的検査
で、右胸膜腔中の滲出液水準は第4肋骨の水準にあるこ
とがわかつた。血液状態は、Hbl2.49%、赤血球
3700000、白血球4200、Juv.2%、Se
gl−r].65%、EOs.l%、MOn.5Ol)
、ESR3lm7l/Hrl血小板278250であつ
た。尿検査では病理学的変化は見られなかつた。治療開
始初期のX線検査では、胸部右側は、肺上部の小部分を
除いて一様に強く暗黒化していた。
これは胸膜腔中の液体の存在によつて起つた。隔膜の影
は左側へ移行した。左肺には病理学的症状がなかつた。
17日後に反復された検査では、前記液水準が著しく低
下した。
上記の上端は第3肋骨の上部弧にあつた。右側の拡大さ
れた門が認められた。4) 15人からなる第4番目の
群が脳腫瘍を有する患者で構成された。
脳腫瘍の化学療法の可能性は、現在まで非常に限定され
たものであつた。この群のなかで、星状細胞肺を持つ1
0人、多形膠芽腫を持つ4人、脳絨毛膜様乳頭肺を持つ
1人のそれぞれの患者に対してリーカダインを試験した
。部分的な除去を伴う減圧頭蓋骨局部切除または腫瘍の
生検後にリーカダインを処方した。手術後の時期に、治
療コース用に250〜/Kgを算出したリーカダインを
、静脈注射または経口で投与した。必要に応じ治療コー
スを反復実施した。血液状態の急速な正常化が観察され
(手術後のリンパ球減少症の消失、およびESR正常化
)、患者の状態が改善した。3〜4ケ月後、患者を繰り
返えし検査した(血管造影法または気脳造影法)。
9事例について、病変した脳部分の容積減少が観察され
た。
1事例に対しては、治療コース終了後2ケ月目に再手術
が行われた。
多形膠芽腫への転化を伴つた逆分化星状細胞腫の場所に
、脳空洞症嚢胞と壊死を起した細胞を有する腫瘍残留物
が現われた。他の事例では、腫瘍成長の遅滞が示された
。総べての事例において、手術後の期間で250〜/K
9の投与量におけるリーカダイン投薬によつては、1人
の患者で第1回目の注射後に嘔吐があつた他には何らの
マイナス副作用が起らなかつた。このよのなコースの反
復により、なんらの合併症をも起こさなかつた。上記の
効果を事例記録から抜翠して説明する。男性患者N.年
令57才 患者F..より6ケ月前に入院を許可された
診断は、左側頭葉遠隔部の腫瘍。入院後17日目に手術
、その内容は腫瘍生検を伴う左前頭側頭部分における減
圧頭蓋骨局部切除であつた。精密な診断では逆分化星状
細胞腫であつた。腫瘍は6C1!Lの深さのところに発
見されたもので、大脳皮質下形成体に生育し始めており
、有効な腫瘍除去が阻まれていた。処方指示は、体重(
Kg)当り250ηのリーカダインを毎日0.5gづつ
静脈投与するコースであつた。終了後14日置いて、さ
らにコースを繰り返えした。客観的指数として、E′S
Rが59から19へ急速に減少、リンパ球数の増大(0
.9×109から1,6×109へ)、が見られ、患者
の状態が改善した。4ケ月後に、X線検診が反復実施さ
れた。
その結果、局部的な脳空洞が検知された。これは腫瘍の
生長停止を立証するものである。造血におよほす副作用
を含めてなんらのマイナス副作用も記録されなかつた。
男性患者H.年令21才。
患者N.に4ケ月遅れて入院を許可された。診断は、脳
の右側の前頭から後頭への部分の腫瘍。減圧頭蓋骨局部
切除を、右側の前頭から側頭および後頭へかけての部分
に実施した。届きうる腫瘍部分を部分除去した。腫瘍の
生検の結果では、患者が多形膠芽腫への転化を伴う逆分
化星状細胞腫を有していることが示された。処方指示は
、13日間に亘る0.59ずつのリーカダイン静脈注射
のコースであつた。2ケ月後、反復して手術が行われた
肺瘍の場所に、脳空洞嚢胞および壊死細胞を伴う腫瘍残
留物が観察された。リーカダイン投薬での副作用は見ら
れなかつた。この薬剤は造血に対しマイナス効果を示さ
なかつた。ESRは49から11へ減少し、リーカダイ
ンコースを実施した後のリンパ球生成に対するプラス効
果が記録された。女性患者B.年令58才。
患者Nよりも1ケ月前に入院を認められた。診断は、第
4脳室腫瘍。40日後、後方頭蓋窩の減圧頭蓋局部切除
、腫瘍の部分除去を行つた。
組織学的検査では第4脳室の絨毛膜様乳頭腫が観察され
た。手術後の期間に、0.1259のリーカダインを1
日4回づつ4日間計2.09の投与量で経口投与する処
方指示がなされた。副作用は、口中の薬剤味感であつた
。造血に対するマイナス効果はなく、患者は3ケ月後に
満足な状態で退院した。3ケ月後に反復された検査でも
、腫瘍の生長継続に関するデータはなんら示されなかつ
た。
5)さらに、転移段階にあり種々の位置確認がなされて
いる腫瘍を有していてリーカダインによる治療を受けた
患者の特定な事例記録からの抜薬を示す。
得られた記録によると、外科的治療、放射線照射、多種
化学療法が、これらの患者に対して行われたことがわか
る。但し、成果は得られていなかつた。上記患者らに対
するリーカダインの処方指示によつて、1事例において
、リンパ節の転移が25〜30(Fb後退し、第2事例
においては転移節が25%低減し、第3事例においては
経過の安定化がもたらされた。女性患者L.年令68才
診断は、くびのリンパ節への転移を伴う側頭部分の上皮
腫で、4年前から第3期症状であつた。化学療法〔プロ
スピジン(PrOspidyn)とスピロプロミン(S
pyrObrOmine)との併用〕コースと同様、放
射線療法、再発腫瘍切開、の処置が行われたが、成果が
なかつた。この患者は、3日づつの間隔を置いた19ず
つのリーカダイン静脈注射による合計250η/Kgの
投与コースを受けた。治療効果は、リンパ節への転移の
25〜30%後退であつた。副作用は、第1回注射後の
1回の嘔吐であつた。造血低下は観察されなかつた。女
性患者A.年令46才。診断は、胸骨労および鎖骨下の
リンパ節への転移を伴う右乳腺がん。6年前から第3期
症状であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主要活性成分として下記の一般式にて表わされる1
    −H−2−アジリジン炭酸誘導体および薬剤用の溶剤ま
    たは賦形剤を含むことを特徴とする抗腫瘍活性を有する
    薬剤組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここにRはNHNH_2またはNH_2である。 2 薬剤用溶剤として蒸留水または等張性溶液が使用さ
    れる、上記第1項の薬剤組成物。 3 薬剤用溶剤と配合された該活性成分含量が0.1〜
    30(重量)%である、上記第1項または第2項の薬剤
    組成物。4 薬剤用賦形剤として個別のまたは種々に組
    合わされたステアリン酸、ラクトース、グルコース、ポ
    テト澱粉、タルク、植物性油および/またはポリエチレ
    ングリコールが使用される、上記第1項の薬剤組成物。 5 錠剤用薬剤賦形剤と配合された該活性成分含量が1
    0〜55(重量)%である、上記第1項または第4項の
    薬剤組成物。 6 坐薬用薬剤賦形剤と配置された該活性成分含量が1
    〜50(重量)%である、上記第1項または第4項の薬
    剤組成物。 7 軟膏用薬剤賦形剤と配合された該活性成分含量が0
    .1〜50(重量)%である、上記第1項または第4項
    の薬剤組成物。
JP52129575A 1976-10-29 1977-10-28 抗腫瘍活性を有する薬剤組成物 Expired JPS5927326B2 (ja)

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SU2418326 1976-10-29
SU000002418326 1976-10-29

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CA1098037A (en) 1981-03-24

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