JPS592699Y2 - ポリエステルフイルム巻製品の包装体 - Google Patents

ポリエステルフイルム巻製品の包装体

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JPS592699Y2
JPS592699Y2 JP9345179U JP9345179U JPS592699Y2 JP S592699 Y2 JPS592699 Y2 JP S592699Y2 JP 9345179 U JP9345179 U JP 9345179U JP 9345179 U JP9345179 U JP 9345179U JP S592699 Y2 JPS592699 Y2 JP S592699Y2
Authority
JP
Japan
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packaging
film
polyester film
product
width
Prior art date
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Expired
Application number
JP9345179U
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English (en)
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JPS5612085U (ja
Inventor
安紀 三浦
忠 江角
義 粟津
Original Assignee
東レ株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、薄物で、かつ広幅のポリエステルフィルム巻
製品の包装体に関するものである。
従来、ポリエステルフィルムの巻製品は、合成樹脂から
なる種々の包装材で包装された状態で保管されているが
、第1図に示すように、コアー1に巻かれたポリエステ
ルフィルム2の巻製品の保管期間の長いものは、包装材
を取除くと、巻製品の中央部近傍で突状部3が発生して
いる。
そしてその突状部の発生率は、保管期間を一定とすると
、フィルムの厚さが薄いほど、また、フィルムの幅が広
いほど高く、このような突状部3のできた巻製品は巻き
戻すと突状部3の部分に対応する個所でたるみを生じ、
印刷やコーティング等の後加工工程でしわになったり印
刷ずれやコーティングむらなどの原因となる欠点があっ
た。
また、突状部3は巻製品の表層から2〜3mm巻き戻さ
なければその部分を除去することのできないものが多く
、薄物ではフィルム厚さにして数百メートルに達すると
いう欠点があった。
本考案の目的は、かかる従来技術の欠点を解消せしめ、
ポリエステルフィルム巻製品の長期保管において、巻製
品表層に突状部の形成がなされない包装体を提供せんと
するものである。
上記目的を達成するため、本考案の構成は厚さ25μ以
下、幅300mm以上のポリエステルフィルム巻製品と
、該ポリエステルフィルム巻製品にほぼ密着した状態で
設けられた水蒸気透過率3g/m2/24hr/全厚さ
以下の包装材とからなるポリエステルフィルム巻製品の
包装体であって、かつ前記フィルム巻製品の外周面のみ
を前記包装材で包装してなるポリエステルフィルム巻製
品の包装材を特徴とするものである。
本考案のポリエステルフィルムとは、主としてポリエチ
レンテレフタレートからなる配向フィルムで、かつ厚み
25μ以下、幅300 mm以上、好ましくは厚み17
μ以下、幅45Qmm以上のフィルムであり、その巻製
品とは、ポリエステルフィルムがロールやリールに巻か
れた製品をいう。
本考案の包装材としてはポリプロピレン、ポリエステル
フィルム等の金属蒸着フィルム、金属箔、その他の防湿
材料およびポリエステルフィルムを含めたそれらの複合
体が対象となるが、それらの水蒸気透過率は、使用する
防湿シート全厚み当り3 g /m2/24 hrs以
下が必須要件であり、これ以上の透過率のシートでは効
果が期待できない。
また更に好ましくは、2g/m2/24hrs以下の透
過率を有するものである。
本考案におけるフィルム巻製品の外周面とは、巻製品の
フィルム最外表面のうち軸心とほぼ平行な面で、両端面
を除く部分である。
また、その包装方法としては、製膜スリット後、できる
だけ速かに巻製品の外周面のみを包装するものである。
このように両端面を割愛して包装しても効果が十分認め
られる驚くべき事実を見出した。
ただし、その場合は、該包装材の幅はポリエステルフィ
ルム巻製品幅の50%以上、好ましくは70%以上を占
める必要がある。
また、できるだけポリエステル巻製品に密着して包装材
を巻くことか肝要である。
この外周面のみの包装は包装材の節約、作業性の向上に
連がり、極めて好ましい。
つぎに、図面により本考案について説明する。
第2図は、本考案の包装体で外周面(フィルム幅)全幅
を包装した包装形態を示す図、第3図は、同じく本考案
の包装体でフィルム幅の70%を包装した包装形態を示
す図、第4図は、比較例でフィルム幅の40%を包装し
た包装形態を示す図である。
図において、1はコアー、2はポリエステルフィルム、
4は包装材である。
本考案の構成の如く、ポリエステル巻製品を前記規定の
包装材により包装することにより長期間放置して、巻製
品表層におけるしわの発生が少なく、印刷やコーティン
グ等の後加工工程でしわになったり、印刷ずれやコーテ
ィングむらのない製品が得られる。
つぎに、実施例により本考案の効果を、さらに詳細に説
明する。
実施例 1 ポリエステル巻製品(厚み15μ、幅650 mm、長
さ4000 m)を、アルミ蒸着したポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚み40μ、水蒸気透過率2゜3
g /m2/24 hrs/40 p )およびポリ
プロピレンフィルム(厚み40μ、水蒸気透過率3.7
5 g/m2/24 hrs/40 p )で、それぞ
れ包装したもの、ならびにブランクとして包装材のない
巻製品の3種類について包装後の25℃、70%RHに
おける放置時のしわ発生頻度を調べた。
結果は表1の通りであった。
上記表 の数値はt つぎの式により算出する。
表1の結果から明らかなように、本考案の外周面全面包
装のものは、全面包装(両端面の包装含む)したものに
近い値が得られ、また、A1蒸着ボッエステルフィルム
で包装したものについては、巻製品の表層部に発生する
しわは3ケ月経過後においてもきわめて少なく、最終製
品として問題なかった。
実施例 2 ポリエステル巻製品(厚み15μ、幅650mm、長さ
4000 m)を、アルミ蒸着したポリエチレンテレフ
タレートフィルム(厚み40μ、水蒸気透過率2゜3g
/m2/24hrS/40μ)で、(a)巻製品ノ全幅
、円周方向全面包装、(b)巻製品の80%幅、円周方
向全面包装、(C)巻製品の40%幅、円周方向全面包
装を行なったものについて25℃、70%RH下で3力
月間放置時のしわ案生頻度を調査した結果、表2の通り
であった。
表 上記表2の数値は。
つぎの式に よシ算出する。
表2の結果から明らかなように、包装材巻幅が100%
および80%のものについては、巻製品の表層部に発生
するしわは3力月経過後においても、比較例にくらべて
きわめて少なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フィルム巻製品における突状部発生状態を示
す斜視図、第2図〜第4図は、フィルム巻製品が包装材
で包装された状態を示す斜視図である。 なお、第2図は巻製品の全幅、第3図は巻製品の巻幅の
70%、第4図は巻製品の巻幅の40%を各々包装材で
包装した状態を示す図である。 符号の説明 1:コアー、2:ポリエステルフィルム、
3:突状部、4:包装材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚さ25μ以下、幅300 mm以上のポリエステルフ
    ィルム巻製品と、該ポリエステルフィルム巻製品にほぼ
    密着した状態で設けられた水蒸気透過率3 g /m2
    /24 hr/全厚さ以下の包装材とからなるポリエス
    テルフィルム巻製品の包装体であって、かつ前記フィル
    ム巻製品の外周面のみを前記包装材で包装してなるポリ
    エステルフィルム巻製品の包装体。
JP9345179U 1979-07-09 1979-07-09 ポリエステルフイルム巻製品の包装体 Expired JPS592699Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9345179U JPS592699Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 ポリエステルフイルム巻製品の包装体

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JP9345179U JPS592699Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 ポリエステルフイルム巻製品の包装体

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JPS5612085U JPS5612085U (ja) 1981-02-02
JPS592699Y2 true JPS592699Y2 (ja) 1984-01-25

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ID=29326361

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