JP2001347610A - 防錆紙 - Google Patents
防錆紙Info
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- JP2001347610A JP2001347610A JP2000170556A JP2000170556A JP2001347610A JP 2001347610 A JP2001347610 A JP 2001347610A JP 2000170556 A JP2000170556 A JP 2000170556A JP 2000170556 A JP2000170556 A JP 2000170556A JP 2001347610 A JP2001347610 A JP 2001347610A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時にカールが発生しにくく、かつ、紙粉
やホコリが少なく、シャドウマスク、リードフレーム等
のクリーン度が要求される金属製品の包装に好適な防錆
紙の提供を目的とするものである。 【解決手段】 紙素材に防錆剤が含浸又は塗布された防
錆層２と、合成樹脂層３と、基紙層４とがこの順に積層
された防錆紙１である。
やホコリが少なく、シャドウマスク、リードフレーム等
のクリーン度が要求される金属製品の包装に好適な防錆
紙の提供を目的とするものである。 【解決手段】 紙素材に防錆剤が含浸又は塗布された防
錆層２と、合成樹脂層３と、基紙層４とがこの順に積層
された防錆紙１である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、防錆紙、特にシャ
ドウマスク、リードフレーム等のクリーン度が要求され
る金属製品の包装に好適な防錆紙に関するものである。
ドウマスク、リードフレーム等のクリーン度が要求され
る金属製品の包装に好適な防錆紙に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼板、銅などの金属製品の包装等に用い
て錆の発生を防止する防錆紙１１は、図２に示すよう
に、紙素材に防錆剤が含浸又は塗布された防錆層１２
と、防湿性を付与するための合成樹脂層１３とが積層さ
れたものが一般的である。
て錆の発生を防止する防錆紙１１は、図２に示すよう
に、紙素材に防錆剤が含浸又は塗布された防錆層１２
と、防湿性を付与するための合成樹脂層１３とが積層さ
れたものが一般的である。
【０００３】かかる防錆紙１１で金属製品を包装するこ
とで、防錆層１２からの防錆剤の揮発により金属製品の
周囲を防錆剤の雰囲気とし、合成樹脂層１３により錆の
発生を加速する水分を遮断することと相まって、金属製
品を防錆するものである。
とで、防錆層１２からの防錆剤の揮発により金属製品の
周囲を防錆剤の雰囲気とし、合成樹脂層１３により錆の
発生を加速する水分を遮断することと相まって、金属製
品を防錆するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防錆紙１１
は、製造時において、カッターで所定の寸法に裁断する
と、防錆層１２の紙素材から紙粉が発生する。また合成
樹脂層１３は、静電気を帯びやすく、ゴミやホコリなど
が吸着しやすい。そのため、かかる防錆紙１１で金属製
品を包装すると、金属製品の表面に紙粉やホコリが付着
してしまう。従って、特にシャドウマスク、リードフレ
ーム等のクリーン度が要求される金属製品の包装には不
向きである。
は、製造時において、カッターで所定の寸法に裁断する
と、防錆層１２の紙素材から紙粉が発生する。また合成
樹脂層１３は、静電気を帯びやすく、ゴミやホコリなど
が吸着しやすい。そのため、かかる防錆紙１１で金属製
品を包装すると、金属製品の表面に紙粉やホコリが付着
してしまう。従って、特にシャドウマスク、リードフレ
ーム等のクリーン度が要求される金属製品の包装には不
向きである。
【０００５】また、上記防錆紙１１を構成する防錆層１
２は、紙素材からなるため、吸排湿性を有する。一方、
合成樹脂層１３は防湿性を有する。そのため、使用環境
の湿度の変化による防錆層１２の伸縮率と合成樹脂層１
３の伸縮率とが異なるので、カールが発生しやすい。
２は、紙素材からなるため、吸排湿性を有する。一方、
合成樹脂層１３は防湿性を有する。そのため、使用環境
の湿度の変化による防錆層１２の伸縮率と合成樹脂層１
３の伸縮率とが異なるので、カールが発生しやすい。
【０００６】本発明はこれらの不都合に鑑みてなされた
ものであり、使用時にカールが発生しにくく、かつ、紙
粉やホコリが少なく、シャドウマスク、リードフレーム
等のクリーン度が要求される金属製品の包装に好適な防
錆紙の提供を目的とするものである。
ものであり、使用時にカールが発生しにくく、かつ、紙
粉やホコリが少なく、シャドウマスク、リードフレーム
等のクリーン度が要求される金属製品の包装に好適な防
錆紙の提供を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、紙素材に防錆剤が含浸又は塗布され
た防錆層と、合成樹脂層と、基紙層とがこの順に積層さ
れた防錆紙である。
になされた発明は、紙素材に防錆剤が含浸又は塗布され
た防錆層と、合成樹脂層と、基紙層とがこの順に積層さ
れた防錆紙である。
【０００８】当該防錆紙は、中間に合成樹脂層を挟んだ
形のいわゆるポリサンドタイプであり、両面が紙素材で
あることから、かかる両面の紙素材が適度な水分を保持
し、静電気を帯びにくく、ホコリ等を寄せ付けにくくな
る。そのため、当該防錆紙によれば、上述のようなクリ
ーン度が要求される金属製品の包装に好適となる。ま
た、このように両面が紙素材であるため、上下両層の吸
排湿性が同様であり、カールの発生を低減することがで
きる。
形のいわゆるポリサンドタイプであり、両面が紙素材で
あることから、かかる両面の紙素材が適度な水分を保持
し、静電気を帯びにくく、ホコリ等を寄せ付けにくくな
る。そのため、当該防錆紙によれば、上述のようなクリ
ーン度が要求される金属製品の包装に好適となる。ま
た、このように両面が紙素材であるため、上下両層の吸
排湿性が同様であり、カールの発生を低減することがで
きる。
【０００９】上記防錆層の紙素材及び／又は基紙層を構
成する紙素材としては無塵紙を用いるとよい。このよう
に無塵紙を用いると、紙素材から紙粉が発生しないた
め、上述の紙粉等の発生防止作用を促進させることがで
きる。また、かかる紙素材としてコート紙又は表面にキ
ャレンダー処理が施されたものも、同様に紙粉等の発生
防止作用を促進させることができる。
成する紙素材としては無塵紙を用いるとよい。このよう
に無塵紙を用いると、紙素材から紙粉が発生しないた
め、上述の紙粉等の発生防止作用を促進させることがで
きる。また、かかる紙素材としてコート紙又は表面にキ
ャレンダー処理が施されたものも、同様に紙粉等の発生
防止作用を促進させることができる。
【００１０】また、当該防錆紙において、帯電防止機能
を有する合成樹脂層にすると、静電気を帯びることによ
るホコリ等の吸着が防止できる。
を有する合成樹脂層にすると、静電気を帯びることによ
るホコリ等の吸着が防止できる。
【００１１】かかる帯電防止機能を発現する手段として
は、合成樹脂層を構成する主ポリマーに静電誘導防止性
を有する架橋性重合体を用いるとよい。このように、静
電誘導防止性を有する架橋性重合体で形成された合成樹
脂層は、高い導電性を有しているため、当該防錆紙にお
いて誘電分極した対電荷は誘電中和され、極めて短い緩
和時間で分極電荷が消滅する。かかる架橋性重合体とし
ては、側鎖にカルボキシル基と４級アンモニウム塩基と
を有する架橋性重合体を用いることができる。
は、合成樹脂層を構成する主ポリマーに静電誘導防止性
を有する架橋性重合体を用いるとよい。このように、静
電誘導防止性を有する架橋性重合体で形成された合成樹
脂層は、高い導電性を有しているため、当該防錆紙にお
いて誘電分極した対電荷は誘電中和され、極めて短い緩
和時間で分極電荷が消滅する。かかる架橋性重合体とし
ては、側鎖にカルボキシル基と４級アンモニウム塩基と
を有する架橋性重合体を用いることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を詳説する。図１は本発明の防錆紙を示
す模式的断面図である。
明の実施の形態を詳説する。図１は本発明の防錆紙を示
す模式的断面図である。
【００１３】図１の防錆紙は、防錆層２と合成樹脂層３
と基紙層４とがこの順に積層された構造である。
と基紙層４とがこの順に積層された構造である。
【００１４】この防錆層２は、紙素材に気化性の防錆剤
を含浸させたものである。この防錆剤としては、例え
ば、トリエタノールアミン等の１，２，３級アミン類、
安息香酸ナトリウム等の有機酸のアルカリ塩類、チオ尿
素等の硫黄化合物、安息香酸ブチルエステル等のエステ
ル類、石油スルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン
酸塩類などが挙げられる。かかる防錆剤の塗工量は、固
形分換算で８ｇ／ｍ2以上３０ｇ／ｍ2以下が好ましく、
１０ｇ／ｍ2以上１５ｇ／ｍ2以下が特に好ましい。これ
は、塗工量が上記範囲未満であると、防錆効果が不十分
になり、逆に、塗工量が上記範囲を超えると、防錆層２
の表面がべとついたり、防錆剤が結晶化したりすること
からである。
を含浸させたものである。この防錆剤としては、例え
ば、トリエタノールアミン等の１，２，３級アミン類、
安息香酸ナトリウム等の有機酸のアルカリ塩類、チオ尿
素等の硫黄化合物、安息香酸ブチルエステル等のエステ
ル類、石油スルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン
酸塩類などが挙げられる。かかる防錆剤の塗工量は、固
形分換算で８ｇ／ｍ2以上３０ｇ／ｍ2以下が好ましく、
１０ｇ／ｍ2以上１５ｇ／ｍ2以下が特に好ましい。これ
は、塗工量が上記範囲未満であると、防錆効果が不十分
になり、逆に、塗工量が上記範囲を超えると、防錆層２
の表面がべとついたり、防錆剤が結晶化したりすること
からである。
【００１５】防錆層２に使用する紙素材としては、例え
ば上質紙、中質紙、晒クラフト紙、未晒クラフト紙、片
艶未晒クラフト紙、ライナー紙、紙管原紙クラフト紙な
どを用いることができる。輸送用の梱包材料として用い
る場合、錆の発生を防止する観点から中性クラフト紙が
好適である。また、この防錆層２に使用する紙素材の秤
量も、特に限定されるものではなく、例えば３０ｇ／ｍ
2以上３００ｇ／ｍ2以下の範囲から使用目的に応じて適
宜選択して用いられる。
ば上質紙、中質紙、晒クラフト紙、未晒クラフト紙、片
艶未晒クラフト紙、ライナー紙、紙管原紙クラフト紙な
どを用いることができる。輸送用の梱包材料として用い
る場合、錆の発生を防止する観点から中性クラフト紙が
好適である。また、この防錆層２に使用する紙素材の秤
量も、特に限定されるものではなく、例えば３０ｇ／ｍ
2以上３００ｇ／ｍ2以下の範囲から使用目的に応じて適
宜選択して用いられる。
【００１６】基紙層４は、紙素材から形成されており、
上記防錆層２の紙素材と同様のものが用いられる。この
ように、当該防錆紙１は、両面側に紙素材からなる防錆
層２と基紙層４とを備えているため、（ａ）静電誘導防
止性を有し、ホコリ等の付着を低減することができる、
（ｂ）吸排湿による伸縮率がほぼ同様であるので、カー
ルの発生を低減することができる、等の効果を奏する。
なお、カールの発生の防止を完全なものにするために
は、基紙層４の紙素材は、上記防錆層２の紙素材と吸排
湿による伸縮率が近しいものが好ましい。
上記防錆層２の紙素材と同様のものが用いられる。この
ように、当該防錆紙１は、両面側に紙素材からなる防錆
層２と基紙層４とを備えているため、（ａ）静電誘導防
止性を有し、ホコリ等の付着を低減することができる、
（ｂ）吸排湿による伸縮率がほぼ同様であるので、カー
ルの発生を低減することができる、等の効果を奏する。
なお、カールの発生の防止を完全なものにするために
は、基紙層４の紙素材は、上記防錆層２の紙素材と吸排
湿による伸縮率が近しいものが好ましい。
【００１７】上記防錆層２の紙素材及び基紙層４の紙素
材としては、無塵紙、コート紙又は表面にキャレンダー
処理が施されたものが、紙粉等の発生防止性の観点から
特に好ましい。
材としては、無塵紙、コート紙又は表面にキャレンダー
処理が施されたものが、紙粉等の発生防止性の観点から
特に好ましい。
【００１８】合成樹脂層３に使用可能なポリマーとして
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチル
ペンテン、エチレン酢酸ビニル樹脂、エチレンエチルア
クリレート樹脂、エチレンアクリル酸樹脂、エチレンメ
タクリル酸樹脂、エチレンアクリル酸メチル樹脂、アイ
オノマー樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエステル等
が挙げられる。また、いわゆるメタロセン触媒を用いて
重合されたポリエチレン、ポリプロピレン等も、好適に
用いることができる。合成樹脂層３の厚みは特には限定
されないが、一般的には８μｍ以上１００μｍ以下程度
とされる。
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチル
ペンテン、エチレン酢酸ビニル樹脂、エチレンエチルア
クリレート樹脂、エチレンアクリル酸樹脂、エチレンメ
タクリル酸樹脂、エチレンアクリル酸メチル樹脂、アイ
オノマー樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエステル等
が挙げられる。また、いわゆるメタロセン触媒を用いて
重合されたポリエチレン、ポリプロピレン等も、好適に
用いることができる。合成樹脂層３の厚みは特には限定
されないが、一般的には８μｍ以上１００μｍ以下程度
とされる。
【００１９】合成樹脂層３は、帯電防止機能を有するも
のにするとよく、静電気を帯びることによるホコリ等の
吸着が防止でき、紙粉等の発生防止作用をさらに向上さ
せることができる。かかる帯電防止機能を発現する手段
としては、帯電防止剤を合成樹脂層３を構成する主ポリ
マーに混合させる方法や、合成樹脂層３に帯電防止剤を
塗工する方法が一般的であるが、合成樹脂層３を構成す
る主ポリマーに静電誘導防止性を有する架橋性重合体を
用いる方法が特に好ましい。このように、合成樹脂層３
を静電誘導防止性を有する架橋性重合体で形成すると、
合成樹脂層３自体が高い導電性を有することとなり、防
錆紙１に優れた静電誘導防止性が発現される。
のにするとよく、静電気を帯びることによるホコリ等の
吸着が防止でき、紙粉等の発生防止作用をさらに向上さ
せることができる。かかる帯電防止機能を発現する手段
としては、帯電防止剤を合成樹脂層３を構成する主ポリ
マーに混合させる方法や、合成樹脂層３に帯電防止剤を
塗工する方法が一般的であるが、合成樹脂層３を構成す
る主ポリマーに静電誘導防止性を有する架橋性重合体を
用いる方法が特に好ましい。このように、合成樹脂層３
を静電誘導防止性を有する架橋性重合体で形成すると、
合成樹脂層３自体が高い導電性を有することとなり、防
錆紙１に優れた静電誘導防止性が発現される。
【００２０】上記静電誘導防止性を有する架橋性重合体
とは、例えば、（ａ）重合体の側鎖に存在する陽イオン
基と遊離している陰イオンからなる荷電重合体、（ｂ）
重合体の側鎖に存在する陰イオン基と遊離している陽イ
オンからなる荷電重合体、（ｃ）重合体の側鎖に存在す
る陽イオン基と陰イオン基からなる分子内荷電重合体な
どがあり、具体的には側鎖にカルボキシル基と４級アン
モニウム塩基とを有する架橋性重合体を用いるとよい。
これは、４級アンモニウム塩基が誘電分極性と導電性に
よる速やかな誘電分極緩和性を付与する効果を有し、カ
ルボキシル基が架橋性を高める効果を有することからで
ある。
とは、例えば、（ａ）重合体の側鎖に存在する陽イオン
基と遊離している陰イオンからなる荷電重合体、（ｂ）
重合体の側鎖に存在する陰イオン基と遊離している陽イ
オンからなる荷電重合体、（ｃ）重合体の側鎖に存在す
る陽イオン基と陰イオン基からなる分子内荷電重合体な
どがあり、具体的には側鎖にカルボキシル基と４級アン
モニウム塩基とを有する架橋性重合体を用いるとよい。
これは、４級アンモニウム塩基が誘電分極性と導電性に
よる速やかな誘電分極緩和性を付与する効果を有し、カ
ルボキシル基が架橋性を高める効果を有することからで
ある。
【００２１】上記防錆紙１の製造方法としては、防錆層
２と基紙層４との間に合成樹脂層３を構成する溶融合成
樹脂を押出ラミネーション法によって押出す方法や、防
錆層２と合成樹脂層３と基紙層４とをドライラミネーシ
ョン法により積層する方法などがある。
２と基紙層４との間に合成樹脂層３を構成する溶融合成
樹脂を押出ラミネーション法によって押出す方法や、防
錆層２と合成樹脂層３と基紙層４とをドライラミネーシ
ョン法により積層する方法などがある。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防錆紙に
よれば、使用時にカールが発生しにくく、かつ、紙粉や
ホコリが少なく、特にシャドウマスク、リードフレーム
等のクリーン度が要求される金属製品の包装に好適であ
る。
よれば、使用時にカールが発生しにくく、かつ、紙粉や
ホコリが少なく、特にシャドウマスク、リードフレーム
等のクリーン度が要求される金属製品の包装に好適であ
る。
【図１】本発明の一実施形態に係る防錆紙を示す模式的
断面図である。
断面図である。
【図２】従来の一般的な防錆紙を示す模式的断面図であ
る。
る。
１ 防錆紙 ２ 防錆層 ３ 合成樹脂層 ４ 基紙層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年９月１７日（２００１．９．１
７）
７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項４】 前記合成樹脂層が、帯電防止機能を有す
る請求項１乃至３のいずれかに記載の金属製品の包装用
防錆紙。
る請求項１乃至３のいずれかに記載の金属製品の包装用
防錆紙。
【請求項５】 前記帯電防止機能が、前記合成樹脂層を
構成する主ポリマーに用いられる静電誘導防止性を有す
る架橋性重合体によって発現される請求項４に記載の金
属製品の包装用防錆紙。
構成する主ポリマーに用いられる静電誘導防止性を有す
る架橋性重合体によって発現される請求項４に記載の金
属製品の包装用防錆紙。
【請求項６】 前記架橋性重合体が、側鎖にカルボキシ
ル基と４級アンモニウム塩基とを有する架橋性重合体で
ある請求項５に記載の金属製品の包装用防錆紙。
ル基と４級アンモニウム塩基とを有する架橋性重合体で
ある請求項５に記載の金属製品の包装用防錆紙。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、紙素材に防錆剤が含浸又は塗布され
た防錆層と、合成樹脂層と、基紙層とがこの順に積層さ
れた金属製品の包装用防錆紙である。
になされた発明は、紙素材に防錆剤が含浸又は塗布され
た防錆層と、合成樹脂層と、基紙層とがこの順に積層さ
れた金属製品の包装用防錆紙である。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】これら防錆層の紙素材及び／又は基紙層を
構成する紙素材として、無塵紙、コート紙又は表面にキ
ャレンダー処理が施されたものを用いるとよい。本発明
の防錆紙は、中間に合成樹脂層を挟んだ形のいわゆるポ
リサンドタイプであり、その両面をかような紙素材で構
成することで、かかる両面の紙素材が適度な水分を保持
し、静電気を帯びにくく、ホコリ等を寄せ付けにくくな
る。そのため、本発明の防錆紙によれば、上述のような
クリーン度が要求される金属製品の包装に好適となる。
また、このように両面が紙素材であるため、上下両層の
吸排湿性が同様であり、カールの発生を低減することが
できる。
構成する紙素材として、無塵紙、コート紙又は表面にキ
ャレンダー処理が施されたものを用いるとよい。本発明
の防錆紙は、中間に合成樹脂層を挟んだ形のいわゆるポ
リサンドタイプであり、その両面をかような紙素材で構
成することで、かかる両面の紙素材が適度な水分を保持
し、静電気を帯びにくく、ホコリ等を寄せ付けにくくな
る。そのため、本発明の防錆紙によれば、上述のような
クリーン度が要求される金属製品の包装に好適となる。
また、このように両面が紙素材であるため、上下両層の
吸排湿性が同様であり、カールの発生を低減することが
できる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】これら防錆層の紙素材及び／又は基紙層を
構成する紙素材として、無塵紙、コート紙又は表面にキ
ャレンダー処理が施されたものを用いると、紙素材から
紙粉が発生しないため、上述の紙粉等の発生防止作用を
促進させることができる。
構成する紙素材として、無塵紙、コート紙又は表面にキ
ャレンダー処理が施されたものを用いると、紙素材から
紙粉が発生しないため、上述の紙粉等の発生防止作用を
促進させることができる。
フロントページの続き Ｆターム(参考） 4F100 AK01B AK04 AK07 AK21 AK25 AK41 BA02 BA03 CA14A CA21B DG10A EH46A EJ05B EJ82A GB15 JB02 JB02A JG03B JL06 4L055 AG34 AG35 AG36 AH28 AJ01 AJ02 AJ03 BE02 BE08 BE10 BE13 BE14 FA11 FA18 GA50
Claims (7)
- 【請求項１】 紙素材に防錆剤が含浸又は塗布された防
錆層と、合成樹脂層と、基紙層とがこの順に積層された
防錆紙。 - 【請求項２】 上記防錆層の紙素材及び／又は基紙層を
構成する紙素材として無塵紙が用いられている請求項１
に記載の防錆紙。 - 【請求項３】 上記防錆層の紙素材及び／又は基紙層を
構成する紙素材としてコート紙が用いられている請求項
１に記載の防錆紙。 - 【請求項４】 上記防錆層の紙素材及び／又は基紙層を
構成する紙素材として表面にキャレンダー処理が施され
たものが用いられている請求項１に記載の防錆紙。 - 【請求項５】 上記合成樹脂層が帯電防止機能を有する
請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の防錆紙。 - 【請求項６】 上記帯電防止機能を発現する手段として
合成樹脂層を構成する主ポリマーに静電誘導防止性を有
する架橋性重合体が用いられている請求項５に記載の防
錆紙。 - 【請求項７】 上記架橋性重合体として側鎖にカルボキ
シル基と４級アンモニウム塩基とを有する架橋性重合体
が用いられている請求項６に記載の防錆紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000170556A JP3779132B2 (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 防錆紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000170556A JP3779132B2 (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 防錆紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001347610A true JP2001347610A (ja) | 2001-12-18 |
| JP3779132B2 JP3779132B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=18673256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000170556A Expired - Fee Related JP3779132B2 (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 防錆紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3779132B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009007710A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Oji Paper Co Ltd | 防錆紙 |
| WO2018164155A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | Ｊｘ金属株式会社 | 高純度金属の真空梱包品および該真空梱包品の製造方法 |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170556A patent/JP3779132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009007710A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Oji Paper Co Ltd | 防錆紙 |
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