JPS5926851B2 - 調理用オ−ブン - Google Patents

調理用オ−ブン

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Publication number
JPS5926851B2
JPS5926851B2 JP53013234A JP1323478A JPS5926851B2 JP S5926851 B2 JPS5926851 B2 JP S5926851B2 JP 53013234 A JP53013234 A JP 53013234A JP 1323478 A JP1323478 A JP 1323478A JP S5926851 B2 JPS5926851 B2 JP S5926851B2
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JP
Japan
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food
radiation
rotating drum
cooking oven
temperature
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JP53013234A
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JPS54106950A (en
Inventor
靖之 本塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品から発する放射線を検出して、高周波発振
を制御してなる高周波加熱装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来から開発されている食品に挿入して食品温度を検出
する装置を備えた高周波加熱装置に対して本発明の目的
とする高周波加熱装置には次の様な特長がある。
(1)食品に挿入しないために外観を損うことがない。
(2)冷凍食品や卵など従来、挿入型の温度検出器では
調理不可能だつた食品も調理し得る。
(3)応答が速い(熱時定数が非常に短かい)。
(4)衛生的で洗浄等の手間が省ける。(5)加熱庫内
で放電の危険性がなく、放電痕を生じることがない。
以上の他にも、取り扱いの誤りによつて温度検出器を焼
損することがない等、数多くの優れた利点を有する反面
、その制御原理は複数で、食品の表面温度による制御と
なる欠点がある。
また従来から種々提案されている方法も実用的には十分
ではなかつた。
発明の目的 本発明では放射線の検出する立体角を小さく、かつ一定
にすることから、食品の温度による制御を可能にし、ま
たチョッパの放射率を食品や食器の放射率とほぼ等しく
することによつて制御回路の簡略化と周囲温度等による
影響を軽減させ安定性の向上を図り、さらにはタイマー
を併用することによつて、温度むらの改善と従来にない
料理の範囲を広げて、非常に使い勝手の良い高周波加熱
装置を提供することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するために高周波発振器と、食品から発
する放射線を検出する放射線検出器と、食品と放射線検
出器との間に設けられた放射線通過穴と、放射線を反射
する反射鏡と、前記放射線検出器の出力によつて前記高
周波発振器を制御する制御回路とを設け、前記放射線検
出器を食品と放射線通過穴を結ぶ直線から外して設けた
ものである。
実施例の説明 以下本発明の一実施例について添付図面をもとに説明す
る。
絶対零度よりも高い温度を持つ物体からはすべて赤外線
が放射されており、単位表面積当りの放射エネルギーW
は次式で示される。
この放射エネルギーを受けた焦電型検出素子は温度が変
化して、表面電荷に変化をきたし、即ちこれが出力とな
る。
この表面電荷はある時間を経過すると中和して消滅する
。そのために、連続的に出力を得るためには焦電型検出
素子と被測定物の間にチヨツパを設け、赤外線を断続す
る必要がある。この場合の赤外線変化量はε1,T1、
食品の放射率及び絶対温度 ε2,T2、チヨツパの放射率及び絶対温度となり、こ
の様子を示すのが第1図及び第2図である。
1は赤外線検出器、2はチヨツパ、3は食品、4は焦電
型検出素子である。
食品3から出る全赤外線量は食品の表面積に比例し、ま
た焦電型検出素子4に入射する赤外線量は食品3までの
距離の2乗に反比例する。この入射赤外線量を食品3の
温度の関数として取り出すには、第2図に示す如く視野
角を常に一定として、食品3がこの視野角を満たすこと
によつて、温度による制御が可能となる。第3図は本実
施例の高周波加熱装置を示す外観図であり、5は時間設
定ダイヤル、6は温度設定ダイヤル、7は調理スイツチ
、8は調理ランプである。第4図aは本実施例の高周波
加熱装置の配線図であり、9は安全スイツチ、10はヒ
ユーズである。
この図に示す状態はタイマモータ13を設定して接点1
2が閉じ、オーブンランプ11が点灯し、ドアを閉じる
ことによつて、ドアスイツチ16と、ラツチスイツチ1
4が閉じ、フアンモータ15が始動している調理直前の
状態である。そして調理スイツチ7を閉じると接点17
が閉じ、この状態が自己保持され、調理ランプ8が点灯
するとともに高圧トランス19を介して、2次巻線、3
次巻線及び4次巻線に電圧を誘起する。従つて制御回路
18に通電されることとなり、高圧りードスイツチ22
が閉じ、マグネトロン23は発振を開始する。そして食
品が予め設定された温度に達すると、制御回路18が動
作して、端子a−c間が閉じ、この状態が自已保持され
て、タイマモータ13が始動するとともに、高圧リード
スイツチ22は食品温度を一定に保つべく、オン−オフ
を繰り返す。そしてタイマモータ13が予め設定された
時間を経過すると接点12が開き、調理を終了する。前
記高圧ワードスイツチ22の動作は、マグネトロン23
のヒータが予熱されてからオンすることも、また、マグ
ネトロン23は半波倍電圧で、動作しているために、コ
ンデンサ20への充電時に同期させて開閉することも、
制御回路18の若干の工夫によつて簡単に実現すること
ができる。第4図bは第4図aからタイマモータ13及
びタイマー接点12を省略しリレー134を追加したも
のであり、制御回路18の中にタイマー回路を設けてい
る。制御回路18に於いてf及びgは常時電源回路に電
源を印加する端子である。次に第5図に制御回路18の
プロツク図を示す。24は焦電型検出素子、25は高入
カインビーダンスの前段増幅器、26は周囲温度変化を
補償する次段増幅器、32はチヨツパ2の開閉を検出す
る位相検出器、27は同期整流回路、28は設定温度と
出力を比較する比較器、29は高圧リードスイツチ22
を駆動する終段増幅器、30はタイマモータ13を自已
保持させるための自已保持回路31を駆動する終段増幅
器である。
上記次段増幅器26の温度補償の必要性は前述の2式に
示す如く、チヨツパ2から得られる赤外線量σε2T2
4と、食品3から得られる赤外線量σε1T14との差
によつて出力が決定されるからである。ここで、チヨツ
パ2の放射率ε2と、食品の放射率ε1とが等しくなれ
ば、得られる出力はT,4−T24に比例することにな
り、次段増幅器26の補償回路はサーミスタ等の感熱素
子で容易に構成することができる。今、チヨツパ2を鏡
面研磨された放射率ε2の非常に低い(零に近い)もの
を使用すれば、2次に於いてε2の項は無視できること
になり、得られる出力はTl4に比例するため、補償は
不要となるが、外部からの赤外線の入射によつてチヨツ
パ室内で反射を繰り返し制御回路18の誤動作の原因と
なり、さらには水蒸気や食品ガス等の付着によつて、チ
ヨツパの放射率ε2に大きな変化をきたし制御不能とな
る。逆にチヨツパ2の放射率ε2を、食品3の放射率ε
1に近づけておけば、経年変化に対し極めて強くなる。
なお、食品3の放射率ε2は概して、0.95〜0。9
8の間にあり、使用する容器としてガラス、磁器等も0
.92〜0.95の間にあるため、チヨツパ2に炭素系
塗料やベルベツトコーテイング(商品名)等を塗装する
ぞけで容易に食品3と同等の放射率が得られる。
食品3から放射される赤外線によつて制御する方法は、
換言すれば食品3の表面温度による制御となるが、電子
レンジの様に食品3の内部も同時に加熱するものには適
している。
しかし、電波の分布のむらや、食品の形状、あるいは水
等の流動性の高いものには温度のむらを生じるため不都
合になる。この問題は表面温度を一定に保つことによつ
て解消できる。即ち第4図に示す如く、予め設定された
温度に達した時点でタイマモータ13を始動させれば良
い。また第4図aでは、タイマモータ13の接点12は
主開閉器を兼ねているため、少なくとも十数秒(ロータ
リータイマーでセツトできる最少時間)の保温時間が得
られ、かつ安価になる、又第4図bに示すように端子a
−c間がひらく(0FF)までに制御回路18で「各種
演算」をさせれば、タイマモータ13、及び接点12は
不要となる。但しタイマーとして使用しようと思えば制
御回路18にタイマー機能を含めないといけないのは言
うまでもない。第6図は本発明の主要部分で赤外線検出
器1の焦電型検出素子はほこりや食品3から飛び散る脂
や食品ガスが付着すると食品3から放射する赤外線量を
正確に+ヤツチできなくなる。
その為に赤外線検出器1と食品3の間に何等かのカバー
か保護装置を設ける必要がある。このカバーは直接食品
3をつつむとカバー表面の温度をキヤツチしたり、カバ
ーの内面に付着した水滴をキヤツチし誤動作を起す。又
ガラス、樹脂等の透明板を保護用につけると赤外線を吸
収する為誤動作を起す。ところが第6図に示す様に食品
3と赤外線検出器1の間に反射鏡を設けその反射鏡を周
期的に消掃する機構を設ければ汚物付着による誤動作を
防止することが出来る。第6図において、1は赤外線検
出器、2はチヨツパ一、3は食品、40はオーブン、4
0−1は赤外線通過穴、41は反射面を持つた回転ドラ
ム41−1は回転ドラム41の回転軸、42は回転ブラ
シ、42−1は回転ブラシの回転軸、43はモーターで
ベルト44で回転ブラシ42及び回転ドラム41を回転
させる。
又回転ドラム41、回転ブラシ42、モータ43は第7
図に示す様な関係になつており、モータ43が回転する
とベルト44によりブラシ42が回転し回転ドラム41
の鏡面をブラツシングする。又回転ブラシ42からベル
ト(図示せず)又はギヤー(図示せず)によりギヤー4
5が回転する。するとギヤー45と噛み合つている大ギ
ヤー46が減速されて回転する。すると、大ギヤー46
のピン48に連結されているレバーA47が往復運動を
し、更にピン50によりレバーB49がガイド51によ
り支えられて往復運動する。すると回転ドラム41と結
合している特殊ギヤー52のひつかかり部を周期(大ギ
ヤー46の回転と同一問期)的に押すことになり、(ラ
チエツト機構と称する)回転ドラム41は第6図の場合
90構ずつ回転する。
すると、第6図で示す食品3からの汚物飛散が回転ドラ
ム41の反射鏡に付着しても一定の周期で回転し常にそ
の裏側でブラツシングさせれば食品3から放射された赤
外線は正確に赤外線検出器にキヤツチされ、正確な制御
が出来る訳である。(回転ドラムの回転方法としてステ
ツピングモータ一を使用すると簡単な機構で済む。)又
ブラシ42の回転とドラム41の回転比はベルト掛けの
プーリ比や連結しているギヤーの比により適当に変える
ことが出来る。又回転ドラム41の静止する角度は正確
でないと放射線(赤外線)の反射が赤外線検出器に届か
なくなる。これを防止する為に回転ドラム41に反射面
と同数の谷53−1(又は山・・・図示せず)をもつた
カム53と谷53−1に嵌合(係止)する板バネ54を
設けることにより解決できる。更に食品3の各部からの
反射を走査(スキヤンニング)して検知する為の方法と
して、板バネ54の固定部を第8図上で左右に動かせば
ドラム41の反射鏡が一定の角度で変化し、食品全体か
らの放射線を放射線検出器に集めることができ、その目
的が達せられる。
(ローター56が回転すればレバー55は左右の往復運
動に変換出来る。)以上の様に回転ドラム41を常時ブ
ラツシングしていると回転ブラシ42が経時とともに汚
れてくることが当然考えられる。これを防止する為に回
転ドラム41又は回転ブラシ42又はこれらの機構を全
て一体として(力セツトとして)交換出来る構成とする
と更にいつまでも正確な制御が出来る。発明の効果 以上説明したように放射線を検知して高周波加熱器等を
制御する場合の検知部の食品の飛散による汚れによる誤
動作を防止することができる。
同様の効果のある別の方法として、第9図に示す構成が
ある。これは回転ドラム41を円板形反射板57の中心
に軸穴をあけモーター等で回転させる訳であり、放射線
(赤外線)の反射として働いていない陰の部分に回転ブ
ラシ58を設け、反射鏡をブラツシングする訳であり、
前記の説明内容に比べて機構が簡単になるメリツトがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は放射線検出の原理を説明する図、第3
図は本発明の一実施例を示す調理用オーブンの全体斜視
図、第4図aは同オーブンの電気回路図、bは同他の実
施例を示す回路図、第5図は同要部制御回路のプロツク
図、第6図は同オーブンにおける赤外線検出装置の概略
図、第7図、第8図は同要部の拡大図、第9図は同要部
の他の実施例を示すもので、aは側面図、bは正面図で
ある。 1・・・・・・赤外線検出器、2・・・・・・チヨツパ
、3・・・・・・食品、40・・・・・・オーブン、4
0−1・・・・・・赤外線通過穴、41・・・・・・回
転ドラム、42・・・・・・回転ブラシ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高周波発振器と、食品から発する放射線を検出する
    放射線検出器と、食品と放射線検出器との間に設けられ
    た放射線通過穴と、放射線を反射する反射鏡と、前記放
    射線検出器の出力によつて前記高周波発振器を制御する
    制御回路とを備え、前記放射線検出器を食品と放射線通
    過穴を結ぶ直線から外して設けた調理用オーブン。 2 反射鏡は複数面体以上の回転ドラム状とした特許請
    求の範囲第1項記載の調理用オーブン。 3 反射鏡面付回転ドラムは周期的に回転する構成とし
    た特許請求の範囲第2項記載の調理用オーブン。 4 回転ドラムに反射鏡面をブラッシングする手段を設
    けた特許請求の範囲第2項記載の調理用オーブン。 5 回転ドラムの回転にステッピングモーターを使用し
    た特許請求の範囲第2項記載の調理用オーブン。 6 回転ドラム、ブラッシング手段をユニット化しそれ
    ぞれ着脱自在とした特許請求の範囲第4項記載の調理用
    オーブン。
JP53013234A 1978-02-07 1978-02-07 調理用オ−ブン Expired JPS5926851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53013234A JPS5926851B2 (ja) 1978-02-07 1978-02-07 調理用オ−ブン

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JP53013234A JPS5926851B2 (ja) 1978-02-07 1978-02-07 調理用オ−ブン

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JPS54106950A JPS54106950A (en) 1979-08-22
JPS5926851B2 true JPS5926851B2 (ja) 1984-07-02

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ID=11827489

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JP53013234A Expired JPS5926851B2 (ja) 1978-02-07 1978-02-07 調理用オ−ブン

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4367388A (en) * 1979-06-06 1983-01-04 Hitachi Heating Appliances Co., Ltd. Cooking heating apparatus
JPS6122165Y2 (ja) * 1979-09-26 1986-07-03

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JPS54106950A (en) 1979-08-22

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