JPS5926606B2 - フホウワケトンノセイゾウホウホウ - Google Patents
フホウワケトンノセイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5926606B2 JPS5926606B2 JP50142520A JP14252075A JPS5926606B2 JP S5926606 B2 JPS5926606 B2 JP S5926606B2 JP 50142520 A JP50142520 A JP 50142520A JP 14252075 A JP14252075 A JP 14252075A JP S5926606 B2 JPS5926606 B2 JP S5926606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fraction
- reaction
- acetoacetate
- general formula
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は不飽和ケトンの改良された製造方法に関し、さ
らに詳しくは一般式(I)R_1−C−CH=CH2(
1) 0C0CH2C0CH3 (式中、R_7およびR_2は炭化水素基であり、場合
によつては、一緒になつて環状の基をなすこともある。
らに詳しくは一般式(I)R_1−C−CH=CH2(
1) 0C0CH2C0CH3 (式中、R_7およびR_2は炭化水素基であり、場合
によつては、一緒になつて環状の基をなすこともある。
またいずれか一方が水素原子である場合もある。)で表
わされる不飽和アセト酢酸エステルを触媒の存在下に加
熱して脱炭酸反応を行なうことによりー般式(耳R_1
−C=CH−CH2−CH2−C−CH3m)(式中、
R1およびR2は一般式(1)のそれらと同じ意昧を有
する。
わされる不飽和アセト酢酸エステルを触媒の存在下に加
熱して脱炭酸反応を行なうことによりー般式(耳R_1
−C=CH−CH2−CH2−C−CH3m)(式中、
R1およびR2は一般式(1)のそれらと同じ意昧を有
する。
)で表わされる不飽和ケトンを製造するにあたり、該触
媒として上記一般式(1)で表わされる不飽和アセト酢
酸エステルをアルミニウムアルコキシドまたはアセチル
アセトンもしくはアセト酢酸エステルのアルミニウムキ
レートの存在下に加熱して脱炭酸反応させて得られた反
応物の蒸留残渣を用いることを特徴とする不飽和ケトン
の製造方法に関する。
媒として上記一般式(1)で表わされる不飽和アセト酢
酸エステルをアルミニウムアルコキシドまたはアセチル
アセトンもしくはアセト酢酸エステルのアルミニウムキ
レートの存在下に加熱して脱炭酸反応させて得られた反
応物の蒸留残渣を用いることを特徴とする不飽和ケトン
の製造方法に関する。
一般式(1)で表わされる不飽和アセト酢酸エステルを
加熱して脱炭酸反応を行ない一般式([[)で表わされ
る不飽和ケトンを製造する反応は[キヤロル転移」と呼
ばれる公知の方法である。
加熱して脱炭酸反応を行ない一般式([[)で表わされ
る不飽和ケトンを製造する反応は[キヤロル転移」と呼
ばれる公知の方法である。
この反応は触媒が存在しなくても進行するが、目的とす
る不飽和ケトンの収率は70%以上である。(一般式(
1)で表わされる不飽和アセト酢酸エステルは通常対応
するアルコールとジケテンまたはアセト酢酸エステルと
を反応させることによつて製造されるもので、以下、一
般式(11)で表わされる不飽和ケトンの「収率」の意
味は、不飽和アセト酢酸エステルの合成に用いられる反
応した「対応するアルコール」をもとにして求めた収率
を意味する。
る不飽和ケトンの収率は70%以上である。(一般式(
1)で表わされる不飽和アセト酢酸エステルは通常対応
するアルコールとジケテンまたはアセト酢酸エステルと
を反応させることによつて製造されるもので、以下、一
般式(11)で表わされる不飽和ケトンの「収率」の意
味は、不飽和アセト酢酸エステルの合成に用いられる反
応した「対応するアルコール」をもとにして求めた収率
を意味する。
)この反応の収率を向上させるため触媒としてアルミニ
ウムアルコキシドを用いる方法がウオルター・キメルら
によつて提案され(特公昭339129号公報参照)、
またアルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウム
アルキルアセトアセテートのようなアルミニウムキレー
ト化合物を用いる方法がリチャード・ノ一マン・ラセイ
によつて提案された(英国特許第886353号明細書
参照)。
ウムアルコキシドを用いる方法がウオルター・キメルら
によつて提案され(特公昭339129号公報参照)、
またアルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウム
アルキルアセトアセテートのようなアルミニウムキレー
ト化合物を用いる方法がリチャード・ノ一マン・ラセイ
によつて提案された(英国特許第886353号明細書
参照)。
これら先行文献の記載によると、これらの方法による不
飽和ケトンの収率は62〜84%であるが、本発明者ら
の研究によれば、アルミニウムアルコキシドまたはアル
ミニウムキレート化合物を、不飽和アセト酢酸エステル
に対し、2mol%以上使用することにより、最高88
%の収率で不飽和ケトンが得られている。このようにア
ルミニウムアルコキシドまたはアルミニウムキレート化
合物は、キャロル転移反応の有効な触媒であるが、添加
効果に比して、添加量が比較的多いため経済的には必ず
しも有利ではない。本発明の方法は、これらの既知の方
法の欠点を解決したものであり、アルミニウムアルコキ
シドまたはアセチルアセトンもしくはアセト酢酸エステ
ルのアルミニウムキレートを触媒としてキヤロル転位反
応を行ない、その反応液より一般式(11)の不飽和ケ
トンを留出させた後の蒸留残渣をキャロル転位反応の触
媒として使用し、これを繰り返すことによりアルミニウ
ムアルコキシドまたはアセチルアセトンもしくはアセト
酢酸エステルのアルミニウムキレートの原単位を低下さ
せることができ、さらに不飽和ケトンの収率も90%以
上に上昇させることができる。
飽和ケトンの収率は62〜84%であるが、本発明者ら
の研究によれば、アルミニウムアルコキシドまたはアル
ミニウムキレート化合物を、不飽和アセト酢酸エステル
に対し、2mol%以上使用することにより、最高88
%の収率で不飽和ケトンが得られている。このようにア
ルミニウムアルコキシドまたはアルミニウムキレート化
合物は、キャロル転移反応の有効な触媒であるが、添加
効果に比して、添加量が比較的多いため経済的には必ず
しも有利ではない。本発明の方法は、これらの既知の方
法の欠点を解決したものであり、アルミニウムアルコキ
シドまたはアセチルアセトンもしくはアセト酢酸エステ
ルのアルミニウムキレートを触媒としてキヤロル転位反
応を行ない、その反応液より一般式(11)の不飽和ケ
トンを留出させた後の蒸留残渣をキャロル転位反応の触
媒として使用し、これを繰り返すことによりアルミニウ
ムアルコキシドまたはアセチルアセトンもしくはアセト
酢酸エステルのアルミニウムキレートの原単位を低下さ
せることができ、さらに不飽和ケトンの収率も90%以
上に上昇させることができる。
この蒸留残渣を再使用することによる収率の上昇は予期
しなかつた結果であるが、これは原料である一般式(1
)で表わされる不飽和アセト酢酸エステルあるいは生成
物である一般式(11)で表わされる不飽和ケトンがア
ルミニウムと化合物を作り残渣中に一定量存在すること
によると思われる。
しなかつた結果であるが、これは原料である一般式(1
)で表わされる不飽和アセト酢酸エステルあるいは生成
物である一般式(11)で表わされる不飽和ケトンがア
ルミニウムと化合物を作り残渣中に一定量存在すること
によると思われる。
一般式(1)および(I])で表わされる化合物におい
てR1およびR2はそれぞれ炭火水素基であり、具体的
にはアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、シクロ
アルキニル、アリール、アラルキル、アルアリールなど
の基である。一般式(1)で表わされる不飽和アセト酢
酸エステルの具体例としては、2−メチル−3−プテン
ー2−イルアセトアセテート、リナリルアセトアセテー
ト、ネロリデイルアセトアセテート、1−ピニルシクロ
ヘキシルアセトアセテート、1−フエニル−2−プロペ
ン−1−イルアセトアセテートなどを挙げることができ
る。
てR1およびR2はそれぞれ炭火水素基であり、具体的
にはアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、シクロ
アルキニル、アリール、アラルキル、アルアリールなど
の基である。一般式(1)で表わされる不飽和アセト酢
酸エステルの具体例としては、2−メチル−3−プテン
ー2−イルアセトアセテート、リナリルアセトアセテー
ト、ネロリデイルアセトアセテート、1−ピニルシクロ
ヘキシルアセトアセテート、1−フエニル−2−プロペ
ン−1−イルアセトアセテートなどを挙げることができ
る。
これらの不飽和アセ卜酢酸エステルはそれぞれ対応する
アルコールにジケテンを付加反応させるかまたは該アル
コールとアセト酢酸エチルなどとをエステル交換反応さ
せることにより容易に得ることができる。また、一般式
(1)で表わされる不飽和ケトンの具体例としては、6
−メチル−5−ヘプテン−2オン、ゲラニルアセトン、
フアルネシルアセトン、5−シクロヘキシリデンペンテ
ン−2−オン、6−フエニル−5−ヘキセン−2−オン
などを挙げることができる。
アルコールにジケテンを付加反応させるかまたは該アル
コールとアセト酢酸エチルなどとをエステル交換反応さ
せることにより容易に得ることができる。また、一般式
(1)で表わされる不飽和ケトンの具体例としては、6
−メチル−5−ヘプテン−2オン、ゲラニルアセトン、
フアルネシルアセトン、5−シクロヘキシリデンペンテ
ン−2−オン、6−フエニル−5−ヘキセン−2−オン
などを挙げることができる。
これらの不飽和ケトンは香料または医薬品製造のための
重要な中間体として知られている。本発明の方法におい
て最初に触媒として使用されるアルミニウム化合物は、
アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウムtert
−ブトキシド、アルミニウムSec−ブトキシドなど
のアルミニウムアルコキシド;アルミニウムアセチルア
セトナート(すなわちアセチルアセトンのアルミニウム
キレート);またはアルミニウムトリス(エチルアセト
アセテート)、エチルアセトアセテートアルミニウムジ
イソプロピレートなどのアセト酢酸エステルのアルミニ
ウムキレートである。
重要な中間体として知られている。本発明の方法におい
て最初に触媒として使用されるアルミニウム化合物は、
アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウムtert
−ブトキシド、アルミニウムSec−ブトキシドなど
のアルミニウムアルコキシド;アルミニウムアセチルア
セトナート(すなわちアセチルアセトンのアルミニウム
キレート);またはアルミニウムトリス(エチルアセト
アセテート)、エチルアセトアセテートアルミニウムジ
イソプロピレートなどのアセト酢酸エステルのアルミニ
ウムキレートである。
これらのアルミニウム化合物の使用量は一般式(1)で
表わされる不飽和アセト酢酸エステルに対し通常0.5
m01%以上であるが、好ましくは2m01%程度であ
る。
表わされる不飽和アセト酢酸エステルに対し通常0.5
m01%以上であるが、好ましくは2m01%程度であ
る。
反応温度は蒸留残渣を触媒として用いた場合も通常のキ
ャロル転位反応と同程度でよく、通常120〜200℃
、好ましくは140〜170℃である。反応終了後、反
応物を蒸留するに際しては、残渣温度が300℃以下、
好ましくは250℃を越えないような条件で蒸留を行な
うことが望ましい。この温度を越えた場合は、次のキヤ
ロル転位反応の触媒となるアルミニウム化合物が熱分解
し、触媒としての機能が減少する。このようにして得ら
れた蒸留残渣はそのまま一般式(1)で表わされる不飽
和アセト酢酸エステルのキヤロル転位反応の触媒として
使用でき、この操作はさらに繰り返すことが可能である
。以下に実施例を示し、本発明をさらに詳しく説明する
。
ャロル転位反応と同程度でよく、通常120〜200℃
、好ましくは140〜170℃である。反応終了後、反
応物を蒸留するに際しては、残渣温度が300℃以下、
好ましくは250℃を越えないような条件で蒸留を行な
うことが望ましい。この温度を越えた場合は、次のキヤ
ロル転位反応の触媒となるアルミニウム化合物が熱分解
し、触媒としての機能が減少する。このようにして得ら
れた蒸留残渣はそのまま一般式(1)で表わされる不飽
和アセト酢酸エステルのキヤロル転位反応の触媒として
使用でき、この操作はさらに繰り返すことが可能である
。以下に実施例を示し、本発明をさらに詳しく説明する
。
実施例 1
リナロール4527(純度97.0%)にトリエチルア
ミン107を加え、ジケテン(純度99.7%)252
7を内温75〜85℃で2時間かけて滴下し、滴下終了
後、さらに80〜85℃で1時間反応させ、反応液71
47を得た。
ミン107を加え、ジケテン(純度99.7%)252
7を内温75〜85℃で2時間かけて滴下し、滴下終了
後、さらに80〜85℃で1時間反応させ、反応液71
47を得た。
ついで、この反応液2417を取り、これにアルミニウ
ムイソプロポキシド6.137を加え、143〜151
℃で炭酸ガスの生成がほとんどなくなるまで3時間反応
させた。得られた反応液を減圧蒸留し、58〜118℃
/8muHgの留分38.57(留分1)、118〜1
24uC/8mmHgの留分136.0y(留分2)お
よび残渣25.57を得た。各留分のガスクロマトグラ
フイ一による分析値を表−1に示す。次に、この蒸留残
渣25.5yを前記したリナロールとジケテンの反応生
成物2417に加え、内温145〜155℃で3時間反
応させた。
ムイソプロポキシド6.137を加え、143〜151
℃で炭酸ガスの生成がほとんどなくなるまで3時間反応
させた。得られた反応液を減圧蒸留し、58〜118℃
/8muHgの留分38.57(留分1)、118〜1
24uC/8mmHgの留分136.0y(留分2)お
よび残渣25.57を得た。各留分のガスクロマトグラ
フイ一による分析値を表−1に示す。次に、この蒸留残
渣25.5yを前記したリナロールとジケテンの反応生
成物2417に加え、内温145〜155℃で3時間反
応させた。
反応終了後、反応液を減圧蒸留し、57〜73℃/8m
mHgの留分8.57(留分1)、73〜89゜c/8
mmHgの留分20.5y(留分2)、89〜118℃
/8mmHgの留分16.0y(留分3)、118〜1
2『C/8mmHgの留分141.57(留分4)、残
渣32.5tを得た。各留分のガスクロマトグラフイ一
による分析値を表−2に示す。位反応の収率は下記のと
おりであり、4.5%の収率向上がみられた。(前工程
の残渣中に含まれていたゲラニルアセトンは除いて計算
している。)実施例 2ネロリドール454y(純度9
8%)にピリジン107を加え、ジケテン(純度99,
7%)1687を内温80〜85℃で2時間かけて滴下
し、滴下終了後さらに80〜85℃で1時間反応させ、
反応液6327を得た。
mHgの留分8.57(留分1)、73〜89゜c/8
mmHgの留分20.5y(留分2)、89〜118℃
/8mmHgの留分16.0y(留分3)、118〜1
2『C/8mmHgの留分141.57(留分4)、残
渣32.5tを得た。各留分のガスクロマトグラフイ一
による分析値を表−2に示す。位反応の収率は下記のと
おりであり、4.5%の収率向上がみられた。(前工程
の残渣中に含まれていたゲラニルアセトンは除いて計算
している。)実施例 2ネロリドール454y(純度9
8%)にピリジン107を加え、ジケテン(純度99,
7%)1687を内温80〜85℃で2時間かけて滴下
し、滴下終了後さらに80〜85℃で1時間反応させ、
反応液6327を得た。
ついで、この反応液316yを取り、これにアルミニウ
ムトリス(エチルアセトアセテート)8.28yを加え
、150〜160℃で炭酸ガスの発生がほとんどなくな
るまで3時間反応させた。得られた反応液を減圧蒸留し
、89〜116℃/2mmHgの留分28f7(留分1
)、116〜143℃/2mmHgの留分28y(留分
2)、143〜154℃/2mmHgの留分169y(
留分3)および残渣50.5yを得た。各留分のガスク
ロマトグラフイ一による分析値を表−3に示す。アセト
酢酸エステルの合成も含めたキャロル転位反応の収率は
下記のとおりであつた。
ムトリス(エチルアセトアセテート)8.28yを加え
、150〜160℃で炭酸ガスの発生がほとんどなくな
るまで3時間反応させた。得られた反応液を減圧蒸留し
、89〜116℃/2mmHgの留分28f7(留分1
)、116〜143℃/2mmHgの留分28y(留分
2)、143〜154℃/2mmHgの留分169y(
留分3)および残渣50.5yを得た。各留分のガスク
ロマトグラフイ一による分析値を表−3に示す。アセト
酢酸エステルの合成も含めたキャロル転位反応の収率は
下記のとおりであつた。
次に、この蒸留残渣50.5yを前記したネロリドール
とジケテンの反応生成物316?に加え、内温150〜
160℃で炭酸ガスの発生がほとんどなくなるまで3時
間反応させた。
とジケテンの反応生成物316?に加え、内温150〜
160℃で炭酸ガスの発生がほとんどなくなるまで3時
間反応させた。
この反応混合物を減圧蒸留し、88〜116℃/2mm
Hgの留分31y(留分1)、116〜143℃/2m
mHgの留分34f7(留分2)、143〜154℃/
2mmHgの留分1917(留分3)および残渣66f
7を得た。各留分のガスクロマトグラフイ一による分析
値を表−4に示す。アセト酢酸エステルの合成も含めた
キャロル転位反応の収率は下記のとおりであり、7.4
%の収率向上がみられた。
Hgの留分31y(留分1)、116〜143℃/2m
mHgの留分34f7(留分2)、143〜154℃/
2mmHgの留分1917(留分3)および残渣66f
7を得た。各留分のガスクロマトグラフイ一による分析
値を表−4に示す。アセト酢酸エステルの合成も含めた
キャロル転位反応の収率は下記のとおりであり、7.4
%の収率向上がみられた。
実施例 3
リナロール384f(純度97.0%)にトリエチルア
ミン8.5Vを加え、ジケテン(純度99.7%)21
47を内温76〜85℃で1時間40分かけて滴下し、
滴下終了後、さらに80〜84℃で1時間反応させ、反
応液6077を得た。
ミン8.5Vを加え、ジケテン(純度99.7%)21
47を内温76〜85℃で1時間40分かけて滴下し、
滴下終了後、さらに80〜84℃で1時間反応させ、反
応液6077を得た。
ついで、この反応液205fを取り、これにアルミニウ
ムアセチルアセトナート8.27yを加え、140〜1
50℃で炭酸ガスの生成がほとんどなくなるまで3時間
反応させた。得られた反応液を減圧蒸留し、58〜11
8゜C/8mmHgの留分907Qf臼A1) 11只
〜19A0C/8m謂Hσの留分115.6f(留分2
)および残渣21.7yを得た。各留分のガスクロマト
グラフイ一による分析値を表−5に示す。アセト酢酸エ
ステルの合成も含めたキャロル転位の収率は下記のとお
りであつた。
ムアセチルアセトナート8.27yを加え、140〜1
50℃で炭酸ガスの生成がほとんどなくなるまで3時間
反応させた。得られた反応液を減圧蒸留し、58〜11
8゜C/8mmHgの留分907Qf臼A1) 11只
〜19A0C/8m謂Hσの留分115.6f(留分2
)および残渣21.7yを得た。各留分のガスクロマト
グラフイ一による分析値を表−5に示す。アセト酢酸エ
ステルの合成も含めたキャロル転位の収率は下記のとお
りであつた。
次に、この蒸留残渣21.7Vを前記したリナロールと
ジケテンの反応生成物205.r、に力汀え、内温14
5〜155℃で3時間反応させた。
ジケテンの反応生成物205.r、に力汀え、内温14
5〜155℃で3時間反応させた。
反応終了後、反応液を減圧蒸留し、58〜118℃/8
mmHgの留分31.5y(留分1)、118〜124
℃/8mmHgの留分126.9y(留分2)および残
渣8.47を得た。各留分のガスクロマトグラフイ一に
よる分析値を表−6に示す。アセト酢酸エステルの合成
も含めたキヤロル転位の収率は下記のとおりであり、5
.5%の収率の向上がみられた。
mmHgの留分31.5y(留分1)、118〜124
℃/8mmHgの留分126.9y(留分2)および残
渣8.47を得た。各留分のガスクロマトグラフイ一に
よる分析値を表−6に示す。アセト酢酸エステルの合成
も含めたキヤロル転位の収率は下記のとおりであり、5
.5%の収率の向上がみられた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中、R
_1およびR_2は炭化水素基であり、場合によつては
、一緒になつて環状の基をなすこともある。 またいずれか一方が水素原子である場合もある。)で表
わされる不飽和アセト酢酸エステルを触媒の存在下に加
熱して脱炭酸反応を行なうことにより一般式(II)▲数
式、化学式、表等があります▼(II)(式中、R_1お
よびR_2は一般式( I )のそれらと同じ意味を有す
る。 )で表わされる不飽和ケトンを製造するにあたり、該触
媒として上記一般式( I )で表わされる不飽和アセト
酢酸エステルをアルミニウムアルコキシドまたはアセチ
ルアセトンもしくはアセト酢酸エステルのアルミニウム
キレートの存在下に加熱して脱炭酸反応させて得られた
反応物の蒸留残渣を用いることを特徴とする不飽和ケト
ンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50142520A JPS5926606B2 (ja) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | フホウワケトンノセイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50142520A JPS5926606B2 (ja) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | フホウワケトンノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5268115A JPS5268115A (en) | 1977-06-06 |
JPS5926606B2 true JPS5926606B2 (ja) | 1984-06-29 |
Family
ID=15317257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50142520A Expired JPS5926606B2 (ja) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | フホウワケトンノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926606B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6353541U (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | ||
JP3027025U (ja) * | 1995-10-02 | 1996-07-30 | 正三 松本 | 膝関節炎症用のマグネット補助器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1975
- 1975-11-28 JP JP50142520A patent/JPS5926606B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6353541U (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | ||
JP3027025U (ja) * | 1995-10-02 | 1996-07-30 | 正三 松本 | 膝関節炎症用のマグネット補助器 |
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JPS5268115A (en) | 1977-06-06 |
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