JPS5926580Y2 - 地下設置用変圧器 - Google Patents

地下設置用変圧器

Info

Publication number
JPS5926580Y2
JPS5926580Y2 JP14487479U JP14487479U JPS5926580Y2 JP S5926580 Y2 JPS5926580 Y2 JP S5926580Y2 JP 14487479 U JP14487479 U JP 14487479U JP 14487479 U JP14487479 U JP 14487479U JP S5926580 Y2 JPS5926580 Y2 JP S5926580Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
underground
water
underground installation
corrosion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14487479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5663022U (ja
Inventor
復三 加藤
Original Assignee
株式会社高岳製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高岳製作所 filed Critical 株式会社高岳製作所
Priority to JP14487479U priority Critical patent/JPS5926580Y2/ja
Publication of JPS5663022U publication Critical patent/JPS5663022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5926580Y2 publication Critical patent/JPS5926580Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、配電用として地下孔内に設置して使用される
変圧器に係り、特にその表面処理構造に関する。
近年においては、都市の密集化や電力需要の増大等に伴
い、変圧器を始めとする配電機器はその設置用地の入手
難や都市美化等の為に、地下に埋設される傾向になって
いる。
そこで一般的な地下埋設方法について第1図により説明
する。
第1図は、従来構造の地下設置用変圧器1を地下孔2内
に設置した場合において、該変圧器1の下部が水3に浸
漬されている状態を想定して示している。
そして、地下孔2はコンクリート等の隔壁4で構成され
、その開口部2aはグレーティング5によって通気可能
に閉鎖されている。
また、変圧器1は所定の接地工事が施されたアース棒6
と導線7によって電気的に接続されている。
なお、1aは変圧器のタンク本体、1bはその蓋、1C
は溶接部分、8は栗石である。
しかしこのような変圧器の地下埋設において、地下孔2
の底部2bには地表9より流入する雨水や滲出する地下
水等が溜まり、地域によっては、常に変圧器の高さの半
分以上が浸漬し年間を通じて水位の下る事がないのが現
状である。
このため水3に浸漬されるという前提で、一般的には、
変圧器のタンク本体1a及び蓋1bの全表面は溶融亜鉛
めっき上に更に数10〜100μmの厚さで耐水性及び
耐腐食性の塗装が施される。
しかし塗装にピンホールが存在したり、輸送中や据付工
事中に屡々傷を受けるため、部分的に亜鉛めっき層やタ
ンク素地の鋼材が露出し、この露出部分10が水3中に
浸漬されるとアース棒6との間に異種金層による接触腐
食、いわゆる電食を生ずることがある。
即ち、電解質を含む水3中において、ピンホールや傷等
による変圧器1の露出部分10と銅のアース棒6との間
に電位差が生じ、アース棒6が陰極にまた変圧器1の露
出部分10が陽極となり、導線7を介して形成された閉
回路に矢印のように腐食電流が流れる。
この場合、露出部分10はピンホールや傷等による極め
て小さな面積であり、この部分10に腐食電流が集中す
るため、思いもよらぬ短期間に腐食が進行して変圧器1
に穴をあけることとなる。
この為、図示はしないが変圧器の外部全体にプラスチゾ
ル等の有機物による皮膜を形成する方法も、従来、ある
しかしこの方法を採用すると、変圧器としての構造上、
通常はタンク本体1aの部分と蓋1bの部分とを別々に
表面処理を施し、変圧器1の中身及び絶縁油を収納した
後にタンク本体1aと蓋1bとを溶接密封することにな
る。
従って、溶接部分1Cから200〜300mmまでの部
分には有機物皮膜に焼損や溶融等が生じ、溶接後に補修
処理を行わなければならない欠点があった。
本考案は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、
以下第2図を参照してその一実施例を説明する。
第2図において、11は地下孔内に設置した場合に予想
される変圧器1の浸漬最高水位であり、この浸漬最高水
位11より上部12に対しては金属めっきとして例えば
溶融亜鉛めつき13だけを施してあり、下部14に対し
てはプラスチゾル等の有機物によって厚さ1〜5mmの
皮膜15を形成させである。
前記浸漬最高水位11は変圧器1の設置場所の条件によ
って適宜選定すれば良いが、溶接部分1Cよりその下方
にて3QQmm以上の間隔があることが望ましい。
これはタンク本体1aと蓋1bとの溶接に際し有機物の
皮膜15に悪影響を与えさせないためである。
このような表面処理材料によれば、水中に没する恐れが
殆んど無い上部12にのみ例えば溶融亜鉛めっき13等
の金属めっきを施すので、従来表面全体に行っていた程
の大きなめつき処理設備が不要となり、また、タンク本
体1aと蓋1bの溶接作業時の熱による皮膜15への悪
影響が少ない。
更に、上部12の溶融亜鉛めっき13等の金属めっきは
気中での耐食性及び有機物の厚い皮膜15に比して放熱
性に優れた特性を示す。
一方、常に水中に没する恐れのあるに下部14に対して
のみ、耐水性に優れ且つ通常の取扱いでは容易に傷を受
けるような事の無いプラスチゾル等の有機物による皮膜
15を形成させるので、材料費及び処理費が低減できた
ところで本考案では表面処理材料の組合せが、上述した
溶融亜鉛めっきとプラスチゾルとの組合せに限定される
ものではない。
即ち、変圧器が設置される場所における諸条件により、
一層経済的な防錆、防食効果の得られる表面処理材料の
組合せを選択すれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構造の地下設置用変圧器を地下孔内に設置
し、その下部が水に浸漬された状態を想定して示す説明
図で、地下孔を破断しである。 第2図は本考案の実施例を示す説明図で、表面処理層を
破断しである。 図面中、1は変圧器、1aはそのタンク本体、1bは蓋
、1Cは溶接部分、2は地下孔、2aはその開口部、2
bは底部、3は水、4は隔壁、5はグレーティング、6
はアース棒、7は導線、8は栗石、9は地表、10は露
出部分、11は浸漬最高水位、12は上部、13は亜鉛
めっき、14は下部、15は有機物の皮膜である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地下孔等に設置して使用される変圧器において、予想さ
    れる変圧器の浸漬最高水位を境として、変圧器の上部を
    金属めっきで被覆し、下部を有機物の皮膜で被覆したこ
    とを特徴とする地下設置用変圧器。
JP14487479U 1979-10-22 1979-10-22 地下設置用変圧器 Expired JPS5926580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14487479U JPS5926580Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 地下設置用変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14487479U JPS5926580Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 地下設置用変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5663022U JPS5663022U (ja) 1981-05-27
JPS5926580Y2 true JPS5926580Y2 (ja) 1984-08-02

Family

ID=29376059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14487479U Expired JPS5926580Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 地下設置用変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5926580Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5663022U (ja) 1981-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0102380B1 (en) Oxide anode for use in impressed current cathodic corrosion protection
CN1207443C (zh) 阴极保护方法和设备
JP3019123B2 (ja) 多層コーティング及びその製造方法
US2791096A (en) Protectively sheathed structure exposed to sea water
JPS5926580Y2 (ja) 地下設置用変圧器
JPS5936895Y2 (ja) 地下設置用変圧器
JPH06173287A (ja) 海洋鋼構造物の防食構造
JPS6144412Y2 (ja)
US3725225A (en) Cathodic protection method
JP3061793B1 (ja) 地下タンクの電蝕防止構造
US3602726A (en) Anodic or cathodic protection of below grade electrical housings
JPS619137A (ja) 水中モ−タ−ポンプ
JPS5932593Y2 (ja) 屋外貯蔵タンク底板下面の電気防食構造
JP2735792B2 (ja) アルミニウム材の防食方法及びアルミニウム材防食用の犠牲陽極
JPS5848434B2 (ja) チジヨウタンクテイバンガイメンノデンキボウシヨクホウ
JPS59129787A (ja) 地下孔設置型電気機器
JP2601807B2 (ja) 海水に接する構造物の防汚装置及び防汚・防食装置
JPS59224107A (ja) 地下孔設置型電気機器
JPH11230482A (ja) ダクタイル鋳鉄管の外面防蝕方法
JPS59149702A (ja) 地下孔設置型電気機器
JP3107709U (ja) 防食保護被膜を施した鉄鋼材
JPH07150583A (ja) 鉄筋コンクリート構造物に接続された金属体の防食構造
Nikolakakos Cathodic protection system design for steel pilings of a wharf structure
JPH0119245B2 (ja)
JPS58197286A (ja) 地下埋設変圧器の冷却構造