JPS5926538B2 - 容器蓋 - Google Patents

容器蓋

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JPS5926538B2
JPS5926538B2 JP52112253A JP11225377A JPS5926538B2 JP S5926538 B2 JPS5926538 B2 JP S5926538B2 JP 52112253 A JP52112253 A JP 52112253A JP 11225377 A JP11225377 A JP 11225377A JP S5926538 B2 JPS5926538 B2 JP S5926538B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容器蓋、殊に剥離可能なライナーをもつ懸賞用
容器蓋に関し、更に詳細には容器蓋シェル内面に設けら
れた標示マークを、クッションライナーに転写された状
態で容器蓋シェルから剥ぎ取ることのできる懸賞用容器
蓋に関する。
従来から、壜詰製品の宣伝、販売効果を増強、促進した
り、或いはロッド番号、製造年月日、製造工場等を表示
する目的で、容器蓋シェル天面内表面に懸賞の「当り」
、「外れ」、その他の文字、記号、図形等の標示マーク
を印刷した容器蓋(この容器蓋を本明細書において「懸
賞用容器蓋」という)で壜口を打栓することが屡々行な
われている。
従来の懸賞用容器蓋は、通常その天面内側に懸賞マーク
を印刷し、その上にライナー用の塩化ビニル樹脂コンパ
ウンドとの接着性が弱い半接着性ラッカーを一様に塗布
した容器蓋シェルの内面に、塩化ビニル樹脂コンパウン
ドゾルを流し込み、容器蓋自体を回転させて又は型押し
して該ゾルを波布させた後、熱オープン中でそれをゲル
化発泡させて製造されている。しかし、そのような懸賞
用容器蓋の場合には、ライナーを剥ぎ取つた容器蓋シェ
ル自体を業者に郵送しなければならないが、容器蓋シェ
ルは剛体製であり、郵送の際に封筒が破損したり、郵便
局での選別、スタンピング等の種々の機械操作において
その機械の故障の原因となつたりする危険がある。また
、塩化ビニル樹脂コンパウンドの場合には、塩化ビニル
樹脂可塑剤の環境汚染の問題があり、特に飲食物用の容
器への使用を避けることが望まれている。
最近、塩化ビニル樹脂コンパウンドに代るライナー材と
して、ポリオレフィンの使用が提案されているがポリオ
レフィンは従来から容器蓋に使用されている錆止め用プ
ライマー(下塗り塗料)に対する接着性が悪いという欠
点があり、そのため、各種の特別のプライマーが提案さ
れている。本発明者は、このプライマーのうちで酸化ポ
リエチレンを含有するものを使用して懸賞用容器蓋をつ
くる方法について種々検討した結果、酸化ポリエチレン
を含有する下層とカルボキシル基変性ポリオレフイン含
有ラツカー樹脂表面層との2層でプライマー層を形成さ
せると、容器蓋の製造時にポリオレフインライナーのプ
ライマーへの固着が強固に行われる一方で、前記下層と
表面層との間で剥離が円滑に進行することを見出した。
かくして、本発明によれば、内面にプライマー層をもつ
シエルと該シエルの内側に施されたポリオレフインクツ
シヨンライナーとから成り、該プライマー層は酸化ポリ
エチレンを含有する下層と、カルボキシル基変性ポリオ
レフイン及び相溶性ラッカー樹脂の混合物から成り且つ
該クツシヨンライナーを接着する表面層との少なくとも
2層を有し、且つ必要に応じて該下層と該表面層との界
面又は該表面層上に標示マークの印刷層が設けられてい
ることを特徴とする剥離可能なクツシヨンライナーをも
つ容器蓋が提供される。現在広く使われている容器蓋は
、ブリキ板、クロムメツキ鋼薄板アルミニウム薄板など
の原板の一方の面にラツカーを塗つた上に業者名、商品
名、内容量等を印刷し、他方の面にライナーと接着性の
プライマー(ラツカー)を塗つた後、その原板をパンチ
プレスで打ち抜きそして容器蓋シエル形に成形すること
により容器蓋シエルをつくり、次いでその容器蓋シエル
にライナーを施すことにより生産されている。
本発明の容器蓋は、該容器蓋内面のプライマー層が酸化
ポリエチレンを含有する下層と、カルボキシル基変性ポ
リオレフイン及び相溶性ラツカー樹脂の混合物から成る
表面層との2層を有することに特徴を有するものである
特開昭52−112479号公報には、ポリオレフィン
ライナーを備えた王冠において、プライマー層を、酸化
ポリエチレンを含有する下層と酸化ポリエチレン及び他
の相溶性樹脂を含有する表面層との2層で形成させるこ
とが開示されている。
この方法に、よれば、これら2層間の接着力が半接着状
態となり、剥離性が得られるものであるが、この場合に
は2層間の接着力がかなり大巾に変動するという欠点が
認められる。この理由は、下層及び表面層の両方に酸化
ポリエチレンが含有されており、塗料の塗布、焼付時に
両層間の酸化ポリエチレン同志の相互作用があり、この
相互作用により層間の接着力が変動するためと思われる
。これに対して、本発明においては、下層に酸化ポリエ
チレンを含有させ、表面層にはこれと異なつた、カルボ
キシル基変性ポリオレフインを含有させることにより、
表面層にポリオレフインライナーへの接着性を付与しな
がら、しかも下層及び表面層間の前述した相互作用を解
消し、常に一定した剥離性(半接着性)が得られるよう
にしたものである。本発明において、該プライマー層は
この2層に加えて、必要に応じて、該下層の下にさらに
1層又は数層ラツカー層を有することもできる。
本発明の容器蓋において使用するクツシヨンラィナー材
としては低一、中一或いは高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリプテン−1、ポリ−4−メチルペンテン
−1、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸
ビニル共重合体、アイオノマー等のポリオレフイン類、
等を用いることができる。これらのオレフイン樹脂等は
単独で或いは2種以上のブレンドとして使用でき、又、
必要に応じて酸化防止剤、安定剤、滑剤、充填剤或いは
着色剤等を配合することができ、又必要に応じて、それ
自体公知の方法で発泡させたライナーとすることもでき
る。
本発明の容器蓋のプライマー下層に用いる酸化ポリエチ
レンは、ポリエチレン或いはエチレンを主体とする共重
合体を、溶融又は溶液状態で酸化することにより得られ
るものであり、それ自体公知のものである。
使用し得る酸化ポリエチレンの平均分子量には特に制限
はないが、一般に1000乃至500001特に望まし
くは4000乃至10000の平均分子量を有している
ことが好ましい。該酸化ポリエチレンの酸化の程度は厳
密ではなく、広範に変えることができ、酸素含有率が約
0.1重量%以下の低酸素含有率のものから、約10重
量%又はそれ以上の高酸素含有率のものも使用すること
ができるが、一般に酸素含有率が0.1〜10重量%、
さらに好ましくはO.5〜6,0重量%であるものが有
利である。
かかる酸化ポリエチレン中の結合酸素は、=部カルボキ
シル基の形で、他の一部は水酸基、工一テル結合、カル
ボニル基等の形で存在するものと思われる。
従つて、酸化ポリエチレンの酸化の程度(酸素含有の程
度)は、酸化ポリエチレンの酸価を測定することによつ
ても求めることができる。本発明に用いる酸化ポリエチ
レンは、一般に2乃至1001特に5乃至40の酸価(
A.V.)を有することが、本発明の目的に対して好ま
しい。一方、酸化ポリエチレンの結晶化度に密接に関連
する密度は、酸素含有量によつても若干影響されるが、
一般的に言つて0.90乃至1.0、特に0.96乃至
107/CCの比較的大きい範囲にあることが望ましい
。プライマー層の下層を構成する酸化ポリエチレンを含
有する層は、酸化ポリエチレンのみから成ることができ
、或いは酸化ポリエチレンと他の相溶性樹脂との混合物
であることもできる。
使用しうる他の相溶性樹脂としてぱ、容器蓋シエルのラ
ツカ一のベヒクルとして通常使用されている熱硬化性或
いは熱可塑性の樹脂、例えばフエノール樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン又はウリアの如きアミノ樹脂、オレオレ
ジナス系樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、或いは塩
化ビニル一酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル一酢酸ビニ
ル−マレイン酸共重合体、ビニルブチラール等のビニル
樹脂が挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよく
、或いは2種又はそれ以上組合せて用いることもできる
。上記樹脂の中では、一般に熱硬化型と呼ばれるものが
好ましく、特にフエノールーエポキシ樹脂フエノールー
エポキシービニル樹脂が特に好ましい。これら他の相溶
性の樹脂は、用いる場合には、\酸化ポリエチレン対該
他の樹脂の重量比で2:98〜99:1の範囲、好まし
くは5:95〜60:40の範囲とすることができる。
このプライマー下層は容器蓋シエルの内面全体に設ける
ことができ、或いはクツシヨンライナ一が接着される天
面部分のみに設けるようにすることもできる。
ポリオレフインライナ一を接着する表面層としては、カ
ルボキシル基で変性されたポリオレフイン、例えばポリ
エチレンもしくはポリプロピレンを(メタ)アクリル酸
、無水マレイン酸、イタコン酸、フマール酸、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ
)アクリレート等により変性した樹脂と他の相溶性樹脂
との混合物を用いることができ、又、該他の相溶性樹脂
としては、下層について前述したものの中から選ぶこと
ができるが、この場合も一般に熱硬化型と呼ばれるもの
が好ましく、特にエポキシーフエノール樹脂、エポキシ
−アミノ樹脂、エポキシーフエノールービニル樹脂等が
好ましい。
これら他の相溶性の樹脂は、用いる場合には、その使用
割合は変性ポリオレフイン対該他の相溶性樹脂の重量比
で1:99〜50:501特に3:97〜30:70と
するのが有利である。
プライマー表面層は容器蓋シエルの内面全体に設けるよ
うにしてもよいし、或いはクツシヨンライナ一が接着せ
しめられる天面部分にのみ設けるようにしてもよい。
プライマー下層及びプライマー表面層の形成に際して、
前述した樹脂組成物を塗布に適した濃度になるように、
溶剤に溶解乃至分散させる。
使用し得る溶剤としては、例えばキシレン、トルエン等
の芳香族炭化水素:アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類:各種セロソルブ等
が挙げられる。これらのプライマー下層及び表面層の塗
膜量は、乾燥後の不揮発分が、単位面積当り、下層につ
いては、5〜500Tn9/dイ、好ましくは10〜1
00mク/D7TI:表面層については、5〜500即
/Dm2好ましくは20〜100ワ/Dm2となるよう
にするのが有利である。
上記プライマー層を容器蓋シエルに設ける方法は、通常
の容器蓋シエル成形法におけると同様にして行なうこと
ができる。
例えばブリキ板、クロムメツキ鋼薄板、アルミニウム薄
板などの原板の一方の面にラツカ一を塗つた上に、所期
の印刷を施し、他方の面に上記プライマー層を設ける。
この場合、プライマー層は直接施してもよいし、或いは
好ましくは、上記原板表面に酸化ポリエチレンを含有し
ないラツカ一組成物を予め施し、次いでゾライマ一層を
前記ラツカ一層土に施してもよい。酸化ポリエチレンを
単独で塗布するには、溶液、サスペンション或いはエマ
ルジヨンの形で使用するのがよく、例えば酸化ポリエチ
レンがキシレン中に熱時溶解するのを利用してサスペン
ション或いはエマルジヨンとすることができ、或いは酸
化ポリエチレンをデカリン中に溶解して溶液とする。
酸化ポリエチレンを他の樹脂と組合せてプライマー組成
分とするには、これらの溶液等をベース樹脂の溶液に添
加して、酸化ポリエチレンがプライマー組成物中に一様
且つ微細に分散するようにする。プライマー下層及び表
面層の塗工はそれ自体周知の塗装手段を用いることがで
き、例えば浸漬塗布、スプレー塗布、ロールコーターバ
ーコータ一静電塗装、電着塗装、粉末塗装等の手段を用
いることができる。
塗布したプライマー下層は、単に乾燥しただけで、次の
標示マーク印刷及び表面層塗工工程に付することができ
るが、予め130℃以上、好適には150〜250℃で
焼付け処理した後、次の工程に移すことが特に有利であ
る。
また、プライマー下層の塗工及び焼付けの後、後述する
如く標示マークを印刷した後又はすることなく、表面層
を塗工する。
塗布したプライマー表面層は単に乾燥するだけでもよく
、或いは必要に応じて上記温度で焼付けを行なつてもよ
い。本発明の懸賞用容器蓋の作製に当つては、必要に応
じてプライマー下層とプライマー表面層の界面又は該表
面層上に標示マークを印刷する。標示マークの印刷は、
プライマー下層の焼付け処理後その表面に、或いは表面
層塗工し且つそれを単に乾燥した段階で又はさらにそれ
を焼付処理した後に行なつてもよい。標示マークの印刷
用のインキとしては、容器蓋印刷に際して通常用いられ
ている金属印刷インキを使用することができる。
例えば、アルキツド樹脂、エリア樹脂、エポキシ樹脂、
フエノール樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂等をベヒク
ルとし、これを顔料その他の添加物と共に適当な溶剤(
例えば、ケロシン、メチルイソブチルケトン、メチルエ
チルケトン、メチルセロソルブ、グリコール等)中に溶
解乃至分散させたインキが使用される。標示マークの印
刷は通常の方法、例えば平版印刷、オフセツト印刷、凸
版印刷等により行なうことができ、また一色もしくは多
色に、或いは一層もしくは多層に印刷することができる
。さらにまた、標示マークの印刷層は天面の一部に設け
てもよいし、或いは必要に応じて天面全体に設けるよう
にしてもよい。この印刷は必要に応じて前述した温度で
焼付けることができる。2層のプライマー層及び標示マ
ークの印刷層を設けた原板は、必要に応じて前記温度で
さらに焼付け処理した後、次いで容器蓋シエル状に打ち
抜かれ、クツシヨンライナ一が設けられる。
ポリオレフインライナ一の付着は、一定量のポリオレフ
インを容器蓋シエルに入れ、それを120〜250℃で
溶融乃至軟化させ、所定の形状に型押しすることにより
、それ占体公知の溶融乃至軟化付着法により行なうこと
ができる。次に本発明の容器蓋を添付図面に示した好適
な実施態様を参照しながら更に説明する。
第1図は、本発明の容器蓋の1例としての王冠の概略断
面図であり、基本的には円形の天面2とその周縁から垂
下するスカート部3とを有する王冠シエル1と、王冠シ
エル1の内部に施されたクツシヨンライナ一4とから構
成され、王冠シエルの天面2とライナー4との間のプラ
イマー層には標示マークの印刷層5が設けられている。
第2図及び第3図は、本発明の王冠の天面部分の断面拡
大図であり、本発明の王冠におけるプライマー層は、王
冠シエルの天面に直接設けることもできるが、図示のよ
うに防錆用の下地ラツカ一層6上に設けることが望まし
い。
該プライマー層は下層7と表面層8との2層から成るこ
とができ、下層7と表面層8との界面(第2図)、或い
は表面層8上(第3図)に、標示マークの印刷層5が存
在する。表面層8上には、クツシヨンライナ一4が前述
した方法で溶融乃至軟化付着せしめられている。
かかる構成からなる本発明の王冠によれば、プライマー
下層7は王冠天面2に強固に接着し且つプライマー表面
層8はその上に溶融付着せしめられたクツシヨンライナ
一4に強固に接合するが、意外にも、プライマー下層7
とプライマー表面層8との間の接着は左程強固にならず
(半接着状態)、クツシヨンライナ一4を王冠天面2か
ら剥ぎ取ると、プライマー下層7と表面層8との層間で
剥離することが見い出された。この場合、第2図に示す
ように、標示マークの印刷層5が下層7と表面層8との
界面に存在する場合でも、該印刷層5の付着性は一般に
下層7に対するよりも表面層8に対する方が強固である
ので、クツシヨンライナ一4の剥離に際しては、表面層
8に付着して剥れる。かくして本発明の容器蓋によれば
、第2図に示すタイプの容器蓋の場合には第4図に示す
ように、そして第3図に示すタイプの容器蓋の場合には
第5図に示すように、クツシヨンライナ一4の剥ぎ取り
に伴つて標示マークも一緒に該ライナーに転写された形
で剥離することができる。また、本発明による懸賞用容
器蓋が、表面層および(または)クツシヨンライナ一を
カーボンブラツク、酸化チタン等顔料で着色することに
より、着色された表面層8が剥ぎ取つたライナーに接着
していることにより、着色されていない表面層をもつラ
イナーと区別できるようにすることまたは着色されたラ
イナーそれ自体で着色されていないライナーと区別でき
るようにすることで懸賞効果をもつことにより、特に剥
がしたクツシヨンライナ一に標示マークの存在を必要と
しない場合は、標示マークの印刷を省略できる。
また、プライマー下層と容器蓋天面との間に懸賞用印刷
を施し、着色隠蔽したプライマー表面層および(または
)ライナーを設けた懸賞用容器蓋に本発明を利用するこ
とにより、ライナーを剥ぎ取ることにより、隠されてい
た懸賞用印刷を読むことができ、このことで懸賞効果を
もたすことができる。
次に実施例により本発明をさらに説明する。
実施例 1電気メツキプリキ素材の片面に、防錆用下塗
りラツカ一として塩化ビニル一酢酸ビニル共重合体70
重量部、分子量約370のビスフエノールA型エポキシ
樹脂25重量部及びアミノ樹脂(ブチル化尿素樹脂)5
重量部と溶剤(メチルイソブチルケトンとメチルセロソ
ルブとの容量比が2:1の混合物)とからなる塗料を、
50η/dイの乾燥塗膜量となるように塗布し乾燥した
このブリキ素材の該防錆用下塗りラツカ一層上に、プラ
イマー下層として、ビスフエノールAとエピクロルヒド
リンとの縮合により得られる分子量約3000のエポキ
シ樹脂60重量部、フエノールとo−クレゾールとの等
重量より成るアルカリレゾール型フエノール樹脂30重
量部及び表1に示す各種酸化ポリエチレンとからなる組
成物を固形分30重量%になるよう溶剤(メチルイソブ
チルケトンとキシレンとの等容量混合溶剤)中に溶解あ
るいは分散させた塗料を50η/dイの乾燥塗膜量とな
るように塗布し、ガスオーブン中にて200℃で10分
間焼付した。
次に該プライマー下層の上に、標示マークとして、ロジ
ン変性アルキツド樹脂(ベヒクル)、カーボンブラック
(顔料)、塩化マンガン(ドライヤー)及びケロシン(
溶剤)よりなる金属印刷用インキを用いて文字を平版印
刷し、ガスオーブン中において150℃で10分間焼付
した。
次に該プライマー下層及び印刷層上にプライマー表面層
として、前記プライマー下層に用いたエポキシ樹脂70
重量部とフエノール樹脂10重量部及びマレイン酸グラ
フトポリエチレン(密度0.926、Ml2O、軟化点
96℃、グラフト率0.7重量%)の下記表1に表す量
からなる樹脂組成物を溶剤(メチルイソブチルケトンと
キシレンとの等容量混合物)中に固形分が30重量%と
なるように溶解分散せしめた塗料を、乾燥塗膜量が50
η/DTrlとなるように塗布しガスオーブン中にて2
00℃で10分間焼付した。
このように処理したブリキ板を、プライマー塗布面が内
側となるようにして王冠シエルに成型し、王冠ライニン
グ装置を用い、得られた王冠シエルの内側に溶融した低
密度ポリエチレン(メルトインデツクス7、密度0.9
23)を王冠1個当り約0.27投入し、冷却した型押
しパンチによりパンチJャOしてポリエチレンライナーを
有する王冠を作成した。かくして得られた王冠からライ
ナーを剥ぎ取ると下記表1に示すように、2重量%以上
の酸化ポリエチレンを含有するプライマー下層を用いた
王冠からは、標示マークが鮮明に転写したライナーが得
られ、又、剥離強度もライナーが脱落しないで且つ剥離
可能な範囲であつた。実施例 2 前記実施例1と同様の操作を繰返すことによりプライマ
ー下層を設けたブリキ板の該プライマー下層塗布面上に
直接、前記実施例1において使用したと同じ樹脂組成プ
ライマー表面層を実施例1と同様にして乾燥塗膜量が1
00Tf1f7/DTrlとなるように塗布し、ガスオ
ーブン中にて200℃で10分間焼付した後、プライマ
ー表面層上に実施例1で用いたと同じ金属印刷用インキ
を用いて標示マークを平版印刷し、ガスオーブン中にて
150℃で10分間焼付した。
しかる後、かくして得られたブリキ板を印刷面が内側と
なるようにして王冠シエルに成型し、前記実施例1と同
様の操作によりポリエチレンライナーを有する王冠を作
成した。かくして得た王冠のライナーを王冠シエルから
剥ぎ取ると、前記表1と同じ転写性の結果が得られた。
又、剥離強度も前記表1と殆んど同様の結果であつた。
実施例 3 前記実施例1と同様にして得られたブリキ素材の片面に
防錆用下塗りラツカ一を塗布した上に前記実施例1の試
料./F6.2と同じプライマー下層を施した塗装板の
プライマー下層の上に、実施例1で防錆用下塗りラツカ
一として用いた塗料を30η/DTrlの乾燥塗膜量と
なるように塗布し乾燥した。
その上に標示マークとして、実施例1で用いたインキを
用いて実施例1と同様に印刷し、焼付した。さらにその
上にプライマー表面層として、実施例1でプライマー表
面層に用いた塗料を乾燥塗膜量が50ワ/dイとなるよ
うに塗布しガスオーブン中にて200℃で10分間焼付
した。このように処理したブリキ板から実施例1と同様
にしてポリエチレンライナーを有する王冠を作成した。
かくして得られた玉冠からライナーを剥ぎ取ると標示マ
ークが鮮明に転写したライナーが得られた。又、このと
きのライナー剥離強度は0.07〜0.15k9/Cm
であつた。比較例 実施例1と同様の操作を繰り返すことにより、実施例1
のプライマー表面層が実施例1の試料11のプライマー
下層として使用したのと同じ塗料を用いて得たものであ
る他は実施例1と同じであるポリエチレンライナーを有
する王冠を作成した。
この王冠からライナーを剥ぎ取つた結果、標示マークの
一部が欠けて転写していた。
又、剥離強度は0.01〜1.23kg/礪之大きくバ
ラついていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の王冠の概略断面図であり、第2図は本
発明の王冠の一態様の天面部分の断面拡大図であり、第
3図は本発明の王冠の他の態様の天面部分の断面拡大図
であり、第4図は第2図に示すタイプの王冠のライナー
の剥ぎ取りの状態を示す図であり第5図は第3図に示す
タイプの王冠のライナーの剥ぎ取りの状態を示す図であ
る。 1・・・・・・王冠シエル、2・・・・・・天面、3・
・・・・・スカート部、4・・・・・・クツシヨンライ
ナ一 5・・・・・・標示マーク、6・・・・・・下地
ラツカ一層、7・・・・・・プライマー下層、8・・・
・・・プライマー表面層、9・・・・・・表面ラツカ一
層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内面にプライマー層をもつシェルと該シェルの内側
    に施されたポリオレフィンクッションライナーとから成
    り、該プライマー層は酸化ポリエチレンを含有する下層
    と、カルボキシル基変性ポリオレフィン及び相溶性ラツ
    カー樹脂の混合物から成り且つ該クッションライナーを
    接着する表面層との少なくとも2層を有し、且つ該クッ
    ションライナーは該下層と該表面層との間から剥離可能
    であることを特徴とする容器蓋。 2 内面にプライマー層をもつシェルと該シェルの内側
    に施されたポリオレフィンクッションライナーとから成
    り、該プライマー層は酸化ポリエチレンを含有する下層
    と、カルボキシル基変性ポリオレフィン及び相溶性ラッ
    カー樹脂の混合物から成り且つ該クッションライナーを
    接着する表面層との少なくとも2層を有し、且つ該下層
    と該表面層との界面又は該表面層上に標示マークの印刷
    層が設けられていることを特徴とする剥離可能なクッシ
    ョンライナーをもつ容器蓋。
JP52112253A 1977-09-20 1977-09-20 容器蓋 Expired JPS5926538B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52112253A JPS5926538B2 (ja) 1977-09-20 1977-09-20 容器蓋

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JP52112253A JPS5926538B2 (ja) 1977-09-20 1977-09-20 容器蓋

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JPS5446684A JPS5446684A (en) 1979-04-12
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