JPS5926385B2 - 連続鋳造開始棒を上昇位置に収納する装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は上昇位置に連続鋳造装置棒を収納する装置に
関するものである。

米国特許第３，９３０，５３３号明細書は、鋳型の底部
から出たストランドが開始棒から離れた後の開始棒を支
持収納するハウジングを有した連続鋳造装置を示して℃
・る。

同特許明細書の第７図は、開始棒に固着された歯車ラッ
クにより係合すべく収納ハウジングに関連した歯車を示
して℃・る。

開始棒がハウジングを通って駆動されるときに、ラック
歯は時計方向にフリーホイールとなる歯車と噛合う。

歯車は電動機により駆動される方向と反対方向に回転で
きな（、歯車は電動機が回転しない間・・ウジング内に
開始棒を支持する。

開始棒がピンチロールおよびストランドにより収納ハウ
ジンゲ内に駆動されるときにラックの最上の歯が歯車と
噛合うことを確実にするために、歯車ラックが上部に短
駆動部分を有してＬ゛るので、最上の歯が歯車の歯と外
端と係合すれば、ラック歯が十分後方に揺動して歯車の
歯を通り過して歯車と噛合うようできる。

一般にこの様な構成は満足できるが、ラック棒の枢支上
端が摩耗して定期的に調節が必要であることが知られて
℃゛る。

また、はこりや水や熱の厳し℃・状態を受ける。

開始枠が収納ハウジング内へ動くときにラックが常に歯
車と噛合うことが非常に重要であるので、この発明の目
的はこの様な欠点の除去により該米国特許に示される構
成を改良することにある。

この発明により改良される連続鋳造装置は該特許の第１
図に示されるようこの説明にて参照されるとはｙ同一の
外観および構成を有することができるが、この発明は開
始枠がストランドから離された後に開始枠を支持し且つ
収納する装置にあるので、この装置と開始枠だけがこＮ
に図示説明される。

この発明の推奨実施例が添付図面に示されてし・る。

米国特許第３，９３０，５３３号明細書に示される様に
、開始枠は垂直面内にて彎曲しており、ピンチロールに
より鋳型から離れて前方に開始枠が動かされるときに、
連続鋳造鋳型の底部から出てくる金属ストランドに接続
する引出端部を有して℃・る。

第１図に示される様に、開始枠１は、連続鋳造鋳型（図
示しなし・）や説明される収納装置を支持するフレーム
３に取付けられた適宜な案内２によって形成される円弧
状通路内を上方に移動する。

開始枠１の引出端部が骨組３の底部の予定位置に達した
ときに、ストランドは開始枠１から離されて周知の様な
具合にコンベヤによって運び出される。

これが起る前に、開始枠１の引出端部は、ストランドが
開始枠１から引き外されている間は開始枠を保持し且つ
再び必要とされるまで収納する装置内に上方に駆動され
る。

この収納装置は、第２．３，４図に示される様に開始枠
１が通る垂直な通路６が設けられた垂直な収納ハウジン
グ５を有してし・る。

頂部および底部にて通路６の内側には開始枠１の凸状側
に係合する案内ローラＴと、開始枠１の他の２つの側に
係合する別の案内ローラ８がある。

通路６の中はどの別のローラ９は開始枠１の凹状側に係
合するよう配置される。

テーパー付リング１０は開始枠１を収納・・ウジング５
の底部に案内する。

開始枠１の引出端部は凸状側に溝１２が設けられ、この
溝１２は例えば開始枠１の長さの約″／３はとに等しく
できる予定の長さ延びて℃・る。

この溝１２内には溝１２の彎曲した内壁に対して適宜な
具合に長℃・ラック１３．’ｌ−固着されてし・る。

ラック１３は水平なりラッチ軸１５まわりに回転可能な
垂直な歯車１４と噛合うようにつくられており、クラッ
チ軸１５は歯車１４が中央の案内ローラ９に対向して収
納・・ウジング５の垂直な通路６内に突出するような位
置に回転可能に取付けられて℃・る。

この歯車１４はクラッチ軸１５に取付けられたオーバー
ランクラッチの外レース１６の一方の側にボルト止めさ
れており、クラッチ軸１５は減速機のハウジング１８（
第４図）内のウオーム歯車を介して電動機１７（第１図
）により駆動される。

クラッチの内レース１９はクラッチ軸１５にキー止めさ
れる。

２つの内外レース１６，１９の間にはくさびの様な適宜
な部材２０があって、外レース１６が歯車１４により第
２，３図で見て反時計方向に回転されるときにだげ外レ
ース１６が内レース１９を回転することができる。

開始枠１が先に述べたピンチロールにより歯車１４を通
って上方に動かされるときには、クラッチの外レース１
６／）″−固定の内レース１９を単に通り越すためにク
ラッチ軸１５が駆動される必要がな（・。

従って、ストランドは開始枠１の引出端部すなわち下端
部から取外され、その後はウオーム歯車により固定保持
される内レース１９に対してクラッチの外レース１６が
反対方向すなわち反時計方向に回転するようできるため
固定された歯車１４によって開始枠１が支持されるので
、開始枠１は収納ハウジング５を通って下方に動くこと
ができない。

この様な構成のために、電動機１７は作動されず、開始
枠１はピンチロールにより決められる速度で収納ハウジ
ング５を通って押し上げられる。

ストランドが開始枠１から取外されるときに、駆動用の
電動機ｉｌｌ’作動されるまでクラッチ軸１５が回転で
きなし・ために、歯車１４により支持された上昇位置に
第１図に示される様に垂下される。

開始枠１を下げるために、引出端部が歯車１４を離れる
まで制御された速度で重力によって開始枠１を降下でき
るようにクラッチは電動機１７により反時計方向に駆動
される。

開始棒１が収納ハウジング５内に駆動され、最上のラッ
ク歯が歯車１４と噛合って歯車１４の歯が詰まらなし・
ことをし・つも確実にするために、開始棒１が収納ハウ
ジング５を出て下方に動くことができるときに、上のラ
ック歯が歯車１４から離れる瞬間のどの様な動きに対し
ても歯車１４を錠止する装置が設けられることがこの発
明の特長である。

この瞬間における歯車の停止および錠止によって、開始
棒１が収納・・ウジフグ５内に戻し動かされるときに、
ラック１３の上の歯が歯車１４と噛合って回転を始める
正し℃゛位置歯車１４があって、説明されるようにラッ
ク１３が歯車１４と噛合うよう丁度始めるときに歯車１
４を錠止した手段が外されて歯車１４が上昇する開始棒
によって回転できることが理解されることを確実にでき
る。

歯車とラックが離れる固定位置への歯車１４０錠止は、
歯車の別の部分と係合離脱するよう動かされるラッチ歯
２２によって行われる。

第２，３図に示されるこのラッチ歯２２は、歯車１４を
被い開始棒１と反対側にて歯車１４の傍を下方に延びる
ブラケット２３により支持されても・る。

ラッチ歯２２は、歯車１４の上部を横切って延びるブラ
ケット２３の底部の中央部分にボルト２４により固着さ
れる。

ブラケット２３の下端部は、収納ハウジング５に取付げ
られた支持体２６の上端に設けられた水平な枢支ピン２
５に取付げられている。

ブラケット２３０反対側の端部には一対の横方向に隔っ
たローラ２８が設げられた下方に延びる部材２７が固着
されており、ローラ２８は開始棒１の上端部の上にて移
動通路内にあり、ラッチ歯２２は第３図に示されるよう
歯車１４と噛合って℃・る。

開始棒１がハウジングの通路６内を上方に動くときに、
その上端部はローラ７．９と係合して上方に短い距離動
℃・て、第２図に示されるようにブラケット２３が歯車
１４から離れるよう枢動してラッチ歯２２が歯車１４か
ら外れる。

これは丁度上のラック歯が歯車１４と噛合うときに起る
。

その後、開始棒１が通路６を通って上方に動き続けると
きに、ローラ２８が歯車１４と面した開始棒１の側部と
係合する。

開始棒１が収納ハウジング５内を降下するときに、ロー
ラ２８は丁度上のラック歯が歯車１４から離れるときに
開始棒１の上端部を転動する。

開始棒１が下降するときに、ローラ２８は開始棒１と一
緒に下がり、ブラケット２３の上端が下方に枢動して第
３図に示される様に歯車１４０２つの歯の間にラッチ歯
２２が入り、開始棒１が再び収納ハウジング５を通って
上方に動く次のときにラック１３を受ける正確な位置に
歯車１４が回転に対して錠止される。

この装置が最初に設置されるときに、ラッチ歯２２はブ
ラケット２３上にて調節され、従って開始棒１のラック
１３が歯車１４から離れると同時にラッチ歯２２が歯車
１４と噛合う。

必要ならば、ブラケット２３の支持体２６が収納ノ・ウ
ジング５に取付けられるところで更に調節ができる。

これらの調節が行われた後は、後の再調節が不必要であ
る。

錠止装置は、正常作動中に摩耗する様な部材をもって℃
・なし・。

歯車１４に対するラッチ歯２２の位置は、もし電動機が
不慮で或は試験中に開始棒を上昇するよう時計方向に駆
動され層工、ラッチ歯２２が歯車１４との噛合いが外れ
るよう押されるようなって（゛る。

この方向で、クラッチの外レース１６は可逆電動機１７
により駆動されて、歯車１４を駆動する。

枢支ピン２５の位置によって、ラッチ歯２２が歯車１４
との噛合℃゛が外れて滑るために錠止機構や可逆電動機
の損傷が防止される。

ラッチ歯２２が開始棒１のラック歯に対する固定位置に
歯車１４を保持する積極的装置を形成しているので、開
始棒に先の米国特許に示される様に可動歯車ラック部を
設ける必要がない。

錠止機構は開始棒と歯車に対して外部にあるので、誤用
に耐え得るよう非常に強くつくることができる。

また、錠止機構を調節する必要がなし・ので、いしくっ
たり周囲のほこりから保護するようカバーによって完全
に被うことができる。

この発明は連続鋳造工業にだけでなく、可動するラック
と歯車が積極的に噛合う必要のあるものニハ全て適用す
ることができる。

法律の定めに従って、この発明の要点を推奨実施例を示
すと考えられる実施例に就し・て図示し説明したが、図
示説明した以外に請求の範囲内にてこの発明を同様に実
施できることが理解されるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は収納ハウジングから垂下した開始棒を示す連続
鋳造装置の一部の概略側面図、第２図は支持する歯車と
係合すべく上昇する開始棒ラックを示す一部断面した拡
大側面図、第３図は歯車から離れて降下する開始棒を示
す同様な図、第４図は第２図のＩＶ−ＩＶ線に沿った拡
大断面図である。 図中、 １：開始棒、２：案内、５：収納ハウジング、６：通路
、７，８：案内ローラ、１３ニラツク、１４：歯車、１
５：クラッチ軸、１６：外レース、１７：電動機、１９
：内レース、２２：ラッチ歯、２３ニブラケツト、２６
：支持体、２８二ローラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 垂直面内を長手方向に彎曲し鋳型の底部から出る金
   属ストランドに接続する引出端部を有し且つ予定の距離
   長手方向に沿って延びるラック１３の歯の列す弓１出端
   部に設けられた開始棒１、鋳型から横方向に隔たり且つ
   開始棒の引出端部を受けるはｇ垂直な通路６を有した収
   納ハウジング５、ストランド受位置から収納ハウジング
   にハウジングの該通路内に上方に長手方向に開始棒を動
   かす装置、該通路内にあるときにラック歯と係合すべく
   該ハウジングの一方の側に突出する垂直な歯車、１４、
   該ラック歯が該歯車と噛合って上方に予定の距離動℃゛
   たときに歯車１４を自由にできるよう歯車と作動連結さ
   れるべく外レース１６と内レース１９と外レースを歯車
   の一方の側に連結する部材２０とから成るオーバーラン
   クラッチ、ストランドから自由になった開始棒１が該通
   路６を通って下方に動し・て該歯車１４を回転するとき
   に反対方向に該オーバーランクラッチの回転を制御すべ
   くクラッチ軸１５に駆動連結される電動機１７から成る
   駆動装置を備え、該駆動装置は歯車１４により反対方向
   のオーバーランクラッチの回転を防止すべく該電動機軸
   に設けられたウオームと噛合うウオーム歯車をハウジン
   グ１８内に有し、該歯車によりハウジングから開始棒を
   支持するよう駆動装置が空転する連続鋳造鋳型に用いる
   装置におし・て、下方に動くラック１３の最上ラック歯
   が歯車１４から離れたときに歯車を固定保持するよう歯
   車と噛合うラッチ歯２２、ハウジング１８の通路６内を
   上昇するラック１３の最上ラック歯が歯車に達する直前
   に歯車から該ラッチ歯２２を離すべく上昇する開始棒の
   上端部に一端が係合でき他端がフレームに枢支され且つ
   中はどに該ラッチ歯が設けられているブラケット２３を
   備えていることを特徴とする装置。