JPS5925940A - 高耐久性低過電圧陰極及びその製法 - Google Patents

高耐久性低過電圧陰極及びその製法

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JPS5925940A
JPS5925940A JP57134772A JP13477282A JPS5925940A JP S5925940 A JPS5925940 A JP S5925940A JP 57134772 A JP57134772 A JP 57134772A JP 13477282 A JP13477282 A JP 13477282A JP S5925940 A JPS5925940 A JP S5925940A
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JP
Japan
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component
electrode
alloy
electrode active
low overvoltage
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JP57134772A
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English (en)
Inventor
Yoshio Oda
小田 「よ」男
Takashi Otoma
音馬 敞
Eiji Endo
栄治 遠藤
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水電解用高耐久性低過電圧陰極、特に苛性アル
カリ環境下においても特性の劣化が極めて小さい水電解
用低水素過電圧陰極及びその製法に関する。
水またはアルカリ水溶を電解用の低過電圧陰極として各
種のものが提案されている。これらの中で、本出願人が
既に提案した特開昭54−112785号公報、特願昭
56−82541号、同56−82542号及び同56
−85829号で開示される電極は、それまでに知られ
た電極に比べて低水素過電圧化及びその耐久性に関し、
大きな効果を持つものであるが、本発明者等は、更に検
討を加えた結果、上記公報で開示される電極もある場合
には、必ずしも耐久性が充分でない場合のあることを見
出し、この解決のため鋭意努力した結果本発明を見出す
に至ったものである。
苛性アルカリ水溶液電解槽で電解により陽極室からは酸
素ガス、陰極室からは水素ガスを製造することは既によ
く知られた工業的な水電解法である。この電解槽の陰極
としては低水素過重圧の上述の如き陰極が好ましく用い
られるが、上記電解槽は運転の途中、種々の理由により
運転を停止することがあり、この場合、運転を再開する
と水素過電圧の上昇することが認められた。本発明者等
はこの現象について深く追求しfc結果、電極活性成分
であるラネーニラクル粒子あるいはラネーコバルト粒子
のニッケルあるい[まコバルトが水酸化ニッケルあるい
は水酸化コバルトに変質することにより電極活性が劣化
する(即ち、水素過電圧が上昇する)ことを見出したも
ので、この変質を防止するのに、ニッケル、コバルト等
の第一の成分とアルミニウム、亜鉛、マグネシウム等の
第二の成分とからなる公知の金属粒子に第三の特許の成
分を含有せしめることが著しい効果をもたらすことを見
出し、本発明を完成したものである。本発明は、ニッケ
ル及び/又はコバルトからなる成分x1アルミニウム、
亜鉛、マグネシウム2=ら選ばれる成分Y1及び周期律
表第■族金属から選ばれる成分Zが第1図の点AsB%
C,D及びEで囲まれる範囲にある合金からなる水電解
用高耐久性低過電圧陰極、 A : X=99wt%  Y =  OZ =  1
 wt%B:X=79wt% Y=20wt% Z= 
 Lwt%C:X=50wt%  Y =20wt% 
Z=50wt%D:X=42wtチ    Y=I  
6wtチ    Z=42wl、チE: X=50 y
t%  Y=  OZ=50 wt%電極活性金属粒子
の一部が電極芯体上に設けた層の表面に露出してなる電
極において、該電極活性金属粒子がニッケル及び/又龜
コバルトかうなる成分X1アルミニウム、亜鉛、マグネ
シウムから選ばれる成分Y1及び周期律表第1v族金民
力・ら選げれる成分Zが、第1図の点A、B、C,D及
びEで囲まれる範囲にある合金である水電解用高耐久性
低過眠圧陰極 A:低過電圧wt%  Y=  Ovt% Z=  +
wt%B:X=79vt% Y= 20 yt% Z=
  Iwt%C:X=50wt% Y=20wt%  
Z =30wt%D  :  X=4 2yt、%  
 Y=16vyt%    Z= 4 2 vrt%E
 ’ X =50 wtチ Y=  Ovt% Z =
 5 [) vt%及び電極活性金属粒子の一部が電極
芯体上に設けた層の表面に露出してなる電極の製法にお
いて、ニッケル及び/又はコバルトからなる成分X1ア
ルミニウム、亜鉛、マグネシウムから選ばれる成分Y及
び周期律表第■族金属から選ばれる成分Zが、第4図の
点AI%B1、c1%l)l及びElで囲まれる範囲に
ある合金からなる該電極活性金属粒子をメッキ浴中に均
一に分散せしめ、該′電極芯体上に共電着せしめるか、
該電極活・性金民粒子を該電極芯体上に溶融塗付ないし
焼けすることを特徴とする水電解用高耐久性低過電圧I
rfA極の製法 A’:X=59vt%  Y==40tvtq6Z =
  1wt%B’  :  X= 5 9 vt%  
 Y=60vt%    Z==+wt%C’  i 
 X=2 5wt%   Y=6 n wt%    
Z=15  wt%D’:X= 25 vt% Y= 
50 wt% Z=25vt%B’:X=55yt% 
 Y=40wt% Z=25vt%を要旨とするもので
ある。
ここで、第1図は、ニッケル及び/又はコバル)/・ら
なる成分X、アルミニウム、亜鉛、マグネシウムから選
ばれる成分Y及び周期律表第■族金属から選ばれる成分
2の三成分ダイアグラムであって、本発明陰極における
金属粒子の合金組成it第1図の点A、B、C,D%E
で囲まれる範囲のものであることが必要である。好まし
くけ、F、G、H,Eの範囲である。ここで点F、 G
、 HのX、 Y、 Z成分のRtは、各々(95,0
,5)、(85,10,5)、(46,10,44)で
ちる。・ 本発明の効果は合金組成の1成分として周期律表第■族
金属が包含される仁とによるものであるが、何故に、第
1V族金属の包含がニッケルまたはコバルトの水酸化物
生成や酸化物化の進行を阻止しうるのかFll’ al
lについては未だ解明されていない。しかしながら、本
発明者等は、第■族金属の内でもチタニウム、スズおよ
びジルコニウムから選ばれる1種又は2種以上が本発明
の効果を奏するのに最適であるとの知見を得ている。即
ち、第■族金間の内でもチタニウム、スズ及びジルコニ
ウムから選けれる1種又は2種以上を用いる時には、よ
り激しい環境条件においてもより長期にわたって低過電
圧特性を維持することができる。
本発面陰極の金属粒子が第1図のABCDF;で囲まれ
る組成を有することがよいのけ、上記範囲以外の組成の
粒子では、長期にわたって低過電圧特性を維持できなか
ったりすることによる。
上述の合金が金F4粒子の場合、金FA粒子の平均拉径
目1、電極表面の多孔性度及び後述する電極製造の際の
粒子の分散性にも関係するが、0.1μ〜100μであ
れば充分である。
上記範囲中、電極表面の多孔性等の点から、好ましくは
0.9μ〜50μ、更に好ましくけ1μ〜30μである
更に該粒子は、電価のより低い過電圧を達成するため、
表面多孔性であることが好ましい。
この表面多孔性とは、合金自体が多孔性である場合の他
に、金属粒子の場合には粒子の全表面が多孔性であるこ
とのみを意味するものでなく、前述した金属から成る層
より露出した部分のみが多孔性になっておれば充分1あ
る。
多孔性の程度は、その程度がかなり大きい程好ましいが
、過度に多孔性にすると粒子の機械的強度が低下する為
多孔度(porosity )が20〜90チにするこ
とが好ましい。上記範囲中更に好ましくは65〜85チ
、特に好ましくけ50〜80%である。
尚、上記多孔度とけ、公知の水置換法によって測定され
る値である。
多孔性にする方法としては種々の方法が採用できるが、
例えば成分X、 Y、 Zからなる合金から、成分Yの
金属の一部又は全部を除去して多孔性にする方法が好ま
しい。
かかる湯治、成分X、 YXZが所定割合VCJ’:J
 −に配合された合金を苛性アルカリ処理して、成分Y
の金属の少くとも一部を除去せしめる方法が特に好まし
い。本発明の陰極の場合、例えば苛性アルカリ水溶液を
電解して酸素および水素を製造する陰極に使用される場
合には、必ずしも電解槽に装着される前に苛性アルカリ
で処理する必要目、なく、使用される陰極液が苛ガニア
ルカリ条件であるため、電解中に徐々に成分Yの金属が
除去され、目的の陰極となりうる。
」二記合金の組成の組合せとしては各種のものが使用で
き、その代表的なものとしては、Ni−Al−Ti、N
i−Al−3n、Ni−Al−Zr%Ni−Zn−’I
l’i、N1−Zn−8n 、Ni−Zn−Zr 、 
co−Al−’I’i 、Co−At−5n%Co−A
l−Zr %Co−Zn−’L’i 、co−Zn−8
n %Co−Zn−Zr 。
111−Mg−Ti、Ni、−M1%−8n 、 Ni
−Mg−Zr 、 Co−トKg−Tゴ1、co−崗−
8n%Co−顯−Zrなどが考えられる。
この中でも特に好ましい組合せ!’;t Ni−At−
’L’1、[−(1−A l−Ti、N1−AI−Zr
 %Co−Al−Zrである。
かような苛性アルカリ処理の条件eよ、出発合金の組成
によっても異るが、後述するような組成の合金の場合、
苛性アルカリ濃度(NaO[(換算)10〜55重情チ
の10〜50C水溶液に05〜3時nFJ浸漬すること
が好ましい。この理由は、成分Yはなるべく除去しゃす
く、また成分Z1就中スズはなるべく除去されないこと
を条件として選定したものである。
上述の金属粒子が金属基体上に強固に設けられるための
層は、金属粒子を構成する成分Xと同じ金属であること
が好ましい。
かくして、本発明のj倫衛の1rε衛表i1i ):]
:、巨視的に見ると、微多孔性になっている。
このように本発明の陰極[ま、それ自体低い過電圧を有
するニッケル及び/又はコバルトを含む合金又は合金粒
子が電極表面に多数存在し、且つ前述した通り、電極表
面が微多孔性になっているため、それだけ電極活性面が
大きくなり、これらの相乗効果によって、効果的に水素
過電圧の低減をiすることかできる。
しかも本発明の合金は、直接又は間接に、また合金粒子
は、上記金属から成る層によって、電極表面に強固に付
着しているので、劣化しにくり、」二記低過電圧特性の
持続性を飛躍的に延ばすことができる。
本発明の電極芯体けその材質として任意の適当な導電性
金属、例えばT1、Zr、 Fe、 Ni、V1MO%
C1F、Ag、Mn、白金族金属、黒鉛、Crから選ば
れた金属又はこれらの金属力・ら選ばれた合金が採用し
得る。この内Fe、Fe合金(Fe−Ni合金、1i’
A−Cr合金、Fe−bH−Cr合金などン、 Ni、
N1合金(Ni−Cu合金、Ni−Cr合金など) 、
Cu s Cu合金などを採用することが好ましい。特
に好ましい止イii芯体の材質けFe % CuSN1
、rr’e−tv、を合金、。
Fe−tLi−Cr合金である。
電極芯体の構造は、使用する電極の構造に合わせて任]
ζ′r、適宜な形状寸法にすることができる。
ぞの形状は、例えば板状、多孔状、網状(例えばエクス
パンドメタルなど)、すだれ状等が採用でき、これらを
平板状、曲板状、筒状にしてもよい。
本発明の層の厚みは、採用する粒子のb′/、径にもよ
るが、20〜200μであれば充分で、更に好ましくけ
25〜150μ、特に好ましくけ50〜100μである
。これは本発明では、前述した粒子の一部がN極芯体上
の金属から成る層にJjJj没した状態で、付着せしめ
るからである。
か\る状態を理解しやすい様に、本発明の電極表面のr
Fr面図を合金が粒子の場合について第2図に示す。図
示されている様に電極芯体1上に金属から成る層2が設
けられ、該層に電極活性金属132子6の一部が、その
層の底面から露出する様に含まれている。尚、層2中の
粒子の割合1ま5〜80wしチであることが好ましく、
更に好ましくけ10〜50wし係である。か\る状態の
外、電極芯体と、本発明の粒子を含む層との間に、ト1
1、Co、Agから選ばれた金属から成る中間層を設け
ることによって、更に本発明の電極の耐久性を向」ニさ
せることができる。か\る中間層は、上記層の金属と同
種又は異種であっても差しつかえないが、か−る中間層
を前述した層との[11着性の点からこれらの中間層及
び層の金属は同種のものであることが好ましい。中間層
の厚みは、イ幾械的強度等の点から5〜1o o tt
であれば充分であり、更に好ましくi120〜80μ、
特に好ましくけ50〜50μである。
この様な中間層を設けた電極を理F汗シやすいように、
電極の断面図を81¥5図に示した。
1u、電極芯体、4は中間層、2は粒子を含む層、5け
本発明の粒子である。
本発明の電極は第2、第3図から見て明らかなド))に
、その表面を微視的に見れば、tlL極表面に多数の1
立子が露出しているわけであるが、巨視的に見ると表面
U多孔性になっている。
また、本発明の合金の層が電極芯体上[付着せしめられ
ている場合には、成分Yが除去され、その跡が多孔性と
なっている。
前述した様に多孔性の度合は、過電圧の低下にも関連す
る為多孔性の度合11屯気二重層容量で1000μF/
cn−以上であれば充分に目的を達成できる。上記範囲
中好ましく 1.]: 2000 M”/cm’以上、
特に好ましくけ5000μJT’/cm’以上である。
屯気二jRPi容量は、電解’i、tt、溶液中にY[
極を浸漬した場合に、電極表面近傍に正負のイオンが短
い距離を隔てで相対的に分布して形成される電気二重層
の静電容量であり、詳しくは、実測される微分容思を示
す。
この容量は、電極表面が大きくなると共に大きくなる。
従って1u極表面が多孔性となり電極表面積が大きくな
ると、電極表面の電気二重層容量も大きくなる。よって
、屯気二1(労合量によって、電気化学的に有効な電極
表面種部ち電極表面の多孔性度が判る。
尚、電気二重労合M)−μ、測定時の温度や屯解質溶液
の種類、あ10度、電極電位等によっても変化するので
、本発明の阻気二重労合招け、下記の方法によって測定
された値を意味する。
試験片(電極)を40 wt% NaOH水溶液(25
C1に浸漬し、試験片の約100倍の見掛は面積をもつ
白金黒f=jき白金板を対極として挿入し、この状態で
のセルインピーダンスをコールラウシュブリンヂで測定
して試験片の電気二重層容量を・求める。
電極表面層の具体的な付着手段としては、種々の手法が
採用され、例えば分散メッキ法、溶融槽f=J法、焼f
J法などが採用される。
この内、特に分散メッキ法が、良好に本発明の粒子を付
着し得るので好ましい。
分散メッキ法とは、金属層を形成する金属を含む水溶液
に、−例としてニッケルを主体とする(立子を分散せし
めた浴に、電極芯体を陰極として、メッキを行い、電極
芯体上に、上記金属と粒子を共電着せしめるものである
。尚、更に詳しく述べれば、洛中で金属粒子は表面の分
4:σ(によって電荷を帯び放電とともに芯体に付着し
、同時に金属メッキが行われて芯体に強固に付着するも
のと考えられる。例えば、金属層とじてニッケル層を採
用する場合、全塩化ニッケル浴、高塩化ニッケル浴、塩
化ニッケルー酢酸ニッケル浴などが採用しつる。また、
金属層としてコバル)層を採用する場合には、全塩化コ
バルを浴、高塩化コバルト浴、塩化コバルト−酢酸コバ
ルト浴などが採用しつる。
この場合、浴のpHが重要である。即ち、メッキ浴中に
分散せしめる電極活性金属粒子は、一般にその粒子表面
に酸素が付着していることが多く、この状態では、金属
層との接合が充分でなく、電極として使用中、粒子の剥
落等の生ずることがあり、これを防ぐためには、4に粒
子表面の付着酸素量を減少させることが必盟であり、そ
のためにはメッキ浴の−を1,5〜60とするのが好ま
しい。
また、本発明の場合、金属粒子としてVま、ニッケル及
び/又はコバルトからなる成分X1アルミニウム、亜鉛
、マグネシウムから選ばれる成分Y及び周期律表第■族
金属から)tlばれる成分2が第4図の点A’% B’
、C’ %D’、& U rc°T囲−まれる範囲の合
金であることが必要である。その理由■、この範囲から
けずれると電着工程での[1着量を充分に硝保できなか
ったり、電着できてもr=]着強度が低かったり、また
、アルカリ土類金属すなわち成分Yの溶解抽出後の電極
触媒としての活性が充分でないなどのためである。従っ
て、A、’−E’で示される範囲から若干ずれる場合に
は初期の水素過電圧が若干高く後述の短絡による酸化に
対する抵抗性が低下するが、大きくずれる場合1ま低い
機械的強度や高いvJ M過電圧のため、もはや実用に
供することはできないからである。
以上の如く、該f′!7子の金属層と接触する表面fr
、(t、分に1−.1:酸素の付着量の少ないことが粒
子の接着強度の点から好ましいが、一方、取扱い上、か
\る粒子表面に部分的に酸化被膜を形成せしめて、安定
化せしめておくことが好ましい。このような粒子に付着
した酸化物被膜は、電極を苛性アルカリ水溶液のWL解
の際の陰極として使用する場合、発生する水素で還元さ
れ除去される。この外電極として使用する前に、か\る
酸化vIJ被膜を還元(例えば水素雰囲気で加熱する)
除去することもできる。
この様な粒子の洛中での割合は、19/l〜2009/
lにしておくことが電極表面に粒子の11]着状態を良
好にする意味から好ましい。又分散メッキ作業時の温度
条件は20〜80℃、電流密度はI A/dm’〜20
 A/dm’であることが好ましい。
尚メッキ浴には、歪減少用の添加剤、共電着を助長する
添加剤等を適宜加えてよいことけもちろんである。
この外前述した様に、電極芯体と粒子を含む金属層との
間に中間層を設ける場合は、[、極芯体をまずN1メツ
キ又けCOメッキしその後前述した分散メッキ法、溶融
噴霧法の手段でその上に粒子を含む金属層を形成する。
か\る場合のメッキ浴としては上述した種々のメッキ浴
が採用できる。
この様にして、電極芯体上に、金属層を介して本発明の
粒子が、また、本発明の合金が付着した電極が得られる
このようにして得られた低渦尼圧陰極の表面に非電子伝
導性物質を付着させることも有効である。
本発明陰極を、例えば苛性アルカリ水溶液の電解用陰極
として用いる場合、陰極液中に周囲の電槽材料から溶出
した鉄イオン又は鉄を含むイオンが存在することがあり
、これらが陰極上で放電し、鉄の化合物(例えば水酸化
鉄)が隋4i?上に析出することがある。この場合、陰
イ阪の活性表面が失われ、陰極過電圧が上昇することに
な2)。
このような放電析出を防止するために、例えばフッ素含
有樹脂(テフロン等)のような非電子伝導性物質を本発
明陰極上、更には、陰極表面に突出している金mtv子
上に付着させておくことが有効である。このための具体
的な手段としては特願昭56−126921号に開示さ
れる如き方法が好ましく採用されつる。
かくして、得られる陰極は、その後必要に応じ、苛性ア
ルカリ処理(例えば苛性アルカリ水溶液に浸漬する)し
て、合金または合金れl子牛の成分Yの金属の少なくと
も一部を溶出除去せしめ、該合金または該粒子を多孔性
にする。
か−る場合の条件は前述の通りである。
又、°粒子として前述した成分X、 Y、 Zの合金を
採用した場合、上述した様な苛性アルカリ処理を行うこ
とが好ましいが、か−る粒子を付着した電極を苛性アル
カリ処理をせず、そのまま苛性アルカリ電解槽に取り付
け、実際に電解を行ってもよい。
力・\る場合、電解の過程で成分Yの金属が溶出し、@
極の過電圧が低下する。ただし、該溶出した成分Yの金
属イオンによって、陰極液が若干汚染されるが、一般に
は問題となることはない。
本発明の電極は水電解特に苛性アルカリ水溶液電解用の
陰極として採用できる。
次に本発明の実施例を挙げて説明する。
実施例1〜15 表1に示す組成を有する合金粉末(260メンシユバス
)″f:調製し、これを実施例1〜8および11.12
については、特開昭54−112785号公報の実施例
12に従い、また実頒j例9.10゜15については同
公報の実施例12のNiCl2・6H20をCoCl2
・6TI、0 (IJ度500り/1)に、Ni板陽極
をC。
板陽極にそれぞれ変えたメッキ方法に基づく分散メッキ
法(ただし、メッキ後の展開処理温度け500とした)
によって低水素過電圧電極を製造した。
得られた電極上の金属粒子を一1’51S剥蔗して、そ
の組成を951べた。その結果を第1表に併記した。
ついで、これらの電極を、陽極をニッケル製エギスバン
ドメタルとし、含フツ素系陽イオン交換膜(hu hl
j子■製CF=CI+’、とcF2=cho(crr2
ン。
C00CII、との共重合体、イオン交換容量1.45
meq/9樹脂)をイオン交換膜とする水マE解槽用陰
極として用い、短絡に対する抵抗性試験を行った。
LS fiH液は20%NaO+i水溶液、陰極液を2
(〕%NQOTI水溶液とし90℃で電流密度20 A
/d−として電解開始後5日目につぎの短絡試験を実施
した。
まず、直流電源による給電を停止するとともに、銅導線
によって陽極、陰極を電槽外部で接続し、そのま−約1
5時間放置した。この間陰極から陽極への[流を観測し
た。なお、電解停止後約5時間の開瞼極液温度を90℃
に保持し、ついで自然放冷した。15時間の放置冷却後
、電極を取り出して水素過電圧を測定した結果を表1に
示す。これは試験前の性能とほとんど同一である。
また、実施例2の電極を、40%Na OH水溶液中V
cioo℃で1週間浸漬した。空気との接触を充分にさ
せるため容器深さを7 cmと浅くし、容器1m−は開
放した。本電極の水素過電圧を浸漬試験前と後にMJ定
した。水素iW IK圧けa、oqvと試験前後でほと
んど変化な九った。
比較例1〜2 比較例1については特開昭54−112785号公報の
実施例12に従い、比i19例2について表    1 け同公報の実施トリ12中のN1ce2・6H2oをC
oC1,2・6TJ、O(濃度’+OOg/llに、N
1板Illシイ;6たをCr)板陽極にそれぞれかえた
メッキ方法にもとすき、N1−AlおよびCo−AL合
金粉末分散メッキ?匡4函を製造した。
得られた[極上の金属粒子を−ras剥111111 
L、て、その組成を調べた。その結果を表2に(Ji−
記した。
実施例1〜15と同様に短絡試験をイテl/)、その前
後での水素過電圧変化を測定した。本1j果を表2に示
す。なお試験前の水素過電圧ケま01)7〜0、08 
Vであった。
比較例5〜11 合金粉末の組成を表2の比較例5〜11に変えたこと以
外は実施例と同様にして陰極をIl+’! f+;した
。(ただし、展開処理条件d NaflH渭i1 i 
40vt%、温度120C,5時間とした。)そして実
施91と同様にして行った煙路試験の結果を表2に示し
た0短絡試験前の水素過電圧け、It較5115〜11
について、各々0.18V、 0.1 eV、 0.2
 TV、0.16V。
o、+ov、0.09V、 0.09V、 0.10V
、 0.10Vでおった。
表     2 ×1  合金零位子(=J着層の機械的強度が乏しく、
短絡試験の電解作業中の合金粒子の剥落が激しく、この
ため、合金1″32子の組成及び、試験後の水素d、″
、571?、 JHのン則定は行わなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、X==Ni又けT1、Y=A1又i、lニア
、n又はMg、Z=1’i又はSn又はZrの5成分i
jxらなるダイヤグラムで点A、 B、 Cs D、■
すで凹まれる範囲の組成は本発明陰極の電極活性*’を
子の組成を示す。 81¥2図は、本発明の分散メッキ法により作製した電
極の一例の表面部分断面図、第5図は、本発明の分散メ
ッキ法により作製した電極の他の例の表Ca■部分断面
図を夫々示す。 第4図は、X二Ni父け”、Y=A1又はZn又FまM
g 、Z=Ti又けSn又はZrの5成分からなるダイ
ヤグラムで点AI%s1%C’、 D’、 E’で囲ま
れる範囲の組成は、本発明方法に使用される電極活性れ
2子の組成範囲を示す。 X(>り 才l)′¥J 才2凰 1′3  関

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  ニッケル及び/又はコバル) 75>らなる
    成分X1アルミニウム、M鉛、マグネシウムから選ばれ
    る成分Y、及び周期律表第■族金属力・ら選げれる成分
    Zが第1図の点ASB、C。 D及びEで囲まれる範囲にある合金ふらなる高耐久性低
    過電圧陰極。 A:X =99y7t%Y=  D   Z;1vt%
    13 : X= 79wt% Y= 20vt%Z= 
     +vt%C: x−50it% Y=20vt%Z=
    50wt%D ’ X”= 42 wt%Y−16vt
    %Z=42wt%E ’ X ”” 50 wt%Y=
      OZ=50yt%+21 1.’d期律表第1V族
    金属がチタン、スズ及びジルコニウムから選ばれる1種
    又け2種以上である特¥j肋求の範l7Jl第(1)項
    の高耐久性低過屯圧陰4iN0 f31 1+: 4ik活性金瓜ム2子の一部が電極芯
    体上に設けた層の表面に露出してなる電極において、該
    電極活性金属粒子がニッケル及び/又はコバルトからな
    る成分X1アルミニウム、亜鉛、マグネシウムから選ば
    れる成分Y1及び周期律表第■族金属から選ばれる成分
    2が第1図の点A、B、C,D及びEで囲まれる範囲に
    ある合金である高耐久性低過電圧陰極。 A : ’X= 99 wt、% Y=  OZ=  
    1wt%B:X=79wt% Y=20wt% Z=’
    1wt%C: X=50vt%  Y=20vt% Z
    =50−、wt%D:X=42wt% Y=7+4.w
    t% Z=42ivt%E:X=50wt% Y= O
    Z=50wt%(4) 周期律表第ff族金属がチタン
    、スズ及びジルコニウムから選ばれる1種又は2種以上
    である特許請求の範囲第(3)項の高耐久性低過電圧陰
    極。 (5)  電極活性金属粒子の一部が電極芯体上に設け
    た層の表面に露出してなる電極の製法において、ニッケ
    ル及び/又はコバルトからなる成分X 、アルミニウム
    、亜鉛、マグネシウムから選ばれる成分Y及び周期律表
    第1v族金属から選ばれる成分Zが第4図の点A’、 
    B’、 C’。 1ア及びElで囲まれる範囲にある合金からなる該電極
    活性金属粒子をメッキ浴中に均一に分散せしめ、該電極
    芯体止に共電着せしめるか、該電極活性金属粒子を該P
    !1極芯体上に溶融塗付ないし焼付することを特徴とす
    る高耐久性低過電圧陰極の製法。 A’ : X=5 Lwt% Y= 40 wt% z
    =  1vt%B’ : X=59vt% Y= 60
     yt、% Z=  1−?Jt、%C’  :  X
    =  2 5wt%    ’i:= 6 0  yl
    、%    Z−1’5wt%D’ : X= 25 
    wt% Y=50wt% Z = 25wt%E’ :
     X =55 wt% Y=40机% Z=25wtチ
    ((1)  周期律表第■族金属がチタン、スズ及びジ
    ルコニウムから選ばれる1種又iL2種以上である’F
    ’r ;t’F W々求の範囲第5項の高耐久性低過電
    圧陰極の製法。 (7)  メッキ浴が成分又と同種の金属イオンを含む
    特許請求の範囲第(5)項又は第(0)項の高耐久性低
    過電圧陰極の製法。 (8)  メッキ浴がpH,1,5〜3.0である特許
    請求の範囲第(5)〜(ア)項いずれかの高耐久性低過
    電圧陰極の製法。 (9)  共電着、溶融塗付ないし焼付けされた電極活
    性金属粒子をNn OH濃度10〜55%、温度10〜
    50℃の苛性ソーダ水溶液中で0.5〜5時間処理する
    特許請求の範囲第(5)〜(8)項いずれかの高耐久性
    低過電圧陰極の製法。
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WO2017184745A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-26 Arconic Inc. Fcc materials of aluminum, cobalt, nickel and titanium, and products made therefrom

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