JPS5925675B2 - 感熱記録紙 - Google Patents
感熱記録紙Info
- Publication number
- JPS5925675B2 JPS5925675B2 JP54046704A JP4670479A JPS5925675B2 JP S5925675 B2 JPS5925675 B2 JP S5925675B2 JP 54046704 A JP54046704 A JP 54046704A JP 4670479 A JP4670479 A JP 4670479A JP S5925675 B2 JPS5925675 B2 JP S5925675B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording paper
- recording
- thermal recording
- thermal
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/30—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
- B41M5/337—Additives; Binders
- B41M5/3377—Inorganic compounds, e.g. metal salts of organic acids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は感熱記録紙に関するもので、特に発熱抵抗素子
（ドット）が横一列に並んで固定化された熱ヘッドを使
用した感熱記録装置で記録する場合に、該熱ヘッドと感
熱記録紙との接着すなわちステイツキングトラブル、熱
へツドヘのかす付着などのヘッドトラブルを改良した感
熱記録紙に関する。
（ドット）が横一列に並んで固定化された熱ヘッドを使
用した感熱記録装置で記録する場合に、該熱ヘッドと感
熱記録紙との接着すなわちステイツキングトラブル、熱
へツドヘのかす付着などのヘッドトラブルを改良した感
熱記録紙に関する。
従来、クリスタルバイオレットラクトンなど無色ないし
淡色の発色性物質とフェノール性化合物が反応して発色
することは古くから知られておれ）これらを用いて熱的
に発色させることも、たとえば米国特許第３５３９３７
５号において公知である。
淡色の発色性物質とフェノール性化合物が反応して発色
することは古くから知られておれ）これらを用いて熱的
に発色させることも、たとえば米国特許第３５３９３７
５号において公知である。
一般に上記の如き２成分系発色剤を含む感熱記録組成物
を水中で均一に分散して支持体に塗布Ｌ乾燥して感熱記
録紙を得るには、発色剤である２成分を水溶性結着剤を
含む水媒体中でボールミル等により別々に分散し、数μ
ｍないしそれ以下の微粒子とした後、それぞれの分散液
を混合して支持体に塗布し乾燥することにより製造する
。
を水中で均一に分散して支持体に塗布Ｌ乾燥して感熱記
録紙を得るには、発色剤である２成分を水溶性結着剤を
含む水媒体中でボールミル等により別々に分散し、数μ
ｍないしそれ以下の微粒子とした後、それぞれの分散液
を混合して支持体に塗布し乾燥することにより製造する
。
感熱記録層の中には、このほわ発色特性、圧力発色性、
滑Ｄ性などを改良する目的で種々のワックス粒子、ワッ
クスエマルジョン、脂肪酸金属塩、脂肪酸アミドなどの
粒子を含有させた力、記録体表面の白色性、筆記性を良
くするため、クレー、タルク、酸化チタンなどの白色顔
料を含有させる場合が多い。しかしながら、これまでの
感熱記録紙には、記録時に該記録紙と熱ヘッドとが接着
する現象、すなわち、ステイツキング現象が生じ、記録
紙の紙送り）或いは記録性を損うとか、記録層成分の−
部が熱ヘッド上に付着した力、その付着物が記録紙を汚
染した力する問題があつた。
滑Ｄ性などを改良する目的で種々のワックス粒子、ワッ
クスエマルジョン、脂肪酸金属塩、脂肪酸アミドなどの
粒子を含有させた力、記録体表面の白色性、筆記性を良
くするため、クレー、タルク、酸化チタンなどの白色顔
料を含有させる場合が多い。しかしながら、これまでの
感熱記録紙には、記録時に該記録紙と熱ヘッドとが接着
する現象、すなわち、ステイツキング現象が生じ、記録
紙の紙送り）或いは記録性を損うとか、記録層成分の−
部が熱ヘッド上に付着した力、その付着物が記録紙を汚
染した力する問題があつた。
従来、このようなヘッドトラブルの対策として、記録層
中に脂肪酸金属塩のような滑剤を入れたＤ）記録層上に
非粘着性ワックス層、或いは高分子造膜層を設けた力す
る方法が提案されているが、効果が十分でなかつた力、
製造工程が増えるなどの問題がある。
中に脂肪酸金属塩のような滑剤を入れたＤ）記録層上に
非粘着性ワックス層、或いは高分子造膜層を設けた力す
る方法が提案されているが、効果が十分でなかつた力、
製造工程が増えるなどの問題がある。
感熱記録紙は記録層中に含まれる発色性物質とフェノー
ル性化合物が熱ヘッドにより加熱され、該物質が溶融接
触Ｌ発色反応を起すが、この際、同時に結着剤その他の
熱溶融性物質が軟化、或いは溶融Ｌ これら軟化或いは
溶融物質が冷却、固化するまでの段階で熱ヘッドと接着
性を帯び、ステイツキング現象を生じさせる。
ル性化合物が熱ヘッドにより加熱され、該物質が溶融接
触Ｌ発色反応を起すが、この際、同時に結着剤その他の
熱溶融性物質が軟化、或いは溶融Ｌ これら軟化或いは
溶融物質が冷却、固化するまでの段階で熱ヘッドと接着
性を帯び、ステイツキング現象を生じさせる。
また、これらの溶融物質は、かすとなつて記録層表面又
は熱ヘツド周辺を汚染する。本発明者等は、上記のよう
な発色原理から生ずるヘツドトラブルの原因を考え、記
録層組成と記録層内部構造について検討した結果、填料
として合成珪酸マグネシウムを記録層内部に含有させる
ことがステイツキング防止、へツド汚れ防止に極めて効
果が大きいことを見出した。
は熱ヘツド周辺を汚染する。本発明者等は、上記のよう
な発色原理から生ずるヘツドトラブルの原因を考え、記
録層組成と記録層内部構造について検討した結果、填料
として合成珪酸マグネシウムを記録層内部に含有させる
ことがステイツキング防止、へツド汚れ防止に極めて効
果が大きいことを見出した。
一般に紙コーテイングに用いられるクレー、タルク、酸
化チタン等は感熱記録紙の表面の白色性、筆記性を良く
する目的で組成中に添加されることがあるが、これらも
ステイツキング、ヘツド付着かす防止に対し、多少の効
果はあるものの十分ではない。
化チタン等は感熱記録紙の表面の白色性、筆記性を良く
する目的で組成中に添加されることがあるが、これらも
ステイツキング、ヘツド付着かす防止に対し、多少の効
果はあるものの十分ではない。
珪酸マグネシウムは一般に天然に多く産出し、タルク類
（滑石）として種々の組成のものが知られ、結晶性の高
い物質であるのに対し、本発明による合成珪酸マグネシ
ウムは非晶性でＸ線回折計によるＸ線回折の結果で、そ
の違いは明らかである。
（滑石）として種々の組成のものが知られ、結晶性の高
い物質であるのに対し、本発明による合成珪酸マグネシ
ウムは非晶性でＸ線回折計によるＸ線回折の結果で、そ
の違いは明らかである。
感熱記録において、合成珪酸マグネシウムがステイツキ
ングあるいはヘツド付着かす防止になぜ効果があるか、
その理由は解明されていないが、合成珪酸マグネシウム
粒子の形状及び吸着性などの表面性に関係していると考
えられる。
ングあるいはヘツド付着かす防止になぜ効果があるか、
その理由は解明されていないが、合成珪酸マグネシウム
粒子の形状及び吸着性などの表面性に関係していると考
えられる。
感熱記録組成物に含まれる合成珪酸マグネシウムの量は
１０〜７０％、好ましくは２０〜６０（ｆ）である。
１０〜７０％、好ましくは２０〜６０（ｆ）である。
好ましい範囲の限定理由は、合成珪酸マグネシウム含有
量が２０＃）未満では、ステイツキングに対する効果は
不充分であり、また６０％を越えると、発色性が低下す
るためである。また、合成珪酸マグネシウムに合成珪酸
アルミニウムや・その他の填料を併用することもできる
。次に本発明による感熱記録紙の構成物質について述べ
る。
量が２０＃）未満では、ステイツキングに対する効果は
不充分であり、また６０％を越えると、発色性が低下す
るためである。また、合成珪酸マグネシウムに合成珪酸
アルミニウムや・その他の填料を併用することもできる
。次に本発明による感熱記録紙の構成物質について述べ
る。
感熱記録層の組成は無色ないし淡色の発色性物質、フエ
ノール性化合物及び結着剤を主成分としている。
ノール性化合物及び結着剤を主成分としている。
ａ）無色ないし淡色の発色性物質
一般にロイコ化合物といわれ、酸性物質と反応して発色
する物質であつて、トリフエニルメタン系、トリフエニ
ルメタン−フタリド系、フルオラン系、ロイコオーラミ
ン系、スピロピラン系、インドリン系、インジゴ系など
の各種ロイコ体が挙げられる。
する物質であつて、トリフエニルメタン系、トリフエニ
ルメタン−フタリド系、フルオラン系、ロイコオーラミ
ン系、スピロピラン系、インドリン系、インジゴ系など
の各種ロイコ体が挙げられる。
ｂ）フエノール性化合物
常温で固体であり、熱時軟化ないし溶融して、上記ロイ
コ化合物と接触して顕色させる物質であつて、たとえば
４，４１−イソプロピリデンジフエノール（ピスフエノ
ールＡ）、４−ターシヤリブチルフエノール、４−フエ
ニルフエノール、４−ヒドロキシジフエノキシド、ｄ−
ナフトール、β−ナフトール、メチル−４−ヒドロキシ
ベンゾエート、４′−ヒドロキシアセトフエノン、４ー
ターシヤリオクチルカテコール、２．２′−ジヒドロキ
シジフエニール、２，２′−メチレンビス（４−クロロ
フエノール）、４，４′−セカンダリブチリデンジフエ
ノール、４，４′−イソプロピリデンビス（２−メチル
フエノール）、４，４′−イソプロピリデンビス（２，
６ジメチルフエノール）などが挙げられる。
コ化合物と接触して顕色させる物質であつて、たとえば
４，４１−イソプロピリデンジフエノール（ピスフエノ
ールＡ）、４−ターシヤリブチルフエノール、４−フエ
ニルフエノール、４−ヒドロキシジフエノキシド、ｄ−
ナフトール、β−ナフトール、メチル−４−ヒドロキシ
ベンゾエート、４′−ヒドロキシアセトフエノン、４ー
ターシヤリオクチルカテコール、２．２′−ジヒドロキ
シジフエニール、２，２′−メチレンビス（４−クロロ
フエノール）、４，４′−セカンダリブチリデンジフエ
ノール、４，４′−イソプロピリデンビス（２−メチル
フエノール）、４，４′−イソプロピリデンビス（２，
６ジメチルフエノール）などが挙げられる。
ｃ）結着剤
結着剤は主として水溶性結着剤を使用レ分散時に２成分
発色剤をそれぞれ被覆Ｌ両成分を混合した時に発色しな
いようにする。
発色剤をそれぞれ被覆Ｌ両成分を混合した時に発色しな
いようにする。
水溶性結着剤としては、カゼイン、ポリビニルアルコー
ル（以下ＰＶＡと略称）、カルボキシメチルセルロース
、アルギン酸ソーダ、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
アマイドなどが挙げられる。
ル（以下ＰＶＡと略称）、カルボキシメチルセルロース
、アルギン酸ソーダ、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
アマイドなどが挙げられる。
な訃、これらの水溶性結着剤との併用で、たとえばスチ
レン−ブタジエン共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリアク
リル酸エステルなどのラテツクス類も使用できる。ｄ）
その他の添加物質 感熱記録層の組成物中には、他の添加物質、たとえば塗
工適性を改善するための界面活性剤、記録特性向上等の
ためのワツクス類、耐水性向上のための耐水化剤等を添
加することもできる。
レン−ブタジエン共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリアク
リル酸エステルなどのラテツクス類も使用できる。ｄ）
その他の添加物質 感熱記録層の組成物中には、他の添加物質、たとえば塗
工適性を改善するための界面活性剤、記録特性向上等の
ためのワツクス類、耐水性向上のための耐水化剤等を添
加することもできる。
以下に本発明の実施例を説明する。実施例 １
（ａ）感熱記録組成物の製造
Ａ液
ＰＶＡｌ５（ｆ）水溶液 ４０重量部Ａ及びＢ
液を、それぞれ別々に遠心回転ボールミルで４時間分散
後、Ａ液、Ｂ液及びＣ液を混合して感熱記録組成物（塗
料）を調製した。
液を、それぞれ別々に遠心回転ボールミルで４時間分散
後、Ａ液、Ｂ液及びＣ液を混合して感熱記録組成物（塗
料）を調製した。
（ｂ）感熱記録紙の積造
この塗料を５０′／Ｍ２の一般紙（上質紙）に、乾燥後
塗布量が８２／Ｍ２となるように塗布して、感熱記録紙
を得た。
塗布量が８２／Ｍ２となるように塗布して、感熱記録紙
を得た。
実施例 ２
（４）感熱記録組成物の製造
Ａ液
ＰＶＡｌ５％水溶液 ４０重量部以上の配合に
より実施例１に準じ、塗料を調製した。
より実施例１に準じ、塗料を調製した。
（ｂ）感熱記録紙の製造
この塗料を実施例１に準じ５０ｆ／Ｍ２の一般紙（上質
紙）に、乾燥後塗布量が８′／Ｍ２になるように塗布し
た。
紙）に、乾燥後塗布量が８′／Ｍ２になるように塗布し
た。
この感熱記録紙のステイツキング、ヘツド付着かすの試
験結果を表に示す。
験結果を表に示す。
比較例 １〜４
実施例と比較のため、実施例に｝いてＡ液、Ｂ液の合成
珪酸マグネシウムの代Ｄに、クレー（天然珪酸アルミニ
ウム、比較例１）、タルク（矢然珪酸マグネシウム、比
較例２）、酸化チタン（比較例３）、酸化亜鉛（比較例
４）をそれぞれ同量用いた以外は実施例１と全く同様に
して、それぞれの感熱記録紙を得た。
珪酸マグネシウムの代Ｄに、クレー（天然珪酸アルミニ
ウム、比較例１）、タルク（矢然珪酸マグネシウム、比
較例２）、酸化チタン（比較例３）、酸化亜鉛（比較例
４）をそれぞれ同量用いた以外は実施例１と全く同様に
して、それぞれの感熱記録紙を得た。
Claims (1)
- １ 無色ないし淡色の発色性物質及びフェノール性化合
物を含む感熱記録紙において、該記録紙の記録層中に非
晶性の合成珪酸マグネシウムを含有させることを特徴と
する感熱記録紙。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54046704A JPS5925675B2 (ja) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | 感熱記録紙 |
| US06/073,878 US4286017A (en) | 1978-09-25 | 1979-09-10 | Heat-sensitive recording paper |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54046704A JPS5925675B2 (ja) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | 感熱記録紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55139291A JPS55139291A (en) | 1980-10-30 |
| JPS5925675B2 true JPS5925675B2 (ja) | 1984-06-20 |
Family
ID=12754747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54046704A Expired JPS5925675B2 (ja) | 1978-09-25 | 1979-04-18 | 感熱記録紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925675B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5955790A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-03-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱記録材料 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5386229A (en) * | 1977-01-07 | 1978-07-29 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | Thermosensitive recording body |
| JPS53118059A (en) * | 1977-03-25 | 1978-10-16 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Thermosensitive paper in which adhesiveness of refuses to thermal head be improved |
-
1979
- 1979-04-18 JP JP54046704A patent/JPS5925675B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5386229A (en) * | 1977-01-07 | 1978-07-29 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | Thermosensitive recording body |
| JPS53118059A (en) * | 1977-03-25 | 1978-10-16 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Thermosensitive paper in which adhesiveness of refuses to thermal head be improved |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55139291A (en) | 1980-10-30 |
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