JPS5925472Y2 - 液体処理装置 - Google Patents
液体処理装置Info
- Publication number
- JPS5925472Y2 JPS5925472Y2 JP16825980U JP16825980U JPS5925472Y2 JP S5925472 Y2 JPS5925472 Y2 JP S5925472Y2 JP 16825980 U JP16825980 U JP 16825980U JP 16825980 U JP16825980 U JP 16825980U JP S5925472 Y2 JPS5925472 Y2 JP S5925472Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- yoke
- permanent magnet
- magnetic flux
- liquid processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、水のような液体の処理装置に係り、とくに
液体の通路と直交させて磁束を加えることにより、液体
に含まれた石灰質などが流路の壁面にスケールとなって
付着するのを防止すると共に、液体の腐食作用を低減さ
せるための液体処理装置に関するものである。
液体の通路と直交させて磁束を加えることにより、液体
に含まれた石灰質などが流路の壁面にスケールとなって
付着するのを防止すると共に、液体の腐食作用を低減さ
せるための液体処理装置に関するものである。
木管ボイラーなどでは、その長期間の使用中に水の腐食
作用によって管路の壁面が腐食すると共に、水中に含ま
れた石灰質などが結晶化して管路の壁面にスケールとな
って付着するため、これらに対する十分な注意と保守と
が必要とされていた。
作用によって管路の壁面が腐食すると共に、水中に含ま
れた石灰質などが結晶化して管路の壁面にスケールとな
って付着するため、これらに対する十分な注意と保守と
が必要とされていた。
これに対して、管路内の液体に磁束を加えることにより
、液体による管路の壁面の腐食作用を低減できると共に
、管路の壁面への石灰質などによるスケールの付着を防
止できることが知られている。
、液体による管路の壁面の腐食作用を低減できると共に
、管路の壁面への石灰質などによるスケールの付着を防
止できることが知られている。
そして、このような液体処理装置として、例えば特公昭
43−21845号公報に示されている液体処理装置が
ある。
43−21845号公報に示されている液体処理装置が
ある。
この液体処理装置は、液体の通路に対して平行に延びる
外径断面半円状の1対の永久磁石を合せて管路を構威し
、前記磁石の中央部内面に互に対向する突出部を設け、
これらの突出部を互に異極とし、磁石の両端部を前記突
出部の極性とそれぞれ逆の極性とすることにより、前記
突出部間に液体の通路と直交する磁束を集中的に発生さ
せるようにしたものである。
外径断面半円状の1対の永久磁石を合せて管路を構威し
、前記磁石の中央部内面に互に対向する突出部を設け、
これらの突出部を互に異極とし、磁石の両端部を前記突
出部の極性とそれぞれ逆の極性とすることにより、前記
突出部間に液体の通路と直交する磁束を集中的に発生さ
せるようにしたものである。
しかし、この従来の液体処理装置は、磁石が複雑な形状
であるため、これらの製作が困難であり、また、磁石の
突出部間に磁束を集中させるために液体の流通方向に比
較的長い寸法にしなければならないため、磁石が大型と
なってしまい、高価なものとなる。
であるため、これらの製作が困難であり、また、磁石の
突出部間に磁束を集中させるために液体の流通方向に比
較的長い寸法にしなければならないため、磁石が大型と
なってしまい、高価なものとなる。
さらに、従来の液体処理装置は、磁石が長くなる関係か
ら磁路が長くなり漏洩磁束が増して液体に加わる磁束が
弱められるために、磁石の有効な利用ができないという
問題がある。
ら磁路が長くなり漏洩磁束が増して液体に加わる磁束が
弱められるために、磁石の有効な利用ができないという
問題がある。
この考案は、前述した従来のものの問題を解決して、形
状が簡単で小型の永久磁石ですみ、安価な液体処理装置
を提供することを目的とするものである。
状が簡単で小型の永久磁石ですみ、安価な液体処理装置
を提供することを目的とするものである。
以下、この考案の実施例につき図面を参照して説明する
。
。
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示す。
これらの図において、1は軟鉄などからなる扁平角筒形
のヨークであり、このヨーク1内の上部には板状の永久
磁石2が嵌合固定され、この磁石2の下面とヨーク1の
内周壁で囲まれた液体通路3が形成されている。
のヨークであり、このヨーク1内の上部には板状の永久
磁石2が嵌合固定され、この磁石2の下面とヨーク1の
内周壁で囲まれた液体通路3が形成されている。
また、4はプラスチックあるいはアルミニウム鋳物のよ
うな非磁性体からなるケースで、このケース4内には軸
方向と直交するヨーク嵌合穴5が中央部に形成され、こ
の嵌合穴5に前記ヨーク1が永久磁石2と共に嵌着され
ている。
うな非磁性体からなるケースで、このケース4内には軸
方向と直交するヨーク嵌合穴5が中央部に形成され、こ
の嵌合穴5に前記ヨーク1が永久磁石2と共に嵌着され
ている。
前記ケース4の両側部にヨーク1内の液体通路3とそれ
ぞれ連通する液体流路6,7が軸方向に沿って形成され
、これらの流路6,7はヨーク1内の液体通路3に近い
側が扁平な断面をもち、ケ−ス4の両端部では円形断面
となるように順次横断面が変化している。
ぞれ連通する液体流路6,7が軸方向に沿って形成され
、これらの流路6,7はヨーク1内の液体通路3に近い
側が扁平な断面をもち、ケ−ス4の両端部では円形断面
となるように順次横断面が変化している。
さらに前記ケース4は水管ボイラーの管路の配管途中に
適宜の手段で固定される。
適宜の手段で固定される。
前述のように構成された液体処理装置では、管路から第
1図の矢印に示すように、水などの液体がケース4内の
液体流路6、ヨーク1内の液体通路3および液体流路7
の順に流れ、液体がその流路6で絞られ流速が速くなっ
て液体通路3に導かれ、この通路3内では永久磁石2と
ヨーク1とによって磁路が構成され、第1図、第4図の
矢印に示すように液体の流通方向と直交して強力な磁束
が全域にわたって均一に作用する。
1図の矢印に示すように、水などの液体がケース4内の
液体流路6、ヨーク1内の液体通路3および液体流路7
の順に流れ、液体がその流路6で絞られ流速が速くなっ
て液体通路3に導かれ、この通路3内では永久磁石2と
ヨーク1とによって磁路が構成され、第1図、第4図の
矢印に示すように液体の流通方向と直交して強力な磁束
が全域にわたって均一に作用する。
このため、液体による管路の壁面の腐食作用が低減され
ると共に、液体に含まれた石灰質などがスケールとなっ
て管路の壁面へ付着することが防止される。
ると共に、液体に含まれた石灰質などがスケールとなっ
て管路の壁面へ付着することが防止される。
この場合に、扁平角筒形のヨーク1と、これに嵌合固定
された永久磁石2とで、磁束を発生するものであるから
、永久磁石2の厚さ方向両側にN、S極を有するように
着磁することにより、液体通路3内の全域にわたり均一
で液体の流通方向と直交する磁束が得られる。
された永久磁石2とで、磁束を発生するものであるから
、永久磁石2の厚さ方向両側にN、S極を有するように
着磁することにより、液体通路3内の全域にわたり均一
で液体の流通方向と直交する磁束が得られる。
また、この場合の磁路は、板状の永久磁石2とこれを包
囲する扁平角筒形のヨーク1とで構成されるので、磁気
損失が小さく、強力な磁束を効率よく発生させることが
できる。
囲する扁平角筒形のヨーク1とで構成されるので、磁気
損失が小さく、強力な磁束を効率よく発生させることが
できる。
なお、前記永久磁石は、希土類、コンパクト磁石のよう
な矩形の磁化曲線と大きな保持力をもつ材料で構成する
ことが強力な磁束を得るために好ましい。
な矩形の磁化曲線と大きな保持力をもつ材料で構成する
ことが強力な磁束を得るために好ましい。
また、第6図および第7図は、この考案の互に異なった
他の実施例を示し、これらの実施例では、円筒形のヨー
ク11内の上、下部に断面がほぼ三日月形の永久磁石1
2および半円に近い円弧に水平な弦を張った形状の永久
磁石12を、それぞれ異極を対向させて嵌合、固定し、
上、下永久磁石間に液体通路13および13′を形成し
たものであり、これらの実施例のものも前述した第1図
乃至第5図に示したものと同様な作用、効果が得られる
ほか、ヨークを外管として管路に直接固定することも可
能である。
他の実施例を示し、これらの実施例では、円筒形のヨー
ク11内の上、下部に断面がほぼ三日月形の永久磁石1
2および半円に近い円弧に水平な弦を張った形状の永久
磁石12を、それぞれ異極を対向させて嵌合、固定し、
上、下永久磁石間に液体通路13および13′を形成し
たものであり、これらの実施例のものも前述した第1図
乃至第5図に示したものと同様な作用、効果が得られる
ほか、ヨークを外管として管路に直接固定することも可
能である。
第8図乃至第10図はこの考案のさらに他の実施例を示
し、この実施例では角筒形のヨーク21内の上、下部に
板状の永久磁石22をそれぞれ異極を対向させて嵌合、
固定し、これらの磁石22の間に液体通路23を形成し
、永久磁石22の両端を支持する端壁28を前記ヨーク
21に一体に形成し、この端壁28の外側に液体流路2
6 、27を有する円筒状の管24.25を固定するこ
とにより、角筒形のヨーク21に外管を兼ねさせたもの
であり、この実施例のものも第1図乃至第5図に示した
ものと同様な作用、効果が得られる。
し、この実施例では角筒形のヨーク21内の上、下部に
板状の永久磁石22をそれぞれ異極を対向させて嵌合、
固定し、これらの磁石22の間に液体通路23を形成し
、永久磁石22の両端を支持する端壁28を前記ヨーク
21に一体に形成し、この端壁28の外側に液体流路2
6 、27を有する円筒状の管24.25を固定するこ
とにより、角筒形のヨーク21に外管を兼ねさせたもの
であり、この実施例のものも第1図乃至第5図に示した
ものと同様な作用、効果が得られる。
以上説明したように、この考案の液体処理装置は、液体
流れと直交する磁界を作る1個または対向する2個の永
久磁石の周辺に円筒、角筒のような筒形のヨークを固着
し、前記永久磁石とヨークとで包囲した液体通路をヨー
ク内に形成したものであるから、永久磁石を例えば板状
などの簡単な形状で、小形にすることができ、しかも磁
束の方向を、液体通路を流通する液体の流通方向と直交
させ、かつ磁束を、強力にでき、さらに液体通路の全体
にわたってほぼ均一に作用させることができるので、安
価でしかも効率よくスケールの管路、壁面への付着防止
と、その腐食の防止とができるという効果がある。
流れと直交する磁界を作る1個または対向する2個の永
久磁石の周辺に円筒、角筒のような筒形のヨークを固着
し、前記永久磁石とヨークとで包囲した液体通路をヨー
ク内に形成したものであるから、永久磁石を例えば板状
などの簡単な形状で、小形にすることができ、しかも磁
束の方向を、液体通路を流通する液体の流通方向と直交
させ、かつ磁束を、強力にでき、さらに液体通路の全体
にわたってほぼ均一に作用させることができるので、安
価でしかも効率よくスケールの管路、壁面への付着防止
と、その腐食の防止とができるという効果がある。
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示し、第1図
は側断面図、第2図および゛第3図は第1図のII −
II線およびlll−III線に沿う横断面図、第4図
は永久磁石を嵌めたヨークの斜視図、第5図はケースの
斜視図であり、第6図および第7図はこの考案の互に異
なった他の実施例をそれぞれ示す要部の横断面図であり
、第8図乃至第10図はこの考案のさらに他の実施例を
示し、第8図は側断面図、第9図は第8図のに−に線に
沿う横断面図、第10図は斜視図である。 1.11.21・・・・・・ヨーク、2,12.12’
、22・・・・・・永久磁石、3.13.13’、23
・・・・・・液体通路。
は側断面図、第2図および゛第3図は第1図のII −
II線およびlll−III線に沿う横断面図、第4図
は永久磁石を嵌めたヨークの斜視図、第5図はケースの
斜視図であり、第6図および第7図はこの考案の互に異
なった他の実施例をそれぞれ示す要部の横断面図であり
、第8図乃至第10図はこの考案のさらに他の実施例を
示し、第8図は側断面図、第9図は第8図のに−に線に
沿う横断面図、第10図は斜視図である。 1.11.21・・・・・・ヨーク、2,12.12’
、22・・・・・・永久磁石、3.13.13’、23
・・・・・・液体通路。
Claims (1)
- 液体の流れと直交する磁界を作る1個または対向する2
個の永久磁石の周辺に円筒、角筒のような筒形のヨーク
を固着し、前記永久磁石とヨークとで包囲した液体通路
をヨーク内に形成したことを特徴とする液体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16825980U JPS5925472Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 液体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16825980U JPS5925472Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 液体処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5790737U JPS5790737U (ja) | 1982-06-04 |
JPS5925472Y2 true JPS5925472Y2 (ja) | 1984-07-26 |
Family
ID=29526865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16825980U Expired JPS5925472Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 液体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925472Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010042378A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Shoichi Yamamoto | 流体用磁化装置 |
-
1980
- 1980-11-26 JP JP16825980U patent/JPS5925472Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5790737U (ja) | 1982-06-04 |
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