JPS5925205B2 - 表示素子の製造方法 - Google Patents

表示素子の製造方法

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JPS5925205B2
JPS5925205B2 JP7575578A JP7575578A JPS5925205B2 JP S5925205 B2 JPS5925205 B2 JP S5925205B2 JP 7575578 A JP7575578 A JP 7575578A JP 7575578 A JP7575578 A JP 7575578A JP S5925205 B2 JPS5925205 B2 JP S5925205B2
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JP
Japan
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liquid crystal
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JP7575578A
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文雄 松川
啓司 山根
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば液晶セルを使つた表示素子などの製造
方法に関するものである。
第1図は液晶セルの一般的構成を示す断面図である。
図において1は液晶、2a,2bは透明な電極で、スペ
ーサ3を介して上記液晶1を1μmから1mmの厚みで
サンドイツチ状に挟んでいる。4a,4bは上記電極2
a,2bの外側に設けられた透明基板である。
この種の液晶セルを製造するには、先ず、1個以上の液
晶セルを作るのに必要な大きさの透明基板上に予め電極
を形成しておき(以下これを大型基板という)、第2図
に示すように2枚のこの大型基板5a,5bの間にスペ
ーサ3を挟着して接着し、このスペーサ3と大型基板5
a,5bとによつて気密容器12を構成する。
つまり大型基板5a,5bは第2図の紙面に垂直な方向
に重ねられているわけである。そしてこの空パネルに対
し、その注入口6より液晶1を注入した後、注入口6を
例えば有機樹脂等の封止剤7で封止して大型パネルを構
成し、最後に上記気密容器12を個々に分割して液晶セ
ルを構成する(特開昭50−112060)。この製造
工程において気密容器12内に液晶を注入するには、通
常第3図に示すように、スペーサ3を介して接着された
2枚の大型基板5a,5bをペルシャー9内の真空中に
保持し、注入口6を液晶溜8の液晶1に接触させた後上
記真空を破り、空パネル(気密容器12)内部と外部と
の圧力差を利用してこれを行なつている。10a,10
bは、大型基板5a,5bをペルシャー9内に保つため
の支柱、11はペルシャー9内を排気するための真空排
気系を示している。
しかるに、このような従来の製造方法では、気密容器1
2内を真空吸引によつて液晶で満たす際に、液晶が毛細
管現象により大型基板5a,5bの間(第2図、第3図
に示す斑点部)にも浸入するのが常であり、このように
大型基板5a,5b間に浸入した液晶は、液晶セル(ス
ペーサ3)の周辺部に付着するため、大型パネルを個々
に分割した際これをふきとる作業が必要となる。この作
業は通常液晶を溶かす有機溶剤などを用いてこれを溶解
した後、布きれ、紙などを使つて吸収除去して行なつて
いるが、作業能率がはなはだ悪い。液晶セルの周辺部に
液晶を付着させたままにしておくと、後の製造工程で[
べとつき」により作業性が著しく低下するのみならず、
使用する注人材料が有害物である場合には好ましくない
。さらに第2,3図に示す斑点部に浸入した液晶は無,
駄になり製品コストの上昇を招くことになる。本発明は
、上記事情に鑑みてなされたもので、熱可塑性物質ある
いはグリース等からなる「めばり材」を2枚の大型基板
間の注入口以外の所定の部分に塗布または挿入した後、
気密容器内に液晶を注入することにより、液晶注人工程
での毛細管現象による液晶の[はいあがり」を防止し、
もつて従来の液晶セル製造工程における前述の問題点を
解決したことを特徴としている。
以下、本発明による製造方法を「めばり材」として熱可
塑性物質を用いた場合について詳述する。
2枚の大型基板5a,5bとその間に挟着するスペーサ
3との接着が終了した後、この空パネルを80℃から1
00℃程度に温めながら、気密容器12の注入口6を除
く大型基板5a,5bの周縁部に「めばり材」としてポ
リオレフイン重合体を塗布する。
ここで使用するポリオレフイン重合体は、例えば水添1
,4−ポリブタジエンが好適である。水添1,4−ポリ
ブタジエンは第4図に示すような構造を有しており、常
温では固体であるが、80℃以上に熱せられると流動性
を生じる。このため80℃以上に熱せられた空パネルの
所定の縁部を常温状態の水添1,4−ポリブタジエンで
軽くこすると、これが液状となつて2枚の大型基板間に
浸透し、一方空パネルを常温にもどすと、浸透した液状
の[めばり材」が固化するため[めばり」が完成する。
この結果、液晶注人工程で従来発生していた液晶の「は
いあがり」が抑えられるため液晶セル周辺部、つまり気
密容器12の周辺部に液晶が付着することがなくなり、
したがつて大型パネルを個々の液晶セルに切断した後に
従来必要とされていた付着液晶除去の工程が不要となる
。[めばり材」は第2,3図に示す斑点部全域を満たす
必要はなく、注入口6部分を除く、空パネルの縁部に付
着させるだけで、液晶の「はいあがり」は防止される。
第5図は空パネルへの「めばり材」の塗布、および浸透
状況の一例を示す見取図である。図において斜線部13
が固化した[めばり材」を示している。[めばり材」塗
布に要する工程は、上記のように極めて簡単であり、特
に2枚の大型基板5a,5bとスペーサ3とを接着する
工程において、接着剤として例えばエポキシ樹脂を用い
る場合には、空パネルを約100℃から200℃程度に
加温することから、この工程に続けて『めばり材」の塗
布を行なえばよく、新たに空パネルを加熱する必要はな
い。単に『めばり材]で空パネルの注入口を除く周縁部
を軽くなぞればよい。熱可塑性物質を「めばり材」とし
て用いる場合、[めばり材」は液晶注入時には固化ある
いは高粘度を保つている必要がある。
なぜならば液晶注入時に「めばり材」が破れたり、空パ
ネルの縁をつたつて注入口6をふさいだり、液晶ととも
に第3図における気密容器12内に浸入する恐れがある
からである。さらに「めばり材」は液晶と接触しても、
これと反応したり液晶分子の配列を乱さないものでなけ
ればならない。また、「めばり材」は、固化した時2枚
の大型基板5a,5bを接着してしまつてはならない。
なぜならば第1図に示したように、通常電極取り出しの
ため液晶セルの基板の大きさは上下の基板4aと4bと
で異なる。従つて「めばり材」に接着性があると、基板
4aの切り出しが難しくなる。仮に基板4aの切断が行
なえたとしても「めばり材」が基板4bの端、透明電極
2b上に付着して残るため、これを除去する工程が必要
となるから好ましくない。従つて、2枚の大型基板とス
ペーサとを接着する際に使用する接着剤を「めばり材」
の代用とすることは不可能である。「めばり材」に接着
性は必要とせず適当な気密性のみ要求される。以上の特
性を持つ「めばり材」として適当な材料は、前述の例で
あげたポリオレフイン重合体では、水添1,4−ポリブ
タジエンの他、ポリエチレンオリゴマ一、ポリプロピレ
ンオリゴマ一が好適である。
水添1,4−ポリブタジエン、ポリエチレンオリゴマ一
、ポリプロピレンオリゴマ一のいずれの場合も、分子量
1000から10000の範囲のものが好ましい。分子
量が10000を越えると、軟化温度あるいは溶融粘度
が高くなるため、空パネルを200℃以上に加熱しなけ
ればならず、これは「めばり作業」能率の著しい低下を
招くばかりでなく、液晶表示素子の表示性能の低下を招
く。空パネルを200℃以上に熱すると、これが気密容
器12内に入る液晶分子の配列を乱す原因となることが
あるからである。また、分子量が1000未満になると
、ポリオレフイン重合体は常温で液状か、あるいは非常
に脆い状態となつて、粘りが低下するため、「めばり材
」に必要な、液晶の[はいあがり」を防ぐ程度の気密性
が保てない。熱可塑性物質を用いた「めばり材」として
は、これまで説明したポリオレフイン重合体の他、融点
が常温以上の高級アルコール、あるいは高級脂肪酸を用
いることもでき、さらには、ポリエチレンなどに代表さ
れる熱可塑性樹脂、あるいは熱可塑性ゴムを用いること
もできる。
この他「めばり材」として有効な物質は、以上説明した
熱可塑性物質の他、例えばシリコングリースに代表させ
るグリース類でも前述と同様な効果が得られる。
本発明方法に用いる「めばり材」として要求される性質
は、要するに常温で固体あるいは高粘度を示し、40℃
以上で適当な流動性を持ち、液晶と反応せず、液晶分子
配列を乱すことがなく、接着性がなく、さらに液晶の「
はいあがり」を防ぐ程度の気密性を保持していること等
である。
もちろん、液晶セルを構成する基板、電極、スペーサ、
あるいは接着剤などと反応したり、これらを劣化させる
材料であつてはならないことは言うまでもない。以上の
ように、本発明による製造方法を用いれば、基板間を非
接着性のめばり材の溶融温度以上に加熱した後該めばり
材を塗布または挿入し、その後冷却固化させる工程を経
るため、各液晶セルの注入口間の気密性力叶分保持され
、しかも、該めばり剤が非接着性であることから個々の
液晶セルへの分離が容易であるという効果が得られる。
さらに、液晶セル周囲に液晶の浸入付着することがない
から、これをより有効に使えるとともに、付着する液晶
の拭き取り工程が不要となり、液晶表示素子のコストダ
ウンならびに製造プロセスの簡略化を図ることができる
。なお、以上の説明は、流動性電気光学物質として液晶
を用いた場合の製造方法について「めばり材」の実施例
及び効果を詳述したが、液晶の他、例えば、臭化ビオロ
ゲンなどを用いるエレクトロクロミツク物質等、広く一
般に流動性電気光学物質を用いる表示素子の製造方法に
対しても、本発明方法は応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、液晶セルの基本構成を示す断面図、第2図は
、同一基板内に複数個の液晶セルが形成された大型パネ
ルの一例を示す正面図、第3図は、空パネルへの液晶の
注入方法の一例を示す正面図、第4図は、水添1,4−
ポリブタジエンの構造式、第5図は、「めばり材」の塗
布状態の一例を模式的に示す斜視図である。 1・・・・・・液晶、3・・・・・・スペーサ、4・・
・・・・基板、5・・・・・・大型基板、6・・・・・
・注入口、12・・・・・・気密容器、13・・・・・
・めばり材、なお、図中同一符号は同一または相当部分
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の基板間に1個以上の気密容器を形成すると共
    に上記基板の周縁部に上記1個以上の気密容器内に各別
    に連通する1個以上の注入口を設け、この注入口から流
    動性電気光学物質を注入して表元素子を形成する該素子
    の製造方法において、上記一対の基板の周縁部における
    隣接する注入口の間に上記一対の基板間への流動性電気
    光学物質の浸入を防ぐ非接着性のめばり材を、該めばり
    材の溶融温度以上に加熱された基板間に融解塗布した後
    、該基板を上記溶融温度以下に冷却して上記めばり材を
    凝固させ、しかる後上記注入口から気密容器内に流動性
    電気光学物質を注入することを特徴とする表示素子の製
    造方法。 2 気密容器が一対の同一基板内に複数個形成されてい
    る特許請求の範囲第1項記載の表示素子の製造方法。 3 めばり材が熱可塑性物質である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の表示素子の製造方法。 4 熱可塑性物質が熱可塑性樹脂である特許請求の範囲
    第3項記載の表示素子の製造方法。 5 熱可塑性物質が熱可塑性ゴムである特許請求の範囲
    第3項記載の表示素子の製造方法。 6 熱可塑性物質が分子量が1000から10000の
    範囲にあるポリオレフィン重合体である特許請求の範囲
    第3項記載の表示素子の製造方法。 7 熱可塑性樹脂がポリエチレンである特許請求の範囲
    第4項記載の表示素子の製造方法。 8 ポリオレフィン重合体が水添1,4−ポリブタジエ
    ンである特許請求の範囲第6項記載の表示素子の製造方
    法。 9 ポリオレフィン重合体がポリエチレンオリゴマーで
    ある特許請求の範囲第6項記載の表示素子の製造方法。 10 ポリオレフィン重合体がポリプロピレンオリゴマ
    ーである特許請求の範囲第6項記載の表示素子の製造方
    法。 11 めばり材がグリースである特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の表示素子の製造方法。 12 グリースがシリコングリースである特許請求の範
    囲第11項記載の表示素子の製造方法。 13 めばり材が常温以上の融点を持つ高級アルコール
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の表示素
    子の製造方法。 14 めばり材が常温以上の融点を持つ高級脂肪酸であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の表子素子の
    製造方法。 15 流動性電気光学物質が液晶である特許請求の範囲
    第1項ないし第14項のいずれかに記載の表示素子の製
    造方法。
JP7575578A 1978-06-21 1978-06-21 表示素子の製造方法 Expired JPS5925205B2 (ja)

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JPS552282A JPS552282A (en) 1980-01-09
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6076325U (ja) * 1983-10-28 1985-05-28 株式会社リコー 液晶表示素子
JP3010325B2 (ja) * 1992-02-21 2000-02-21 キヤノン株式会社 液晶パネルの製造方法
US5684556A (en) * 1994-06-02 1997-11-04 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing liquid crystal device

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